東京医療センターの重大医療事故 ☆警察に被害相談☆
≪≪≪母の医療事故死の概要≫≫≫
2013年6月11日、独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター産婦人科の主治医(現在、慶応病院婦人科医師)が『卵巣癌Ⅲ期を疑う』、『画像上は遠隔転移はなさそう』と母を診断した。
[2013-06-11 インフォームド・コンセント]
『遠隔転移はなさそう』ということは、『リンパ節への転移(Ⅲ期)』も、『他の臓器や血中への転移(Ⅳ期)』もなく、単に『腫瘍が肥大(Ⅱ期)』しているだけなので『ステージはⅡ期』とするのが標準的な診断である。
国立がん研究センター中央病院呼吸器内科の医師によれば、『ステージは癌の大きさと転移の有無で決まる世界共通の指標』である。
[がん発生から治療までの一般的な流れ]
産婦人科の主治医は日大医学部を卒業後、2013年4月に慶応病院での研修を終えて、東京医療センターに赴任したばかりの『医師歴わずか二月の未熟な新米医師』ゆえに誤ったステージ判断をした。
『ステージがⅡ期とⅢ期では、患者が受ける心理的焦燥感、切迫感は格段に異なり』、気持ちの焦りから様々な治療法を模索することになった。
2014年4、5月にアドバンス・クリニック東京で受けた『マイクロ波による温熱療法』は、期待外れの『まったくの逆効果で以後腹部膨満感に悩まされ』、放射線治療による苦痛緩和について逡巡したあげく、不本意ながら意を決して東京医療センター『放射線科で治療を受けることにした』。
2014年8、9月に受けた『ごく弱い放射線治療』と並行した『食事療法』に思いのほか効果があり、2014年10月には産婦人科の主治医だけでなく呼吸器科の医師までが、『奇跡が起きた』と喜ぶほど『体調が良くなった』。
2014年9月17日、産婦人科の主治医は『腹部全体が大分柔らかくなってきている。腫瘍縮小あり』とカルテに記している。
2014年11月26日、産婦人科の主治医は『腫瘍は縮小あり。腫瘍一部壊死を疑うエコー像あり。診察上は腫瘍は縮小しており全体は柔らかい。』とカルテに記し、『腫瘍(癌)が縮小しており、腫瘍(癌)の心配がなくなってきた。』と母に説明した。
こうした説明からも『ステージはⅢ期ではなくⅡ期』とすべきであったが、産婦人科の主治医はステージⅢ期とした『最初の診断を訂正しなかった』。母も主治医の診断を疑わず『Ⅲ期と認識』していた。
[2014-11-26 産婦人科 主治医カルテ]
これでやっと峠を越したと思ったのも束の間、2015年の年が明けると東京医療センター眼科で『白内障と診断』され、これが『思いもよらぬ運命の一大転換点となって』、『奈落の底へと突き落とされていく』ことになった。
2014年4、5月に受けた『マイクロ波による温熱療法』で生じた腹部膨満に伴う苦痛を緩和しようと、『ステロイド系のデカドロン』を服用したことで『白内障を悪化』させてしまった。
2015年2月6日、東京医療センター眼科の研修医による『白内障手術前の心電図検査』で『心房細動の疑いを指摘され』、『心房細動の治療を受けなかったら白内障の手術を行いません。』と告げられて、『循環器科の医師の受診を指示された。』
『2015-01-23 標準12誘導心電図』に『白内障の手術に支障をきたすほどの心房細動の兆候』が出ていたとは思えない。
[2015-01-23 標準12誘導心電図]
循環器科の医師は東京医科大学卒で、50歳代の『本来であればベテラン、実際は”お荷物”医師』。
2015年2月9日、眼科の研修医から診察依頼を受けた循環器科の医師が、『2015-02-09 標準12誘導心電図』を見て、『これは放って置くわけにはいかない。脳梗塞になる。』と脅した。
[2015-02-09 標準12誘導心電図]
母は『もうそのままでいい』と断ったが、『脳梗塞の心配があり、放って置くわけにはいかない。』と言い放ち、『心房細動治療を強要』されることになった。
循環器科の医師から『脳梗塞になると、ヤクザもどきの因縁をつけられ凄まれれば』、もはや患者に抵抗の余地はなく、『黙って受け入れるほかなかった』。
『脳梗塞になると脅すほどの心房細動の兆候』が『2015-02-09 標準12誘導心電図』に現れているとは到底思えない。
循環器科の医師のこの後の診察経過を見れば、『脳梗塞になるとの脅し』は、心房細動治療の処方をするための『身勝手な口実に過ぎなかった』ことが分かる。
2015年2月12、13日の『24時間ホルター心電図検査』の結果は、『要観察』で『要治療ではなかった』が、循環器科の医師はためらうことなく『心房細動治療薬を処方』した。
[2015-02-22 24時間ホルター心電図判読レポート]
東京医療センターでは、眼科で僅かでも心電図に異変が認められると『あらぬ言いがかりをつけて』、直ぐに循環器科の医師の診察にまわし、精密検査の結果にかかわらず、『意図的に重大な病気の兆候が認められると診断』し、『必要ないどころか健康を害するだけの薬を処方』して、『保険診療報酬を稼いでいる』。
東京医療センターでの診察は、患者の健康への配慮よりも保険診療報酬を稼ぐことを優先した、『便宜的、形式的な心電図検査』をして『本来必要のない治療薬を処方する歪なシステム』となっている。『堕落した医師が巣食う国立病院の成れの果て』である。
検査結果を知らされていない母は、循環器科の医師の『言いたい放題、やりたい放題のマッチポンプ診察に翻弄され』て、しだいに健康を害していくことになる。東京医療センターの恥部にすぎない循環器科の医師は早々に処分すべきである。
2月23日の診察で循環器科の医師は、『メインテート(降圧薬)』と、『シベノール(抗不整脈薬)』を処方し、『本人と相談しエリキュース(抗凝固薬)を含め投薬開始』するとカルテに記しているが、『相談とは名ばかりの脅し』でしかなかった。
循環器科の医師のカルテを見ると、『血圧126/80、脈拍72』となっている。これは文句なしの正常血圧で、『メインテート(降圧薬)の処方などまったく必要ない』どころか、かえって『健康を害するだけの最悪の処方』であることは素人目にも明らかである。
循環器科の医師は自ら測定した血圧には一顧だにせず無造作に処方した。ひたすら『事務的、機械的、盲目的に処方』しただけである。『職務怠慢、無気力、無能』な医師による診察の典型である。
2月23日、循環器科の医師は『明日眼科手術→手術には支障ないと思われる』とカルテに記している。『24時間ホルター心電図検査』の結果が『要観察』なのだから『手術に支障がないのは理の当然』で、心房細動治療の薬を処方する必要などないどころか処方してはいけなかった。
2月23日に『心房細動治療薬の処方を受けた』ことで、眼科の研修医は2月24日に右目、3月3日に左目の『白内障手術』を行った。
白内障手術に際して、『心房細動の治療を受けなかったら白内障手術は行いません』と『下手な芝居を打った』眼科の研修医は、2月23日に心房細動治療薬を飲み始めた翌2月24日には右目の白内障手術を行っている。
白内障手術にあたって、そもそも『心房細動の治療など必要なかった』。
眼科の研修医と循環器科の医師によって『仕組まれた出来レースに翻弄され』て、母は『健康を著しく損ねてしまった』。
眼科の研修医が過剰な治療要求をしたことで、まったく必要ないどころかただ健康を害するだけの、心房細動治療薬の服用を循環器科の医師に強要され、母は『途方もない苦痛を強いられた末に、人生の終末を迎えさせられた。』
循環器科の医師の次回3月9日の診察カルテには、『血圧95/47、脈拍63』と記されている。2月23日に『メインテート(降圧薬)』と『シベノール(抗不整脈薬)』を飲み始めて『2週間で血圧が極端に低くなっている』。
『メインテート(降圧薬)の処方が不適切』であったことは素人目にも明らかであるのに、『処方を一切見直さない』どころか、さらに『エリキュース(抗凝固薬)を新たに処方』している。循環器科の医師は『夢遊病者のごとき無責任、無能でクソ間抜けな医師』である。
脳梗塞になると脅して、心房細動治療薬3種を処方しておきながら、循環器科の医師は3月9日の時点で既に、訪問医に『診察と処方を丸投げ』すべく、中野なおクリニック宛の『診療情報提供書』を書き上げている。
提供情報は自身の『不見識な診断内容と処方のみ』で、『24時間ホルター心電図検査結果は意図的に除外』している。
[2015-03-09 診療情報提供書]
2015年3月25日、産婦人科の主治医はカルテに、『(腫瘍)増大は軽度のみ、癌性腹膜炎を疑う硬結はない。腹水少量のみ。』と記している。
この記述からも『ステージはⅡ期(腫瘍肥大)で、Ⅲ期(リンパ節転移)でない』ことは明らかである。
[2015-03-25 産婦人科 主治医カルテ]
循環器科の医師の次回3月30日の診察で、『通院も大変だろうから、今後は中野なおクリニックの訪問医から薬をいただきなさい。』と言って、3月9日に『作成済みの診療情報提供書』を母に預け、4月1日の訪問医の往診時に母が直接手渡した。
循環器科の医師は訪問医に直接コンタクトすることを避けて、母を介して手渡している。訪問医からの問い合わせを忌避する意図があった。
『放って置いたら脳梗塞になる』と脅して、『心房細動治療薬を処方』しておきながら、『まともな経過観察もしないで』、さっさと訪問医に『診察と処方を丸投げ』して、『一丁上がり』とする呆れた『お手軽、おバカ医師』である。
循環器科の医師は驚くほど無責任で、『医師としての自覚、良識に欠けるクズ医師』である。嘆かわしいかぎりである。東京医療センターどころか、医学界から永遠に追放すべきである。
『脳梗塞の恐れもない』のに、心房細動治療薬の服用を続けさせたことで、『腹水による腹部膨満という新たな健康障害を引き起こし』、悲惨な結果を招くに至った循環器科の医師の『倫理観、責任感の欠如』については論を俟たない。
2015年4月1日、中野なおクリニックのアルバイトの訪問医の診察で、『血圧104/44、脈拍41』であった。帰院後に院長の指示で、『メインテート(降圧薬)を半減』して朝だけにするよう電話で指示された。4月6日には、さらに『シベノール(抗不整脈薬)も半減』して朝だけにするよう電話で指示してきた。
[2015-04-01 訪問医 診療レポート]
『血圧、脈拍ともに極端に低い』のだから、中野なおクリニックのアルバイト訪問医ないし院長は、『メインテート(降圧薬)』と『シベノール(抗不整脈薬)』の服用をこのまま続けると、『健康障害を引き起こす恐れがある』と警告して、全面的に止めるように指示すべきであった。『適宜、適切さに欠ける舌足らずな指示』であった。
4月6日、母はメールに『(心房細動治療)薬の副作用だと分かった。この何とも言えぬダルさ』と書いている。血圧も脈拍も極端に低いのだからダルくなって当然である。
4月13日、律儀にも母は予約外で循環器科を訪れ、4月1日の訪問医の診察で、『血圧104/44、脈拍41』だったので、訪問医から『メインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)を半減するよう指示されて実行している』と循環器科の医師に相談した。
循環器科の医師は、
『脈拍40台というのが正確に脈をカウントできていたかどうかが問題。脈拍60台が続いているのであれば元通りの処方に戻していただいてもよろしいのではないでしょうか。』
と、元通り自身の処方に戻すよう求めた。
[2015-04-13 循環器科 医師カルテ]
脈拍だけでなく血圧も低いのに、血圧については何も触れていない。測定値全体を診て判断する能力が著しく欠けた『医(カサマ)師』であることは明白である。
『脈拍60台が続いていると認識したのであれば』、『メインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)を続ける必要はないと判断できたはず』であるが、なんのアクションも取らなかった。循環器科の医師の『頭の中はまったくの空っぽ』である。ただの『あんぽんたん』。
『メインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)』を『2週間ほど半減して服用』していたから、この日の循環器科の医師の診察では、『血圧120/62、脈拍67』の正常値であった。
『2週間ほど服用を半減していたという前提での血圧、脈拍である事実をまったく理解できていない』。驚くほど『理解力、洞察力、把握力が劣る』ヤブ医師である。よくこれで医師を続けられるものだと妙に関心させられる。間違いなく『東京医療センターの”お荷物”医師』。
循環器科の医師は『患者を平気でカモにする』愚劣な医師である。東京医療センターの医師の診察では、患者はよほど気を付けていないと、とんでもない目にあわされることになる。
いかに律儀な母でも、さすがにこれほど『無気力、無能でクソ間抜け』な循環器科の医師には見切りをつけ、以後は訪問医の指示通りの服用を続けた。
『食が細いのに4月に入ると体重が45kgから急速に増え始め』、腹水穿刺前の5月6日には、『2015-05-26 体重、体水分率(タニタ体重計)』に見るように『4kgも増えて49kgに達している』。
[2015-05-26 体重、体水分率(タニタ体重計)]
これは『血液をサラサラにするエリキュース(抗凝固薬)の副作用』で、『血液が固まりにくくなって毛細血管から漏れ出し』、『腹水となって溜まったことで体がむくんだ』のが原因と考えられる。
要するに『メインテート(降圧薬)』、『シベノール(抗不整脈薬)』、『エリキュース(抗凝固薬)』のすべてが、『各個別かつ複合的』に『重大な健康障害を引き起こした』ということである。
『無知、無能で間抜け』な循環器科の医師はとんでもなく『罪作りな処方をしながら』、自身が処方した心房細動治療薬による副作用について、『なんの自覚、罪悪感、自責の念も抱いていない』。無責任というより、『医師としての適格性を著しく欠いた欠陥医師』である。
東京医療センターは循環器科の医師のような適格性を著しく欠いた医師に精密検査の診察をまかせ、『デタラメな処方をしてもチェックする体制ができていない』、危険この上ない病院である。患者は自分の身を守るためにも、『東京医療センターでの受診には慎重になる必要がある』。
『大量の腹水による腹部膨満感』をなんとかできないかと、4月中旬に向かいに住む東京医療センター産婦人科の元看護師長に相談したところ、『腹水抜きを勧められた』。
2015年4月15日に受けた介護認定の判定は『要支援1』であった。
4月22日、産婦人科の主治医の診察にの元看護師長が付き添い、『腹水を抜いて腹部膨満感を緩和したい』と相談した。
産婦人科の主治医は、『体重うなぎ登りに増えている。現在47kg。腹水貯留あり。』、『腫瘍に顕著な増大はない。穿刺は肝臓・小腸近く、現時点の量ではリスクの方が怖い。』とカルテに記し、『腹水穿刺は回避すべし』と考えていた。
『健康障害を訴えても』『なんの処置も取ろうとしない』循環器科の医師に代わり、産婦人科の主治医、元看護師長と母の3人がこの場で、循環器科の医師の処方した『心房細動の薬全部の中止を決め』、暫く様子を見ることにした。
『腫瘍に顕著な増大はない』ということは、『ステージⅡ(腫瘍肥大)』の段階に止まっているということである。
[2015-04-22 産婦人科 主治医カルテ]
4月28日、眼科検診後の産婦人科の主治医の診察に、元看護師長が再び付き添って主治医に『腹水穿刺を迫り』、主治医は押し切られて『腹水穿刺を決めた』。『悪魔のささやきに惑わされ』、『取り返しのつかない決断』をしてしまった。
元看護師長の付き添いは、当初は4月22日だけの予定であったが、腹水穿刺の判断が先送りされたことで、4月28日も付き添いますと当人が申し出てきた。
母は元看護師長の『看護師としての長い経歴と、個人的な付き合いも長かった』ことで、元看護師長の説明になんの疑いも持たなかった。
せっかく心房細動の薬を全部中止したのだから、じっくり様子を見るべきであったのに、『僅か6日後には腹水穿刺実施を強引に決めた』のは、『意地でも腹水抜きをさせたい』産婦人科の元看護師長の強引な働きかけによるものであった。
この日の診察で、『4月24日採血の血液検査は、腫瘍マーカーは横這いないしは下がっており、血液検査の結果も申し分ない。』と産婦人科の主治医は話した。
『健康状態に問題はなく』、『ステージⅡ』のままであるということである。
[2015-04-28 腫瘍マーカー図]
4月28日、中野なおクリニックのアルバイト訪問医への『診療情報提供書』で、産婦人科の主治医は5月7日に入院『腹水穿刺の予定』で、『今後は腹水穿刺を繰り返す』と伝えている。
『腹水穿刺を繰り返せば』、『急速に体力が低下して全身状態が悪化し、死期を早める』ことになることぐらい医師でなくとも看護師でも認識していることである。
『現時点の量ではリスクの方が怖い』とはっきり認識し、『リスクの恐れなく腹水穿刺できるだけの腹水量がない』のに、『腹水穿刺に入る前の段階で』、今後は『腹水穿刺を繰り返す』というのは、母を『緩やかに死に至らしめるつもり』であったことである。
産婦人科の主治医、元看護師長という『黄泉の国の恐怖の遣いによる無慈悲な仕打ち』で、母は『奈落の底へと突き落とされる』ことになる。
2015年5月4日頃には、心房細動治療薬3種の服用中止で、『体調も良くなり家事も問題なくこなしていた』。
5月7日、『(腹水)穿刺は肝臓・小腸近く、現時点の量ではリスクの方が怖い。』とはっきり認識していながら、産婦人科の主治医は『精神疾患を発症して抑うつ状態で、注意力が減退していた研修6年目(1年超過)』の研修医に指示して1000mLのドレナージを実施。
5月8日、産婦人科の主治医は4月22日の時点で腹水量が少ないと認識していながら、『超音波エコー装置で残量を確認することなく』、漫然とさらに1000mLのドレナージを研修医に指示して実施させた。
5月8日、産婦人科の研修医は『腹水700mLで流出止まった。(穿刺針の)向きや深さを変えたり、シリンジ(注射器の筒)で陰圧をかけるも引けず。腹水穿刺終了とした。』とカルテに記している。
[2015-05-08 産婦人科 研修医カルテ]
産婦人科の研修医のカルテには、短いながらも『医療事故であったことを合理的な疑いの余地なく証明する決定的で重大な事実』が研修医自らの手で明確に記されている。
初日の5月7日に1000mLドレナージし、二日目の5月8日にはさらに1000mLのドレナージを指示されたが、700mLで流出が止まった。
『流出が止まった』の記述からは、メインの腹水溜まりの腹水がすべて抜け出て、腹水溜まりがあった腹腔内のスペースがなくなり、テープで腹部に固定されていた『穿刺針が内臓(肝臓・小腸)に突き刺さって致命的な損傷を与えた』という事実をはっきりと読み取ることができる。
そのうえ、『(穿刺針)の向きや深さを変えて、内臓を突き刺しまくった』あげくに、『シリンジ(注射器の筒)で陰圧をかけて、内臓から内容物を吸引』しようとしており、『二重、三重のダメ押しをして』、『回復不能な損傷を内臓に加えてしまった』。
精神疾患を発症していた産婦人科の研修医は、二日目に主治医から指示された1000mLのドレナージが、是が非でも達成しなければならない『絶対目標と思い込み、遮二無二穿刺針とシリンジを操作』している。
産婦人科の研修医の行為は、正気の沙汰とは思えない『常軌を逸した無謀な処置、暴走』で、いかなる観点からもまともな医療行為と呼べるものではなかった。
そもそも腹水量からしても腹水穿刺の必要などないどころか、かえって体調を悪化させるだけの無謀な腹水穿刺実施を産婦人科の主治医が決めて、『精神疾患を発症していた研修医に、漫然と過大な穿刺目標を指示』したことが、本件医療事故の根本原因である。
腹水穿刺では、『抜き取った腹水から栄養分と免疫関連物質を分離、濾過して濃縮したものを、点滴で体内に戻し』て患者の『健康状態を維持する必要がある』が、東京医療センターでは『抜き取った腹水を検査に回した後は全量廃棄』している。
東京医療センターは、『患者にとって危険極まりない、時代遅れで致命的な腹水穿刺を堂々と行う国立のポンコツ病院』である。
5月8日消灯後の10時頃、産婦人科の主治医が病室に現れ、
≪腹水を全部取るのはまずいが、結局全部抜くことになってしまった。≫
≪一番入ってほしくない路線に入ってしまった。≫
≪これからどんどんイタチごっこになる。≫
と母に話した。
『腹水を全部抜くことになってしまった』というのは、体調維持に必須の栄養分と免疫関連物質を含む腹水を全部抜いてしまって、『穿刺針が内臓に突き刺さった』ということである。
『一番入ってほしくない路線』というのは、穿刺針で内臓を損傷してしまった結果、『生命維持に危機的な状況になった』ことを意味する。
『これからどんどんイタチごっこになる』というのは、腹水を全部抜いてしまったことで、さらに腹水が溜まりやすくなって、腹水抜きを繰り返すことになり、ただでさえ弱っている体から『体調維持に欠かせない貴重な栄養分と免疫関連物質が繰り返し抜き取られて、体力を急速に消耗していく』ことを意味している。
これだけ重大な事態に至っても、産婦人科の主治医は母の置かれた状況についてはっきりと説明することもなく、『必要な処置を取ろうともしなかった』。
母は産婦人科の主治医から『素人には曖昧過ぎる説明を受けたが、意味するところがよく理解できず』、とにかく信頼する主治医に任せておけば大丈夫と思い、説明内容について問い返さなかったようだ。
腹水を抜いた翌日の5月9日に退院したが、
『今度は(腹水を抜く前とは)別のところが痛くなってきた。』
『お腹が前より膨らんできた。』
と母はメールに書いている。これ以降、腹部は徐々に膨らんでいった。
5月9日に退院して自宅に戻った際に、向かいの産婦人科の元看護師長の義母の往診に来ていた中野なおクリニックの院長に、偶然出会ったのでこうした体調の異変について話している。院長はこの時点で、『内臓損傷を疑ったはずであるが、なんら明確な反応を示さなかった』。
『腹水を抜けば一時的なりとも、お腹は楽になるはず』なのに、『腹水を抜いた翌日には以前にも増してお腹が膨らんできた』という事実が、『内臓損傷の確かな証左』となる。
5月13日朝起きると、『両目が真っ赤に充血』していた。東京医療センター眼科を予約外で受診したところ、『結膜下出血』と診断された。
5月13日夜には、『タニタ体重計の体水分率データ』が、『普段は50%程度』なのが、いきなり『80%あたりまで急上昇』した。10日後の5月23日に中野なおクリニックの院長が『麻薬を処方』したことで、『本来の50%あたりに戻った』。
[2015-05-26 体重、体水分率(タニタ体重計)]
5月13日、中野なおクリニックのアルバイトの訪問医に、『(主治医が)全部取るのはまずいと言っていたのに、結局(腹水を)全部抜くことになってなってしまいました。』と話し、『(腹水穿刺の)翌日には(お腹の)別のところが痛くなってきた』、『お腹が前より膨らんできた』と体調の異変を訴えている。
アルバイトの訪問医は内科医であるので、こうした説明から『間違いなく内臓を損傷していると認識できたはず』なのに、素知らぬ顔でまたすぐに腹水が溜まってくると思いますと話し、母が『直面している重大な事態に努めて無関心を装おうとした』。
『医師の告知義務、説明責任を放棄』した無責任極まりない態度には怒りを禁じ得ない。訪問診療医としての責任を果たしたとは到底言えまい。これが中野なおクリニックの『訪問診療の実態』である。
5月20日、腹水穿刺後初めての診察で、これまで一度たりとも余命の話などなかったのに、産婦人科の主治医は『唐突に晴天の霹靂の余命3ヶ月宣告』をした。衝撃があまりに大きく呆然自失状態に陥ってしまい、虚ろな気持ちで説明を聞いていただけで、何も聞き返せなかった。
産婦人科の主治医は、『病名に触れずに余命宣告をした』が、5月7日に抜き取った腹水の『病理組織診断報告書』を無表情に淡々と読み上げて余命宣告したので、『卵巣癌を前提』とした余命宣告となる。
[2015-05-20 病理組織診断報告書]
5月8日の腹水穿刺で『内臓損傷したわずか12日後』の5月20日に、『事前にいかなる予告、予兆もなく唐突に余命3ヶ月宣告をした』という事実が、『卵巣癌ではなく内臓損傷が原因であったことを明瞭に言い表している』。
産婦人科の主治医のこれまでの診察カルテから判断して、母は『ステージⅡ』であったことは間違いなく、腹水穿刺前の4月28日の診察でも、『4月24日採血の血液検査は、腫瘍マーカーは横這いないしは下がっており、血液検査の結果も申し分ない。』と話しているくらいだから、『ステージⅡの卵巣癌でのいきなりの余命3ヶ月宣告などあり得ない』、医師にあるまじき『極めつきの悪質、悪辣で露骨な”でっち上げ診断”』であった。
悪徳医師のこうした行為が『なんの咎も受けず放置』されれば、医療に対する信頼に好ましからざる影響を与え『将来に禍根を残す』ことになる。
余命宣告自体に誤りはないが、『卵巣癌で余命3ヶ月ではなく』、『内臓損傷で余命3ヶ月』とすべきであった。
5月18日の『退院サマリー』では主病名として、『明確な根拠もなく都合よく卵巣癌末期と”でっち上げ”』ていることからも、不適切な腹水穿刺による内臓損傷の事実を伏せ、『卵巣癌を隠れ蓑にした狡猾な余命宣告』であったことは間違いない。
[2015-05-18 退院サマリー]
『ステージⅡなのに卵巣癌末期で余命3ヶ月宣告などあり得ない』ことは素人でも容易に分かる。まさにヤブ医者のヤブ医者たるゆえんで、彼らの特技といえるものである。医(カサマ)師というのは呆れるほどとんでもない診断を下すものだ。
『Ko....e, you're fired!』
内臓損傷という厳然たる事実をひた隠しにして、卵巣癌が原因であるかの如く装って、虚偽の余命宣告を行った『悪質、悪辣な診断』は、『医師の倫理規範を逸脱した極めて重大な背信行為であり、医師法違反』で産科婦人科の主治医は厳罰に処せられるべきである。
5月20日、産婦人科の主治医は『今後近いうちに、再度腹水穿刺必要となる可能性高い』とカルテに記している。
『腹水を全部抜き取って内臓損傷している』のに、さらに追い打ちをかけるように『近いうちに再度腹水穿刺するつもり』でいた。『正常な精神状態にあるとは思えない、まさにキチガイ沙汰』である。『空恐ろしいキチガイ医師』である。
[2015-05-20 産婦人科 主治医カルテ]
『再度腹水穿刺』したらどういうことになるのか、産婦人科の主治医は分かっているのか。『そんなことしたら死んでしまう』のに、動物実験でもするかのように安易なことを考えている。
産婦人科の主治医には、内臓損傷の事実を隠蔽すべく『速やかに母を葬り去って証拠を隠滅せんとする、医師にあるまじき極悪非道な企み』があったようだ。まさに『鬼畜の医師』である。医師である以前に、一人の人間として『人格面に重大な欠陥が潜んでいる』。
この日の診察で産婦人科の主治医は『入院を勧めたが母は断った』。母はもちろん事情など分かっていないので、深読みして断ったわけではない。単に最後は自宅で過ごしたいと思っただけである。
産婦人科の主治医の勧めにしたがって『入院などしていたら』、『適当に口実をつけてやたらめったら腹水穿刺を繰り返し』たあげく、『もがき苦しみながらごく短い間に死に追いやられた』ことだろう。『おどろおどろしい医師』である。
5月20日の中野なおクリニックのアルバイト医師宛の『診療情報提供書』で、
≪セルブロック標本を作成しましたところ卵巣漿液性腺癌の可能性がもっとも高い結果でした。≫
≪腹部膨満感は更なる憎悪傾向を認めてきており、かなり病勢が進行してきている状況です。≫
と書いている。
産婦人科の主治医の指示で腹水穿刺した結果、『内臓を損傷したことで腹部膨満感がさらなる憎悪傾向にあるとはっきりと認識』していながら、『卵巣癌が原因であるかのごとく装って”しれっと”書いている』。『悪党これに極まれり』。
4月28日の産婦人科の主治医の診察では、『4月24日採血の血液検査は、腫瘍マーカーは横這いないしは下がっており、血液検査の結果も申し分ない。』と話しているのに、5月20日には『腹部膨満感は更なる憎悪傾向を認めてきており、かなり病勢が進行してきている状況です。』などということがありうるのか、この大バカ者め。
4月28日から5月20日の間に何があったか。産婦人科の研修医が腹水穿刺で内臓を損傷した。主治医はこの事実が視野から消えているのか。主治医よ、『目を覚まし正気になって正直に話してみろ』。
産婦人科の主治医は『医師免許を殺しのライセンスと曲解』しているのではないか。産婦人科の主治医、研修医による無謀な医療行為が容認されれば、『警察を抱き込んで医療の世界を治外法権化する由々しき事態』となる。
5月23日、20日付けの産婦人科の主治医の『診療情報提供書』を見た中野なおクリニックの院長が、急遽はじめての往診に現れ、これといった診察もしていないのに『痛め止め』ですとだけ言って、『麻薬』の処方箋を置いていった。
薬局で入手する際、これは『麻薬ですから患者以外は絶対に手を触れないようにと厳重注意され』、はじめて『麻薬』と知った。
中野なおクリニックの院長は、『麻薬を処方するとは言わなかった』が、5月9日の自宅前での母との会話や、5月13日のアルバイト訪問医の往診内容、さらには20日付けの『診療情報提供書』から、『間違いなく内臓を損傷していると確信していた』から、まともな診察もしないで『迅速、果断に痛め止めの麻薬を処方』したようだ。
内臓損傷とはっきり認識していながら、訪問診療医としてなぜ母の病状についてはっきり説明しなかったのか。『正直に話せば厄介な問題になることを懸念』して、『知らしむべからずに徹した』のか。これは医師の説明義務違反に当たる。
この時点で内臓損傷と分かったところで、なんの手立ても打てなかったかもしれないが、産婦人科の主治医に『死後の解剖だけは有無を言わさず実施させることができた』はずだ。
中野なおクリニックは患者を紹介してくれる『東京医療センターへのおもんぱかりばかり優先』して、『患者、家族を置き去りにした』と言える。
『麻薬で一時的に体調が回復』したが、長くは続かず『6月に入ると急速に体力が低下』していった。
6月10日、中野なおクリニックのアルバイト訪問医から帰り際に、『(母は)今月一杯もたない』と告げられ、思考停止状態になってしまった。
6月15日に受けた介護認定は『要介護3』であった。4月16日の『要支援1から要介護3』まで、『わずか二月で4段階も進行』したことになる。『内臓損傷以外の原因など考えられない』。
6月22日、母は『苦しんだ末に自宅で帰らぬ人となった』。産婦人科の主治医が宣告した『余命3ヶ月ではなく、たったの余命1ヶ月』であった。
すぐに中野なおクリニックの院長に連絡。院長が来宅して『死亡診断書』を書く際に、『空とぼけて病名は何ですかと聞いてきた』。内臓損傷と分かっていたから、私に『卵巣癌と言わせ』そのまま書き入れた。
院長が帰宅した後、産婦人科の主治医に連絡して、母が『生前に主治医と約束していた病理解剖をお願いした』ところ、
≪いまさら解剖しても得られるものなど何もない≫
≪解剖することに興味も関心もないし、意味もないことだ≫
と平然と言い放ち、いくら『懇願しても病理解剖を断固として拒否』した。『悪辣、悪質な医師』であることに疑いの余地はない。
『解剖の必要性について、まったく理解できてない』産婦人科の主治医は『医師の資格に欠ける失格医師』である。『きっぱりと医師を辞めるべし』。
『医師でなくとも、看護師、一般人でも解剖の必要性を理解している』のに、産婦人科の主治医が理解できていないということは、『産婦人科の主治医は正真正銘の大バカ者』である。このような『医師にあるまじきクズ医師は、すみやかに医療界から追放すべし』。
産婦人科の主治医に連絡する前に、解剖をお願いするつもりでいると産婦人科の元看護師長に話したので、主治医は事前に元看護師長と電話で解剖依頼への対応を話し合っていた。『悪魔がささやいた』ようだ。
産婦人科の主治医は日大医学部を卒業後、2013年4月に慶応病院での研修を終えて東京医療センター産婦人科に赴任し、2017年8月に『慶応病院婦人科に栄転』している。
産婦人科の主治医は『いまさら解剖しても得られるものは何もない』と言ったが、日大医学部では『解剖で得られるものなど何もない』と教育されたのか。主治医は日大医学部卒業生の名折れであろう。
あるいは慶応病院での研修で、『解剖は時間と労力の無駄で、得られるものなど何もないから止めろ』とでも教わったのか。産婦人科の主治医は慶応病院で研修を受けた医師の名折れである。
現在勤務している慶応病院婦人科での診察でも、相変わらず解剖には否定的な態度で、患者の遺族から解剖を求められても『解剖など無駄で得られるものなど何もない』と言い放って一切受付ないようにしているのだろうか。
産婦人科の主治医が『解剖しても得られるものは何もない』と考えているのなら、解剖医の存在など必要ないことになる。『解剖は病気についての多くの知見を得て、医療の発展に大いに役立つ情報の宝庫』であることを、『愚かで恥知らずで無能』な主治医はまったく理解できていない。
『解剖に意味はない』と考えているようでは、産婦人科の主治医は医療の基本もわきまえない、四流五流の医師として人生を終えるというより、そもそも『医師人生を全うできるのか』疑問である。
医師でありながら解剖の意義も理解できていない産婦人科の主治医には『馬鹿に付ける薬はない』、『バカは死ななきゃ治らねぇ』の言葉がよく似合う。
産婦人科の主治医は、『解剖すれば内臓損傷の事実が白日の下にさらされ』て、自身の経歴に重大な汚点を付けるだけでなく、東京医療センターの医療に対する信頼も失墜させると考え、苦し紛れの対応をしたのか。であるならば医師による虚偽説明、職務放棄であり、厳しい処断が求められる。
『母の死の20日後』の2015年7月12日、『無謀な腹水穿刺で母の内臓を損傷して死亡させた産婦人科の研修医が、東京医療センター敷地内の職員寮で自殺』した。
産婦人科の研修医の自殺の事実は報道されなかったが、2年後の2017年8月10日に、病院名と研修医名を伏せて『労災認定報道』されたことで知ることになった。
研修医の過労死労災認定報道では通常、病院名、研修医名共に報道されるが、本件では背後になにやら『後ろめたく胡散臭い事情が潜んでいた』ようで、実名は一切報道されなかった。幸い病院名と研修医名はわりと簡単に手繰り寄せることができた。
労災認定報道では過労自殺とあった。むろん過労そのものを否定する気は毛頭ないが、実際のところは産婦人科の研修医が無謀な腹水穿刺で母を死亡させたことに対し、『医局内で厳しく叱責、罵倒されて、強い自責の念にさいなまれ、耐えきれなくなって自殺に及んだ』と考えるのが自然である。
労災認定報道直後の2017年8月に、産婦人科の研修医に腹水穿刺を指示した主治医は、『慶応病院婦人科に栄転』している。東京医療センターによる『当事者隠し』が目的であった。
『腹水穿刺の実施者は自殺、指示者は栄転と、天と地ほどの差』がある。やはり『世渡りには鋼の心臓が必要か』。
産婦人科の研修医の死を受けて、所管の碑文谷警察署は自殺、他殺の両面から捜査を開始し、生前の研修医の勤務状況について産婦人科医局の関係者から詳しく事情聴取する過程で、『母の医療事故の存在を確認し、事実関係についても一定程度の情報を得た』が、『被疑者死亡として処理し事件化することはなかった』。
2015年9月28日、東京医療センターに『母の死について医療事故として調査を依頼』、担当の医事課員は『事故調査委員会を立ち上げて調査すると明言』した。
2015年12月16日に、担当の医事課員に問い合わせたところ、
≪産婦人科の主治医が、腹水穿刺の処置は適切に行われたと言ったので、自身の判断で事故調査委員会は立ち上げなかった。≫
と答えた。
東京医療センター内部では、『はじめから医療事故の存在を否定すると決め』ていながら、『二月半もの間私に連絡もしないで放置していた』ということは、明らかに『不都合で後ろめたい事情』があってのことである。
産婦人科の主治医、医長、医事課員に病院長を加えた集まりで、医療事故の訴えの内容を確認し、医療事故があったことは間違いないが、『精神疾患を発症していた産婦人科の研修医による、あまりにお粗末で無謀な医療処置』による医療事故が公になれば、東京医療センターの『信用がガタ落ちして受診患者が激減し、病院経営に計り知れない打撃を与えることになると判断』して、『黙殺すると決めた』ようだ。
まともに取り合おうとしない東京医療センターをこれ以上相手にしても埒が明かないと諦め、警察に相談することにした。
2016年1月7日、東京医療センターを所管する『碑文谷警察署』に、産婦人科の主治医ほかを被告訴人とする『告訴状を提出』したが、『解剖所見がない』との理由で『受理されなかった』。
告訴状は受理されなかったが、碑文谷警察署の計らいと力添えで、東京医療センター産婦人科の医長と主治医から『母の治療内容について説明を受ける』ことになった。
2016年1月21日夕刻、東京医療センター産婦人科で母の治療内容について医長と主治医に問いただした。惜しむらくはこの時点で『腹水の全量抜きは把握』していたが、『カルテ入手前で内臓損傷の事実までは把握できていなかった』ことである。折角の機会に医療事故の『一番の核心部について問いただす機会を逸した』のが悔やまれる。
産婦人科の医長、主治医の説明は『医療事故の存在を全面的に否定』する内容で、何も得るものはなかった。詳細は、『東京医療センターの重大医療事故 ☆病院の見解☆』をご覧ください。
2016年2月9日、医長の勧めで600頁余のカルテを入手した。
東京医療センター産婦人科の医長、主治医ともに医療事故の事実を認めないので、やむを得ず弁護士に相談して法的措置をとることを考えた。
区役所の無料法律相談の受付係から『医療事故研究会』のチラシを渡されたことがきっかけで、同会に連絡をとり同会が選任した、赤坂一ツ木法律事務所の弁護士と、東京リベルテ法律事務所の弁護士に母の医療事故について相談して、2016年3月21日に『医療事故調査契約』を結んだ。
9ヶ月後の2016年12月22日に『医療事故調査報告書』の説明を受けたが、『医療に関する基礎知識、調査、分析能力が乏しい弁護士がまとめた結論ありきの報告書』で、産婦人科の主治医による医療処置に問題はなく医療事故には当たらずと強引に結論付けた稚拙な報告書であった。
到底納得できる内容ではなかったので、あらためて専門医の意見書を付けた報告書を出すよう依頼した。
6ヶ月後の2017年6月29日、両弁護士が専門医の見解を聴取してまとめたと称する事故調査報告書を受領したが、専門医の意見とは到底言えないような『医学的根拠、知識に欠けたお粗末な報告書』で、単に『両弁護士が専門医を装って作文しただけ』の、取るに足らない報告書であった。
契約から1年3ヶ月も費やして、『紙くず同然の報告書』を掴まされたことで、両弁護士を選任、紹介した『医療事故研究会』という存在に強い不信の念を抱いた。『医療事故研究会』というのは、『同好会的な位置付け』の『同好の士によるただの寄り合い所帯』ではないのか。
『医療事故研究会』には規約、規律等の成文規定があるのだろうか。所属する弁護士による『不適切な事故調査についての罰則規定』は存在するのだろうか。
『医療事故研究会』ともっともらしい名称がついているが、個々の弁護士の活動内容について、『医療事故研究会として責任を負う体制』ができているのか不明である。
わたしの利用体験から言わせてもらえば、この研究会の利用に当たっては『医療事故研究会という名称に惑わされることなく』、担当の弁護士から過去の具体的な事故調査事例の提示を受けて、相談者が納得する成果を上げていたかどうかを慎重に検討する必要があると考える。
弁護士による事故調査報告書の詳細は『東京医療センターの重大医療事故 ★事故調査報告書★』をご覧ください。
≪≪≪碑文谷警察署に医療事故被害相談≫≫≫
弁護士がダメなら、もう一度警察に相談するほかないと考え、東京医療センターを所管する碑文谷警察署を再び訪ねることにした。
カルテの入手や母のメール等の点検で、医療事故に関する情報量も前回2016年1月7日に相談した時より格段に増え、私自身の理解も進んでいたので手応えは十分あると踏んで、多くの資料を用意して臨むことにした。
2017年10月5日午前9時過ぎに、前回相談した担当刑事に電話したところ、定年退職したとのことで代わって別の刑事が担当刑事として電話に出た。
担当の刑事は、『はなから迷惑そうな雰囲気、態度で会って話を聞こうとしなかった』が、私もここで引いたら終わりと思い、40分ほどかけて粘り強く説得してなんとか面会の約束を取り付けた。
指定された同日10月5日午后1時に碑文谷警察署に伺った。案内された部屋は、署員の事務室に付設された取調室のような、少し圧迫感のあるこじんまりした部屋であった。
部屋に入るなり、担当の刑事は立ったまま開口一番、
≪死んでしまった人間を、今さらどうしようというんですか。≫
と、ひどく不快そうに大声で聞いてきた。
産婦人科の研修医が『母の死の20日後に過労自殺』したと、午前の電話で担当の刑事に話したが、私はその時点で自殺を裏付ける確たる証拠をまだ入手しておらず、単に『報道内容から推測しただけ』であった。
担当の刑事が産婦人科の研修医は『死んだという前提で聞いてきた』ことで、研修医の『自殺を碑文谷警察署は把握していた』ことが分かる。
≪今さらどうしようというんですか≫は、『産婦人科の研修医は確かに医療事故を起こした』が、既に死んでしまっている研修医に『今さらどんな処罰を求めたいのか』ということである。
産婦人科の研修医が医療事故を起こしたと、担当の刑事が認識していないのであれば、『処罰云々に言及することはなく』、≪今さらどうしようというんですか≫と聞いてくることもない。
担当の刑事は『勢い余ったフライング』で、『産婦人科の研修医は死んだと言ってしまった』が、マズイことを言ったと思ったようで、この後私がしばしば自殺した研修医が、と話すと死んだかどうかは知らないと曖昧な言い方に変えてきた。研修医の死を私は確信していたので、敢えて深追いはしなかった。
産婦人科の研修医は死んだが、腹水抜きを指示、指導した主治医は健在であると応えると、
≪主治医をどうしたいというんですか≫
と聞くので、
『医師免許(業務)停止というのがあるでしょう』
と応えた。
≪主治医をどうしたいのか≫と聞いてくること自体が、『医療事故があったという前提に立った話し方』である。産婦人科の研修医が医療事故を起こしていないのであれば、≪主治医をどうしたいのか≫と聞いてくることもない。
以上の点から担当の刑事は、自殺した産婦人科の研修医が『医療事故を起こしたことをはっきりと認めている』。担当の刑事は『勇み足から完璧に語るに落ちている』。
『腹水抜きをする程の腹水量もなく、腹水穿刺はリスクの方が怖いと認識していながら』、精神疾患を発症して鬱状態にあった産婦人科の研修医に腹水穿刺を指示した主治医の方が、指示されて腹水穿刺を実施した研修医より医療事故に対する責任ははるかに重い。
担当の刑事は『指示する側と、指示されて実行する側の責任の軽重を理解していないのか』。刑事として捜査の基本もわきまえていないようでは、先が思いやられる。
弁護士による医療事故調査報告書のコピーを担当の刑事に渡して、母の『医療事故を否定したおざなりな報告書』であったと話したとたん、テーブルに置いた報告書のコピーを『力一杯平手で叩きつけながら、怒鳴り声を張り上げ』
≪あなたの弁護士がこう言ってるじゃないか≫
≪そんなに弁護士の言うことが気に入らないのなら≫
≪自分で弁護士の勉強をして弁護士になって≫
≪自分で調査したらいいじゃないか≫
と『興奮の極みに達したように逆上して激烈な言葉を返してきた』。
弁護士が結論ありきのおざなりな詐欺報告書を提出したと話しただけなのに、なぜこれほど興奮するのか理解に苦しむ。担当の刑事の『強烈過ぎる威圧感に気押され』、とっさに返す言葉がなかった。
私は医療事故の『被害相談に訪れただけ』なのに、『思いもよらぬ手荒く強烈な暴言に困惑して』、しばしの間状況を把握できないでいた。
担当の刑事は『医療事故の存在を明確に認識していたからこそ、迷うことなく自信をもって私の言い分を即座に徹底して否定してきた』。医療事故の存在を知らないで否定したのであれば、思考停止のただの『うつけ』でしかない。
担当の刑事が激高したことで、『医療事故の存在を事実上認めた』ことになる。医療事故の存在を警察が認めていないのなら、担当の刑事が理由もなくこれほど激高することはなかったはずだ。そんなこと知らない、と軽く受け流しておけばよいことである。
担当の刑事の暴言は、『警察権力を笠に着た強烈なパワハラ』そのもので、被害相談に訪れた一般都民に対する『あからさま強迫行為で、著しく常軌を逸した対応であった』。
精神的な未熟さゆえか、刑事歴が20年にもなると『偉くなったと錯覚して、些細なことがきっかけで罵詈雑言を並べ立て暴言を吐く』ようだ。警察の悪しき体質を見せつけられた思いがする。
どうも『刑事にはヤクザに似た気質、体質の持ち主がいる』ようで、『相手の立場の方が弱いとみるや』、『委細かまわず一方的に恫喝してきて、優位に事を運ぼうとする』きらいがある。実に厄介で対応の難しい相手である。
担当の刑事は『法曹コンプレックスが強い』のか、『弁護士の報告書には疑いを差しはさむ余地はないとでも考えていた』ようだ。
『三つ葉葵の紋章入り印籠にひれ伏す悪代官じゃあるまいに』、『弁護士バッジの威光(?)にそれほど恐れ入ることもあるまい』。
担当の刑事にしてみたら、産婦人科の研修医による母の医療事故の存在は先刻承知済みであるが、既に『被疑者死亡で処理済みの案件を私が蒸し返してきたことで、一気に堪忍袋の緒が切れて暴発してしまったようだ』。
捜査を終了した案件であっても新たに『新事実が出てきたら、見直して必要であれば再調査するのが、捜査の常道ではないのか』。解決済みとして処理した案件を見直すことが刑事のメンツにかかわることなのか。つまらぬメンツなど捨てたほうがいい。
産婦人科の研修医による『医療事故を絶対に事件化させまいとする気迫のこもった強固な決意だけは十分に感じ取ることができた』。
医療事故の被害相談に訪れて冷静沈着に説明しているのに、担当の刑事はなにを勘違いしたのか、あたかも『被疑者取り調べでもしているかのような威丈高で傲慢な態度』で迫ってきたのには閉口した。
部屋の扉は開け放たれていて、署員のいる事務室に声が筒抜けだったので、『上司と思しき人物が入口まで来て、担当の刑事はなにをそんなに興奮しているのかと、怪訝な表情でこちらを覗き込んでいた』。この後も担当の刑事が幾度か大声を張り上げるたびに入口に人の姿が見えた。
担当の刑事は『内臓を損傷していたら一か月も生きられない』と言った。内臓を損傷してなんの処置も施さなかったら長く生きられないことは確かである。それが一か月かどうかは個々の状況に左右されよう。
担当の刑事は医療事故と認識していたが、既に被疑者死亡で捜査を終えていたから、今さら医療事故として扱う気など毛頭なく、『一月も生きられないと難くせをつけて医療事故の事実を否定したかっただけ』である。
私の言い分はなんでも即座に否定するような人物だから、深く考えることもなく反射的に反応したのだろう。
ここで産婦人科の研修医による内臓損傷とその後の経過について振り返ってみたい。
2015年5月8日、産婦人科の研修医はカルテに、『腹水700mlで流出止まった。(穿刺針の)向きや深さを変えたり、シリンジ(注射器の筒)で陰圧をかけるも引けず。腹水穿刺終了とした。』と記録している。
『流出が止まった』ということは、メインの腹水溜まりの腹水がすべて抜け出て、腹水溜まりがあった腹腔内のスペースがなくなり、『テープで腹部に固定されていた穿刺針が内臓に突き刺さっている』。
この状態で『(穿刺針の)向きや深さを変えた』ということは、内臓に突き刺さった穿刺針を抜き差ししながら『内臓に多くの損傷を与えた』ということである。
さらに『シリンジ(注射器の筒)で陰圧をかけ』て、『内臓の内容物を引き抜こうとした』。
以上のように産婦人科の研修医のカルテからは、『明らかに内臓損傷したことを読み取ることができる』。
これを読んでも内臓損傷の事実を否定するのであれば、担当の刑事は『カルテに記録された客観的事実に基づいて全体の状況を理解、把握する能力に欠けている。』と言えよう。『刑事としての将来性に黄信号が灯っている』。無能、アホか。
5月8日消灯後に病室に現れた産婦人科の主治医は、
≪腹水を全部取るのはまずいが、結局全部抜くことになってしまった≫
≪一番入ってほしくない路線に入ってしまった≫
と母に話している。
≪腹水を全部抜いた≫ということは、『穿刺針が内臓に突き刺さった』ということである。
≪一番入ってほしくない路線≫とは、当初からリスクを危惧していた『内臓損傷そのもの』である。
5月8日に内臓損傷した翌日5月9日の母のメールに、
『今度は(腹水を抜く前とは)別のところが痛くなってきた。』
『お腹が前より膨らんできた。』
と書き残している。
『内臓損傷したところが痛くなり』、『損傷箇所から体液が漏れ出したことで、お腹が前より膨らんできた』ことを示している。
メインの腹水溜まりの『腹水を抜き取れば、一時的なりとも腹部膨満感は治まり、少しはお腹が楽になるはず』なのに、抜き取った翌日にはまったく逆の現象が現れている。
以上の状況証拠からも、産婦人科の研修医が『腹水穿刺で内臓を損傷したことは明らか』である。
5月13日夜の『タニタ体重計の体水分率データ』が、『普段は50%程度』なのが、『いきなり80%あたりまで上昇』した。『80%というのは通常あり得ない数値』で、なにかとんでもない事態が体内で起きていたことを意味している。
5月20日、腹水穿刺後はじめての診察で、産婦人科の主治医は『唐突に余命3ヶ月宣告』をしたが、『卵巣癌のステージはⅡ期であった』。『ステージⅡ期で余命3ヶ月宣告などあり得ない』ことで、実際は『内臓損傷で余命3ヶ月』ということである。
5月23日、中野なおクリニックの院長が『痛め止め』ですとだけ告げて、『麻薬』を処方した。
『麻薬の効果で一時的に見違えるほど体調が良くなった』が、『6月に入ると一転して体調は悪化していった』。
6月10日、中野なおクリニックのアルバイト医師が、母は『今月一杯持たない』と告げた。
6月22日、『内臓損傷から一月半後、余命3ヶ月宣告からは一月後に永眠』。
以上が、腹水穿刺による内臓損傷から亡くなるまでの大まかな流れである。『つむじ曲がりで剛直』な担当の刑事がいかに否定しようとも、『内臓損傷で亡くなったという事実』に、『合理的疑問を差しはさむ余地はない』。
もう少し柔軟なものの見方、考え方をしないと、担当の刑事は『自身の伸びしろを縮めるだけ』だから考えを改めたほうがいい。
午后1時過ぎに説明をはじめて、午后3時前くらいに担当の刑事が、
≪もう1時間半もあなたの相手をしている≫
≪我々警察は税金で運営されている≫
≪あなたがこうして私を拘束していると、あなたは私に税金の無駄遣いをさせていることになるんですよ≫
と驚くようなことを口にした。
警察の被害相談というのは、被害者からの訴えを聞き、説明内容を吟味して必要な対応を取るものであろう。私は話を引き延ばしたり、くどくどと堂々巡りをするような話はしておらず、『用意した資料に基づいて淡々と説明していただけである』。
担当の刑事は『医療事故があったことは認識していたが、再捜査する気など毛頭なく、さっさと切り上げたかっただけ』だろうが、税金の無駄遣いをさせていると来たのには驚いた。
都民の側が公務員の税金の無駄遣いを問題視することはたまにあるが、逆に公務員である刑事から、被害相談に訪れた都民が刑事に税金の無駄遣いをさせていると言われるのは心外である。『公務員が逆襲に出た』。
非効率な仕事をしていては納税者の都民の皆様に申し訳ないと考え、さぞや日夜寸暇を惜しんで職務に精励していることだろう。まことにご苦労様です。『一都民としてなお一層の奮闘を期待してやまない』。
担当の刑事を説得すべく準備した資料を基に説明を尽くしたが、どうやらはなから私の訴えを聞き入れる気など毛頭ないことが分かったので、『試しにどうしたら被害届を受け取ってもらえるのかを聞いてみた』ところ”担当の刑事様”は、
≪確かに医療事故であると裁判で証言してもらえる専門医10人を、相談者である私が探しだす。≫
≪専門医10人が見つかったら、私自身が専門医のもとに出向き個々に面談して、間違いなく裁判で証言してもらえることを確認する。電話ではだめで、面談が条件である。≫
≪専門医10人の確約が取れたら、”小茂田刑事様”が医師一人一人と直接面談して、裁判での証言の意志を再確認する。≫
とのたまった。
”担当の刑事様”は『一体どこで医師一人一人と面談するつもりなのか』。碑文谷警察署に呼びつけるつもりだったのか。『小役人の妄想というのは現実離れが甚だしい』。
”担当の刑事様”は、いい気になって言いたい放題のたまった。『実現不能な無理難題を押し付けて相談者の訴えを徹底して排除しようとする態度』には正直呆れ、口あんぐりであった。
よくもまあ『嫌がらせに過ぎないようなバカバカしいことを公務の場で”いけしゃあしゃあ”と話せるものだ』と関心させられた。まともな神経の持ち主ではない。『刑事なんかより、刑事のご厄介になる側に適性があるのではないか』。
なにを思い上がってか『バカ殿様気分にでも浸っている』かのような担当の刑事は、『相手に応じて態度を使い分ける小役人特有の気質の持ち主』で、『弱い立場の相談者に対しては傲慢不遜で横柄な態度で臨んできた』。
『証人の医師集めで警察は何かしてもらえますか』と尋ねたが、『無いの一言』。すべて相談者側でやる様にとのこと。”担当の刑事様”は『据え膳しか召し上がらない』ようである。『据え膳喰らい』で警察の業務遂行ができるのか。
これ以上説明しても埒が明かないと思い、引き上げることにした。碑文谷警察署を出たところで時計を見ると、午后5時10分前だった。『午后1時から3時間半余の長丁場』であった。
担当の刑事の要求する専門医10人の証人を確保することなど、現実問題として実現不可能なので、腹水抜きについての専門医の見解を知りたいと思い、ネットで検索したところ、都内豊島区要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐医師が多くの記事を書いていることに気づいた。
松崎圭祐医師は自ら開発した『KM-CART法を使った腹水治療で、5年足らずの間に4000例(2016年8月まで)』に及ぶ治療実績があり、この分野の第一人者と目されている。
松崎圭祐医師の記事を以下に引用する。
『腹水を抜いてただ廃棄』するだけでは、『体力維持に必須のアルブミン(栄養分)』や『グロブリン(免疫関連物質)』等のタンパク質も腹水と一緒に抜き取られてしまうため、『急速に患者の体力が低下して全身状態が悪化』し、さらに腹水が溜まり易くなるという悪循環を招き、『死期を早めるだけ』なので、腹水を抜いてただ捨ててはいけないというのが現代医療の常識である。
松崎圭祐医師が開発した『KM-CART法』では、『抜き取った腹水から栄養分と免疫関連物質を分離、濾過して濃縮したものを点滴で体内に戻すので、体力の低下を招くことはなく、死期を早めることもない』。
東京医療センターでは『抜き取った腹水を全量廃棄してしまうので、全身状態が悪化して死期を早めることになる』。『腹部膨満感を緩和しようとして逆に死期を早めてしまう』という、まさにポンコツ病院ならではの医療の基本に反した、お粗末至極な『本末転倒の処置』を行っている。
被害相談を取り下げさせる意図で、担当の刑事は裁判で証言してもらえる専門医10人を集めるよう要求してきたが、そんなことどだい無理であることは担当の刑事自身も承知の上であったろう。
松崎圭祐医師の『腹水抜きに関する知識、経験は並みの10人の医師など及びもつかないほどの豊富な実績に裏打ちされたものである』ことをネット検索で知ったので、松崎圭祐医師の記事で担当の刑事の説得を試みることにした。
2017年10月5日の被害相談では、母の死因を内臓損傷としたことに担当の刑事が否定的な見方をしたので、死因となった可能性があると主張をやや後退させて、腹水の全量抜きを主原因とすることにした。
実はこの時点では『腹水抜きの処置の仕方について、具体的で明確な知識、情報がなく、死因を内臓損傷として説得できるだけの客観的な根拠を示すことができなかった』という事情がある。
2018年1月12日、碑文谷警察署の担当の刑事に、腹水抜きの経験が豊富な専門医の記事を揃えたので、もう一度医療事故の被害相談に伺いたいと電話した。
担当の刑事は案の定『伝家の宝刀の専門医10人』の話を持ち出してきたので、それに代わる経験、実績ともに抜きん出て豊富な専門医のネット記事で説明したいと言うと、『ネット記事など信用できないからだめだ』と言い、あくまで10人の専門医にこだわる姿勢を崩さなかった。
ネット記事が玉石混交であることはもちろん承知しているが、”石”を掴まされることを恐れて手をこまねき、”玉”を取り逃がしてしまうのは愚の骨頂である。『臆病で消極的な殻を打ち破って、何事も積極果敢な姿勢で臨まないと、大事な”ホシ”を取り逃がしてしまう』。
情報の海に果敢に飛び込む勇気、気概がなければ成果を掴むことなどできない。溺れないようしっかり情報遊泳法を身につけてチャレンジすれば、思いもよらない新たな視界が広がること請け合いである。
時代の流れに逆らって、食わず嫌いを決め込んでいると、『見ざる、聞かざるの、ただのアホざる』に堕すだけである。『狭いタコ壺から抜け出せば視界が大きく広がる』のだが。
前回10月5日とは異なり、今回はどう説明しても梃子でも動こうとしない。私の執拗な食い下がりに業を煮やしたのか担当の刑事は、
≪金が目的ですか≫
≪病院を潰したいのですか≫
と怒鳴り返してきた。
≪金が目的ですか≫には、『医療事故があったとの前提で、医療事故に対する補償を求めているのかという意味』である。
≪病院を潰したいのですか≫からは、母の『医療事故の存在が公になったら、東京医療センターがもたない』と担当の刑事が深刻に受け留めていたことが窺える。
担当の刑事は、明らかに東京医療センターで『母の医療事故があったという前提に立って話している』。担当の刑事は『実直で一本気な気性の持ち主』であるがゆえに、ついつい『勢い余って咄嗟に問わず語りに本音を口走ってしまう』ところがある。それはそれで私にとってはとても都合のいいことではある。
産婦人科の研修医の自殺捜査で、碑文谷警察署は研修医が母の医療事故に深く関わっていたことを知り、事の重大さを十分認識していたが、『当事者の研修医が自殺したので、指揮、指導した主治医の責任は不問に付し、医療事故の存在そのものを黙殺して公表しないで捜査を終えた。』『これにて一件落着のお手軽、お粗末捜査』であった。
精神疾患を発症して、うつ状態にあった産婦人科の研修医による、『あまりに初歩的で稚拙な処置による医療事故が表沙汰になれば』、東京医療センターの『存続にかかわる重大事態になりかねない』と、担当の刑事は真剣に考えていた。
医療事故があったのであれば、粛々と捜査を進めて客観的事実に基づいて厳正に処置するのが警察の務めではないのか。
医療事故の事実を把握しながら、捜査に着手しなかったのであれば、『職務怠慢、放棄以外のなにものでもなく』看過できるものではない。
病院が潰れるかもしれないと担当の刑事が深刻に心配するほどの医療事故の存在を知りながら、握りつぶして捜査しなかったのは、『都民に対する重大な背信行為』になる。
『個人の被害者の存在には目をつぶり』、加害者である東京医療センターのような『国立の大病院が犯した医療事故には、見て見ぬふりをする』不可解な警察の対応は理解しがたい。
警察として守るべき対象を取り違えている。加害者の東京医療センターではなく、被害者である遺族に寄り添うのが警察の本来の務めであるはずだ。東京医療センターのような『大病院を前にすると、被害にあった患者、遺族のことなど視野に入らないようだ。』
担当の刑事の言葉からは、身を挺してでも東京医療センターを守ろうとする気迫だけは十分に感じ取ることができた。碑文谷警察署は東京医療センターと癒着、結託して、東京医療センターにとってダメージの大きい『医療事故の隠蔽を図ったと推察される』。なぜそれほどまでに東京医療センターに入れ込むのか理解できない。裏に何かあるのか。
『これが警察の医療事故捜査の実態』と知り残念、無念で強い挫折感を味わわされた。
碑文谷警察署は、東京医療センターの『番犬に成り下がった』のか。
『警察は面倒な案件には積極的に関わろうとせず、逆に相談者を突き放して断念させようとする』。桶川の女子大生ストーカー殺人事件の時の相談者への対応と、本質的に何も変わっていないようだ。
警察の悪しき体質は、『巨大組織ゆえに自発的に自己変革しようとする意志、意欲に欠け、時が経っても旧態依然のまま』である。マスコミが積極的に介入しない限り少しも変わらない。
碑文谷警察署での被害相談では、所期の目的を果たすことは叶わなかったが、『正直で実直な担当の刑事の度重なるフライングで、碑文谷警察署が産婦人科の研修医による医療事故を把握、認識していたことが分かり』、一定の成果を上げることはできた。
古の賢人の『過ちては則ち改むるに憚ること勿れ』も、残念ながら現代の愚者の心に響くことはないようだ。
詳しくはオンラインストレージDropboxの「闘病記」フォルダ内pdfファイルを御覧ください。
https://www.dropbox.com/sh/1kr7ag1629iw1m7/AADiUCYwN7we9fmo3vYoXS-Ka?dl=0