tsubuyaki622の日記

母の闘病記

東京医療センターの重大医療事故_統合版(2)

東京医療センターの重大医療事故_統合版(2)

 

      ー法律事務所と碑文谷警察署ー

 

 

Amebaでは文字数制限のため東京医療センターの重大医療事故』を(1)~(11)に11割しました。

Hatena移行後もそのまま引き継いでいましたが、Hatenaには文字数に余裕があるので、まとめて東京医療センターの重大医療事故_統合版』(1)~(2)を作成しました。

内容は同じです。

 

 


      東京医療センターの重大医療事故(10)

 



■■■赤坂一ツ木法律事務所  弁護士■■■
■■■東京リベルテ法律事務所 弁護士■■■



赤坂一ツ木法律事務所 弁護士 東大法卒 60歳台後半(当時)
東京リベルテ法律事務所弁護士 早大法卒 20歳台(当時)



             ≪≪≪医療事故≫≫≫



2015年5月8日母は”卵巣癌の疑い”で溜まった腹水を誤って全部抜き取られ一月半後の6月22日に自宅で息を引き取った。享年81歳。


2015年9月28日母の病気の経過をまとめた資料を持って東京医療センターを訪ね、医療事故として調査してほしい旨伝えた。担当の企画課員は、事故調査委員会を立ち上げて調査する』と応じた。


2015年12月16日東京医療センター医療事故調査の進捗状況を問い合わせた。企画課員は、産婦人科の主治医が『処置内容に問題はなかった』と言ったので、そのまま調査もしないで2月半の間放置していたと応えた。


医療事故でなければ事故調査をしたが、医療過誤は認められなかったといってさっさと連絡してくれば済むことなのに、現実に医療過誤があったがゆえに対応に苦慮して、ずるずると2月半もの間放置していたようだ。


企画課員が連絡をためらって納得のいく理由もなく二月半もの間放置したことで、東京医療センター医療事故の存在を事実上認めたことになる。


企画課員のあまりに無責任な返答に悲憤慷慨したが、けじめをつけられない東京医療センターこれ以上かかわっても埒が明かないと諦め警察に相談することにした。


2016年1月7日、警視庁碑文谷警察署に告訴状を持参して、母の医療事故について相談したが、解剖所見がないとの理由で受理されなかった。ただ病院の担当医師から治療内容についての説明の場を設けることはできるとのことだったのでお願いした。


2016年1月21日東京医療センター産婦人科の科長と主治医から、母の腹水穿刺について説明を受けたが、問題はなかったの一点張りで、話し合いは平行線のまま終わった


2016年2月9日、科長の勧めで、600頁余のカルテを入手



         ≪≪≪医療事故研究会≫≫≫



2016年2月8日区役所の無料法律相談で、母の医療事故被害について相談した。

無料法律相談の受付でアルバイトの係員から、医療事故でしたらこんなのもありますよと言って、『医療事故研究会』パンフレットを渡された

受付で渡されたパンフレットを無料法律相談の担当弁護士に見せたが、そんな研究会のことは知らないとの返事であった。

その場で弁護士の知人に電話で確認してもらったところ、ちゃんと活動している組織のようだから相談してみたらと言われた。無料法律相談室に備えてあった弁護士関係の資料の説明も一緒に受けた。

受付で渡された『医療事故研究会』のパンフレットは区役所が正式に相談者に渡しているものではなく受付のアルバイト係員の判断で勝手に渡していたようだ。

『医療事故研究会』は、区役所の担当窓口に話を通さないで裏口から受付のアルバイトに手渡して配布を依頼していたようだ。

 

『医療事故研究会』のホームページで活動内容を調べてみたところ、

担当弁護士の専門性を高め、よりよい事件処理ができるよう、毎月1回例会や、年に1回の合宿を行い、担当事件の報告、判例研究、医学知識勉強会医師や外部講師の講演などにより継続的な研修をしています。


と表示されていた。これを読み、この研究会に属している弁護士は医学問題に明るく必要であれば随時関連する分野の専門医から助言、協力を得られる体制がとられていると受け取り、期待できそうだと思ってしまった



2016年2月23日『医療事故研究会』の受付の当番弁護士に電話で相談内容を伝えたところ、調査カードを送るので医療事故内容を記入して返送するようにとのことだったので記入して返送した。


2016年2月26日『医療事故研究会』が選任した、東京リベルテ法律事務所の弁護士から電話を受けた。

2016年3月4日、同じく『医療事故研究会』が選任した赤坂一ツ木法律事務所の弁護士の事務所を訪ね、同弁護士と東京リベルテ法律事務所の弁護士に母の医療事故の経過をまとめた資料を渡して説明した。



赤坂一ツ木法律事務所の弁護士は、こういうのは難しいんだよな、と言ったが私も簡単に解決できる問題とは考えていなかったので、そんなもんだろうと思い、同弁護士の言葉を重くは受け留めなかった。


医療事故調査契約をしてから報告書を作成するのに半年くらいかかると言われちょっと長いとは思ったが、問題が単純でないことは承知していたので、しかたないと思った。ただし報告書作成にあたっては、専門医の意見書をつけてほしいと念を押した


2016年3月9日、東京リベルテ法律事務所の弁護士に医療事故調査を依頼する旨伝えた。

2016年3月19日契約書類と調査費請求書を受領3月21日、契約書に署名、捺印して弁護士に送付。翌日、契約金を振り込んだ。

契約金を振り込む際、該当する口座は存在しませんと銀行のATMに表示されたので、やむなく一旦自宅に戻り弁護士に電話で確認したところ、銀行の支店名を間違えて書いてしまったとの返事。

銀行に戻り、正しい支店名で振り込んだが、自分の振り込み口座の支店名を誤表記するとは、いかに新米の弁護士とはいえ、あまりにお粗末な出来事であった。



        ≪≪≪医療事故調査報告書≫≫≫



事故調査報告書作成に半年ほど必要と言われていたが、半年過ぎても連絡がないので、2016年9月29日に東京リベルテ法律事務所の弁護士に問い合わせたところ、あと1~2カ月必要で、12月には報告できるとの返事

2016年12月22日契約から9カ月経ってやっと赤坂一ツ木法律事務所で、両弁護士から医療事故調査報告書の説明を受けた

報告書の内容を一言でいうと、中途半端な医学知識しかない素人の作文でしかなく、専門医の意見書を付けるよう念を押しておいたのに付いていなかった

両弁護士ともに専門的な助言、協力を受けられる医師との繋がりがなく、訴訟に持ち込むにしても、専門医の協力が得られそうにないので、最初から医療事故ではなかったとの前提で報告書をまとめたようだ。

これはまさに詐欺そのもので、弁護士の倫理規範に反する由々しき行為といえる。




     ≪≪≪腹水穿刺についての弁護士の結論≫≫≫



母の腹水穿刺のキーポイントについて簡単に説明する。

精神疾患に伴う抑うつ状態にあって、注意力が減退していた研修医が、2015年5月8日の腹水穿刺の際、超音波エコー装置で腹水量のチェックを怠りメインの腹水溜まりの腹水を誤って全量排出してしまった結果『穿刺針が内臓に突き刺さる致命的な損傷を与えた』

しかも研修医は、内臓に突き刺さった『(穿刺針の)向きと深さを変え、さらにシリンジ(注射器の筒)で陰圧をかける』という二重、三重のダメ押しまでして、回復不能の損傷を内臓に与えた

2L以下の腹水量での穿刺では、腹部膨満感の緩和にはならないどころか、腹壁と内臓の距離が近いため一歩間違えれば内臓損傷の危険が非常に高くなるにもかかわらず、主治医が無謀にも腹水穿刺を決断したことが、研修医による重大医療事故に至ったことを考えると、主治医の責任は研修医とは比べ物にならないくらい大きい

弁護士による医療事故調査報告書では、こうした重大な問題点にまったく触れることなく



『腹水の全部排出を禁止した文献は発見できなかった。腹水

 が全部排出されたという事実をもって、不適切であった主

 張することは困難であると考える』


と、まったくピント外れな結論となっている。

結論ありきのデタラメな報告書に唖然とさせられた。




    ≪≪≪心房細動治療についての弁護士の結論≫≫≫



母の心房細動治療の経過を簡単に説明する。

2015年2月9日循環器科の医師が『2015-02-09標準12誘導心電図』を見た段階で、


脳梗塞の心配があり、ほって置く訳には行かない』


と母を脅し、心房細動の治療を決めた

2015年2月23日循環器科医師は、『2015-02-22の24時間ホルター心電図検査』の結果が、『要治療』ではなく『要観察』であったにもかかわらず、メインテート(降圧薬)、シベノール(抗不整脈薬)、エリキュース(抗凝固薬)の処方を決めた

循環器科医師は『本人と相談し抗凝固も含め投薬開始する』とカルテに書いているが、相談ではなく脅しであった。母は『もうそのままでいい』と言ってるのに、脳梗塞になると脅迫して服用を強要した。

しかも2015年3月9日エリキュース(抗凝固薬)を処方した次の診察日である3月30日には、『24時間ホルター心電図検査』結果も渡さないで訪問医に診察と処方を『丸投げ』している。

循環器科医師脳梗塞になると脅しておきながら自身で以後の経過観察をすることなく、さっさと診察、処方を訪問医に丸投げするような、医師としての責任感、使命感、良心を著しく欠いた実にデタラメでチャランポランな医師であった。

訪問医が2015年4月1日にメインテート(降圧薬)を、6日にはシベノール(抗不整脈薬)それぞれ半減するよう母に電話で指示

2015年4月13日に予約外で循環器科医師の診察を受け訪問医による測定で脈拍が40台に落ちていたので訪問医の指示でメインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)を半減したと伝えたが、



『正確に脈をカウントできていたかどうかが問題』


と言って、循環器科医師の最初の処方に戻すよう指示されたが、戻さなかった

2015年4月22日には母がお腹が辛いというので、産婦人科の主治医が、メインテート(降圧薬)、シベノール(抗不整脈薬)、エリキュース(抗凝固薬)すべての服用を中止するよう指示

心房細動治療薬3薬の服用を止めたことで2015年5月に入ると体調がだいぶ上向いてきた

しかし残念なことに、その直後の産婦人科の主治医による腹水抜きで、最悪の事態を迎えることになってしまった

循環器科医師は、『24時間ホルター心電図検査』結果を棚に上げ脳梗塞になるといって恐怖感をあおって』『百害あって一利なしの治療薬を処方』したあとも、自身でまともに経過観察することもなく訪問医に『丸投げ』して、母への診察関与を絶ち切った

循環器科医師による一連の処置内容を、両弁護士は肯定的に説明し、



『一連の投薬が、心房細動の治療として不適切であったとは

 いえない。』


と、極めて安易に予定調和の結論を出している

専門的な助言、協力を得られる医師との繋がりがないので、裁判には持ち込めないと考え、医療事故ではないという、実に不謹慎で無責任な結論ありきの報告書にまとめている。




     ≪≪≪病理解剖についての弁護士の結論≫≫≫



医療事故報告書は解剖について以下のように説明している。


『患者は、死後の解剖を希望しており、病院側も了解してい

 た』


死後も、遺族から解剖希望がでたものの、死因は病死で明

 らかと説明し、実施しなかったが、医師には、本人(遺族含

 む)の求めがあった場合には、病理解剖を実施し、その結果

 に基づいて死因を説明すべき診療契約に付随する義務を負

 っていたと解される』



主治医は、診療契約に付随する義務を負っていながら、義務を果たさなかったということである。


病理解剖についての弁護士の説明に異論はない



    ≪≪≪医療事故調査報告書(1)のコピー≫≫≫

 






 

 

 

 


       ≪≪≪医療事故の再調査を要請≫≫≫



2016年12月22日に説明を受けた医療事故調査報告書は、医学知識が乏しい弁護士が医学書を見ながらまとめた、まったくの的外れの報告書で、専門医の意見書も付けられていなかったので、専門医の意見書を付けた報告書を再度出すよう要請した。

専門医の意見書を付けた報告書の作成に、最初3カ月と言い、すぐにいや6カ月待ってほしいと言われ長すぎるとは思ったが、ここまで来たからには中途で止めるわけにもいかず、やむなく了承した。

2017年6月29日専門医から聴取した意見をもとに両弁護士がまとめた医療事故調査報告書の説明を、赤坂一ツ木法律事務所で受けた。

報告書は両弁護士が医師を装って作文した稚拙な内容で、予想していたとはいえ、まったくの期待外れの落胆、鬱憤ものであった。



専門医であれば具体的な事象、根拠をあげ、治療主体と治療内容の事実関係を明確にして、客観的な視点から治療の適否を判断するものであるが、両弁護士がまとめた報告書は、具体的な根拠を示さず、治療主体が誰であるかも曖昧で漠然とした感想文調の説明で、一読して医学の素人の作文であると判断できるしろものであった。



     ≪≪≪”専門医?”による医療事故調査報告書≫≫≫



報告書のはじめに


『隣接県内の産婦人科医及び心臓外科医に、事前にカルテを

 送付のうえ、面談にて、意見を聴取しました。医師らから

 聞き取った内容は、以下のとおりです。』


と書いているが、私はカルテと一緒に母の病気の経過についてまとめた資料も弁護士に渡しているが、両弁護士は意見聴取した医師にカルテしか送付していない

医師はカルテだけでは治療経過の全容を掴めないので、治療の背景情報を聴取して診断するものだ。背景情報なしではまともな診断はできない

責任ある医師なら、カルテだけ渡されて医療事故調査報告書を書いてほしいと頼まれても不十分な判断情報しかないので、まず引き受けることはない

この段階で既に医師が介在していないことがわかる。両弁護士が医師を装って書いた『偽装報告書』であると白状しているようなものである。弁護士らしからぬ稚拙で間抜けな医療事故調査報告書の書き出しである。




         ≪≪≪腹水穿刺について≫≫≫



産婦人科医師の意見として、

『全体の印象として、治療行為に特段の問題があるようには

 見えない』


『全体として、丁寧な医療を受けていたといえる』


『腹部全体に炎症が起きている状態なので、腹水を全て抜く

 ことは不可能陰圧をかけることはあまりしないが、試し

 てすぐやめているので問題があるとは言えない超音波

 で確認しながら行われたので、内臓を傷つける可能性はき

 わめて低い。』


等々、いろいろ書かれているが、医学の素養のない未熟な人物が書いたあまりにお粗末な感想文レベルの報告書で、医療事故には当たらないという結論に導く目的だけでまとめられた稚拙な駄文である。こんなレベルの調査結果報告書を出して、弁護士としてのプライドを保てると思っているのか恥ずかしくないのか

『治療行為に特段の問題があるようには見えない』とあるが、研修医がメインの腹水溜まりの腹水を誤って全量排出してしまったことで『穿刺針が内臓に突き刺さり』、さらに『(穿刺針の)向きや深さを変えて、シリンジ(注射器の筒)で陰圧をかけている』のに、特段の問題があるようには見えないとは、まともな判断能力があるのかといいたい。

『腹水を全て抜くことは不可能』とあるが、研修医は『腹水700mlで流出止まった』とカルテに書いている。メインの腹水溜まりの腹水がすべて流出している

 

『陰圧をかけることはあまりしない』とあるが、メインの腹水溜まりの腹水がすべて流出したあとで、陰圧をかけることなどありえない『試してすぐにやめている』とは、カルテのどこに書かれているのかすぐにやめたら内臓を損傷することはないというつもりかバカを抜かすでない

超音波装置は、穿刺後すぐに病室から診察室に引き上げて治療現場にはないのに、架空の超音波装置を勝手に都合よく設置している

両弁護士の目は節穴で、思考停止状態にあるようだ。早い話バカ




         ≪≪≪心房細動について≫≫≫



心臓外科医の意見として、


『薬の内容は適切で、この治療内容で死期を早めたとは思え

 ない。ガンを原因として亡くなったとみてよい


検査レポートで要観察となっているのは、24時間ホルター

 心電図を判読した医師の意見であり、検査結果全体をみる

 と、治療は必須な状態である』


身体への侵襲を伴わない治療であり、癌への影響を考慮す

 ることはない』



『3種の薬の処方内容も適切である。これらの薬で癌が悪化す

 るということはない。心臓病で、腹水が溜まることもある

 から、心房細動の治療は、腹水に関してはプラスに働いて

 いるはずだ』



投薬後、平成27年3月30日の心電図も正常になり、治療の

 効果がでている。脈が下がりすぎたため、薬の量を減らし

 ている』


全体の治療を総括しているのが、産婦人科の医師である。

 病状が進行し、薬を飲むこと自体が体の負担になるので、

 最終的に、心臓病の薬は中止している』


『各治療行為の過程に、特段の問題はないとの意見であっ

 た』


等々、ずぶの素人が勝手に創作したことを書き連ねている

心房細動治療薬で死期を早めてはいないとか、癌が悪化することはないとか、腹水に関してはプラスに働いている等々、ピント外れの説明をしている。問題のポイントがまったく掴めていない

『ガンを原因として亡くなったとみてよい』とあるが、専門医であれば明確な根拠を示したうえで判断を下すはずであるが、根拠が明示されてない。そもそも主治医の診断は、”癌”ではなく、”癌の疑い”であった。

『要観察となっているのは、24時間ホルター心電図を判読した医師の意見であり、検査結果全体をみると、治療は必須な状態』とあるが、心電図を判読した医師は、検査結果全体を見ないで要観察と判断したとでもいう気か検査結果全体を見ないで、どこを見て要観察と判断したというのか。この調査報告書を書いた人物は頭が悪すぎる要するにバカ

具体的な根拠データも示さず『検査結果全体をみると、治療は必須な状態』などと書くのは客観性に欠ける素人特有の曖昧で漠然とした表現である。なんの説得力もない事故調査報告書である。

服薬で腹水が増大してお腹が辛くなっているのに、『身体への侵襲を伴わない治療』であると断言している。侵襲の意味を理解して書いているのか

『3種の薬の処方内容も適切である。これらの薬で癌が悪化するということはない。』とあるが、高血圧でもないのにメインテート(降圧薬)を処方し、3種の薬の服薬で脈が40台まで下がっているのに、処方内容が適切とは、『バカも休み休みに言え』カルテのどこを見て適切と判断しているのか。繰り返すが主治医の診断は、癌”ではなく、”癌の疑い”であった。

『これらの薬で癌が悪化することはない』のではなく、これらの薬で腹水が増大してお腹が辛くなったということである。論点がずれているなにが問題であるか理解できていない

『心臓病で、腹水が溜まることもあるから、心房細動の治療は、腹水に関してはプラスに働いているはずだ』と書いているが、実際は腹水が増えてお腹が辛くなって腹水穿刺をすることになったプラスに働くとはどういう意味で書いているのか、まったくもって意味不明。両弁護士は論理性に欠ける思考回路の持ち主のようだ。これで弁護士が務まるのか。

『脈が下がりすぎたため、薬の量を減らしている』とあるが、訪問医の指示で薬の量を減らしたが循環器科医師は減らさないで元の量に戻すよう指示している。循環器科医師の指示はスルーして戻さなかったカルテのどこを見て書いているのか『うわの空』で報告書を書いている。

『病状が進行し、薬を飲むこと自体が体の負担になるので、最終的に、心臓病の薬は中止している』とあるが、実際は心房細動治療薬で腹水が増加し腹部が圧迫されて苦痛を感じるようになったから産婦人科主治医が心房細動治療薬すべてを止めさせて、腹水穿刺を実施したということである。その結果は悲惨なものであったが。

『薬を飲むこと自体が体の負担になる』とは子供の感想文のような曖昧で漠然とした表現である。具体的などういう状況なのか明記すべきであろう。

『全体の治療を総括しているのが、産婦人科の医師である』と書いているが、産婦人科循環器科縦割り組織の弊害でまったく連携していない産婦人科医師は医師歴2年の新米で、循環器科医師は50歳台なので、産婦人科医が全体の治療を統括する立場にはない勝手気ままに創作した自由作文

『各治療行為の過程に、特段の問題はないとの意見であった』には、ただただ呆れるばかりである。『バカのうわ言』でしかない。お花畑で午睡でもしてたのか。

いづれの説明も主語が無く、根拠もなしに曖昧で漠然とした、論理性に欠ける表現に終始していて、医学の素人の稚拙な感想文でしかなく、まともに読む気も起きない駄文である。事故調査報告書の書き方の基本をまったく理解していない。この事故調査報告書を書いたのは、よほどのバカだろう。

結論ありきの報告書で、はなからまともに調査、検討しようという姿勢が見られない勝手な創作を交えながら強引に問題はないという結論に持ち込んでいる

初回の事故調査報告書の作成に9カ月かかり、さらに専門医の意見に基づく2度目の報告書にも6カ月を要し、都合1年3カ月もの時間を費やして、少なからぬ調査費用をかけたのに、それらにまったく見合わない素人の駄文を掴まされた

両弁護士は、呆れるばかりのイカサマ弁護士で、両者による医療事故調査報告書は何の足しにもならない駄文で、内容には愕然とさせられた。

帰り際にこの医療事故調査報告書は詐欺報告書だと言って両弁護士を罵倒し、詐欺で訴えてやると言い残して赤坂一ツ木法律事務所をあとにした




       ≪≪≪医療事故研究会の弁護士≫≫≫



第一義的には担当した両弁護士の自覚、見識、能力の問題であることは確かだが、両弁護士を選任、紹介した『医療事故研究会』にも一定の責任があると考える。

『医療事故研究会』の所属弁護士は、いかなる基準で入会を認められているのだろうか。本当に当該医療問題に適任の弁護士を選任しているのだろうか所属弁護士と各専門分野の医師との連携に、『医療事故研究会』はどのような形で関わっているのか個々の弁護士任せのように見えるが

赤坂一ツ木法律事務所の弁護士は、『医療事故研究会』発足当初からのいわば設立メンバーで、しかも『医療事故研究会』の事務局長を2009年から2014年まで5年間務めている設立メンバーでかつ、医療事故調査を依頼した2016年に近い5年間事務局長を務めていた人物による、詐欺まがいのデタラメな医療事故調査報告書を見れば、他の『医療事故研究会』メンバーについても、後は推して知るべしであろう。

『医療事故研究会』を初めて利用してみて、数多くの疑問を感じた。私個人の見解としては、『医療事故研究会』に依頼しても、どんなレベルの弁護士が選任されてくるかまったく分からないので、人に勧めることはできない

当該分野の医学に関する専門知識を持ち合わせているかどうかも不明確な弁護士を、調査依頼案件に順繰りに割り振っているだけではないだろうか。だとしたら、当然『医療事故研究会』の利用は見合わせるのが無難だろう。




『弁護士に医療事故調査依頼_統合版』医療事故調査報告書の内容を詳しく説明しているので、詳細はそちらを読んでいただきたい。


 


    ≪≪≪医療事故調査報告書(2)のコピー≫≫≫

 

 

 


      東京医療センターの重大医療事故(11)

 


■■■警視庁碑文谷警察署 刑事■■■


碑文谷警察署 刑事 刑事歴20年(当時)



    ≪≪≪東京医療センターに医療事故調査依頼≫≫≫



2015年5月8日、母は”卵巣癌の疑い”で溜まった腹水を誤って全量抜き取られ一月半後の6月22日自宅で息を引き取った。享年81歳。


2015年9月28日東京医療センター母の腹水抜きについて、医療事故調査を依頼。企画課員が事故調査委員会を立ち上げて調査』すると応えた。


2015年12月15日東京医療センター医療事故調査の進捗状況を問い合わせた。企画課員は、産婦人科の主治医が『処置内容に問題はなかった』と言ったので、そのまま調査もしないで2月半の間放置していたと応えた。


医療事故でなければ、事故調査をしたが医療過誤は認められなかったといってさっさと連絡してくれば済むことなのに、現実に医療過誤があったがゆえに対応に苦慮して、ずるずると2月半もの間放置していたのだろう。


企画課員が私への連絡をためらって、納得のいく理由もなく2月半も放置していたことで、東京医療センター医療事故の存在を事実上認めたことになる


東京医療センター事故原因を究明する意志がないと分かり、医療センターに期待するのは諦めて警察に相談することにした。


2016年1月7日、警視庁碑文谷警察署に被告訴人を東京医療センター産婦人科主治医ほかとする告訴状を持って、医療事故被害相談に訪れた


相談した刑事から医療事故の証拠となる解剖所見がないので証拠不十分で告訴状は受理できないと告げられた。代替として担当医師による説明の場は設定できるとのことだったのでお願いした。


2016年1月21日東京医療センター産婦人科科長と主治医から母の腹水抜きの処置について説明を受けた


科長、主治医とも、腹水抜きは正常に処置され、問題はなかったの一点張りで、話し合いは平行線のまま終わった東京医療センター医療事故の存在を認める気がないと分かり弁護士に相談することにした。


2016年2月9日、科長の勧めで、カルテ600頁余を入手した。



       ≪≪≪弁護士に医療事故調査依頼≫≫≫



2016年3月4日赤坂一ツ木法律事務所の弁護士と東京リベルテ法律事務所の弁護士医療事故被害について相談した。両弁護士は『医療事故研究会』が選任した。


2016年3月22日、両弁護士と医療事故調査契約を締結


2016年12月22日、両弁護士から医療事故調査結果の報告を受けたが、まったくのピント外れで、医療事故ではなかったという前提に立った、結論ありきの報告書であった。専門医の意見書も付いていなかったので、専門医の意見書を付けた報告書を再提出するよう要請した。


2017年6月29日専門医から意見を聴取して両弁護士がまとめたと称する、医療事故調査報告書の説明を受けたが、医学知識のない両弁護士が医師になりすまして作文した、医学的合理性に欠ける詐欺同然の報告書であった。


結局1年3カ月の月日と少なからぬ費用を弁護士に浪費させられただけで終わった。帰り際にこの医療事故調査報告書は詐欺報告書だと言って両弁護士を罵倒し、詐欺で訴えてやると言い残して赤坂一ツ木法律事務所をあとにした


弁護士がダメなら、もう一度警察に相談するしかないと考え、新たな資料を加えた医療事故説明書類を作成した。



     ≪≪≪碑文谷警察署に医療事故被害相談≫≫≫



2017年10月5日午前9時過ぎに、前回2016年1月7日に相談した碑文谷警察署の担当刑事に、新たに用意した母の医療事故の証拠書類で、医療事故の被害相談すべく電話したところ、定年退職したとのことで代わりの刑事が電話に出た



対応した刑事は、はなから迷惑そうな様子、態度で、会って話を聞こうとしなかったが、私もここで引いたら終わりと思い、40分ほどかけて粘り強く説得してなんとか面会の約束を取り付けた

指定された10月5日午后1時に碑文谷警察署に伺った。案内された部屋は、署員の事務室に付設された取調室のような少し圧迫感のあるこじんまりした部屋であった。



部屋に入るなり、まだ立ったままの状態で刑事は開口一番


『死んでしまった人間を、今さらどうしようと言うんです

 か。』


大声で聞いてきた


研修医が母の死の20日後に過労自殺していたことは午前の電話で刑事に話したが、2016年1月7日の医療事故被害相談では自殺報道される前で知らなかったのでまったく触れていない

刑事が研修医は死んだという前提で聞いてきたのは、警察として研修医の自殺を把握していたということになる

さらに、『今さらどうしようと言うんですか』という言葉は、研修医が医療事故を起こしたという前提で、死んでしまった研修医に今さらどんな処罰を望んでいるのかということであろう。

つまり刑事は、自殺した研修医が医療事故を起こしたと認めたことになる。ごっつぁんです

研修医は死んだが、腹水抜きを指示、指導した主治医は健在でしょうと応えると主治医をどうしたいと言うんですかと聞くので

医師免許(業務)停止というのがあるでしょう、と応えた。


腹水抜きを実施した研修医より、精神疾患を発症して、うつ状態にあった研修医を指揮、指導する立場にあった主治医の方が医療事故に関する責任ははるかに重いはずである。刑事は事案の軽重を理解できていないのかこれで刑事が勤まるのか




      ≪≪≪弁護士の報告書に突然激高≫≫≫



弁護士から受け取った医療事故調査報告書のコピーを刑事に渡したところ刑事はテーブルに置いた報告書のコピーを、平手で力一杯バンバンと叩きつけながら、大声を張り上げて


『あなたの弁護士がこう言っているんじゃないか。』

『そんなに弁護士の言うことが気に入らないなら、』

『自分で弁護士の勉強をして、弁護士になって、』

『自分で調査したらいいじゃないか。』


と、がなり立てた


私が弁護士の報告書は医療事故を否定した、結論ありきの詐欺報告書であると話したのが、よほど癇に障ったらしく刑事は突然烈火のごとく怒りだし、感情が噴火大爆発した感情爆発するようなシチュエーションではなかったにもかかわらず。

部屋の扉は開け放たれていたので、刑事の上司と思しき人物が何事が起きたのかとこちらの様子を見に入口までやって来て覗き込んだ

碑文谷警察署では、母の医療事故の存在を封印して、建前上医療事故はなかったことにしていたようで、私が弁護士の報告書を否定して、医療事故の存在に言及したことが、刑事の感情を強く刺激したようだ。

刑事の感情が大爆発したということは医療事故の存在を警察として認めたということである。医療事故の存在を警察が認識していなかったのなら、刑事の感情が大爆発することもない『あ、そー』と軽く受け流しておけば済むことである。ごっつぁんです

医療事故の被害相談に訪れただけなのにまるで被疑者取り調べでもしているかのような、居丈高な態度には正直閉口した。なに勘違いしてるんだ、このバカ。驕るな

刑事による一連の言動は、まさしく警察権力を笠に着たパワハラそのもので、相手が被害相談に訪れた一般都民であることを考えると、著しく常軌を逸したあからさまな強迫行為であったといえる。

 

 

刑事を20年もやっていると偉くなったと錯覚して一般人にパワハラ暴言を吐くようになるのだろうか。警察の悪しき体質が如実に現れていたようだ。

 

業務中に些細なことで興奮して感情爆発するのは精神的未熟さの現れであろう。修養を積む必要がある。

刑事の「自分で調査したらいいじゃないか」という言葉を受けたわけではないが医療センターも、弁護士事務所も、碑文谷警察署もまったくもっていい加減で当てにならないと分かり結局自分で調べてまとめるしかないと考え、一連のブログを書くことになった




    ≪≪≪内臓損傷では一カ月も生きられない≫≫≫



刑事は内臓を損傷したら一カ月も生きられないと言った。確かに内臓損傷してなんの処置も施さなければ、長く生きることはできないという点については同意するが、それが一カ月になるかどうかは分からない

2015年5月8日に研修医がメインの腹水溜まりの腹水を誤って全量流出させて内臓を損傷した翌日5月9日の母の日記と病気メモには、



『(腹)水抜きをした後から、ずっと膨らんで来るお腹』(日記)

『(医療センターから)帰宅、前よりもっと膨らんで来るお

 腹』(病気メモ)


5月10日と14日のメールには、


『お腹はへっこむどころか反って膨らんでくる』(10日)

『(腹)水を抜いても反って膨らんできたお腹、あの日の苦し

 さはなくなったものの、違う苦しさが出て来て』(14日)


書き残している


メインの腹水溜まりの腹水を全量流出させれば一時的ではあっても腹部膨満感は治まり、お腹が少しは楽になるはずである。

ところが、お腹が楽になるどころか、前より膨らんできて、違う苦しさが出て来たと書いている。

内臓損傷の傍証として十分に採択可能な母自身による証言記録である。



2015年5月8日のカルテで研修医は、


『腹水700mlで流出止まつた。』

『(穿刺針の)向きや深さを変えたり、シリンジ(注射器の筒)

 で陰圧かけるも引けず。』


と書いている。


『腹水700mlで流出止まった』とは、メインの腹水溜まりの腹水が全量流出して、腹水溜まりがあった腹腔内のスペースがなくなったことでテープで腹部に固定されていた穿刺針が内臓に突き刺さったことを意味している。


研修医は、ここでさらに『(穿刺針の)向きや深さを変えたり、シリンジ(注射器の筒)で陰圧をかけた』が、これは腹部に突き刺さった穿刺針を何度も抜き差ししながら、内臓に多数の損傷を与え、さらに腹水ではなく内臓器から内容物を引き抜こうとしたということである。大バカヤロー


これでも内臓損傷を否定するのであれば刑事にはカルテの記述に基づいて全体の状況を客観的に理解、把握する能力が欠けているということである。つまりアホ。これで刑事が勤まるのか。伸びしろが少ない。


 母は2015年5月8日に腹水穿刺に伴う内臓損傷を受けた一月半後の、6月22日に亡くなっている

途中5月23日には、フェントステープ(痛み止めの麻薬)で一時的に体調が持ち直したが、6月に入ると急速に衰弱していった




       ≪≪≪専門医10人の証言が必要≫≫≫



刑事にどう説明しても納得を得られない、というより納得する気など毛頭ないことが分かったので、どうしたら被害届を受け取ってもらえるのか試しに尋ねてみたところ、


『相談者である私がまず、確かに医療事故であると、裁判で

 証言してもらえそうな専門医10人を探す。』


『次に10人の専門医の元に私自身が出向いて個々に面談し、

 間違いなく裁判で証言してもらえるか確認する。電話では

 だめ、面談が条件。』


『10人の専門医の確約が取れた後に、刑事がもう一度、医師

 一人一人に直接面談して再確認する。』


と得意げに”和尚”は『空念仏』を唱えた。



ひどく現実離れした『バカのうわ言』のようなことを、よくもまあ抜け抜けと話せるものだと関心させられた私は真剣に医療事故被害の相談をしているのに、刑事はまるで『言葉遊び』でもするかのようにばかばかしいことを屁でもするように平然としゃべっている実に扱いにくい刑事である。要するにかなりの『つむじ曲がり』


これ以上相談を続けても展望が得られそうにないので、引き上げることにした。


碑文谷警察署を出たのは午后5時10分前だった。午後1時から正味3時間半の長丁場であったが、残念ながら被害届を出すという所期の目的を達することはできなかった


ただ刑事が実質的に医療事故の存在を認めるような言辞で応対してくれたことは想定外の得難い副産物であったごっつぁんです



      ≪≪≪松崎圭祐医師のネット記事≫≫≫



刑事の求めに応じて、10人の専門医を探し出し、裁判での証言の確約を得るというのは現実的ではないので、ネット上で腹水抜きに関する専門医の見解を検索してみた。

2017年10月16日に、都内豊島区要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐医師が、腹水抜きについて数多くの貴重な記事を書いているのに気づいた。




記事の内容は、東京医療センターの重大医療事故_統合版】2015年4月25日のあたりを見てほしい。


松崎圭祐医師は、自ら開発した『KM-CART法を使った腹水治療で、5年足らずで4000例(2016年8月まで)』におよぶ実績があり、この分野の第一人者と目されている。


松崎圭祐医師の記事の一部を引用する。


『腹水を抜いてただ廃棄』するだけでは、『体力維持に必須のアルブミン(栄養分)』グロブリン(免疫関連物質)』等のタンパク質も腹水と一緒に抜き取られてしまうため、『急速に患者の体力が低下』して『全身状態が悪化』し、さらに腹水が溜まりやすくなるという悪循環を招き『死期を早めるだけ』なので、腹水を抜いてただ捨ててはいけないというのが現代医療の常識である。



       ≪≪≪碑文谷警察署に電話で相談≫≫≫



松崎圭祐医師の腹水抜きに関する知識、経験は、並みの10人の専門医など遠く及ばないほどの、豊富な実績に裏打ちされたものであると分かったので、松崎圭祐医師の記事で刑事を説得することにした

2018年1月12日、碑文谷警察署の刑事に電話で、腹水抜きの経験豊富な医師の記事を入手したので医療事故被害相談にもう一度伺いたいと話した。

刑事は予想した通り、10人の専門医が集まったのかと聞くので並みの10人の専門医など遠く及ばないような、実績豊富な医師の記事で説明したいと話したが、ネット記事など信頼できないと言いあくまで10人という『専門医の頭数を揃える』ことにこだわる硬直した姿勢を崩さなかった




        ≪≪≪病院を潰したいのですか≫≫≫



前回2017年10月5日と異なり今回はどう説得しようにも、頑として動こうとしない私の執拗な食い下がりに業を煮やしたのか


『金が目的ですか。』

『病院を潰したいのですか。』


と、厳しい口調で問い返してきた



小茂田刑事は、明らかに東京医療センターで医療事故があったという前提に立って話している実に正直な刑事であるが、正直なだけではだめで、誠実さが伴っていることが重要である。

医療事故であるならば、誠実に捜査するのが警察の努めではないか。

刑事の言葉からは、身を挺してでも東京医療センターを守るんだという気迫だけは十分に感じ取ることができた。なぜそうまでして、東京医療センターの防波堤になろうとするのかが理解できない。裏に何があるのか。

警察としての守るべき対象を取り違えているようだ。加害者である東京医療センターではなく被害者である遺族に寄り添うのが警察の本来の努めであると、私は理解しているのだが。

精神疾患を発症して、うつ状態にあった研修医によるあまりに初歩的で稚拙な医療過誤が表沙汰になれば東京医療センターの存続にかかわる重大な問題につながりかねないと、刑事は真剣に考えていたようだ

碑文谷警察署は東京医療センターのことは暖かい眼差しで見守っているようだが、被害にあった患者のことはどこかに置き忘れて視野には入っていないようだった。




    ≪≪≪碑文谷警察署は医療事故を把握してた≫≫≫



2017年10月5日に碑文谷警察署に被害届を出した際の


『死んでしまった人間を、今さらどうしようと言うんです

 か。』


という刑事の言葉


さらに弁護士の医療事故調査報告書を渡して詐欺報告書だと言ったら


『あなたの弁護士がこう言っているんじゃないか。』

『そんなに弁護士の言うことが気に入らないなら、』

『自分で弁護士の勉強をして、弁護士になって、』

『自分で調査したらいいじゃないか。』


がなり立てたなにがなんでも医療事故の存在を認めないという気迫の籠った迫真の感情大爆発であった。


2018年1月12日にもう一度被害相談に伺いたいと電話した時の、

『金が目的ですか。』

『病院を潰したいのですか。』

怒鳴り返した刑事の言葉



刑事はかなり荒っぽくてちょっと扱いにくいが、根は正直とみえて率直に思いの丈を吐き出してくれるので、突っ込みどころの多い言辞を得ることができたごっつぁんです


研修医の自殺捜査で、碑文谷警察署は精神疾患を患っていた研修医が、母の医療事故に深く関わっていたことを知り、事の重大さを認識していたが、当事者である研修医が自殺してしまったので指揮、指導した主治医の責任も含め、医療事故の存在そのものをうやむやにして捜査を終えたようだ。『これにて一件落着のお手軽捜査』であった。

 

 

警視庁碑文谷警察署と違って江戸南町奉行の遠山の金さんなら『これにて一件落着』とはしなかっただろう。もっとも格が違い過ぎるか。(笑)


医療事故の事実を把握しながら、捜査に着手しなかったのであればその態様は職務怠慢、放棄以外のなにものでもなく看過できるものではない

病院が潰れるかもしれないと刑事が真剣に心配する程の医療事故の存在を知りながら警察が握りつぶして捜査しなかったのは都民に対する重大な背信行為ではないか。

個人の被害者の存在には目をつむり加害者である東京医療センターのような大病院が起こした医療事故には、見て見ぬふりをする大甘な警察の対応には疑問を禁じえない

刑事の言動から、碑文谷警察署は東京医療センターと癒着、結託して医療事故の隠蔽を図ったと推察できる。碑文谷警察署は医療事故を隠蔽することに、一体どんなメリットがあるのか。まさか捜査しなくて済んで楽できるなどといった馬鹿げた理由ではないだろう。

これが警察の医療事故捜査の実態と知り残念かつ無念で深い落胆を禁じ得なかった

碑文谷警察署が東京医療センターの番犬役を担っているとは想像したくないが。

以前あった桶川女子大生ストーカー殺人事件で、警察の不適切な対応が問題視されたことがあるが、どうも警察というのは面倒な案件には積極的に関わろうとしないで、相談者を突き放そうとするようだ。

警察という巨大組織は積極的に自己変革しようとする意志、意欲に乏しい、旧態依然たる体質のようで、桶川事件のようにマスコミに取り上げられなければ変わらないようだ。これは多分、碑文谷警察署のような一出先機関に限った問題ではないように感じる。




『警察に医療事故被害相談_統合版』で、警察の対応についてもう少し詳しく説明しているので、そちらも合わせて読んでいただきたい。

 

  東京医療センターの重大医療事故_統合版 完

 

 

詳しくはオンラインストレージDropbox「闘病記」フォルダ内pdfファイルを御覧ください。

 

https://www.dropbox.com/sh/1kr7ag1629iw1m7/AADiUCYwN7we9fmo3vYoXS-Ka?dl=0

 

警察に医療事故被害相談_統合版

 

          ーーー病院の闇_統合版を受けてーーー

 

      ーーー弁護士に医療事故調査依頼_統合版を受けてーーー

 

 

       警察に医療事故被害相談_統合版

 

 

Amebaでは文字数制限のため『警察に医療事故被害相談』を(1)~(2)に2分割しました。

Hatena移行後もそのまま引き継いでいましたが、Hatenaには文字数制限がないようなので、一つにまとめた『警察に医療事故被害相談_統合版』を作成しました。

内容は同じです。

 

 

      警察に医療事故被害相談(1)

 

 

       ≪≪≪碑文谷警察署に告訴状持参≫≫≫



2015年6月22日、母が自宅で息を引きとった。通院していた東京医療センター産婦人科主治医は死因を卵巣癌としたが、私は納得していたわけではなかった。


一月ほどたった7月末になってやっと、母の直接の死因は卵巣癌ではなく、腹水の全量抜きによる衰弱死であると気づいた。


2015年9月28日、母の『病気の経過』をまとめた資料を東京医療センターに持参して、担当の医事課員に説明したところ、院内に『医療事故調査委員会を立ち上げて調査すると約束した。


2015年12月15日、医事課員から一向に連絡が来ないので電話で問い合わせた。


『主治医に聞いたところ処置内容に問題はなかった』と答えたので、そのまま二月半の間放置していたとの返事にわが耳を疑った。納得がいかないので、一体どういうことかと問い詰めようとしたが、一方的に電話を切られてまった。


まともな組織の対応とは到底考えられないこの無責任さに、怒りがおさまらなかった。こういうやからを世間ではバカヤローと呼ぶのだろう。この超メタボの愚劣な医事課員をこれ以上相手にしても埒が明かないと考え、警察に相談することにした。


一旦は『医療事故調査委員会を立ち上げて調査すると約束しておきながら、態度を一変して放置したということは、この医事課員は当初、医療事故の存在を知らされていなかったのか。


調べてみたら確かに医療事故を起こしていたことが分かり、まともに調査を進めると東京医療センターの病院経営に影響を及ぼしかねないと危惧して放置したのか。


2016年1月7日『被告訴人を東京医療センター産婦人科主治医ほかとする告訴状』をしたため碑文谷警察署に持参したが、解剖所見がないので、証拠が不十分で受理できないと告げられた。


この時点で手元にあった証拠は、訪問診療時に母が訪問医に話した内容を記した、【病院の闇_統合版】2015年5月13日の訪問医診療レポートだけで、


『(主治医が腹水を)全部とるのはまずいと言っていたの に、結局全部抜くことになってしまいました。』


と記録されている。


まだカルテも入手しておらず、母のメールや日記類もチェックしていなかったので、如何ともしがたく、引き下がるほかなかった。



     ≪≪≪主治医が解剖を拒絶≫≫≫



2015年6月22日に母が自宅で亡くなってすぐに、死後の解剖について母自らが約束を交わしていた、東京医療センター産婦人科主治医に電話でお願いしたが、主治医は【病院の闇_統合版】2015年6月22日に書いたとおり、


『こちらで解剖するための手続きが煩雑で、ものすごく大変ですよ。』

『車の手配もありますし。』

『診察時に解剖の話はしましたが、正式に約束したわけではありません。』

『医学的には既に診断(卵巣癌)がついていることです。』

『いまさら解剖しても、得られるものは何もありません。』

『主治医として解剖することに、何の興味も関心もないし、意味もないことです。』


と言って、私が懇願した解剖を頑なに拒んだ。


近所に住む東京医療センター産婦人科元看護師長に、事前に母の死を伝えてあったので、元看護師長から連絡を受けて、あらかじめ念入りに対応策を練っていた主治医は、なんのためらいも迷いもなく、即座に解剖を拒絶した。あれこれ思案する様子もなく、淀みのない返答であった。


私も、この時点で腹水抜きが死因であるとは考えていなかったので、すでに卵巣がんと診断がついていて、解剖する意味がないと言い張る主治医の頑なな態度に、断念せざるを得なかった。


2年間の主治医による卵巣癌の診察では、2度の腹水検査以外は超音波エコーでの診察のみで、手術はしていない。これで医学的には診断が確定し、解剖したところで得られるものは何もなく、意味もないと断言できるのか。主治医にはよほど特殊な透視能力でも備わっているのか。これぞまさしく名医ならぬ迷医ではないか。


医療事故の当事者として将来、自身と東京医療センターが不利な立場に置かれることを危惧して、解剖を拒絶したのであろう。


主治医の対応は、医療事故の証拠隠滅を意図したもので、医の倫理に反する医師にあるまじき、極めて悪質、非道なものといっても過言ではないだろう。


狡猾で悪辣な主治医の対応で解剖できなかったことが悔やまれてならない。主治医の卑劣で、卑怯なやり口には憤りを禁じ得ない。主治医は良心の呵責に悩むことはないのだろうか。



        ≪≪≪弁護士報告書から引用≫≫≫



【弁護士に医療事故調査依頼_統合版】≪≪≪病理解剖≫≫≫で、


『患者は、死後の解剖を希望しており、病院側も了解していた。』


『死後も、遺族から解剖希望がでたものの、死因は病死で明らかと説明し、実施しなかったが、医師には、本人(遺族含む)の求めがあった場合には、病理解剖を実施し、その結果に基づいて死因を説明すべき診療契約に付随する義務を負っていたと解される。』


『病理解剖の実施及び結果報告義務違反として、医師の対応が不適切であったといえる可能性がある。』


と指摘している。


主治医が診療契約に不随する義務に違反したことは明白である。


医事課員といい、産婦人科主治医といい、東京医療センターにはなんとも無責任で狡猾な職員がいるようだ。母が亡くなってはじめて、とんでもない病院にかかっていたと分かったが、もはや取り返しのつかないことであった。



      ≪≪≪弁護士に医療事故調査を依頼≫≫≫



2016年1月21日碑文谷警察署刑事の計らいで、産婦人科医長(科長)と主治医に会い、母に対する医療処置について説明を受けた。


主に医長(科長)が説明したが、母の医療処置に問題となる点は無かったの一点張りで、到底納得できるものではなかった。

【病院の闇_統合版】2016年1月21日 参照


2016年2月8日区役所の無料法律相談で、『医療事故研究会』を知る。


2016年2月9日産婦人科医長(科長)から入手を勧められていた、カルテ600頁余を受けとる。


2016年3月4日赤坂一ツ木法律事務所の、医療事故分野の『経験豊かな弁護士と、東京リベルテ法律事務所の『若手女性弁護士』の両者に、赤坂一ツ木法律事務所で母の医療事故について説明。両者は『医療事故研究会』が選任した弁護士である。


2016年3月22日、両弁護士と医療事故調査契約を結ぶ。


2016年12月22日、赤坂一ツ木法律事務所で両弁護士から医療事故調査報告書の説明を受けたが、専門医の意見書をお願いしておいたのに、付いていなかったので、再度専門医の意見書を付けた報告書を出すように依頼した。

【弁護士に医療事故調査依頼_統合版】参照


2017年6月29日専門医の意見を両弁護士が聴取してまとめたと称する医療事故調査報告書の説明を、赤坂一ツ木法律事務所で受けたが、専門医の意見書などではなく、単に医学には素人の両弁護士が作文しただけの報告書であった。

【弁護士に医療事故調査依頼_統合版】参照


結局1年3ヶ月の時間と少なからぬ費用を無駄に費やしただけの、まったくの骨折り損のくたびれ儲けに終わってしまった。


赤坂一ツ木法律事務所弁護士の、医療分野での『経験豊か』というのは、一体どういった経験のことを言っているのだろう。到底素直に受け取れるものではない。法律の専門家による調査報告とはお世辞にも言えないような、あまりにお粗末な事故調査報告書であった。



    ≪≪≪担当した研修医が自殺≫≫≫



2017年8月9日、母の腹水抜きを担当した東京医療センター産婦人科研修医が、腹水抜きの時点で既に精神疾患を発症していて抑うつ状態にあり、母の死の20日後の2015年7月12日に自殺していたことをマスコミ報道で始めて知った。


【病院の闇_統合版】2015年8月10日の報道記事によると、独立行政法人国立病院機構が運営する、都内の総合病院に勤務する産婦人科研修医の過労死》を、品川労働基準監督署が労災認定したとある。


《品川労働基準監督署が管轄する地域は品川区と目黒区で、両区にある国立病院機構の総合病院は目黒区の東京医療センターのみである。》


海軍軍医学校の流れをくむ東京医療センターの、広大な敷地内に点在する職員寮にこの研修医は住んでいて、亡くなる直前の2015年5月と6月には道交法違反(信号無視)を起こしていたと報道にある。


5月8日には研修医が母の腹水を全量抜き取ってしまったうえに、内臓を傷つけた可能性があり、6月22日にはそれらが原因で母が亡くなっている。その20日後の7月12日に研修医が自殺した。母の治療経過と時期的によく符合している。


職員寮の自室はものが散乱した状況で、冷蔵庫には何も入っていなかった。公共料金の支払いも滞っていたと報道にある。


【病院の闇_統合版】2015年5月8日研修医が腹水穿刺した後、カルテをチェックした主治医が、研修医の常軌を逸した、無謀な医療処置に気づいて厳しく叱責したであろうことは容易に想像がつく。


さらに6月22日に母が息を引き取ったことを主治医から聞かされた研修医が自責の念に駆られ、これが導火線となって7月12日の自殺に至ったであろうことは想像に難くない。


こうしたことが研修医が亡くなる直前の5月と6月の道交法違反(信号無視)と7月の自殺に結びついていると考える。


日本産科婦人科学会雑誌2015年10月号の敬弔(死亡退会)欄に、研修医が自殺した日付で、研修医の会員退会届が出されていたのを、2018年10月末に確認した。



      ≪≪≪病院名、研修医名をなぜ伏せた≫≫≫



研修医の過労自殺の労災認定が報道されながら、病院名ならびに研修医名が伏せられていたことに違和感を感じたのは私だけではないだろう。


少なくとも研修医の遺族にとっては、病院名を公表して研修医の勤務状況、健康状態に対する病院の管理責任を追及するのが普通である。病院に損害賠償を求め、研修医の無念を少しでも晴らせれば、せめてもの慰めになるであろう。


伏せなければならない理由があり、その点を明確に理解、自覚していたからこそ、研修医遺族の代理人弁護士は労災認定発表で伏せたと考えられる。


報道によって病院名と研修医名が表に出ると、母の医療事故を追及している私を利するばかりか、病院がこうむる社会的な不利益、さらには労災認定結果にも疑義が生ずると考えたか。


過去の他病院での研修医の過労自殺の労災認定では、病院名と研修医名が明らかにされているので、単に過労自殺者を出したというだけなら、病院がこうむる社会的不利益は限定されたものになると考えていいだろう。


労災認定結果に疑義が生ずるかもしれない点についても、2017年9月末に品川労働基準監督署に伺って副署長から話を聞いたところ、自殺した研修医については何も話せないが、一般論として言えば一度認定したものが取り消されることはないとの返答であった。



  ≪≪≪代理人弁護士と医療センターが非公表で合意≫≫≫



代理人弁護士は、労災認定の申請にあたって、東京医療センター産婦人科医局での聞き取り調査の過程で、研修医が母の医療事故に関わっていたことを知らされたであろう。


もし病院名、研修医名を公表すれば、医療事故を追及する私を勢いづかせ、研修医にとっても、東京医療センターにとっても不利になると言われた考えられる。


研修医遺族にとっては、病院名、研修医名が公表されれば、単なる過労自殺では済まなくなり、背後にひそむ研修医による医療事故の存在が明るみに出てしまう可能性があり、研修医に汚名を着せることにもなる。


一方で東京医療センターは、精神疾患を患っていて、抑うつ状態で注意力が減退し、冷静さを欠いていた研修医に、リスクを伴う腹水抜きを任せたことで、腹水を全量抜き取ってしまったうえに、穿刺針で内臓を傷つけた結果、患者である母を死亡させたという事実が明るみに出てしまう。


そうなれば医師の勤務、健康、業務管理を含めた東京医療センターの管理体制全般に、重大な欠陥があったことが露呈することになる。


東京医療センターは、研修医の代理人弁護士に病院名、研修医名の公表が医療事故の存在を明るみに出して、研修医に汚名を着せることになりかねないと伝え、公表を見合わせるよう説得したのであろう。


代理人弁護士、医療センター双方にとって、研修医が関わった母の医療事故の存在が、いかなる形でも表に出ることは好ましくないと考え、最終的に病院名、研修医名を伏せることで、合意したものと推察される。


せっかく代理人弁護士が名前を伏せて発表したのに、私は報道内容とカルテから病院名と研修医名を容易に把握することができた。



≪≪≪常軌を逸した研修医の医療行為≫≫≫



【病院の闇_統合版】2015年5月8日のカルテに研修医は、


『腹水700mlで流出止まつた。(穿刺針の)向きや深さを変

えたり、シリンジ(注射器の筒)で陰圧かけるも引けず。』


と書いている。

腹水が抜け切って腹部の空洞が無くなった状態で、精神疾患を発症して、抑うつ状態で注意力が減退し、冷静さを欠いていた研修医が、穿刺針の向きや深さを変え、さらにシリンジ(注射器の筒)で陰圧をかければ、穿刺針が内臓に突き刺さって傷つけた可能性は十分に考えられるはずである。


主治医は研修医のカルテを見て、血の気が引いたに違いない。なんてことをしてくれたんだと、研修医を厳しく叱責したであろうことは想像に難くない。


研修医が精神疾患を発症して、抑うつ状態で注意力が減退し、冷静さを欠いていたことが、常軌を逸した無謀な医療処置に結びついたことに疑いはない。


主治医ならびに産婦人科医局が、精神疾患を発症して、うつ状態で注意力が減退し、冷静さを欠いていた研修医に、内臓損傷のリスクを伴う危険な医療行為を任せたことの責任はきわめて重いと考える。


東京医療センター産婦人科医局において、医師の勤務、健康ならびに業務管理が適切に行われていなかったのは明白であろう。



     ≪≪≪主治医の責任は重大≫≫≫



【病院の闇_統合版】2015年4月22日、主治医はカルテに、

『下腹部は腫瘤のためスペースなく上腹部メインにある
《穿刺は肝臓・小腸近く、現時点での量ではリスクの方が恐
 い》

と書いている。つまり、現在の腹水量で腹水穿刺することは、肝臓・小腸を傷つけるリスクがあり怖い、とはっきり認識している。


2015年4月28日、主治医が腹水穿刺を5月7日に実施と決める。


2015年5月7日、主治医が研修医に1000mL目標にドレナージを指示、実施


2015年5月8日、超音波エコーで腹水残量をチェックすることなく、主治医が研修医に漫然とさらに1000mL目標にドレナージを指示したが、700mLで流出が止まった。2日間で合計1700mLドレナージした。


研修医は700mLで流出が止まった後も、遮二無二に(穿刺針の)向きや深さを変えたり、シリンジ(注射器の筒)で陰圧かけて、主治医に指示された1000mLのドレナージを、なんとかして達成しようとした結果、内臓を傷つけてしまったと考えられる。

研修医が医師としての正常な判断能力を、完全に喪失していたのは明白である。

一連の流れを見ても分かるように、そもそも腹水量が少なく内臓を傷つけるリスクの方が怖いと認識していながら、初日の1000mLに続いて、2日目もさらに1000mLの腹水穿刺を研修医に漫然と指示した、主治医の責任は極めて重い。



         ≪≪≪腹水抜きの注意点≫≫≫



【病院の闇_統合版】2015年4月25日≫腹水抜きの注意点≪で書いたように、2L以下の腹水量では、通常腹水穿刺することはなく、腹部膨満感の緩和効果も期待できないことは、医師に限らず看護士レベルでも共有されている基本認識であるはずなのに、なぜ腹水穿刺を強行したのか。


さらには、腹水穿刺した腹水をセルブロック検査に使った以外は、すべて廃棄処分していることも理解できない。


都内豊島区要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐医師の考案になるKM-CART法のように、取り出した腹水を濾過、凝縮して点滴で静脈に戻す方法が開発されているのに利用していない。


そもそも1700mL程度の腹水量では、腹水穿刺をしても腹部膨満感の緩和効果が乏しいどころか、内臓を傷つけてしまうリスクがあることを考えれば、やってはいけない治療であった。


主治医が腹水抜きを強行したばかりに、精神疾患を発症していて、うつ状態で注意力が減退し、冷静さを欠いていた研修医が医療事故を起こしたことが、母の死と研修医の自殺につながったことを考えると、主治医の責任は看過できるものではない。


母と親しい間柄の東京医療センター産婦人科元看護師長が、いかなる意図をもってか不可解で強引な介入をしたことで、主治医が治療方針の変更を余儀なくされたことは承知しているが、それでも実施を決断した主治医に最終責任があることは論を待たない。

【病院の闇_統合版】2015年4月22日、28日参照。


医療事故に直接かかわったのが研修医であることは間違いないが、精神疾患を発症して、うつ状態で注意力が減退して、冷静さを欠いていた研修医に、リスクを伴う腹水穿刺を指示して実施させた主治医の責任が、研修医の責任をはるかに上回ることは疑いない。



      ≪≪≪碑文谷警察署に被害届持参≫≫≫



2017年10月5日午前9時過ぎ、母の医療事故被害について再度相談したいと碑文谷警察署に電話。前回2016年1月7日に相談した2人の刑事は、定年退職と他部署に移動したとのことで、別の刑事が電話口にでた。


前回2016年の相談では医療事故の根拠となる証拠が、十分に揃っていなかったので一旦は諦めたが、その後カルテを入手して、母の残したメール、日記類も読み込んで、医療事故の証拠となる資料を新たに多数入手したので、これら資料を基に医療事故について説明に伺いたいと電話で伝えた。


さらに都内総合病院産婦人科研修医の過労自殺が、2017年8月9日に労災認定されたと報道されたが、報道内容からこの研修医は母の腹水抜きを実施した研修医で間違いないと考えていることも伝えた。


電話口の刑事は、もう済んだことをなんでまた蒸し返してくるのかといった調子で、まともに私の言い分を聞こうとしなかったが、40分に渡って粘り強く説得して、なんとか面会の約束を取り付けることができた。


刑事がその日の午後1時に碑文谷警察署に来るようにというので、急いで早めの昼食をとり、碑文谷警察署最寄りの東横線都立大学駅に向かった。


東京医療センター産婦人科主治医は、研修医の過労自殺が労災認定されたとの報道直後の、2017年8月に系列の慶応病院婦人科に移動、栄転していたので、『加害者を慶応病院婦人科医師ほかとした被害届』と多数の医療事故の証拠資料を持参した。


前回は『告訴状』を持参して受理されなかったので、今回はより受理されやすい『被害届』の形式とした。


主治医が慶応病院婦人科に移動したのと時を同じくして、東京医療センター産婦人科医局の医師も大幅に入れ替わり、それまで2~3名いた研修医はゼロとなった。


研修医の過労自殺の労災認定が報道されたことで、母の医療事故に飛び火するおそれがあると考え、産婦人科医局医師の大規模移動を行って隠蔽を図ったのではないか。



          ≪≪≪刑事の開口一番≫≫≫



碑文谷署に着いて案内された部屋は、署員の事務室に付設された取調室のようなこじんまりとした部屋であった。部屋には小さめの机と、向かい合って置かれた椅子が2脚、荷物置き用の小椅子1脚があった。

部屋に入るなり、まだ立ったままの状態で、刑事が開口一番きわめて強い口調で、

『死んでしまった人間を、今さらどうしようと言うんです

 か。』

と聞いてきたので、

《研修医は死んだが、腹水抜きを指示、指導した主治医は健在でしょう。》

と応えた。すると刑事が、

『主治医をどうしたいと言うんですか。』

と聞いてきたので、

《医師免許停止というのもあるでしょう。》

と応えた。


いきなりの威圧的な口調に圧倒されて、刑事の言葉の意味をその時は深く考えないで受け答えしたが、後になって考えてみると、実に含みが多く示唆に富む言葉であることが分った。



        ≪≪≪死んでしまった人間≫≫≫



確かに私は2017年8月9日の報道を基に、母の腹水抜きをした研修医が自殺したと午前中の電話で伝えたが、これは私の一方的な申し立てであって、これだけで警察は確定した事実とするわけにはいかないはずである。


警察は、被害者からの被害申告に対して、公平、公正、中立の立場で被害者、加害者どちらにも組せず、ほぼ白紙の状態で双方の申し立て、申し開きを聞き、それらに基づいて捜査して、警察なりの判断を下すというのが一般的な捜査手順であろう。


にもかかわらず、いきなり『死んでしまった人間』と断定しているのは、警察は研修医の自殺を確定した事実としてはっきり認識していたということである。



         ≪≪≪今さらどうしようと≫≫≫



さらに『今さらどうしようと言うんですか』という言葉も、研修医が医療事故を起こしたという前提、認識に立っての言葉である。


通常であれば、医療事故を起こしたと主張する根拠、証拠を私に提示させて、それらを精査したうえで、医療事故を起こしたかどうかを判断するのが一般的であろう。


確かに研修医が医療事故を起こしたと私は申し立てているが、警察としては被害者の一方的な申し立てをもって、確定した事実として扱うことはしないはずである。


ところが、いきなり研修医が医療事故を起こしたという前提に立った話をしている。


くどくどと繰り返すようだが、警察は被害者からの被害申告に対して、公平、公正、中立の立場で被害者、加害者どちらにも組せず、ほぼ白紙の状態で双方の申し立て、申し開きを聞き、それらに基づいて捜査して、警察としての判断を下すというのが一般的な捜査手順であろう。


ところが、この刑事の言葉からは、警察は既に研修医の自殺と、研修医が医療事故を起こしたという事実をはっきり把握していると言っているも同然である。《勢いあまって、語るに落ちたようだ。》


研修医が医療事故を起こしたと分かっていれば、当然指揮系統の上位に位置する主治医の責任も問われるべきなのに、直接の当事者の研修医が自殺してしまったのだから、もうこれで捜査は打ち止めということにしたらしい。まことに不可解である。捜査の常道から逸脱しているのではないか。


主治医が研修医の医療事故に関わっていたと明確に認識していたからこそ、『主治医をどうしたいと言うんですか。』と聞いてきたわけだから、当然主治医についてもその責任を追及すべきであろう。


この後に続く説明で私は《自殺した研修医が》と繰り返し話したが、その都度刑事は『研修医が死んだかどうかは知らない』と言い返す始末。さっき自分で研修医は死んでしまったと言ったじゃないかと言ってやりたかったが、つむじを曲げられては説明を進めにくくなると考え、温情をもって穏便に済ませた。



          ≪≪≪警察は知ってた≫≫≫



ではなぜ警察は研修医の自殺と、研修医が医療事故を起こしたという事実を、私が申し立てをする前から知っていたのかについて考えてみる。


ポイントは研修医の自殺場所である。研修医は東京医療センターの広大な敷地内に点在する職員寮で自殺したと考える。超過勤務の連続で研修医を最悪の事態に追い込んでしまった東京医療センターへの恨みつらみ、当てつけの気持ちもあったろう。


自殺の報を受けて医療センターを管轄する碑文谷警察署員が現場に急行。警察としては自殺を装った他殺も念頭に捜査をすることになる。


職員寮の現場検証は当然のこと、さらに医療センター関係者、特に研修医が所属していた産婦人科医局員への事情聴取は徹底して、厳しく行われたはずである。なにせ理由はともあれ病院の敷地内で研修医が死亡したのだから。


この過程で、研修医の自殺前数か月の勤務形態、医療処置内容等についても執拗に聴取したであろう。


産科婦人科医局員、特に上司に当たる主治医への厳しい事情聴取で、研修医が医療事故を起こしていたという事実も掴んだと考えられる。母に対する研修医の常軌を逸した無謀な医療行為を、主治医は厳しく叱責していたであろうから、医療事故について触れないわけにはいかなかったろう。


ここからが問題で、医療事故の事実を掴んだ段階で、本来であれば医療事故としての立件も視野に捜査することになるはずであるが、当事者である研修医が自殺してしまったことで、警察の捜査はなぜかここでストップしてしまったようだ。


碑文谷警察署と東京医療センターどのような関係にあるのか知らないが、医療事故の存在を黙殺することで合意したのだろう。


碑文谷警察署は加害者である東京医療センターの側に立って、被害者である母の存在を無視したようである。公平、公正、中立であるべき警察は、なんの疑問も感じなかったのだろうか。


東京医療センターにとって幸いなことに、狡猾で悪辣な主治医が母の解剖を必死になって妨害して実施させなかったことで、医療事故の決定的な証拠が残らなかったことも大きい。


被害者遺族である私も、この時点では医療事故として認識しておらず、当然被害申し立てをしていなかった。



          ≪≪≪不思議な霊体験≫≫≫



2015年9月28日東京医療センターで医事課員に対して、母の治療経過をまとめた資料を基に、医療事故について説明し調査を依頼した。


医事課員は、院内に『事故調査委員会』を設置して調査すると明言したので、事故原因究明に向けて光明が見えてきたと思い、安堵の気持ちで帰途についた。


東京医療センターの裏口から職員寮の辺りを通って、裏門の短い階段を下ると、環状7号線のバス停手前まで気持ちのいい長い道が続いている。


この辺りには、目黒区の高級住宅地が広がっており、車道も歩道もゆったりとしていて、人通りも車の通行もほとんどなく、落ち着いた静かな環境のなか、うららかな日和もあって、散歩気分でのんびりと歩きだした。


しばらく歩いたところで、なんだか誰かが死んだみたいだという不思議な感覚にとらわれた。


もちろん、それが誰なのかはその時は分からなかったが、2017年8月9日になって、研修医が過労自殺していたと報道されたことで、あの時の不思議な感覚は研修医のことだったと理解した。


研修医が自殺したのは2015年7月12日なので、自殺して2月半後の9月28日に研修医の霊が、病院の敷地内で私に取りついて、ついてきたのであろう。



          ≪≪≪研修医と私の因縁≫≫≫



なぜ研修医が私のことを知っていたかというと、2015年5月7日に腹水穿刺で母が東京医療センターに入院した際、病室で入院手続きを終えて、個室病室で母に付き添っているところへ、研修医が超音波エコー装置を手押ししながら無断で入って来て、母のベッドを挟んで私の対面に立つなり、

『今からここで処置をするんですよ。終わったら呼びますから。』

と、興奮した口調で怒鳴るようにしゃべった。ビックリして、慌てて廊下に出たが、研修医は一体なんで朝っぱらから初対面の私に、いきなりあれほど興奮してしゃべったのか理解できなかった。社会性が欠如した礼節をわきまえない人間との印象であった。


後の労災認定の報道で、精神疾患を発症した、抑うつ病患者であったと知って納得したしだいである。


この一件で、腹水抜きで医療事故を起こしてしまった相手である、母に付き添っていた私のことを研修医ははっきりと認識していて、私が医療センターの職員寮の辺りを通ったところで、研修医の霊が私を見つけて取りついたのであろう。


研修医もさぞ無念な思いを抱いて死んでいったのであろう。亡くなった後も、主治医の指示、指導には納得、承服できないものがあって、職員寮の辺りをさまよっていたのかもしれない。


主治医と産婦人科医局が研修医の精神疾患に対して、適切な対応をしていれば研修医が最悪の事態を迎えることはなかったのではないか。母についても同様のことが言える。



     ≪≪≪刑事の感情が突然爆発≫≫≫



【弁護士に医療事故調査依頼_統合版】の医療事故調査報告書のコピーを刑事に渡して、母の医療事故を否定したお粗末な報告書を受け取らされたと話したら、刑事はテーブルに置いた報告書のコピーを、平手で力一杯バンバン叩きつけながら、大声を張り上げて、

『あなたの弁護士がこう言っているんじゃないか。』

『そんなに弁護士の言うことが気に入らないなら、』

『自分で弁護士の勉強をして、弁護士になって、』

『自分で調査したらいいじゃないか。』

と、怒鳴り立てた。


弁護士が医療事故を否定した報告書に対して、私がいい加減な報告書を掴まされたと言ったのが、よほど刑事の癇に障ったらしく、突然感情が爆発してしまったようだ。著しく冷静さを欠いた対応であった。


私は穏やかな口調で淡々と説明していたのに、刑事がいきなり興奮して怒り出すとは、感情のコントロールがうまくできないのだろうか。刑事の独り相撲であった。刑事歴20年になるそうだが、未熟さを露呈してしまったようだ。


刑事の強烈な威圧感に完全に気おされてしまった私には、返す言葉がなかった。


刑事にしてみれば、私が依頼した弁護士が医療事故を否定したのであれば、もうそれ以上何を言うことがあるんだ。それで終わりでいいじゃないかと言いたかったのだろう。


弁護士の言うことが常に正しいわけではないことは、刑事なら当然分かっているだろうに。


たかが弁護士の報告書を見せられたくらいで、なんでこれほど激高するのか理解に苦しんだ。



      ≪≪≪刑事はなぜ突然感情爆発したか≫≫≫



医療事故の相談に訪れただけなのに、刑事はなにを勘違いしたのか、ほとんど被疑者取り調べにでもあたっているような威丈高な態度であった。



部屋の扉は開け放たれていて、隣の署員の事務室に声が筒抜けだったので、刑事の上司と思しき人物が入口まで来て、大丈夫かと確認するようにこちらを覗いていた。この後も刑事が何度か大声を張り上げるたびに、入口に人がいるのが見えた。


その場では圧倒されっぱなしで冷静に判断できなかったが、後になって落ち着いて考えてみると、母の医療事故の内容に関して、警察もかなり細部まで把握していたが、最初からなぜか事件化しないと決めていたようだ。


そのため何が何でも事件化を阻止しなければという強い思いが根底にあって、つい暴走してしまったのだろう。


母の医療事故を追及しようとする私を、なんとしても押しとどめようとする気迫を十分に感じ取ることができた。


医療事故の内容について何も知らないで、白紙に近い状態であったなら、たかが弁護士の報告書くらいで、ここまで激高することもなかった思う。


刑事が爆発してくれたおかげで、碑文谷警察署が母の医療事故の存在をはっきりと認識していて、しかも事件化しないと決めていたのであろうということを知ることができた。感謝、感謝。



       ≪≪≪研修医の興奮と刑事の感想≫≫≫



2015年5月7日朝に個室病室で母に付き添って待機しているところに、研修医が無断で病室に入って来て、

『今からここで処置をするんですよ。終わったら呼びますから。』

興奮した口調で怒鳴るようにしゃべったことを刑事に話して、研修医は正常な精神状態ではなかったようだと言ったら、

実に呆れたことに、

『あなたがそんなところ(個室病室)にいたからいけないんだ。』

と返してきた。

個室病室がどういうものなのか、分からないわけないだろうに。何言ってんだと思ったが、刑事はとにかく私が言うことを、ほぼ全否定してくるので、反論しても徒労に帰すだけと思い、軽く受け流して話を進めた。



         ≪≪≪インターネット情報≫≫≫



母の死を医療事故と判断する際に拠り所とした医療情報は、私がネットで調べた記事であると刑事に話したところ、ネット上の記事は信頼できないから受け入れられないと言った。


ネット上にある記事は、確かに玉石混交で無条件に信頼していいものでないことは、もちろん承知しているが、信頼できる記事も多い。これほど容易に多くの情報を入手できるネット上の記事を、一律に信頼できないからと拒絶してくるとは意外であった。


個人のみならず、法人、団体においても、今や医療情報に限らず、各種情報の収集において、ネット利用は必要欠くべからざる手段であるのに、なんと時代遅れの認識であることかと驚きを禁じ得なかった。


時代の流れに逆らって、食わず嫌いを決め込んでいると、《見ざる、聞かざるの、ただのアホざる》に堕してしまうと考えるが、いかがなものか。この際考えを改めてみてはどうか。



          ≪≪≪税金の無駄遣い≫≫≫



午後1時過ぎに説明を始めて、3時前くらいに刑事が、

『もう1時間半もあなたの相手をしている。』

『我々警察は税金で運営されている。』

『あなたがこうして私を拘束していると、あなたは私に税金の無駄遣いをさせている 

 ことになるんですよ。』

と、驚くようなことを口にした。


都民が公務員の執務内容に関して、税金の無駄遣いだと言うのを耳にすることはあるが、まさか逆に公務員である刑事から被害相談に訪れた都民に対して、税金の無駄遣いをさせていると言われようとは、ただただ呆れるばかりである。


さぞや日々、税金の無駄遣いをしては納税者の都民の皆様に申し訳ないと考え、日夜業務に精励されていることでしょう。ご苦労さん。ご奮闘を。



    ≪≪≪内臓を傷つけたら一月も生存できない≫≫≫



【病院の闇_統合版】2015年5月8日研修医は腹水を700mL抜いたところで流出が止まったのに、主治医が目標として指示した1000mLを、なんとしても達成しようとして、

『(穿刺針の)向きや深さを変えたり、シリンジ(注射器の筒)で陰圧かけるも引け ず』

と自らの医療処置内容をカルテに記入しているのを根拠に、研修医が穿刺針で内臓を傷つけたことが、腹水全量抜き以上に母の体に大きなダメージを与え、死に至らしめたと刑事に説明した。


刑事は内臓に傷つけたら1ヶ月も生き延びることはできないと言って、内臓に傷つけたという私の主張を全否定した。相当な医学知識を持ち合わせているのか、自信をもって断言した。


どこでそのような医学的判断ができるような知識を身に着けたのだろう。刑事が忌避するネットではないだろう。なにせネット情報は信頼できないそうだから。内臓の傷の程度と、処置内容(麻薬等)によって生存可能な日数も変わってくると思うが。


もっとも私のいうことは、なんでも即座に否定するような人物だから、医学知識以前の反射的な反応だったのだろう。


腹水が抜け切って腹部の空洞が無くなった状態で、精神疾患を発症して、抑うつ状態で注意力が減退し、冷静さを欠いていた研修医が、穿刺針の向きや深さを変えて、シリンジ(注射器の筒)で陰圧をかければ、穿刺針が内臓に突き刺さって傷つける可能性があることくらい、医学の素人でも十分に想像できることではないか。


刑事には常人が普通に持つ想像力が欠落しているのだろうか。あるいは単に見ざる、聞かざる、考えざる》なのか。



        ≪≪≪母が亡くなる前の状況≫≫≫



【病院の闇_統合版】より、2015年4月から6月までの母の病気の経過を簡単にまとめてみた。

4月16日要支援1の認定を受ける。

4月28日、主治医が腫瘍マーカー類は横這いないしは下がっていて血液

     検査の結果も問題ないと話す。ClassⅢのまま

5月 8日、研修医による腹水の全量抜きと、それに伴う内臓損傷

5月13日両目が真っ赤に充血タニタの体重計で体水分率が60%から80% 

   に急上昇。

5月18日退院サマリーで、一気に卵巣癌末期と主治医が記載。

5月20日2年におよぶ卵巣癌の診察で、始めて受けた余命宣告 

   が、なんといきなりの余命1ヶ月宣告。主治医錯乱した

   か。

 

   腹水の全量抜きとそれに伴う内臓損傷で、長くて一月の 

   命と主治医が推定。

 

   卵巣癌にかこつけて、でっち上げた、欺瞞に満ちた余命

   宣告。

 

   治療上の失態を糊塗した、ご都合主義で、辻褄合わせの

   余命宣告。

 

      主治医の良心はいずこにありや。

5月22日風呂で立ち上がれず、這いつくばって風呂から出る。

5月23日フェントステープ(麻薬)処方以降、訪問医の診療回数急増。

6月 3日フェントステープ倍増。以降、体力を急速に消耗。

6月10日今月一杯もたないと、訪問医が告げる。

6月12日、幻影を見るようになる。

6月13日訪問看護と訪問入浴を受け始める。

6月15日要介護3の認定を受ける。

6月22日息を引き取る。


以上のような体調の急激な悪化の原因は、腹水全量抜きと穿刺針による内臓損傷以外には考えられない。亡くなる前の数日間は、具体的には書かないが、ひどく苦しんだことを付け加えておく。


母の苦しむ姿を傍で看ていたからこそ余計に、東京医療センターの不適切な医療処置と偽りに満ちた説明を見逃すことはできない。



         ≪≪≪説明に使った資料類≫≫≫



医療事故被害相談に際して、前もって多数の文書を作成、準備しておいた。説明に使った文書は、ブログ【病院の闇_統合版】を作成する際に、基にした資料と基本的に同じ内容である。


ただブログ上の画像類はブログを書く際に新たに作成したものなので含まれていない。ブログを書く際に、新規に書き加えたものもある。


刑事に渡して説明した文書類は、刑事が下僚に指示していちいちコピーさせていたので、警察署に残されているはずである。


こうした文書類は、基となる資料を数多く渉猟し、検討を重ねてまとめたものなので、私としては十分説得力のあるものに仕上がったと考えている。


ところがいかように説明しようとも、私の説明がほぼすべて否定される有様で、さながら刑事は用意したラバースタンプをひたすら押しまくっていたようなものである。


私の説明を深く考えもせず、始めから徹頭徹尾否定で押し通すつもりで相手をしていたようで、説明を進めるほどに虚しさが募ってくるばかりであった。それでも用意した文書類をできるだけ説明すべく踏ん張った。


【病院の闇_統合版】の内容が、全否定できるほど偏って間違った説明になっているのだろうか。私は決してそうは思わない。刑事の思考に極端なバイアスが掛かっていたと考えるのが妥当であろう。


医療事故の内容を知っていて、受け入れる気がまったくなかったので、私の説明をごくごく事務的に、ほぼ全否定することができたのだと考える。


医療事故の内容を事前に知っていなければ、迷いもなく自信をもって否定し続けることなどできないはずである。


これが公平、公正、中立の立場であるべき警察での医療事故被害相談の実態である。
これじゃ到底被害者は浮かばれない。



           ≪≪≪報告書の作成≫≫≫



私が刑事に説明した内容を、刑事が後で報告書にまとめなければならないと言った。私の相談時間が長引けは長引くほど報告書の作成に時間を要するので、不満げに早く切り上げてくれと言わんばかりの物言いであった。


それもあってか、応対はますますぞんざいになっていったように思う。宮仕えの身であれば、相談内容を報告書に作成するのは当然であろう。相談者が納得することが重要である。


私が決して悪質なクレーマーではないことは、【病院の闇_統合版】を読んでもらえれば分かるはずである。


刑事にしても私を悪質なクレーマーだと思えば、強硬に警告して、必要に応じて警察権を行使したであろう。


強行処置を取らなかったということは、クレーマーではないと認めていて、不本意ながらも私の言い分にも理があると本心では認識していたのではないか。


被害届受理を判断する権限が、刑事個人には与えられていなかったのかもしれない。ただの追い返し屋といったところか。



         警察に医療事故被害相談(2)

  


     ≪≪≪専門医10人の証言を≫≫≫



一通り説明を終えたところで、どうしたら被害届を受け取ってもらえるかと尋ねてみたところ刑事は、


『相談者である私が、まず確かに医療事故であると、裁判で証 

 言してもらえそうな専門医10人を選ぶ。』

『次に10人の専門医の元に私自身が出向いて個々に面談し、

 間違いなく裁判で証言してくれるか確認する。電話ではだ

 め、面談が条件。』

『10人の専門医の確約が取れた後に、刑事がもう一度、医師

 一人一人に直接面談して再確認する。』


とのご高説を賜った。しかと拝聴させていただいた。


刑事が面談する場所は聞かなかったが、当然医師に警察署に来てもらって、刑事が面談することになるのだろう。刑事は貴重な税金の無駄遣いを極力避けたいと考えているようなので、自身が医師のもとに出向くことはないだろう。


いやはやとんでもなく現実離れした要求で、到底達成困難なものである。どういう心理状態だと、こういう正気の沙汰とは思えないようなことを平気で口に出せるのか。正気でないとしたら、一体なんなんだ。


警察は証人集めで何かしてくれますかと尋ねたところ、無いの一言。すべて自分でやる様にとのこと。


要するに越えられないほどハードルを高くして、諦めて引き下がらせようということである。


どのように説明、説得しようと、既に医療事故として扱わないと警察が決定しているのだから、一切協力する気はないということだろう。


だいぶ時間を費やしたので、ひきあげることにした。碑文谷警察署を出たところで時計をみたら、午後5時10分前だった。正味3時間半の相談も被害届の受理には至らず。



       ≪≪≪松崎圭祐医師のネット記事≫≫≫



刑事の要求通り、10人の専門医を集めるのは現実問題としてできっこないので、専門医が腹水抜きについてどのように考えているかを知りたいと思い、ネットで検索を試みたところ、都内豊島区要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐医師が、腹水抜きについて数多くの貴重な記事を書いているのに気づいた。


2017年10月16日に検索した松崎圭祐医師の、ネット記事を簡単に紹介したい。詳しくは【病院の闇_統合版】2015年4月25日のあたりを見ていただきたい。


雑誌社やタブロイド紙の記者が松崎圭祐医師に直接インタビューしてまとめた記事を、ネットに転載したものである。記事には松崎圭祐医師の写真と名前が明記されており、松崎圭祐医師の略歴も記載されていて、ご本人の見解として信頼できる記事である。


各種媒体に掲載された松崎圭祐医師の記事は私が集めただけで合計10編ほどあり、腹水抜きの問題点、注意点について詳しく解説されている。


松崎圭祐医師は、自ら開発した『KM-CART法を使った腹水治療で、5年足らずで4000例(2016年8月まで)』におよぶ実績があり、この分野の第一人者と目されている。


松崎圭祐医師の記事の一部を以下に引用する。

『腹水を抜いてただ廃棄』するだけでは、『体力維持に必須のアルブミン(栄養分)』や『グロブリン(免疫関連物質)』等のタンパク質も腹水と一緒に抜き取られてしまうため、『急速に患者の体力が低下』して『全身状態が悪化』し、さらに腹水が溜まりやすくなるという悪循環を招き、『死期を早めるだけ』なので、腹水を抜いてただ捨ててはいけないというのが現代医療の常識である。



       ≪≪≪碑文谷警察署に電話で相談≫≫≫



10人の専門医を集めろと刑事は言ったが、私を諦めさせるのが目的であって、そんなことどだい無理なことは刑事自身も理解していたであろう。


松崎圭祐医師は、10人の専門医に代わるというより、なまじな専門医10人を合わせたより、はるかに経験豊富な専門医であることをネット検索で知ったので、松崎圭祐医師のネット記事を用意した。


2017年10月5日の被害相談では、内臓損傷が母の死因であるという点に、刑事が疑問を呈したので、死因となった可能性があると、やや主張を後退させ、その他の部分もいくぶん内容を修正して、新たに被害届をまとめ直した。


2018年1月12日、碑文谷警察署の先日の刑事に、腹水抜きの経験が豊富な専門医の記事を用意したので、再度医療事故被害相談に伺いたいと電話した。


刑事は例によって10人の専門医が集まったのかと聞いてきたので、それに代わる経験豊富な専門医のネット記事で説明したいと言うと、ネット記事は信頼できないからだめだといって、あくまでも10人の専門医にこだわる姿勢を崩さなかった。



       ≪≪≪金が目的ですか≫≫≫



前回と異なり、今回はどう説得しようにも梃子でも動こうとしない。私の執拗な食い下がりに業を煮やしたのか、

『金が目的ですか。』

『病院を潰したいのですか。』

と強い口調で問い返してきた。


身を挺してでも、東京医療センターを守るんだという気迫を十分に感じ取ることができる言葉であった。ずばり本音が出た言葉であろう。まるで番犬だ。


『金が目的ですか。』は、警察は母の医療事故が確定した事実であると認めたうえでの言葉であろう。


私は医療事故があったと話してはいるが、これはあくまで私の一方的な申し立てであって、警察の立場としては、捜査したうえでなければ確定した事実として認定できないはずである。


確定した事実でなければ、まずは私に医療事故があったと主張する根拠となる証拠を提示させ、それを基に捜査して、事実であるかどうかを判断するのが筋道であろう。


それを一気に飛ばして、医療事故があったという前提に立っているから、医療事故を補償する金の話に飛んだのであろう。


こうもあっさりと医療事故の存在を認めてくれるとは、ありがたい限りである。



   ≪≪≪病院を潰したいのですか≫≫≫



『病院を潰したいのですか。』も、まったく同じロジックで説明することができる。


母の医療事故が表沙汰になれば、東京医療センターが潰れるかもしれないと刑事は真剣に考えていたのだろう。


さきほども言ったように、医療事故があったというのは、私の一方的な申し立てであって、警察は医療事故の事実関係を把握していたわけではないはずである。


まずは私に医療事故があったと主張する根拠となる証拠を提示させて、それを基に捜査して、事実であるかどうかを判断するのが筋道であろう。


それをいきなり、『病院を潰したいのですか。』と聞いてきたということは、警察は医療事故の事実関係を既に把握していて、この件が表沙汰になったら病院が潰れるかもしれないと考え、《咄嗟に問わず語りに、》

『病院を潰したいのですか。』と言ったのであろう。


結局、刑事に面会を拒絶されてしまったが、警察の手の内を知ることができる、素晴らしい機会であった。

 

 


≪≪≪碑文谷警察署は医療事故を把握≫≫≫



2017年10月5日に被害届を出しに行った時の、

『死んでしまった人間を、今さらどうしようと言うんです

 か。』


という刑事の言葉。


2018年1月12日にもう一度被害相談に伺いたいと電話した時の、

『金が目的ですか。』

『病院を潰したいのですか。』

と言った刑事の言葉。


これら2度の刑事の言葉が、警察がどの程度母の医療事故の内容を把握していて、どのように処理するつもりでいたかを窺い知る糸口となってくれた。ツッコミどころの多い言葉である。


研修医の自殺捜査で、警察は精神疾患を患っていた研修医が、母の医療事故に深く関わっていたことを知って、事の重大さを認識していたが、当事者である研修医が自殺してしまったので、医療事故の存在をうやむやにして、捜査を終えたのであろう。


医療事故の事実を把握しながら、捜査に着手しなかったのであれば、その態様は職務怠慢、放棄以外のなにものでもなく、看過できるものではない。


病院が潰れるかもしれないと刑事が心配する程の医療事故の存在を知りながら、警察が握りつぶして捜査しなかったのは、都民に対する重大な背信行為ではないか。


個人の被害者の存在には目をつむり、加害者である東京医療センターのような大病院が起こした医療事故には、見て見ぬふりをする警察の対応には疑問を禁じえない。


東京医療センターと碑文谷警察署の特殊な関係は外部からは窺い知ることができないが、なにか不明朗なものがあるように感じられる。


私個人の力では、残念ながらこれ以上両者の関係について調べを進めることはできない。

 

 

 

詳しくはオンラインストレージDropbox「闘病記」フォルダ内pdfファイルを御覧ください。

https://www.dropbox.com/sh/1kr7ag1629iw1m7/AADiUCYwN7we9fmo3vYoXS-Ka?dl=0

 

弁護士に医療事故調査依頼_統合版

 

          ーーー病院の闇_統合版を受けてーーー

 

     弁護士に医療事故調査依頼_統合版

 

Amebaでは文字数制限のため『弁護士に医療事故調査依頼』を(1)~(3)に3分割しました。

Hatena移行後もそのまま引き継いでいましたが、Hatenaには文字数制限がないようなので、一つにまとめた『弁護士に医療事故調査依頼_統合版』を作成しました。

内容は同じです。

 

 

      弁護士に医療事故調査依頼(1)

 


       ≪≪≪腹水の全量抜きで衰弱死≫≫≫



2015年6月22日朝、母は苦しみから解放されるように、麻薬で眠ったまま自宅で静かに息を引き取った。通院していた病院の診断では卵巣がんとされていたが、『病院の闇_統合版』で説明したとおり、実際は腹水の全量抜きによる衰弱死であったことは、カルテその他の分析から明らかである。


2015年9月28日、病気の経過をまとめた資料を持って病院を訪ね、医療事故として調査してもらいたいと申し出た。その場で企画課の担当者は、医療事故調査委員会を立ち上げて調査すると言った。


2015年12月16日、病院の担当者にやっと連絡がついて調査の経過を聞いたところ、主治医が処置内容に問題はなかったと言ったので、そのまま放置していたとの返事。


担当者の信じられないような無責任な返事に、一体どういうことなのかの問い詰めたが、一方的に電話を切ってしまい、メールで問い合わせても、なしのつぶてで、だんまりを決め込んでしまった。


こうしたデタラメな対応は、担当者個人のモラルの低さもさることながら、母が亡くなった20日に、腹水抜きの処置をした研修医が精神疾患で自殺していたこともあって、産婦人科医局そのものが、頬かむりしてやり過ごそうと決め込んでいたと考えられる。


2016年1月7日病院地区を管轄する都内目黒区碑文谷警察署を訪れ、医療事故の経過説明をして告訴状を渡そうとしたが、受理されなかった解剖してないので証拠不十分ということであった。


ただし病院の医師との面談の斡旋はできるから、希望であれば病院に話をするということだったのでお願いした。


2016年1月21日夕刻、病院にて産婦人科の医長、主治医と面談して、治療内容について問いただしたが、処置に問題はなかったの一点張りで、平行線のまま終了


翌日、碑文谷警察署に電話して、話し合いは平行線のまま終わったと報告。警察署の事務手続き上の必要から、最終的にどう決着したか連絡してほしいと言われたので、とりあえず弁護士に調査依頼する方向で考えていると返事。


2016年1月26日、面談の場で医長から入手を勧められた、カルテを病院に開示請求。


2016年2月9日病院でカルテ受け取り



       ≪≪≪弁護士に医療事故調査依頼≫≫≫



2016年2月8日区役所の無料法律相談を利用して医療事故について相談。受付で相談内容を書いて出したところ、アルバイトであろう受付係からこんなものもあるので、どうぞと1枚のパンフレットを渡された。


パンフレットは『医療事故研究会』について説明したもので、アルバイトの受付係が区役所とは関係なく、独断で医療事故相談者に渡していたようだ。


当日の無料法律相談の当番弁護士に、病院に提出したものと同じ内容の資料を渡して、対応を相談したところ、法テラスに相談してみてはどうかと言われた。


この際、受付で渡されたと言って『医療事故研究会』のパンフレットを見せたところ、こんな研究会なんて知らないなあと言われた。


どなたかお知り合いに、この研究会について聞いていただけませんかとお願いし、知人と思しき人にケータイで研究会について聞いてもらった。弁護士からは、研究会はちゃんとした活動をしてるようだから、一度相談してみたらと言われた。


2016年2月23日『医療事故研究会』の当番弁護士に電話連絡。調査カードを送るので、記入して返送してくださいとのこと。


2016年2月24日、調査カードに記入して返送。


2016年2月26日『医療事故研究会』が選任した若手(弁護士歴2年)の女性弁護士から電話を受ける


2016年3月4日『医療事故研究会』が選任したもう一人の年配の男性弁護士の事務所を訪れ、診療経過を説明。この年配弁護士と、別の法律事務所に所属する上記女性弁護士の2名による対応であった。


この場で『医療事故研究会』のパンフレットを見せたところ、年配の弁護士から『まだこんなものあったんですか』と言われ驚いた。


一通り、診療経過を説明し終わったところで、年配の弁護士がこういうのは難しいんだよなと言った。私としても簡単な問題でないことは百も承知で、この言葉をさほど気に留めなかった。


男性弁護士は、調査依頼を受けてから報告書を作成するのに半年くらいかかると言った。長すぎるとは思ったが、単純な事案ではないので致し方ないかと思った。私からは医療事故調査をする際には、専門医師の所見を付けてほしいと念を押した


2016年3月9日、医療事故調査を依頼する旨、女性弁護士に連絡。

2016年3月19日、契約書類と調査費用の請求書を受領。

2016年3月21日、医療事故調査契約書に署名、捺印して女性弁護士に返送。


翌日、契約金を振り込もうと銀行に行って手続きをしたが、該当する契約口座が存在しないとATMに表示された。打ち間違いかと思い複数回繰り返したが、受け付けられなかった。


しかたなく一旦自宅に戻り、女性弁護士に電話して確認したところ、間違った支店名を請求書に書いてしまったとのこと。正しい支店名で振込完了。


いかに新米の弁護士とはいえ、自分の銀行口座の支店名も正しく書けないとはお粗末な話である。振り込みを初めて受けたということだろう。


同日、碑文谷警察署に電話して、法律事務所と医療事故調査契約を結んだと連絡。これで碑文谷警察署内の事務手続きはとりあえず完了。



          ≪≪≪医療事故研究会≫≫≫



医療事故研究会パンフレットの主な内容を原文のまま転載。


医療事故を得意とする弁護士の法律相談を受けて、医療ミスの可能性が考えられる場合には、訴訟などの法的手続を検討することもできます。』


医療ミス、医療事故被害にあった人々を救済するために、患者側の代理人をしている弁護士によって作られた団体。』


1988年11月に発足し、現在、東京近辺に開業し、医療過誤事件を扱っている弁護士約55名(2016年頃)が所属。』


『担当弁護士の専門性を高め、よりよい事件処理ができるよう、毎月1回「例会」や、年に1回の「合宿」を行い、担当事件の報告、判例研究、医学知識勉強会、医師や外部講師の講演などにより、継続的な研修をしています。』


こうした記述やホームページの説明から、医療事故研究会には各専門分野の医師がプールされていて、会に所属する弁護士は必要に応じて専門的な助言、協力を得られるものと考えたこれが間違いの元だった。


医療事故調査契約を結んだ年配の男性弁護士は、1988年の医療事故研究会発足当初からのいわば設立メンバーで、研究会の事務局長を2009年から2014年まで5年間務めていたので、医療事故分野について十分な経験を積んでいるものと考えた


『医療事故研究会』の当時のホームページには、『ベテラン』弁護士が『若手』弁護士を指導しながら、2名の弁護士で対応すると書かれていた。



         ≪≪≪医療事故調査報告書≫≫≫



2016年9月29日、契約から半年が経過してもなかなか連絡が来ないので、女性弁護士に電話したところ、あと1~2ヶ月必要で、12月には報告できるとの返事。


2016年12月22日に弁護士から説明を受けた医療事故調査報告書の重要部分を抜き出して以下に書き記す。本報告書は医学に素人の若手女性弁護士が、年配男性弁護士の指導を受けて、医学書と首っ引きで書いたもので、専門医師の所見ではない



           ≪≪≪腹水穿刺≫≫≫



3 腹水穿刺の適否

 (2)治療内容の適否

  ア 一般的な治療方法

『本件腹水は、癌性腹膜炎(*1)を原因としていたとみられる(細胞診により腹水中にがん細胞確認(*2)。)。』


癌性腹膜炎は、一般に癌が高度に進行した状態であり、予後不良であるため、緩和療法、対処療法が中心となる。症状の緩和を目的に、腹水穿刺や利尿薬の併用を適宜行う(*3)』


『*1 「腹腔内臓器に原発あるいは転移した癌が臓器の漿膜面に発育し、癌細胞が腹腔内に散布され、腹膜に生着して結節を形成し、その結果、腹水貯留…などの病態を引き起こした状態」(今日の診療指針2015年版)』


『*2 「腹水セルブロック…低分化の腺癌です。卵巣の漿液線腫瘍の可能性が示唆されるものの…」(カルテ19頁)』


『*3 今日の診療指針2015年版』


過度の腹水穿刺は、タンパク喪失等による全身状態の悪化を引き起こす可能性はあるため、その適応には慎重を要するとされている。(*4)』


『*4 「腹水には、高濃度のアルブミンを含んでいることから、過度腹水穿刺は血清アルブミンの喪失によって全身状態の悪化を引き起こす可能性があるため、その適応には慎重を要する。」(新臨床腫瘍学 (改定第4版 ))』


『また、腹水穿刺の態様については、大量排液が、血圧低下を起こす危険があることから、1回の排液量は、2000ml程度として、時間をかけてゆっくり抜くのがよいとされてる(500~1000m1/時)。(*1)』  


『*1 「1回の排液量は、2000ml程度として、時間をかけてゆっくり抜くのがよい(500~1000m1/時)。それ以上の大量排液は血圧低下を起こすことがあり危険である。」(看護のための最新医学講座24 腫瘍の臨床)』


  イ 本件における治療の適否


『医師は、利尿剤の効果が得られなかったこと、患者が、腹満感による苦痛を訴えていたことから、症状緩和のため、腹水穿刺の実施を選択したものと見られる。』


『それは、上記一般的な治療方法(腹水穿刺や利尿薬の併用)に反するものではなく、腹水穿刺の実施に明らかに不適切であるということは困難であると考える。』


『また、腹水穿刺の態様についても、明らかな不適切性は認められない。すなわち、腹水穿刺は、5月7日は、1時間かけて1200ml、8日は、50分で700mlの排出量及び速さで実行されている。』


『排液のペースが、上述の基準より速いが、大量排液時に懸念されるリスクである血圧の低下は確認されていないため、腹水穿刺の態様として、明らかに 不適切であったと主張することは困難であると考える。』


 (3) 補足

  イ 腹水の全部排出の適否


腹水の全部排出を禁止した文献は発見できなかった腹水が全部排出されたという事実をもって、不適切であった主張することは困難であると考える。』


以上が、腹水穿刺に関する報告書の抜粋である。



       ≪≪≪腹水穿刺_報告書の問題点≫≫≫



『本件腹水は、癌性腹膜炎を原因としていたとみられる(細胞診により腹水中にがん細胞確認。)。』


『〈癌性腹膜炎は、一般に癌が高度に進行した状態であり、予後不良であるため、緩和療法、対処療法が中心となる。症状の緩和を目的に、腹水穿刺や利尿薬の併用を適宜行う〉、書いているが、』


『病院の闇_統合版』で、2015年3月25日の主治医のカルテには、〈癌性腹膜炎を疑う硬結はない〉、とはっきり書いてある。よって、癌が高度に進行した状態とはいえない。》


《〈癌性腹膜炎では、予後不良であるため、症状の緩和を目的に、腹水穿刺や利尿薬の併用を適宜行う〉と書いているが、そもそも癌性腹膜炎ではないので適合しない腹水穿刺が妥当であったという結論に誘導するための記述である。》


《〈過度の腹水穿刺は、タンパク喪失等による全身状態の悪化を引き起こす可能性がある〉と書いておきながら、弁護士の調査の不徹底、不十分さから、腹水の全部排出を禁止した文献を発見できなかったという理由で、》


腹水が全部排出されたという事実をもって、不適切であったと主張することは困難である〉と書いているのは、論理性に欠けた矛盾した説明である。》


『病院の闇_統合版』2015年4月24日に紹介したように、腹水治療で5年足らずで4000例(2016年8月まで)の実績のある、都内豊島区の要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐医師は、》


《腹水には『体力維持に必須のアルブミン(栄養分)』グロブリン(免疫関連物)』が豊富に含まれており、腹水を排出すると『栄養状態だけでなく免疫機能が急激に低下』するため、『全身状態が悪化』『死期を早めるだけ』と書いている。》


《報告書では腹水の全部排出が、がん患者にとっては極めて危険で避けるべき処置であるという重大な事実が見落とされている。事の本質をまったく理解していない、ずぶの素人の考えである。》


《そもそも全部排出などということは、まともな医師にとって論外の禁じ手であって、書くまでもないということであろう。医学知識に乏しい未熟な弁護士が知らないだけのこと。デタラメなことを書くなと言いたい。》


『病院の闇_統合版』2015年5月8日に、主治医が〈腹水を全部取るのはまずいが、結局全部抜くことになってしまった〉と母にハッキリと話している。》


《さらに主治医は、腹水を全部抜いてしまったことで〈一番入ってほしくない路線に入ってしまった。これからどんどんいたちごっこなる〉と母に話している。主治医自身が不適切な処置であったと認めている。》


『〈患者が、腹満感による苦痛を訴えていたことから、症状緩和のため、腹水穿刺の実施を選択したものと見られる。腹水穿刺の実施に明らかに不適切であるということは困難である〉と報告書は書いているが、』


『病院の闇_統合版』2015年4月24日に紹介した要町病院の松崎圭祐医師は、〈1~2リットルと少ない状態での腹水穿刺は危険で、腹部膨満感の緩和効果も乏しい〉と書いている。つまり、母の1700ml程度の腹水量での腹水穿刺は不適切で実施すべきでなかったということである。》


要町病院の松崎医師が考案した『KM-CART法』を用いて、抜き取った腹水を濾過、濃縮後に点滴で体内に戻せば』『全量を抜き取っても患者の体力は低下せず』『死期を早めることもない』という実績ある処置法を利用すれば、大量の腹水の穿刺が不適切とはいえない。》


《それでも〈1~2リットルと少ない状態での腹水穿刺は危険で、腹部膨満感の緩和効果も乏しい〉ので、やはり実施すべきではなかった。》


《〈腹水穿刺の廃液ペースが、概ね1時間1000ml程度であったから、腹水穿刺の態様として不適切ではない〉と書いているが、そんなことは本質的な問題ではない。》


〈腹水の全部排出が問題〉なのである。見当違いも甚だしい。適切な医療処置であったという方向に誘導する目的を持った、ためにする論法である。》



          ≪≪≪心房細動治療≫≫≫



4 心房細動治療の適否

 (2)白内障手術の前提としての心房細動治療の要否


『心房細動は、active cardiac condition(重症度の高い心臓状態)に該当しない(*3)ため、白内障手術の前提としての心房細動治療は不可欠ではなかったようにみえる。』


『*3 重症度の高い心臓の状態であるactive cardiac conditionとは、不安定狭心症や最近発症した急性心筋梗塞、急性心不全、高度房室 ブロックやコントロールできない心室頻脈などの重篤不整脈、高度の弁膜疾患の存在である。』


『これらのリスク因子があれば、術前に心血管系評価を行い、治療して安定させてから手術を実施為なくてはならない。active cardiac conditionがなく、低リスクの手術が予定されている場合には、それ以上の心血管系評価の必要はないとされる。(「非心臓手術に関するガイドライン」6,7頁)』


 (3)治療内容の適否


脳梗塞リスクのある患者では、抗凝固療法が必須である(*5)と考えられているところ、患者は、75歳以上かつ高血圧であり脳梗塞リスクは高く(*1)抗凝固療法が必須であった。』


『*5「発作性、持続性、症状の有無を問わず、脳梗塞リスクのある患者では、抗凝固療法は必須である。CHADSスコア2点以上の場合は、抗凝固療法の適応、1点の場合は勧めてもよい。」(最新循環器診療マニュアル300頁)。』


『*1 CHADASスコア(脳梗塞発症のリスクをスコア化したもの)に基づく。心不全1点、高血圧1点、年齢75歳以上1点、糖尿病1点等で計算される(最新循環器診療マニュアル300頁)。』


『本件では、メインテート(降圧薬:β遮断薬)、シベノール(抗不整脈:Naチャネル遮断薬)、エリキュース(抗血栓:合成Xa阻害薬)による投薬治療が実施されている。』


メインテートは、心拍数調整療法に、シベノールは、洞調律維持療法に、エリキュースは、抗凝固薬として抗凝固療法に用いられたものと思われる。』


『本件において、①洞調律維持療法と②心拍数調整療法が共に採用されたことに疑間があるものの、』


『「発作性心房細動に対し、抗不整脈薬を使用した場合、心房粗動に移行して、思わぬ頻脈症状が出現することがあることから、レートコントロール治療(心拍数調整療法)を併用する必要がある」との文献記載(*2)もあり、』


『本件一連の投薬が、心房細動の治療として不適切であったとはいえない。』


『*2 最新循環器診療マニュアル301頁』


 (4)悪性腫瘍患者に対する心房細動治療の適否


メインテート、シベノール、エリキュースいずれの薬においても悪性腫瘍患者への投与は、禁忌事項となっていない。』


上記薬が腹水貯留に何らかの影響を与えたのか否かは明らかではない。』



     ≪≪≪心房細動治療_報告書の問題点≫≫≫



『〈白内障手術の前提としての心房細動治療は不可欠ではなかったようにみえる〉と、報告書に書いていることにまったく異議はない。』


心房細動の疑いがあるとして、眼科の女性研修医が過剰な治療を要求し、それを受けて循環器医師がほとんど事務的に心房細動治療の処方をしたことで、結果的に腹部膨満となり、腹水穿刺に至った眼科医の過剰な治療要求がそもそもの悲劇の始まりであった。》


『〈患者は、75歳以上かつ高血圧であり脳梗塞リスクは高く抗凝固療法が必須であった〉と、報告書に書いているが、』


75歳以上かつ高血圧なら、脳梗塞リスクは高く、抗凝固療法が必須というのは、〈あまりに単純、短絡的過ぎ、医学的合理性を著しく欠いた論法〉である。》


75歳以上でいわゆる高血圧と言われる人は、世の中に無数にいるが、この人たちが皆、脳梗塞リスクが高く、抗凝固療法が必須であるなどと聞いたことない。自分に都合よく勝手に話を創らないように。》


75歳以上かつ高血圧なら、脳梗塞リスクが高く抗凝固療法が必須と言い出したら、抗凝固療法を受けていない多くの高血圧の高齢者が、脳梗塞を発症することになる。あまりに暴論過ぎる説明ではないか。弁護士は一体何考えているんだ。正常な頭脳の持ち主なのか。》


〈高血圧と言いながら、具体的に血圧がいくつ以上を対象とするのか説明がない〉医療は検査データに基づいて、診療内容を決めるものである。〈漠然と高血圧だから抗凝固療法が必須などというのは、素人のざれごと〉であろう。》


『病院の闇_統合版』で2015年2月23日に、24時間ホルター心電図検査結果を受けて、〈循環器医師自身がカルテに書いた血圧は、126/80〉であった。これがどうして高血圧なのか高血圧ではないから、抗凝固療法は必要なかったということであろう。》


《循環器医師は確かにほっておくと脳梗塞になると口頭で母に話しているが、〈カルテには脳梗塞になるとは一言も書かれていない〉。単に保険点数稼ぎで薬を処方したいがために、母に服用を納得させようとして〈脅し、方便〉で言ったにすぎない堕落した循環器科医師である。》


『〈本件一連の投薬(メインテート、シベノール、エリキュース)が、心房細動の治療として不適切であったとはいえない〉と、報告書に書いてあるが、』


『病院の闇_統合版』の2015年2月22日24時間ホルター心電図検査結果では、『要観察』とあり、『要治療』とはなってない。つまり〈不要、不急な投薬を強行した〉ことになり、不適切な処置であった。報告書の説明は間違っている。》


メインテート、シベノール、エリキュースいずれの薬においても、悪性腫瘍患者への投与は、禁忌事項となっていない〉と報告書に書いているが、』


悪性腫瘍患者への投与が禁忌事項となっていないという〈根拠、出典について報告書にはまったく説明がない〉。弁護士が勝手に自分に都合のいいように創作したのであろう。》


『病院の闇_統合版』2015年2月19日に母はメールに〈血をサラサラにする薬(エリキュース、抗凝固薬)は他の病気に悪い!〉と書いている。母にエリキュースについての知識などあるわけもない。》


《当然、循環器科の医師が言った言葉をメールに書いたのであろう他の病気とは母の場合、悪性腫瘍ということになろう。癌患者である母にとっては、不適切な処方であったといえよう。》


〈上記薬(メインテート、シベノール、エリキュース)が腹水貯留に何らかの影響を与えたのか否かは明らかではない〉と、報告書に書いているが、』


『病院の闇_統合版』にあるように、2015年3月30日循環器医師が、今後の処方を一方的に訪問医に委託したあと、訪問医は4月1日にメインテート4月6日にはシベノールも半減するように指示した。さらに、4月22日には主治医が三薬すべての服用中止を指示している。》


《この間お腹はどんどん膨らんできて、体重も増え始め、腹部に強い不快感を感じ始めた。一連の投薬(メインテート、シベノール、エリキュース)が腹水貯留に明らかに影響を与えていることは間違いない。》



          ≪≪≪病理解剖≫≫≫



5 病理解剖の実施及び結果報告義務違反の有無


患者は、死後の解剖を希望しており(*3)、病院側も了解していた(*4)。』


死後も、遺族から解剖希望がでたものの、死因は病死で明らかと説明し、実施しなかったが、医師には、本人(遺族含む)の求めがあった場合には、病理解剖を実施し、その結果に基づいて死因を説明すべき診療契約に付随する義務を負っていたと解される。』


病理解剖の実施及び結果報告義務違反として、医師の対応が不適切であったといえる可能性がある。』


『なお、診療契約は準委任契約として、当事者の死亡により終了するが、診療契約の当事者が死亡した後の顛末報告義務については、家族に対して報告すべき義務を負うとの裁判例があるので、病理解剖の実施及び結果報告義務について同様に考える余地がある。』


『*3 2014.8.8「最後は自宅でなくなる覚悟はある。その後剖検をきぼうされている」(カルテ122頁)


『*4「死後剖検のこともあるようで、在宅死を希望されつつも、当院での剖検も希望されています。」(カルテ543頁)


《解剖に関する上記説明に異議はない。『病院の闇_統合版』の2015年6月22日で書いたように、〈主治医が患者、遺族の信頼を裏切って解剖を妨害した〉ため、死因を確定することができなかったのは、痛恨の極みであり、生涯忘れ得ぬことである。卑怯で平気で嘘をつく産婦人科主治医〉には強い憤りを禁じ得ない。》



    ≪≪≪医療事故調査報告書(1)を読み終えて≫≫≫



2016年3月4日『医療事故研究会』が選任した弁護士に医療事故調査の相談をした際、報告書をまとめるのに半年ほどかかると言われた。


半年でも長すぎると思ったが、9月末の時点で問い合わせても、まだまとめられておらず、さらに3ヶ月待たされ、契約から9ヶ月後の12月末になってやっと報告書の説明を受けた


3月に契約して調査結果が出るのは9カ月後の12月というのは、いくらなんでも異常に長すぎる。単に『やってる感』を出すためだけに報告の期日を延ばしに延ばしたようだ。


2016年12月22日、年配の男性弁護士の事務所を訪れ、2人の弁護士から報告書を渡され説明を受けた。


若手の女性弁護士が説明したが、震える声で説明するので、最初は慣れなくて極度に緊張してるのかと思ったが、どうもそうではなかったようだ。年配の弁護士の指導を受けて、強引なこじつけで医療事故に当たらずと報告書にまとめてはみたが、嘘がばれるのが怖くて緊張から声が震えていたようだ


2015年5月20日のセルブロック報告書から、余命3カ月という結論が得られるのか、専門医の所見をお願いしたが無視された助言、協力を仰ぐべき専門医との連携もないようだ。》


医療事故調査報告書は、予断を持つことなく、客観的事実に基づき具体的な根拠、出典を明示して書くものであるが、こ報告書は弁護士がまとめた、ただの感想文レベルのものである。専門家としての弁護士の矜持を感じとることができない。残念である。》


《これは『結論ありきの報告書』である。医療事故ではないという結論に導くため、不都合なところは除外し、都合のいいところだけツマミ食いして、勝手な創作を交えてまとめられたインチキ報告書』である。》


《医療事故だったとなると、裁判にもっていくことになるが、裁判を維持していくだけの能力、経験はなさそうで専門医師の協力も得られそうにないから、調査費用だけちゃっかり稼いで終了としたかったのであろう。一言でいってイカサマ弁護士』である。》


医療事故調査契約の時点で、専門医の所見を求めたのに、専門医に相談することもなく、若手女性弁護士が医学書を調べながらまとめただけの報告書であった。


医学に素人の弁護士が書いた報告書など見たいとも思わないし、医療事故報告書として、内容が不十分かつお粗末であった。これでは到底納得がいかないので、専門医にカルテ等を見てもらって、専門医の所見を付けた報告書を出してほしいと再度依頼した。


年配の弁護士は頭を抱えて、さてどうしたものかと思案していたようだが、こちらとしてもここまで来たからには、中途で打ち切るわけにもいかず、専門医の意見書をどうしても入手したいと考え、この頼りない弁護士に調査の続行を頼んだ。


専門医の意見書を得るのにどれほどの時間がかかるか聞いたところ、最初3ヶ月くらいといったが、すぐにいや半年ほどみてほしいと言われ、相変わらず時間の引き延ばしをしようとしているなとは思ったが、とにかく続行することにした。


最初の報告書に9ヶ月を要し、さらに6ヶ月が必要となると、合計1年3ヶ月となるが、やたら時間は空費されるわ、少なからぬ費用を請求されるわ、そのうえ内容はお粗末とくると、とてもじゃないが医療事故専門の弁護士の仕事とは言えない。


後日、専門医への謝礼と交通費を別途、請求された。


今回の報告書は、言ってみれば出来の悪い学生のレポートを読まされているようなもので、とても及第点を出せるような代物ではなかった。落第ものである



『弁護士に医療事故調査依頼(2)』で、専門医による医療事故報告書の説明を続ける。




     ≪≪≪医療事故調査報告書(1)のコピー≫≫≫


 

 

 

 

 

 

 

 

 

      弁護士に医療事故調査依頼(2)

 


       ≪≪≪医療事故の再調査を依頼≫≫≫



2016年2月23日『医療事故研究会』に、医療事故について相談。


2016年2月26日『医療事故研究会』選任した若手女性弁護士から連絡あり。


2016年3月4日『医療事故研究会』選任したもう一人の年配の男性弁護士の事務所で、上記若手女性弁護士を交えて医療事故の経過説明をした。


医療事故調査契約に先だって診療経過を説明した際に、医療事故調査書には専門医の意見書を付けるように要請


2016年12月22日、調査を依頼してから9ヶ月後に、年配の男性弁護士の事務所で、両弁護士から医療事故調査報告書の説明を受けた。


報告書は専門医に相談することなく、若手女性弁護士自身が医学書と首っ引きでまとめたものであった。内容はまったくの的外れで、ほとんど評価に値しないものであった。報告書の詳細は『弁護士に医療事故調査依頼(1)』を参照。


専門医の意見書の添付を求めたのに、弁護士自身が書いた報告書だけだったので、専門医の意見書をつけた報告書を再度出すように依頼。年配の男性弁護士はどうしたものかと思案に暮れていたが、契約前の段階で意見書を付けるようお願いしたはずだと言って、押し切った。


報告書を作成するのに、最初3ヶ月と言ったあと、いや6ヶ月は待ってほしいと言うので、長すぎるとは思ったが、ここまで来たからには致し方ないと思い承諾した。


2017年6月29日専門医の意見を両弁護士が聴取してまとめたという、最終報告書の説明を、年配の男性弁護士の事務所で受けた。報告書の内容について順次解説する。


報告書を一読して、これは弁護士が医師を装って作文したものであると直観した。専門医であれば、具体的な事象、根拠をあげて事実関係を明確にし、客観的な視点から治療の適否を判断するものである。


本文では記述が曖昧で漠然としており、素人の感想文にしか見えない。こんな報告書で医療の専門家の意見と言えるのか。



     ≪≪≪専門医による医療事故調査報告書≫≫≫



第1 はじめに

隣接県内の産婦人科医及び心臓外科医に、事前にカルテを送付のうえ、面談にて、意見を聴取しました。医師らから聞き取った内容は、以下のとおりです。』


《私が母の病気の経過をまとめて、弁護士に渡した資料類が事前に医師に送られていないいかな名医といえども、カルテだけでは治療経過の全容は把握できない〉医師は誰でも治療の背景情報を知ろうとする〉この段階からして、すでに怪しい。弁護士自身による偽作ということ。》


まともな医師なら、カルテだけを渡されて医療事故調査報告書を書いてほしいと頼まれても、不十分な判断情報しかないので、まず受けることはないこの医師はよほどいい加減な人物か、架空の医師ということになろう。》


隣接県というのは山梨県甲府市と、千葉県と言っていたが、なんでそんな遠くまで行く必要があるのか。もっとも実際のところは、架空の医師をでっち上げて、オフィスで弁護士自身がせっせと作文したのに違いないので、遠方の医師にしておいた方がなにかと都合がよいのだろう。》



            ≪≪≪腹水穿刺≫≫≫



第2 産婦人科医師の意見

1 全体の印象

治療行為に特段の問題があるようには見えない。一般的な卵巣がんの治療方法は、まず外科的手術、その後抗がん剤治療だが、本件では行われていない。』


〈全体の印象〉などというのは、個々の治療内容を精査、検討した後でまとめるものであろう。素人の感想文らしい体裁。》


いきなり、〈治療行為に特段の問題があるようには見えない〉と言っているが、通常は個々の治療内容について個別に検討した後で言うことである。実にいい加減で漠然とした判断である。》


〈一般的な卵巣がんの治療方法は、まず外科的手術、その後抗がん剤治療〉とあるが、〈これらに放射線治療を加えたもの〉が、『がんの標準治療』とされている。専門医が放射線治療を抜かすとは迂闊である。素人の弁護士らしいミスである。》


『ご本人が積極的な治療を望んでいなかったようにみえる。進行がんとして見つかり、通院治療を経て、在宅での痛み止め治療(終末期医療)へ切り替えている。』


〈進行がんとして見つかり〉とあるが、『病院の闇_統合版』に初診から母が亡くなるまでの、産婦人科主治医が書いたカルテのすべての診療記録と、主要な検査記録を載せてあるが、どこにも進行がんとして見つけたとは書かれていない。想像、創作で書かないように。》


《主治医のカルテによると、〈初診から亡くなるまでの2年間、クラスⅢのままで推移している〉進行がんというのであれば、2年の間にクラスⅣに進むのではないか。まったくデタラメなことを書いている。》


〈通院治療を経て、在宅での痛み止め治療(終末期医療)へ切り替えている〉とあるが、訪問医の診察は、亡くなる1年半前から始まっている。母はこと病気に関しては用心深かったので、体調に特段の問題がない段階で訪問医と自主的に契約していた。》


〈通院治療を経て、在宅での痛み止め治療(終末期医療)へ切り替えている〉とあるが、亡くなるまで訪問医療と並行して、通院治療を続けており、切り替えてはいない〈訪問医の受診も産婦人科の主治医とは関係なく、母独自の判断〉であった。想像を交えて書かないように。》


痛み止め治療は研修医が腹水を全部排水した後、産婦人科の主治医があわてて余命3ヶ月と宣告したのを受けて〈訪問医自身が腹水全排水という事実を考慮のうえ、独自の判断で麻薬を使い始めた〉痛み止め治療(終末期医療)に切り替えたという表現は不適切で間違っている。》


主語が不明瞭である。痛み止め治療に切り替えた主体は誰なのか。素人特有の曖昧な表現である。〈専門の医師であれば、事実関係をチェックして明瞭、厳密に記述する〉ものである。経過説明を勝手に想像して書くものではない。》


個々の治療を行った年月日がまったく記述されていない。実にいい加減な報告書である。散文調の記述で、調査報告書の体を成していない。》


『痛みをとることで長く生きることができる可能性があるが、終末期医療ヘの切り替えは、患者が自立心を持ってないとできないこと。この患者さんは、しっかりしておられたようだ。』


〈終末期医療ヘの切り替えは、患者が自立心を持ってないとできないこと〉とあるが、これどういうこと母の意志、自立心など関係ないことであろう。》


胃ろうのように、半ば植物人間として生きることになる場合は、終末期医療への移行の確認に患者、家族の意志が関わってくるが。医療の素人の弁護士の想像を交えた感想文など必要ない。》


訪問医も終末期医療などと説明していない訪問医はなんの説明もなく、ただ単に痛み止めと称して麻薬を処方しただけ。麻薬を処方したから終末期医療であるとは、私自身認識していなかった。》


主治医による突発的な余命3ヶ月宣告には仰天させられたが、余命などというものは、それで終わりということではなく、その後も長く生きることは往々にしてあることなので、私はこの時点で3ヶ月で終わるなどとはまったく考えなかった。》


《ただこの時点で腹水が全量排水されたとは知らなかったのと、全量排水の体への影響についてまったく知識がなかったので、少し楽観的に考えていたことは間違いない。主治医も訪問医も家族に対して誠意をもって、母が直面している状況を説明しようとする姿勢が皆無であった。》


〈この患者さんは、しっかりしておられたようだ〉などという、どうでもいい感想など書く必要なし。なんの意味があるのかもうろく婆さんの世間話の類であろう。』


全体として、丁寧な医療を受けていたといえる。』


執筆者は全体としてという曖昧で漠然とした言葉を好んで使うようだ。丁寧な医療を受けていたとあるが、どこがそんなに丁寧だったのか。》


腹水を全部抜いてしまったことが、丁寧な医療だったとでも言いたいのか頭は大丈夫かね。カルテをしっかりと読み込みなさい医師を装った弁護士による漫談調の感想文とでもいったところか。》


2 腹水穿刺時の病状について

腹水の原因は、臨床的には、癌性のものであることは間違いない。もっとも、開腹して細胞診をしない限り、確定診断ができないため、カルテ上、曖味な記載になっているものと考える。』

〈腹水の原因は、臨床的には、癌性のものであることは間違いない〉とあるが、臨床的とはカルテのどの部分の記述に基づいて書いているのかはっきりと示してもらいたい。》


腹水と言っても2015年3月までとエリキュースの影響が出始めた2015年4月以降では原因が異なるはずである。どの時点での腹水のことを言っているのか。》


《医療事故報告書では、根拠を明確に示して説明する必要があるが、漠然と臨床的で済まして、根拠の説明がない〉。素人が想像で書いたものか。これでは専門的な調査報告書にならない。》


《〈もっとも、開腹して細胞診をしない限り、確定診断ができないため、カルテ上、曖味な記載になっているものと考える〉とある。カルテ上、曖昧な記載になっていると言いながら、その前の行では、臨床的に間違いないと断定している。》


〈断定するからには、具体的に根拠とするカルテ内容を示して断定すべき〉であろう。こんな素人論法では医療の専門家として通用しない。》


腹水が溜まるということは、癌がかなり進行している状態。癌が分泌物を出すため、水が溜まってしまう。腫瘍マーカー(CA-125)1700という値も非常に高い。』


〈腹水が溜まるということは、癌がかなり進行している状態〉とあるが、『病院の闇(2)』の2015年4月28日の腫瘍サイズと腹水量の表に、主治医のカルテから両方の記録を抜き出してあるので、よく見てほしい。》


《これによると、〈2015年3月25日までは、腹水量は少量のみ〉となっている。腹水穿刺を検討した4月22日は腹水++貯留あり、腹水穿刺実施を決めた4月28日は腹水++で、腫瘍サイズは4月22日の時点で顕著な増大なしとなっている。》


〈2015年4月以前は、腹水は少量のみ〉となっている。腹水がわずかしか溜まってもいないのに、癌がかなり進行しているとはどういうことか。事実に基づいた説明をするように。マンガじゃないんだから。》


癌がかなり進行している状態とあるが、かなりとはどの程度のことなのか。素人特有の曖昧、漠然とした表現では判然としないではないか。


《腹水が溜まっているというのであれば、カルテから具体的な記述を引用すべきであろう。素人特有の曖昧で不明瞭な記述である。》


《3月までは腹水量は少量のみで、4月に入って腹水量が増えているのは、心房細動の治療薬エリキュースの影響と考えられる。》


《たぶんこのことを理解していた主治医は、4月22日にエリキュースを含む心房細動治療薬3種の服用中止を指示している。〈4月に入って突然、癌が急速に進行し始めて腹水量が増えたのではない〉。》


〈腫瘍サイズは4月22日の時点で顕著な増大なし〉となっている。つまり〈がんがかなり進行している状態とは言えない〉。報告書の執筆者は想像を交えて自分が求める結論に誘導しようとしている。》


カルテを基に根拠を明確にして誰もが納得できる説明をすべきである。素人の想像では誰も納得しない。》


腫瘍マーカー(CA-125)1700という値も非常に高い〉とあるが、『病院の闇(2)』の2015年4月28日の腫瘍マーカーによると、2013年5月頃から2014年5月頃まで、CA-125は500から1500に徐々に増加しているが、普段の生活に問題はなかった。》


2014年5月前後に受けたマイクロ波による温熱療法で、8月頃に一時的に3500まで上昇したが、その後放射線療法を受けて、2014年9月以降は1500から1700程度まで下がっているエリキュースの悪影響が出る2015年4月以前は体調に問題はなかった。》


〈1700という数値が具体的にどの程度がんに悪いのかを書くべき〉であろう。ただ非常に高いといっただけでは、医学に縁のない素人にはその影響度が分からない。素人特有の曖昧な表現である。》


《CA-125が1700というのは、体調の上で問題ある値ではなかった。CA-125が高いからと言って問題視することはない。》


〈2014年9月以降、CA-125が3500から1700まで下がってきたのを見て〉呼吸器科、放射線科、産婦人科いずれの医師も良くなってきたと喜んでいた。『病院の闇_統合版』2014年10月17日、22日には呼吸器科と産婦人科の医師が奇跡が起きたとまで言った。〉執筆者はカルテと、私がまとめた病気の経過をよく読み込む必要がある。医師が問題視してないのに、医師を装った医学に素人の弁護士が騒ぎ立てることではない。》


3 腹水穿刺について

(1)要否について

『腹水で苦痛を訴えている患者を楽にするために、穿刺を行うことは 一般的な方法。穿刺の目的は、苦痛の軽減にある。穿刺をしても、すぐ溜まってきてしまうことは事実だが、苦しんでいる患者をほっておけないために実施する。』


〈腹水で苦痛を訴えている患者を楽にするために、穿刺を行うことは一般的な方法〉とあるが、『病院の闇_統合版』2015年4月24日の後に、腹水治療で5年足らずで4000例(2016年8月まで)の実績のある都内豊島区の要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐医師、》


〈がん性腹水を抜くと体が弱って死期を早めるといわれ、腹水の治療は敬遠されるようになった〉と言っている。決して一般的な方法ではない。》


〈穿刺の目的は、苦痛の軽減にある〉と書いているが、松崎圭祐医師によると、〈1~2リットルと少ない状態での腹水穿刺は危険で、腹部膨満感の緩和効果も乏しい〉と言っている。母の腹水量は1700mlであった。》


《〈穿刺をしても、すぐ溜まってきてしまうことは事実だが、苦しんでいる患者をほっておけないために実施する〉と書いているが、〈母は腹水をすぐに抜かなければならないほど腹水で苦しんでいたわけではない〉。》


通院していた病院の産婦人科元師長が、たまたま近所に住んでいて、母は医療に関しては元師長に全幅の信頼を置いていたあろうことか、この元師長にそそのかされて、うっとうしい腹水を抜くことになった信頼していた元師長のまさかの裏切りであった。


『病院の闇_統合版』の2015年4月22日のカルテで、主治医も〈穿刺は肝臓・小腸近く、現時点での量ではリスクの方が恐い〉と敬遠していたくらいである。緊急性はなかった。》


『穿刺の際には、患者に対しその旨の説明するのが一般的である。患者自身がしっかりしている方だと、ご家族に対しては説明しないということもある。』


《〈穿刺の際には、患者に対しその旨の説明するのが一般的である。患者自身がしっかりしている方だと、ご家族に対しては説明しないということもある〉と書いてあるが、『病院の闇_統合版』の2015年4月22日のカルテに、》



主治医自身が〈穿刺は肝臓・小腸近く、現時点の腹水量ではリスクの方が怖いとはっきり書いている。》


《つまり〈リスクを伴う処置〉であるのだから、本人がしっかりしているから、家族には説明しない〉ということはあり得ない。執筆者は自分に都合のいいように勝手なことを書かないように。これは医療の専門家の所業ではない。》


(2)適否について

腹部全体に炎症が起きている状態なので、腹水を全て抜くことは不可能陰圧をかけることはあまりしないが、試してすぐやめているので、問題があるとは言えない超音波で確認しながら行われたので、内臓を傷つける可能性はきわめて低い。』


《これまた主語がなく、誰が腹水抜きをしたのかも書いてない。医療事故調査報告書では、状況を明確に記述すべきであろう。》


《〈腹部全体に炎症が起きている状態なので、腹水を全て抜くことは不可能〉とあるが、産婦人科主治医のカルテのどこを見ても腹部全体に炎症が起きているとは書いてない。執筆者が自分に都合のいいように創作したのであろう。》


《〈腹部全体に炎症が起きているから、腹水を全て抜くことは不可能〉とあるが、『病院の闇_統合版』の2015年5月13日の訪問医の診療レポートに、母が訪問医に話した内容に記録されている。》


《その中で主治医が(腹水を全部とるのはまずいと言っていたのに)結局全部抜くことになってしまいました〉と言ったと書かれている。〈主治医が腹水を全部抜いてしまったと明言している〉のに、不可能とはどういうことか。やたらと想像を働かせて身勝手な書き方をしている。》


〈陰圧をかけることはあまりしないが、試してすぐやめているので、問題があるとは言えない〉とあるが、あまりしないどころか、腹水を大量に抜く際には〈シリンジ(注射器の筒)で陰圧をかけてまで腹水を抜くことなどしない〉。自然滴下に任せるものであろう。》


〈試してすぐやめているので、問題があるとは言えない〉とあるが、『病院の闇_統合版』の2015年5月13日に〈向きや深さを変えたり、シリンジで陰圧かけるも引けず〉当の研修医がカルテに書いている。》


《これで試してすぐやめているので、問題があるとは言えない〉と断定できるのか結論ありきの報告書にまとめるべく、都合よく好き放題に書いている。》


陰圧をかけるということは、残り少ない腹水を強引に引き抜こうとする行為で、医療処置としてありえないことであろう。執筆者には基本的な医学知識が欠如している。》


〈超音波で確認しながら行われたので、内臓を傷つける可能性はきわめて低い〉とあるが、研修医のカルテのどこにも超音波で確認しながら行ったとは書いてない〈超音波で確認しながら行っていたのなら、腹水が無くなったと分かるから、陰圧をかけようなどと馬鹿なことは考えない〉はず。》


〈超音波で確認していたから、内臓を傷つける可能性はきわめて低い〉とあるが、3次元画像でもないのに〈2次元の超音波画像で穿刺針の先端が内臓に入ったかどうかまで分かるのか〉。よく考えてみなさい。貧弱な想像力をさらけ出さないように。》


超音波エコー装置は、診察室から一時的に病室に移して、穿刺する際の確認に利用したが、穿刺したらすぐに診察室に戻すので、腹水を抜きの間、病室には置いてない。》


腹水抜きの途中で私は病室に入って母と話をしたが、すでに超音波エコー装置は持ち帰られていた医療事故調査報告書は自由作文ではないんだから、想像に任せて勝手なことを書かないように。》


《主治医が初日の腹水抜きを終えた時点で、翌日も1000ml目標に腹水穿刺とカルテに書いている。超音波エコー装置はすでに診察室に戻しているので、残った腹水量を病室で確認することもなく、翌日の目標を設定したのだろう。》


エコー装置が病室にあれば、当然残りの腹水量を確認するはずなので、1000ml目標などと書かなかったはず主治医の手抜きであろう。》


エコー装置もないところで、腹水穿刺をすれば、腹水の残量を確認することができず、腹水を抜き続けることになる。実に無謀で無責任な処置である。研修医に指示した主治医の責任は重い。》


《研修医もエコー装置が傍にあれば、腹水の残量を確認することができただろうが、エコー装置がなかったため、腹水が排出し終わっているのが分からず、シリンジで強引に引き抜こうとしたのだろう。》


腹水穿刺を行うのであれば、病室ではなくエコー装置が置いてある処置室ですべきであった。病室で行うにしても、エコー装置は最後まで病室に留めておくべきであった。》


《もっとも研修医は精神疾患を発症して、うつ状態だったので、エコー装置があったとしても、冷静にエコー装置を見ながら操作できたか疑問である。》


『病院の闇_統合版』の2015年5月8日の研修医のカルテには、〈腹水700mlで流出止まつた。向きや深さを変えたり、シリンジで陰圧かけるも引けず〉と書かれているが、 》


〈腹水が抜け切って腹部の空洞が無くなった状態で、穿刺針の向きや深さを変えたら、内臓に突き刺さって傷つけた可能性は十分に考えられる〉。》


《執筆者が想像をふんだんに交えて、自己に都合よくまとめられた感想文には、心底呆れて閉口させられる。これが医療事故調査報告書かね。》


『穿刺の際は、圧が抜けるため、血圧が急激に下がるリスクがある。そのため、一度に大量に抜いてはいけないが、一度に1000mlは妥当な量といえる。』


〈一度に大量に抜いてはいけないが、一度に1000mlは妥当な量といえる〉とあるが、そんなこと〈医療事故の本質とは関係のないこと〉である。『弁護士に医療事故調査依頼(1)』にもほとんど無意味で関係のない同様な記述があるが、執筆者が同じであることの証左であろう。》


『穿刺後の点滴等は、水分により腹水が溜まる原因になるので行わない。』


『病院の闇_統合版』の2015年5月6日の主治医カルテに、〈1000ml程度目標で点滴はなしの予定〉とある。5月7日のカルテには、〈バイタル問題なければ点滴なしで飲水励行を〉と書いている。つまり〈点滴も考慮していた〉ということ。》


《〈穿刺後の点滴等は、水分により腹水が溜まる原因になるので行わない〉と書いているのは、カルテの記述を無視したものである。》


《医学に素人の執筆者が、カルテもよく読まないで、勝手に創作して感想文を書いたということであろう。》


(3)腹水穿刺が悪影響を与えたか否かについて


病状全体をみると、夏は越せないという見立ては間違っていない。宣告より早めに亡くなった点については、余命を長めに言うこともある。そもそも正確な余命を指摘することは不可能である。』


〈病状全体をみると、夏は越せないという見立ては間違っていない〉と書いているが、よほど執筆者は「全体をみると」、という曖昧で漠然とした素人好みの言葉使いがお気に入りのようだ〈夏は越せないというからには、根拠となる診断情報を示しなさい。〉


『病院の闇_統合版』で2015年5月20日に、〈病理組織診断報告書〉を主治医が読み上げながら〈この夏は越せない、余命は後3ヶ月〉と言った。》


〈この報告書のどこから余命3ヶ月が導き出せるのか、専門医の意見を聞いてほしいと強調して頼んだ〉にもかかわらず、答えは病状全体をみると〉となっている。言いたくはないけど、この執筆者はアホだね。答えになってない失格。》


《〈宣告より早めに亡くなった点については、余命を長めに言うこともある〉と書いているが、〈普通は余命を短めに宣告し、実際には宣告以上に長生きして、医者のおかげと感謝されるように設定する〉ことが多いように思う。》


《そもそもこの主治医は信頼できない人間だから、研修医による腹水全量抜きの事態に直面して、破れかぶれに宣告したのであろうが。》


《【新潟大学名誉教授、故安保徹先生は著書で】

余命宣告とはそもそも抗がん剤治療に伴うもので、抗がん剤治療も受けていない患者に余命宣告などあり得ないのではないか〉と書いている。


〈母は抗がん剤治療を受けていない〉ので、余命宣告などあり得ないのでは。》


腹水を全部抜いてしまったので、もう長くはないと思い患者、家族の目くらましが目的で、主治医が余命宣告という言葉を利用したのであろう。》


4 心房細動治療の要否について

『治療の要否までは、専門ではないのでわからないが、身体への侵襲を伴わない治療であれば、一般的に、控えるよう配慮が求められるものではない。』


〈身体への侵襲を伴わない治療であれば、一般的に、控えるよう配慮が求められるものではない〉とあるが、〈侵襲を伴うかどうかの基準や容体の変化も説明しない〉で、心房細動治療薬3種の投薬を控えるよう配慮が求められるものではないと書いている。》


《相変わらず、〈一般的などという曖昧で漠然とした表現を好む執筆者〉である。事故調査報告書とは、もっと厳密に根拠、基準、出典を示して、読む人の納得が得られるように書くべきであろう。できないのであれば、最初から引き受けるべきではない。》



          ≪≪≪心房細動治療≫≫≫



第3 心臓外科医の意見

1 全体の印象

《例によって具体的、個別の事象の精査、検討もしないでいきなり〈全体の印象で問題はない〉という方向に誘導しようとしている。専門家がとる手法ではない。》


産婦人科医と心臓外科医はまったくの別人であるはずなのに、どういうわけか、『全体の印象』という共通の始まりとなっている。要するに同一人物による自作自演の作文ということであろう。》


薬の内容は適切で、この治療内容で死期を早めたとは思えないガンを原因として亡くなったとみてよい。腫瘍が非常に大きい。Ⅲ期なら転移がないはずなので、最初の時点で手術は検討しているようだが、本人が望まなかったのだろう。』 


〈薬の内容は適切で、この治療内容で死期を早めたとは思えない〉とあるが、〈具体的な薬の名前、容量、用法、服用期間も書かないで適切とは〉、執筆者は相当にいい加減な人物である。》


《私は〈心房細動の治療薬で死期が早まったなどとは一言も言ってない〉。ただ腹水を増やして、腹部膨満にしたと言っているだけだ。》


〈ガンを原因として亡くなったとみてよい〉とあるが、ならばその〈理由、根拠を明確に示すべき〉であろう。自分はこう思うでは、なんの説得力も持たない。実に稚拙な書き方である。子供の作文じゃあるまいに。》


〈サイズにも触れないで、腫瘍が非常に大きい〉と書いている。実に雑な説明である。『病院の闇_統合版』の2015年4月28日の腫瘍サイズと腹水量の表には、2015年4月22日の時点で顕著な増大なし〉となっている。》


《執筆者は、〈カルテのどこを根拠にしているのか明記すべき〉である。アホな素人の感想文にそこまで求めるのは無理か。》


2 心房細動治療について

(1)治療の要否について

平成27年1月23日の心電図において、心房細動を確認。同年2月9日の心電図では、洞調律(正常)。同月22日の24時間ホルター心電図においては、心房細動を確認。』


〈カルテはすべて西暦年号〉で記入されているのに、なぜ〈報告書では平成年号に書き換え〉るような面倒なことをしているのか。実に不自然である。カルテを見て書けば、ごく自然にそのまま西暦年号で書くはずであろう。》


《〈法律業務に携わる弁護士が自身で作文したから、無意識の内に年号を平成に書き換えた〉のであろう。医師は平成年号にこだわる必要はないし、むしろ西暦年号の方が使い勝手がいいはず。》



平成27年1月23日の心電図において、心房細動を確認〉とあるが、『病院の闇_統合版』2015年2月9日の眼科医のカルテでは、〈術前検査で心電図異常(心房粗動と側壁心筋梗塞疑い)を指摘されている〉と書かれており、この時点では疑いの段階であり、確認されたわけではない〉。》


〈疑い〉と〈確認〉の違いも理解できていない。専門家にあるまじき不適切な表現で素人ぽい。》


『これらの検査結果をみると、一過性(発作性)心房細動であることがわかる。一過性心房細動の場合、心房細動時にできた血栓が、鼓動が正常に戻ったときに脳等に飛び、脳梗塞等を起こす危険性が特に高い。』


検査レポートで要観察となっているのは、24時間ホルター心電図を判読した医師の意見であり、検査結果全体をみると、治療は必須な状態である。』


〈検査レポートで要観察となっているのは、24時間ホルター心電図を判読した医師の意見〉として、〈判読した医師の意見を軽視してもいいような書き方をしているが、軽視していいとする明確な根拠も明示しない〉で、勝手に執筆者に都合のいいように書き換えている。》


《驚くほどの身勝手さ。魔法使いにでもなったような、この弁護士にかかると何でもありである。》


〈検査結果全体をみると、治療は必須な状態である〉と書いているが、例によって〈検査結果全体をみるといって、曖昧で漠然とした記述で、具体的な根拠を示していない〉。》


〈事故調査報告書では、治療が必須な状態であるという根拠、出典を明確に示すものである。これではなんの説得力も持たない。専門の医師のやることではない。カルテを渡してあるのだから、カルテの記述から引用すべきであろう。》


『病院の闇_統合版』の2015年2月22日の判読コメントでは、

正常範囲『要観察』要定期観察、要精査、要治療、要再検査

の6項目の内の2つ目の『要観察』となっている。この〈査読コメントをいとも簡単に否定して、治療は必須というからには、ハッキリとした理由、根拠を示す〉のが、医療事故調査報告書作成者の責務ではないか。》


《安易な調査報告書を出すのは、報告者の名誉にかかわることであろう。もっとも名誉なんて気にしてないというのであれば、もはや論外であるが。》


(2)治療の適否について

身体への侵襲を伴わない治療であり、癌への影響を考慮することはない。』


〈身体への侵襲を伴わない治療〉とあるが、現に〈投薬を始めてから腹部膨満が進み、体重も大幅に増加〉している。『病院の闇_統合版』の2015年5月26日の体重、体水分率図にも示してあるように、》


〈2015年4月に入ってから、体重が急激に増えている〉〈これで侵襲を伴わない治療と言えるのか〉。勝手に想像を交えて書かないように。》


〈癌への影響を考慮することはない〉とあるが、私は癌に影響するなどとは言ってない。〈心房細動の薬、特にエリキュースによって、腹水、体重が増えて、腹水穿刺の方向に向かうことになってしまった〉と弁護士にはっきりと話した。》


〈心房細動治療による影響について勝手に論点をすり替えている。これが専門家の仕事かね。》


3種の薬の処方内容も適切である。これらの薬で癌が悪化するということはない。心臓病で、腹水が溜まることもあるから、心房細動の治療は、腹水に関してはプラスに働いているはずだ。』


3種の薬の処方内容も適切である。これらの薬で癌が悪化するということはない〉とあるが、くどいようだが〈これらの薬で癌が悪化すると訴えたことはない〉。》


〈3種の薬の処方が不適切であったから、腹水、体重が増えて腹水穿刺することになった〉と言っているのである。まったくもって問題のポイントがつかめていない本当に頭が悪いしっかりと問題点を把握して書くように。ピント外れな話はしないこと。》


〈心臓病で、腹水が溜まることもある〉と書いているが、〈心臓病で溜まるのは胸水〉である。〈胸水と腹水は横隔膜で隔たっていて、まったくの別物〉である。医学に素人の弁護士はこの程度の認識しかないということを露呈している。》


〈心房細動の治療は、腹水に関してはプラスに働いているはず〉だと書いているが、胸水ならともかくも、〈腹水に関してプラスに働いているという根拠、出典を示してほしい〉。カルテでも医学文献でも結構。根拠もなしに、勝手に創作して書かないように。これは医療事故調査報告書なんだよ。》


『病院の闇_統合版』の2015年4月28日の腫瘍サイズと腹水量の表では、腹水穿刺を検討した4月22日は腹水++貯留あり、腹水穿刺実施を決めた4月28日は腹水++とある。》


〈腹水に関してはプラスに働いた〉というのなら、〈2015年4月以降、なぜ腹水が増え始めたのか〉まさかまさか、プラスに働いたとは、腹水の量が増えたという意味ではないだろうね。》


投薬後、平成27年3月30日の心電図も正常になり、治療の効果がでている脈が下がりすぎたため、薬の量を減らしている。』


《例によって主語がない文章になっている。誰がいつ、薬の量をどれだけ減らしたのか、分からないではないか。》


薬の量を減らしたのは、3月30日なのかね。もう少し日付を明確に書きなさい。これは医療事故調査報告書だよ。》


〈投薬後、平成27年3月30日の心電図も正常になり〉とあるが、投薬後の心電図測定は2015年4月13日である。3月30日は今後薬の処方を訪問医から受けるようにと、循環器科医師から言われただけで、心電図の測定はしていない。》


2015年3月30日、4月13日の両日とも循環器科医師のカルテには、心電図が正常になったなどとは一言も書かれていない〉。どうしてこういう嘘っぱちを捏造するのか気が知れない。正気かね。》


〈心電図が正常になって、治療の効果が出ている〉のなら、薬を減らすなり、止めるなりするのが本来の治療であるが、3月30日に循環器科医師は、〈自身が出した処方をそのまま続けて訪問医に出してもらうように〉と、母に伝えている。執筆者のデタラメさにもほどがあろうというものだ。》


カルテをしっかりと読めば簡単に分かることなのに、カルテもまともに読まないで医療事故報告書を書くとは非常識で、実に失礼千万、無礼極まりない態度である。医師なり、弁護士なりのプライドを持ち合わせているのだろうか。たぶんそんなもの持ち合わせていないのだろう。》


『病院の闇_統合版』の2015年4月1日訪問医の診療レポートで脈拍が41だったので、訪問医が、4月1日にメインテートを朝だけ、4月6日には、さらにシベノールも朝だけにするよう指示した。》


〈脈が下がりすぎたため、薬の量を減らしている〉とあるが、『病院の闇_統合版』の2015年4月13日循環器医師のカルテには、〈脈拍60台が続いているのであれば(循環器医師自身が最初に処方した)元通りの処方に戻していただいてもよろしいのでは〉と、〈薬の減量に反対〉している。》


《執筆者はカルテのどこを読んでいるのか。想像で書くのは止めてほしい。》


〈薬の量を減らしたのは、訪問医であって、循環器科医師ではない〉。事実に基づかないで勝手に創作して書いている。こんないい加減な事故調査報告書を書くとは、執筆者には自らの職務に対する誇りと責任感を持ち合わせているのだろうか。》


『病院の闇_統合版』の2015年4月13日の循環器科医師のカルテには、かかりつけ(訪問医)で見てもらったときに〈脈拍40台で(訪問医から)メインテートを減量するように言われた〉と記入されているが、循環器科医師が〈減量したとは書いてない〉。》


カルテしか見てないはずの執筆者が、どうして循環器科医師が薬の量を減らしていると書けるのか。これも想像なんですか。》


《もっとも主語のない文章だから、循環器科医師が減量したのか、訪問医が減量したのか不明であるが正解は訪問医である。こんな不明瞭な文章を事故調査報告書に載せるとは、ただただ呆れるばかりである。》


〈薬の量を減らしたと書きながら、どの薬をどれだけ減らしたかについて書かれていない〉答えはシベノールとメインテートの2薬を半分にしている。専門家ならこういったことを正確に書くべきであろう。》


全体の治療を総括しているのが、産婦人科の医師である。病状が進行し、薬を飲むこと自体が体の負担になるので、最終的に、心臓病の薬は中止している。』


〈全体の治療を総括しているのが、産婦人科の医師である〉とあるが、産婦人科医は、産婦人科のことのみで、循環器科まで総括する立場にない〉産婦人科の医師は研修が終わったばかりの若い医師で、循環器科医師は50歳代の先輩医師である。先輩の循環器科医師の医療内容に産婦人科の若輩医師が口出しできる立場にない。》


カルテのどこから産婦人科の医師が全体を総括していると読み取れるのか。総括していると読み取った根拠を示してもらいたい。》


〈病状が進行し、薬を飲むこと自体が体の負担になるので、最終的に、心臓病の薬は中止している〉と書いているが、別に薬を飲むこと自体は、本人の体の負担にはなっていなかった。むしろ母は〈体調維持に必要と信じて積極的に飲んでいた〉。想像で書かないように。》


心房細動の薬を全部止めたのは〈腹水と体重が増えて、母がしんどそうだったので、産婦人科主治医がみるに見かねて循環器科医師に相談することなく決めた〉ことである。》


産婦人科主治医は心房細動の薬に問題があると理解していたと思うが、研修を終えたばかりの若い医師で、循環器科医師の診療内容に口出ししずらかったのであろう。》


文章に主語、日付がなく、きわめて曖昧で漠然とした記述となっている。医療事故調査報告書は、読後感想文ではないので、治療の主体は誰であるかと、処置の日付、内容を明確に記述すべきであろう。》


第4 聴取結果

『本件において、各治療行為の過程に、特段の問題はないとの意見であった。』


〈各治療行為の過程に、特段の問題はない〉のなら、なぜ2015年4月以降腹水、体重が増えて、しんどい思いをすることになったのか、説明がつかないではないか。もっとも合理的に説明しようなどという気持ちは、はなから持ち合わせていないようだが。》


《報告書の執筆者は〈客観的事実、根拠、出典も示さないで、創作を交えた勝手な説明を延々と続けている〉。これはとても医療事故調査報告書といえるものではなく、医学に素人の弁護士によるカルテの読後感想文とでもいった代物である。実に雑でお粗末な感想文である。》


《〈結論ありきの報告書で、はなからまともに調査、検討しようという姿勢が見られない〉。想像を交えながら強引に問題はないという結論に持ち込もうとしている。嘆かわしい限りである。》




     ≪≪≪医療事故調査報告書(2)のコピー≫≫≫

 

 

 

 

 

 

      弁護士に医療事故調査依頼(3)

 


    ≪≪≪医療事故調査報告書(2)を読み終えて≫≫≫



2017年6月29日、年配の男性弁護士の事務所で、専門医師から聴取してまとめたという医療事故調査報告書(2)の説明を受けた。内容は既に説明したように、とても医療事故調査報告書と言える代物ではなく、『カルテを見ての、つたない読後感想文』の類であった。


事実関係もいい加減で、根拠、出典も明示しないで、医療処置に何ら問題を見い出せなかったと勝手に断言』している。こうした姿勢は、事故調査報告書を書くうえでの基本を無視したもので、なんの説得力もなく、ただ漫然と自己中な感想を綴っているに過ぎない


弁護士の頭の中にはマンガ世界が広がっているのか、勝手な創作、強引なこじつけと、何でもありのやりたい放題。これで医療事故調査報告書といえるのか。》


年配の男性弁護士は、『医療事故研究会』発足当初からのいわば設立メンバーで、研究会の事務局長を2009年から2014年まで5年間務めていたと本人のホームページに書いている。


こうした経歴を持ちながら、この程度の事故調査報告書しか書けないとは、これまで本当に医療事故調査を専門とする弁護士として、誠実で、責任ある仕事をしてきたのかとの疑いを禁じ得ない


『医療事故研究会』が選任し、紹介された二人の弁護士の報告書の内容があまりにお粗末で落胆したが、この研究会のメンバーというのは、一体どういう基準で選ばれているのだろう


『弁護士本人が入会を希望して、会費さえ納めれば、特別な審査もなく誰でも入会できて自由に活動できるのだろうか』。この研究会の運営のしかたについては、疑問がつのるばかりだ


報告書の説明を一通り聞き終わったところで、


『こんなのは医師の見立てとは言えない。』

『これはあんたたち二人で作った、ただの作文だろ。』

『これじゃ詐欺じゃないか。』

『警察に被害届を出す。』


と事務所中に響き渡るように大声を張り上げた。


年配の男性弁護士はなにやら、ぶつくさと話していたが、納得の行く説明ではなかった。


聴取した医師について聞いたが、相手の医師に迷惑がかかるので、具体的なことは話せないと拒絶された。一人は山梨県甲府市の医師で70歳代、もう一人は千葉県の医師で60歳代という程度のことしか分からなかった。


もっともどうせ架空の医師だろうから、これ以上聞いたところで無駄なことであるが。


二人の医師に先にカルテを送って、聴取した内容を書き留めてまとめるだけに、なぜ『半年もの時間を要する』のか。単に『やってる感』を出すための『引き延ばし作戦』だったのだろう。


今回の報告書は、前回の報告書と同趣旨の内容で、弁護士と医師の言い分が符合し過ぎている。両方とも同一人物の作文だろうと弁護士に言っても、なにやら言い訳めいたことを言うだけで、埒があかなかった。

話し合いはまだ続いていたのに、年配の男性弁護士が断りもなく立ち上がって、さっさと退出してしまった。この間、若手の女性弁護士はほとんど一言も話さないで、聞いていただけだった。


こんないい加減な弁護士とこれ以上話していても、得るものはないと思い、私も諦めて帰ることにした。エレベータ前には、二人の弁護士が並んで立っていた。二人を睨みながら無言でエレベータが閉まるのを待った。


そもそも『医療事故研究会』に相談したのが大失敗であった。これほどレベルの低い弁護士に、1年3ヶ月もの時間を空費させられ、それなりの調査費を支払った挙句に、何の役にも立たない紙切れ同然の報告書をつかまされた。これぞまさしく『詐欺』である。


『医療事故研究会』に頼んでもどんな弁護士が選任されるか分からず、実力のほどもやってみなければ判断できないというのでは、相談者にとってリスクが大きすぎるこの研究会の利用はよくよく考えてからにすべきであるというのが、私の率直な思いである。



      ≪≪≪年配の男性弁護士の法律事務所≫≫≫



弁護士との打ち合わせは、すべて年配の男性弁護士(当時、60歳代後半)の事務所で行った。


2016年3月4日、母の治療経過をまとめた資料を基に、医療事故について弁護士に説明


2016年12月22日弁護士から医療事故調査報告書の説明を受けた。これは弁護士二人が調査して書いたものであった。


契約前の段階から私が強く求めていた、医師の意見書が付けられていなかったので、医師の意見書を付けて再度報告書を出すよう依頼した。


2017年5月31日、医師への謝礼と交通費を別途請求されたので、振り込んだ。


2017年6月29日弁護士が専門医に聴取してまとめたと称する医療事故調査報告書の説明を受けた


男性の法律事務所を都合3階訪れたが、最初の2回は問題なく入れたのに、3回目に午後3時と指定されて訪れた時は、エレベータで事務所のある4階のボタンを押しても、ランプが点かなかった4階ボタンの横には赤いランプが点灯していたが、何のことか分からなかった。


4階のボタンを何度押してもランプが点かないので、やむを得ず5階のボタンを押して5階へ上がってみた。


エレベータを降りると衝立があり、中の事務室を窺うと男性がいたので、4階のボタンの横に赤いランプが点灯していて押せないので、ここから階段で下に降りたいと言ったら、非常階段は鍵がかかっていて、外からは入れないですよと言われた。


さらに、階数表示ボタンの横に赤いランプが点灯しているということは、4階オフィスがお休みで誰もいないということですよと言われた。6月29日は木曜日で休日ではないし、午後3時の面会の約束をしているのだから変だと思いながら1階に戻った。


1階は宮内庁ご用達の高級陶磁器店で、この店の屋号がビル名になっていたので、この店がビルのオーナーだろうと思い、店に入ると老主人が玄関付近に立っていた


事情を話して法律事務所の電話番号を尋ねると、老主人はまたあの法律事務所か、という思いが見て取れるような表情を浮かべ、ご家族らしい人に調べてあげなさいと指示。電話番号を記した紙片をいただき、道路に出て事務所に電話。


事務の女性が出て、エレベータのドアロックを解除してくれた。事情が分からなかったので、3時の約束に遅れて申し訳ないと一応あやまった。


年配の男性弁護士は『変な人』がやってくるので、エレベータの4階ドアをロックしていると説明したが、『変な人』というのは、この事務所に調査を依頼した人が、調査内容に不服でクレームを付けに何度もやって来るのだなと、後になって理解した。


私の経験からしてもこの法律事務所の調査内容に、クレームを付けたくなる気持ちは十分理解できる。


エレベータをロックしているのなら、前もってその旨を伝えてくれれば、名刺を持って行って、事務所に入る前に電話をしたのに、なんと不親切な対応であろうか。


3時という時間は先方が指定してきたものだから、3時前にロックを解除しておいてもよさそうなのに、解除しないというのは、『変な人』というのが、よほど強烈なクレームを付けて頻繁にやって来るのだろう


年配の男性の法律事務所は、2012年に3人の弁護士の共同事務所として開設された。3人とも偏差値の高い国立大学の同窓で、同窓ということで意気投合して共同で法律事務所を開設したと、以前のホームページに書いてあった。


だけど『変な人』対策で、常時エレベータがロックされていては、顧客に迷惑をかけるし、不審にも思われる私自身がクレームを付けたことも分かっている


他の二人の弁護士にとって、このままこの法律事務所にいては、自分たちの名前、信用にまでキズがついてしまうと考えたのか、その後一人抜け、また一人抜けて結局、年配の男性弁護士一人になってしまったようだ。



去っていった二人の弁護士にとって、長年使ってきた法律事務所名を使えなくなり、当然不利に働くはずなので、苦渋の決断であったに違いない。


事務所経費の件もあってか、法律事務所の場所を移転することにしたようだ。ただ法律事務所の名称に都心の地名を使用している関係で、そう遠くには引っ越せず、ごく近くに移転したようだ。


移転後のホームページを覗いてみたら、まったくの新人弁護士の名前がパートナーとして記載されていた。ごく最近になって、再度ホームページを覗いてみると、先の新人の名前は無くなっていて、新たに少し経験を積んだパートナー弁護士の名前が記載されていた


所属弁護士が頻繁に変わる法律事務所のようだ。


若手の女性弁護士(当時20歳代後半)は、別の法律事務所のパートナーであるが、ホームページを見ると、

『現在、在外研究中につき、弁護士登録を一時抹消中です。』

と書かれている。今現在は、弁護士ではないらしい

 

 

詳しくはオンラインストレージDropbox「闘病記」フォルダ内pdfファイルを御覧ください。

https://www.dropbox.com/sh/1kr7ag1629iw1m7/AADiUCYwN7we9fmo3vYoXS-Ka?dl=0

 

 

 

      ≪≪≪医療事故研究会パンフレット≫≫≫

 

 


 


 

病院の闇_統合版

 

       病院の闇_統合版

 


Amebaでは文字数制限のため『病院の闇』を(1)~(5)に5分割しました。

Hatena移行後もそのまま引き継いでいましたが、Hatenaには文字数制限が

ないようなので、一つにまとめた『病院の闇_統合版』を作成しました。

内容は同じです。

 

 

         病院の闇(1)

 

 

母は病院の産婦人科で、腹水を全量抜かれ、すべて廃棄されたことで、
速に体力を消耗して死に至った
。享年81歳。



2021年6月に7回忌も済み、気持ちの高ぶりも治まって、病院での診療内容
を、『冷静に』振り返ることができるようになった。


そこで私見は極力省いて』『客観的事実』ならびに『合理的推論』
基づき、注釈と解説を添えて『私の体験談』を語ることにした。



      ≪≪≪治療経過概要≫≫≫



2013年6月11日卵巣がんⅢ期と診断されたが、手術、抗がん剤の治療は
受けず診察のみでしばらく様子見。


2014年4月15日から5月17日まで、都内クリニックでマイクロ波による温熱
療法を計7回受けた
ことで体調が悪化



2014年8月12日から9月9日にかけて最小限の放射線照射を5回受けたあと、
体調は急回復した。


2015年1月28日白内障手術の相談をした際、心電図を見た眼科の女性研
修医から、手術の前提として心房細動の治療を受けることを求められた


2015年2月9日循環器科で診察を受けたところ、心電図を見て『ほってお
いたら脳梗塞になる』と脅され
2月23日からメインテートとシベノール
3月9日からは不本意ながら抗凝固薬エリキュースの服用を始めた。


2015年2月24日から3月3日にかけて、右左の白内障手術を受けた。


脳梗塞の恐れがあると言っておきながら抗凝固薬服用後初の診察日であ
る2015年3月30日
には、今後は訪問医から同じ処方と診察を受けるように
と、循環器科の医師が母に告げた。つまり丸投げ


2015年4月に入ると、抗凝固薬のせいでお腹が急速に大きくなりだしたの
で、2015年4月22日に主治医が、循環器科で処方された3薬の服用中止を指
示。


2015年4月28日に、主治医が腹水抜きの入院を決めた


2015年5月7日、8日の両日入院して腹水を抜いた


腹水抜きは、主治医の指導のもと、精神疾患を発症して、抑うつ状態にあ
った研修医
が担当
したが、腹水全量を抜き取って廃棄


2015年5月20日、腹水抜き後初めての診察で、主治医が余命3カ月を宣告
まさに青天の霹靂であった。


卵巣がんはⅢ期のままで、これまで余命の話などまったく無かったのに、
いきなりの宣告で呆然自失状態に陥ってしまった。


2015年6月に入ると急速に体力が衰えていき、とうとう2015年6月22日

帰らぬ人となってしまった


死後すぐに、生前母が主治医と約束していた解剖をお願いしたが、主治医
は頑なに拒絶
した。


母の死の20日2015年7月12日腹水抜きを施行した研修医が過労自殺


2015年9月28日、病院の医事課員に『病気の経過』をまとめた書類を渡し、
医療事故調査を依頼。事故調査委員会を立ち上げて調査すると返答


2015年12月15日一向に返事が来ないので電話で確認すると『主治医が
何も問題はなかったという』
ので、事故調査委員会は立ち上げなかった』
返答。『二月以上もほったらかしにした挙句』のはてに。


2016年1月7日『所管警察署に告訴状を提出』するも、解剖を行っていな
いとの理由で受理されず



2016年1月21日警察のはからい産婦人科医長と主治医から治療内容に
ついて説明を受けた
が、納得できる説明ではなかった


2016年2月9日600頁余のカルテを入手

 

 


            [2015-01診療記録]



          ≪≪≪全体の構成≫≫≫



病院の闇の『核心部』は、2015年4月22日に始まる『腹水抜き』であるの
で、まずは4月22日の腹水抜きから読んでいただきたい


腹水抜きに至るおおもとは、2015年2月9日循環器科医師が標準12誘導心
電図を見て、『ほっておいたら脳梗塞になると脅し』『もうそのままでいい』

と母が言ったのに、抗凝固薬エリキュース等を処方されたことにあると思う。


循環器科を受診するきっかけは、2015年1月28日白内障手術に際しての
標準12誘導心電図で、『心房細動』の恐れがあり、『心房細動の治療を受け
なければ、白内障の手術をしない』
と、眼科の女性研修医に言われたこ
とにある。

2013年5月から2014年末までは、病院の闇に至る導入部であるので、読み
飛ばしてもらってかまわない。



       ≪≪≪卵巣がんⅢ期と診断≫≫≫



母は都内総合病院の呼吸器科に通院して、肺病の診察を長い間受けていた
が、2012年末から頻尿を自覚するようになり、2013年5月10日産婦人科
で診察を受けたところ、6月11日『ClassⅢの卵巣がんと診断された。


放射線科での治療を除いて、産婦人科では腹水を抜くまで治療は受けてお
らずず、『診察と検査のみ』の2年間であった。


【2013年6月11日 9:24 主治医カルテ】

画像上はOvKⅢ期を疑う
 本人に下記の通りIC(Informed Consent)施行
 悪性の可能性が高い旨を告知した。」


インフォームド・コンセント

「精査の結果からは卵巣癌が最も疑われる。」

「下腹部痛も頻尿も卵巣腫瘍が原因ではないかと思われる腹水も貯留して
 おり、腹膜播種も疑われていることから卵巣癌であれば少なくともⅢ期
 以上
ということとなる。」

「画像上は遠隔転移はなさそうである。
 だがこれらはあくまでも推察でしかなく、卵巣癌と診断が確定した訳で
 はない
。」

卵巣癌の診断は手術で摘出したものを病理組織診断することで診断

 となる。」


【2013年6月21日 母のメール】

 主治医の先生が、

「変わりがあったら夜、夜中いつでも入って来なさい、○○さん(母)の
 ことは皆知っていますし何とでも対
 処できます。」

 と言って頂きました。
 お若い先生ですがマトモ!。

《と言っておきながら、亡くなった後に母が主治医と約束していた剖検を
 お願いしたところ、無碍もなく断られた。》



          ≪≪≪細胞診≫≫≫



2013年8月28日産婦人科腹水穿刺し25ml採取


【2013年8月30日 腹水病理検査レポート(細胞診)】

「若干リンパ球優位の著明な炎症性背景に反応性中皮細胞や組織球が多数
 見られます。」

 

「その中に若干の核形不整と明瞭な核小体の見られる異型細胞集塊がごく
 少数見られます。標本上、腺癌の可能性がありますが、異型が著明では
 なく、あまり多くないため
classⅢ
とします。」


【2013年9月12日 16:33 主治医カルテ】

「腹満軽度、著明な増悪なし
 US上も腫瘤増大なし、腹水増多なし」


【2013年11月20日 16:19 主治医カルテ】

「腹満あるも下腹部全体は柔らかい
 腫瘤の可動性良い
 出血は漢方の影響か?多量ではないことから様子をみる」

 

「TA:腹水少量のみ 、腫瘤変わらず、腸嬬動良い」


【2014年1月15日 診療情報提供書 主治医→訪問医】

「骨盤腔MRI検査では多房性充実性の骨盤内腫瘍であり、正常卵巣が同定
 できないことから、また腹水も伴っており、卵巣原発悪性腫瘍の可能性
 を強く疑う結果でした。」

 

「先日腹水試験穿刺を行ったところ、やや黄色の強い漿液性の腹水を認め、
 細胞診結果は疑陽性(腺癌疑い、検鏡では卵巣原発の可能性が高いと思
 われます)でした。」



          ≪≪≪温熱療法≫≫≫



2014年3月4日横浜で、マイクロ波による温熱療法クリニックを受診、診断
(O-リング法)
で、がんではなく真菌が原因と診断される。


【2014年3月12日 15:46 主治医カルテ】

がんでないと断言できる訳ではないが、確定診断は付いていないことは
 間違いない事実である
。」


【2014年3月12日 母の日記】

 主治医の先生が、マイクロ波による温熱療法の先生は、サギ、インチキ
 と言う。


【2014年3月31日 12:12 主治医カルテ】

西洋医学的には真菌感染を強く疑うには採血上は根拠に乏しい


          ーーーーーーーーーー


一月後の2014年4月8日、横浜の温熱療法クリニックで、一転して真菌は

消えたと言われた都内のマイクロ波による温熱療法クリニックへの転院

を勧められ、4月15日に受診、診断(O-リング法)で今度はがんではなく、
結核菌が原因
と言われる。


2014年4月15日から5月17日まで都内の温熱療法クリニックマイクロ波

による温熱療法を都合7回受けたが、受けるたびにお腹が大きくなり体調が

悪くなった


《がんではなく結核菌との診断だったので、温熱療法は必要なかったはず。
 結核菌が温熱療法で消えるはずもない。》


温熱療法の診断(O-リング法)では、真菌が原因と言ったり、はたまた

 結核菌が原因と言って、がんとは関係ないような診断をしたが、それぞれ

 一月後には菌が消えたと診断された


真菌だ、結核菌だと言われて、振り回された挙句に、温熱療法でお腹が
 膨らんできて苦しくなっただけ
。骨折り損のくたびれ儲けでは済まない
 ような、大きなダメージを負ってしまった。》


《主治医がサギだ、インチキだと言ったのも分かる気がする。》


【2014年5月14日 16:33 主治医カルテ】

診察上は腫瘤の顕著な増大はなさそう
 当初よりは大きいが
 腹水増多もなし
 動きも悪くはない」

 

結核(菌)は否定的
腹満感に対してやれることはオピオイド導入か放射線治療
「適応があるかどうか、明日paliativeな放射線治療に関して放射線科医
 師にconsultする」


【2014年5月14日 他科依頼票 主治医→放射線科医師】

「悪性の疑いの状態であり、まだ悪性と確定診断が付いている訳ではござ
 いません
。腹水細胞診も疑陽性の結果でした。」

腫瘍生検は実施しておりませんあくまでも臨床的に悪性の疑いが高い
 という判断です。」


          ーーーーーーーーーー


一月後の2014年5月17日都内温熱療法クリニックで、結核菌は消えた
言われた
温熱療法7回目、逆効果しかなく、これで打ち切る。



          ≪≪≪放射線治療≫≫≫



2014年5月15日苦痛を和らげようと病院の放射線科を受診したが、

放射線照射による副作用に不安を感じ一旦保留した。夏になるといよいよ

苦痛が増してきたため、2014年8月12日から9月9日まで、最小限の放射線

照射を5回受けた


事前に放射線科の医師から、最小限の量の放射線なので、効果はあまり期
待できませんよと言われていたが、とにかくダメモトで受けることにした。


【2014年8月8日 他科依頼返信 放射線科医師→主治医】

死後剖検のこともある様で、在宅死を希望されつつも、当院での剖検も
 希望されています



          ーーーーーーーーーー


2014年8月22日頃からは、辛さも半分くらいになる。9月13日には体調も良
くなる。


【2014年9月17日 15:56 主治医カルテ】

腹部全体大分柔らかくなってきている
 腫瘍縮小あり、TAで分かるレベルの腹水貯留なし」


【2014年9月18日 母のメール】

 全ての検査が合格で腫瘍マーカーも下がっているとか。
 昨日は食べ物を細かく聞かれ、自慢げに本を見て、あらゆる良いとされ
 る食事をしていると話して来ました。


          ーーーーーーーーーー


2014年9月19日呼吸器科医師の診断で、

腹部が小さくなっている。」

と診断された。

 

2014年10月7日腹部が大幅に凹んだ



       ≪≪≪奇跡が起きた≫≫≫



2014年10月17日には、呼吸器科の医師から、

『奇跡が起きましたね』。」
「○○さん(母)、本が書けますね。」

と言われるほどに良くなった。


都内クリニックでのマイクロ波による温熱療法で悪化した体調を、

 病院の放射線治療で直したことになる。》


体調悪化と同時に腫瘍マーカー値も急増したが、放射線治療後に

 急減した。》


まったく無駄な寄り道をしたことになった。》


温熱療法で体調が悪化したことで、辛さを和らげるため、ステロイド
(デカドロン)の服用を増やしたことが、後の白内障につながったようだ

 余計なものを拾いこんでしまった。》


【2014年10月17日 母のメール】

 今回の奇跡も放射線もさることながら、次には何を食べてるか?と呼吸
 器科の医師から詳しく聞かれました。なんせ、卵巣がんのマーカーが半
 分になった
・・・ま、放射線が効いたんだろうとは思うけどね・・・。


【2014年10月22日 16:07 主治医カルテ】

「腹満++も腫瘍増大はない
 腹水少量のみ
 腸管が目立つ
 少し浮腫あり←ステロイド??」


          ーーーーーーーーーー


2014年10月22日産婦人科の主治医からも奇跡が起きたと言われた


【2014年11月26日 16:43 主治医カルテ】

「張ってはいるが腫瘍は縮小あり
 腸管が張っている
 TV:腹水なし腫瘍一部壊死を疑うエコー像あり
 腹満の訴え強いが診察上は腫瘍は縮小しており全体は柔らかい


          ーーーーーーーーーー


2014年11月26日には、産婦人科主治医から、

がんが縮小しており、がんの心配がなくなってきた。」

と言われた。


【2014年12月25日 17:20 主治医カルテ】

「腹満+も腸管ガスメイン
 腫瘍増大は明らかではなし、腹水増多なし」



      ≪≪≪白内障治療≫≫≫



【2015年1月21日 12:07 眼科研修医カルテ】

 【診療予約】
  眼科:全身検査
  予約日時:2015-01-23 09:00
  次回診察前検査:
  患者リストヘのコメント:
  医療従事者へのコメント:○○(眼科研修医)先生からの依頼

  眼科:機能検査
  予約日時:2015-01-28 14:00
  次回診察前検査:
  患者リストヘのコメント:
  医療従事者へのコメント:術前チャートお願いします。
              ○○(眼科研修医)先生からの依頼

 【診療予約】
  眼科:研修医
  予約日時:2015-02-06 13:00


【2015年1月21日 13:29 放射線科医師カルテ】

腫瘍マーカーは減っている
 腹部膨満などの症状が強い。放射性腸炎か。御本人と相談し、ビオフェ
 ルミンを内服することとした。」


【検体検査結果】
 生化学検査,血液検査,腫瘍関連 採取日時:2015-01-09
 WBC           H 129
 HGB             13.2
 PLT             26.2
 GOT(AST)        25
 GPT(ALT)        21
 LDH           H 331
 TP              6.4
 ALB             3.6
 BUN             18.4
 Creatinine      0.53
 BNP院内       H l19.1  
 CA125         H 1513.0 ↓
 CA19-9        H 601.7   ↓
 CEA           H  7.0  ↓


【2015年1月22日 14:27 眼科医師カルテ】

 【検体検査】
  入院
  採取日時:2015-01-23

 【生理検査】
  標準12誘導心電図
  検査日時:2015-01-23

 【細菌検査】
  眼脂(右)
  採取日時:2015-01-23


【2015年1月23日 9:22 標準12誘導心電図検査】



          [2015-01-23標準12誘導心電図]


【2015年1月23日 10:21 呼吸器医師カルテ】

2014/4/18と比較し著変なし(レントゲン写真)。
 右胸水は少し減った印象。」


【2015年1月28日 14:53 放射線科医師カルテ】

「9、10月は調子よかった。マーカーは下がったと言わ
 れるが、おなかは腫れてきた感じがする。
 ビオフェルミン良い気がする。」


【2015年1月28日 15:34 主治医カルテ】

「腹満軽度増大あるものの腫瘍の著明な増大はない
 腹水少量のみ、圧痛なし」


2/24(眼科入院)に病棟に会いに行くことにする


《実際、当日(2/24)病室の廊下で主治医に遭遇した際、『背後から母の
 両肩を抱える』
のを私は見た。》

《親密さのあらわれ》

 




            [2015-01-28主治医カルテ]



         ≪≪≪心房細動の兆候≫≫≫



2015年1月28日、眼科で白内障の手術の相談をした際、術前検査の
『2015-01-23標準12誘導心電図』を見た眼科の女性研修医が、

『心房細動の治療を受けなかったら、白内障の手術は行いません。』

と条件をつけた。


2015-01-23の標準12誘導心電図を見ただけで、白内障の手術に支障を

 きたすほどの心房細動と診断できるのか。》


《心房細動の治療を受けろというのは、保険診療点数稼ぎか。》

 


【2015年1月30日 母のメール】

「今回残ってる大事な右肺下に溜まっていた水(多分之で命がなくなると
 いわれていた)も減って、押し上げられていた肺が伸びて広がり、(どう
 りで呼吸が楽になり昼間は在宅酸素無しで暮らしていられます。)」

「先日もお向かいの○○さん(元師長)『これを取っちゃいたいね』と、

 膨らんだお腹を見ていたけど、どうにもならない!。」



        ≪≪≪脳梗塞の恐れ≫≫≫



【2015年2月6日 13:59 眼科研修医カルテ】

 【診療予約】
  循環器:○○医師(他科依頼・月)
  予約日時:2015-02-09 10:30


【2015年2月9日 10:37 眼科研修医カルテ】

  【他科依頼】
  循環器:○○先生への依頼


【2015年2月9日 10:37 他科依頼票 眼科研修医→循環器科医師】

 [依頼事項] 心電図異常について

 [依頼目的] 上記について御高診お願い申しあげます

 [依頼内容]
 白内障手術前の方です。術前検査で心電図異常(心房粗動と側壁心筋梗
 塞疑い)を指摘
されております。

 2013年の心電図でも側壁心筋梗塞疑いは指摘されていたようで現在胸部
 症状もありません
が、心電図異常について御高診頂けませんでしょうか。

 


【2015年2月9日 10:47 標準12誘導心電図検査結果】



          [2015-02-09標準12誘導心電図]


【2015年2月9日 13:12 循環器科医師カルテ】

 ECG異常:AF

 127/75  P82
 Ⅲ音なし no murmur

「心エコー・ホルター予約」

 【生理検査】
 「標準12誘導心電図
  検査日時 : 2015-02-09」

 【生理検査】
 「24時間ホルター心電図
  検査日時 : 2015-02-12 13:00」

 【生理検査】
 「心臓超音波
  検査日時 : 2015-02-13」

 【診療予約】
  循環器 : 医師
  予約日時 : 2015-02-23



         

            [2015-02-09循環器医師カルテ]

 



【2015年2月9日 15:53 他科依頼返信 循環器医師→眼科研修医】

 [返信内容]
 本日再検したECGは洞調律であったため発作性心房細動と思われます。
 心エコー・ホルター心電図など精査いたしす。

 


          ーーーーーーーーーー
 

 

不本意ながら2015年2月9日に、循環器科で検査、診察を受けたところ、
『2015-02-09標準12誘導心電図』を見て、

『ほって置く訳にはいかない。脳梗塞になる。』

《2015/2/19 母のメール》

と脅された。母が、

『もうそのままでいい』

と言ったのに、

脳梗塞の心配があり、ほって置く訳には行かない』

《2015/3/24 母のメール》

と言われ、心房細動治療薬を処方されることになった。


『2015-02-09の標準12誘導心電図』を見ただけで、脳梗塞の心配』

 あり、『ほって置く訳にいかない』と断言できるのか。2月12日の24時間

 ホルター心電図検査の結果は2月22日に出た。》


『結論ありきの診断』か。》


脳梗塞診断は循環器科医師の保険診療点数稼ぎか。》

 


       ≪≪≪24時間ホルター心電図≫≫≫



2015年2月12日24時間ホルター心電図装置装着。

2015年2月13日、24時間ホルター心電図装置返却。

 

【2015年2月19日 母のメール】

白内障の前検査で今度は心臓が引っかかってしまい、24時間ホルター付
 けに行ったり次の日に取り外し、やエコーなど・・・。」

『ほって置く訳には行かない由、脳梗塞になるって』、それも困るけど、

 『血をサラサラにする薬(エリキュース、抗凝固薬)は他の病気に悪い!』

 と・・・。」

終結果は23日に。24日は予定の(白内障)手術日。」

 


          [2015-02-19母のメール]

 


【2015年2月20日 11:32 呼吸器医師カルテ】

「眼科の術前検査でaf見つかり、精査中
 浮腫は弾性ストッキングも使いつつ、少しいい。
 ラシックスはほぼ毎日服用
 体重が少し増えてきた。41kg→45kg」


【2015年2月20日 母の日記】

「○○先生(呼吸器科医師)の予約外来。サンドを食べて廊下へ出たら、
『○○先生(主治医)に肩をつかまれ又奇遇』。」

《親密さの現れ》



     ≪≪≪24時間ホルター心電図結果≫≫≫



【2015年2月22日 判読レポート

 基本調律
  □洞調律  ■心房細動 □心房粗動 □心室調律
  □ペースメーカリズム  □その他
  心拍数   平均: 91拍/分 最大:158拍/分
       最小: 62拍/分
 心室性期外収縮
  □なし ■散発 □頻発
  □単源性 ■多源性
  ■連発 最大:2連発
 心室頻拍:■なし
 上室性期外収縮:■なし
 上室頻拍:■なし
 房室ブロック:■なし 
 洞房ブロック:■なし
 ポーズ:■なし
 ST変化:■なし


【2015年2月22日 判読コメント

 終日心房細動
 心拍数は最小、平均、最大、62、91、158/分
 夜間は60~80/分、日中は80~120/分で推移しやや頻脈傾向です。
 PVC:246拍/日、多源性、最大2連発(単源性)
 自覚症状の記載はありません。ポーズの出現なし。

 □正常範囲 ■要観察 □要定期観察 □要精査 □要治療 □要再検査

 以上6種類の内の「要観察」と記載


【2015年2月22日 検査レポート(生理検査)

 [超音波所見]

 *検査時Af(HR:100~120台)
 LV wall motion: LV systolic function正常。
 明らかなasynergy(-)
 Wall thickness: W.N.L.
 Chamber size: LA dilatation( 51×38mm )
 明らかな血栓認めません。
 Valves: atherosclerosis of Aov
     mild MR, TR( max PG:37mmHg )
     IVC拡張無く、呼吸性変動も保たれています。
     一〉推定PA圧: 42mmHg
 TMF: 一相性
 IVC: hot dilated

 




        [2015-02-22 24時間ホルター心電図判読]

 




               [2015-02-22 超音波所見]



        ≪≪≪循環器科医師の処方≫≫≫



【2015年2月23日 11:08 循環器科医師カルテ】

「ホルター実施時は終日AF。」

『本人と相談し抗凝固も含め投薬開始する』

 

 (抗凝固のみ眼科手術終了後から。)
 明日眼科手術→手術には支障ないと思われる。」

 【診療予約】
  循環器 : 医師
  予約日時 : 2015-03-09 9:30

 【処方】
  メインテート錠 (0.625mg)  2錠
  シベノール錠100mg     2錠 
  分2 (朝,夕)食後       02-23から14日分

 【生理検査】
  標準12誘導心電図
  次回診察前



 

           [2015-02-23循環器医師カルテ]

 

 

ホルター心電図判読レポートは、脳梗塞を起こすという2015年2月9日
 診断を裏付けるに足るほどのものなのか。》

循環器科医師の言う『相談』は、『脅迫』に近い。》

 


【2015年2月23日 14:40 循環器科医師カルテ】

 [眼科御担当医殿御侍史]

「発作性心房細動のため貴科(眼科)より御依頼いただいた患者です。」

「発作性心房細動に対して投薬治療を開始しておりますが念のため抗凝固
 療法のみ貴科(眼科)治療終了後から開始予定としております
。」

「入院中は可能であれば心電図モニター管理を御願い申し上げます。」


          ーーーーーーーーーー


2015年2月23日、発作性心房細動と診断。判読レポートでは『要観察』
あった。


《24時間ホルター心電図検査では『要観察』であったのに、『抗凝固薬』
 を服用する必要があったのか。》


循環器科医師はなぜホルター心電図の判読レポートで、『要観察』とな
 っていることを、母に知らせなかったのか。医師としての説明責任と告
 知義務に違反していないか。》


《知らせたら、脳梗塞になるという根拠が揺らいで、自身のメンツが保て
 なくなるからか。》


《母も『要観察』であったと知っていたら、安心して、処方薬服用を保留
 することもできただろうに。》


《循環器医師は、脳梗塞になるという自身の最初の診断を何としても押し
 通したかったのか。》


この医師が循環器科の担当になったことが、母の不幸の始まり

 なったと言えそうだ。》


2015年2月23日循環器科の医師からメインテートとシベノール服薬

を指示された。


2015年2月24日右目白内障手術

2015年3月3日左目白内障手術



      ≪≪≪エリキュース追加処方≫≫≫



2015年3月9日循環器科の医師からエリキュース(抗凝固薬)の服薬を指示
された。


【2015年3月9日 9:15 標準12誘導心電図検査結果】



          [2015-03-09標準12誘導心電図]

 

 

【2015年3月9日 10:15 循環器科医師カルテ】

「95/47 P63」

本日よリエリキュース追加。」

 【処方】
  メインテート錠(0.625mg)  2錠
  シベノール錠100mg     2錠
  分2 (朝,夕)食後      03-09から21日分

  エリキュース錠 (2.5mg)   2錠
  分2 (朝,夕)食後      03-09から21日分

 【生理検査】
  標準12誘導心電図
  次回診察前

 


【2015年3月9日 診療情報提供書 循環器科医師→訪問医】

「心エコーでは病的所見なく非弁膜症性心房細動と診断し、ホルターECG
 では終日心房細動であったものの外来受診時は洞調律に復調しておりま
 した。」

担癌患者であり喀血既往もあるためできるだけ洞調律維持を図るためシ
 ベノールを開始
し、『抗凝固療法の導入は慎重に検討』いたしましたが

 『虚血性脳血管障害は回避したいとの御希望』もあり、眼科術後から

 エリキュースを開始しております。」

「喀血などの際にはエリキュース休薬はやむを得ないと思います。」

 


          ーーーーーーーーーー

 


脳梗塞になると脅されれば、誰だって服薬を受け入れざるをえない。母
 が『もう結構です』と言っているのに、なかば脅迫されて服用させられ
 たのが真相。》


《この病院の医師にとって、まずは『そろばん』で、患者の『健康管理は
 二の次』
なのか。》


《この病院には処方箋のノルマがあるのか。処方箋を出すことが医師個人

 の成績評価の対象となるのか。》


          ーーーーーーーーーー


循環器科の医師は、精密検査結果は脇に置いて、眼科研修医からの治療要
請にすなおに応じた。両者共に保険点数稼ぎか。

 


【2015年3月11日 母のメール】

 私は、只でさえ通院もいい加減疲れるのに、(2月)23日もまた増えた
 循環器へ呼び出され、心臓の薬を持たされました。

 『これをほって置く訳には行かない』由。



        ≪≪≪耳の聞こえが悪くなる≫≫≫



2015年3月15日頃から急に左耳が、はれぼったい感じになり、少し聞こえ
が悪く噛んだ音が、中で響くような感じが続いた



【2015年3月24日 母のメール】

 眼科の前検査で心臓が悪いことを発見され、

『もうそのままでいい』

 と、私は言いましたが、

脳梗塞の心配があり、ほって置く訳には行かない』

 とか、またまた行く診察室がふえてしまった・・。

 



           [2015-03-24母のメール]

 



【2015年3月25日 15:29 主治医カルテ】

45-46kgで推移

腹満感の自覚は強い増大は軽度のみ
 癌性腹膜炎を疑う硬結はない


腹水少量のみ

現状変わらず、また1か月後」





           [2015-03-25主治医カルテ]

 


【2015年3月27日 9:45 呼吸器科医師カルテ】

「目の手術無事に終えた。直後はすごく良くなった気がするが、だんだん
 そうでもなくなってきた。」

左耳がおかしい。3月15日から急におかしくなった。耳鼻科にかかりた
 い。動悸もない。」


《左耳の調子が急におかしくなったのも、循環器科で処方されたメインテ
 ート、シベノール、エリキュースの副作用ではないか。他に思い当たる
 ふしなし。》


          ーーーーーーーーーー


2015年3月27日耳鼻咽喉科と歯科口腔外科で診察を受けたが原因不明

と診断された。


【2015年3月27日 他科依頼票 呼吸器科医師→耳鼻咽喉科医師】

3/15頃より、急に左耳が、はればったい感じがあり、少し聞こえが悪く
 噛んだ音が、中に響くような感じが続いている
とのこと。」


【2015年3月27日 他科依頼票 耳鼻咽喉科医師→歯科口腔外科医師】

「耳異音 顎関節症疑い
 耳異音を主訴に当科紹介されました。
 開口時にクリック音を認め、その際の異音を感じているようです。顎関
 節症の所見はありますでしょうか。」


【2015年3月27日 他科依頼票 歯科口腔外科医師→耳鼻咽喉科医師】

「左顎関節部ですが、開閉口運動も良好で、関節雑音の触知ありません。
 顎運動時に音がすると訴えているが、関節雑音を疑う所見がありませし、
 その他顎関節に明らかな異常と考える所見も確認できません。」


【2015年3月27日 他科依頼票 耳鼻咽喉科医師→呼吸器科医師】

耳内所見・聴力からは主訴との因果関係は不明でした。顎関節症に関し
 て当院歯科に見て頂きましたが可能性は低そうです。当科的に積極的に
 治療の対象となる疾患は指摘出来ませんでした
。」

 

 

                      病院の闇(2)

 


      ≪≪≪循環器科医師診療を丸投げ≫≫≫



【2015年3月30日 10:42 循環器科医師カルテ】

「BP(L) 118/67 P60」

かかりつけ訪問診療クリニック(訪問診療)へ診療情報提供書作成し患者
 さんに手渡した
。」

 【処方】
  メインテート錠(0 625mg)  2錠
  シベノール錠100mg     2錠
  分2 (朝,夕)食後      03-30から14日分

  エリキュース錠 (2.5mg)   2錠
  分2 (朝,夕)食後      03-30から14日分

 【他病院紹介 (変更)】 他病院への紹介
  循環器 → 訪問診療クリニック[紹介]
  紹介年月日:2015-03-09

 【管理指導】
  診療情報提供料 I
  指導日時:2015-03-30

 

 

 

          [2015年3月30日循環器科医師カルテ]

 

           [2015-03-30診療情報提供書]

 

 

《訪問医に情報提供すると、提供料が得られるのか。だからこの病院の医
 師は割とまめに訪問医に情報提供しているのか。》


2015年3月9日に診療情報報告書を書いているが、実際には3月30日

 に母に渡し、4月1日の訪問診療日に母が訪問医に手渡した。》


2015年3月9日にエリキュースを処方した時点で、早々と訪問医に丸投げ
 することを決めていて、次の診察日の3月30日に診療情報提供書を母に
 手渡している
。》

 

 

【2015年3月30日 FAX 母→訪問医】

 ○○先生(訪問医) 3/30 ○○(母)
 またまた、お願い事が出来てしまいました。
 今日○○(病院)予約の循環器へまいりました。
 そこで、「通院も大変だろうから、○○先生(訪問医)の方から薬を
 頂きなさい
」と、お手紙を持たされ、
 今日から先二週間分だけを貰って帰宅しました。

 次回四月一日にいらっしゃる時に、その先
 何週間分か間にあう様にお持ち頂けたら
 と思うのですが…。(毎度用を云い付ける様で恐縮…)
 書類は明後日にいらして下さった時にお手渡し
 し様と思っています。取り敢えず薬の名前を
 書いておきます。

 ①エリキュース錠 2.5mg  一回一錠朝夕食後
 ②メインテート錠 0.625mg 同上
 ③シベノール錠  100mg  同上
 でござます。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。





            [2015-03-30母のFAX]

 

 

          ーーーーーーーーーー

 

 

 

2015年3月30日になると、循環器科の医師が、病院に通って来るのも大変
でしょうからと、『今後は訪問医から同じ薬の処方を受けるよう』母に指
示。3月9日のエリキュース処方後初めての診察であったのに。


《不思議なことに、脳梗塞の恐れがある』と脅しておきながら、なぜか
 その後の経過診察を一切行おうとせず、訪問医に丸投げした
。》


《本来、心房細動や脳梗塞の診察は、初診の循環器科医師の責任で行う

 べきことで、訪問医が診察することではない。なぜ『訪問医に丸投げ』
 て、自身で経過診察をしなかったのか理解に苦しむ。なんとも無責任な
 医師
。》


検査も診断もしていないのに、循環器科の医師から突然、診察、処方を
 丸投げされたら、訪問医だって困るだろう
。》


《しかも『24時間ホルター心電図の検査結果を渡さないで、単に『処方
 薬の情報のみを伝えている
訪問医にしてみれば、診察もろくにでき
 ず、単に処方箋を出すだけになってしまう
循環器科医師による『無責
 任で異常な丸投げ行為』
といえよう。》


循環器の医師は診療の丸投げを日常的に行っているのだろうかこんな
 医師にかかったら、患者は不運この上ない
。》

 

検査と処方箋で保険診療点数を稼いだから、もはや用済み、お払い箱と
 いうことか
。》


保険診療点数稼ぎが目的で、『でっち上げ診断』して脳梗塞の恐れがあ
 ると脅したのでは
。》


循環器の服薬を始めてから、徐々にお腹が大きくなりだした


 


          ≪≪≪脈拍低下≫≫≫

 

 


【2015年4月1日 訪問医診療レポート】

循環器でのお手紙を拝見したら、発作性心房細動でしたので、やはり
 凝固療法は可能な範囲で続けた方がよい
でしょう。喀血のリスクはあり
 ますが、脳梗塞のリスクなどのためには続けましょう。」


「血痰や歯茎からの出血などがある場合はすぐに休薬しましょう。」





           [2015-4-1診療レポート]

 


循環器科医師が訪問医に渡した診療情報提供書には、24時間ホルター

 心電図の検査結果はない。だから、訪問医も自身では何も判断できず

 循環器科医師の判断を鵜呑みにするしかない。》


訪問医に診療、処方を丸投げしておきながら、ホルター心電図検査結果
 を渡さない
というのは、いい加減で無責任すぎないか。循環器科

『おっさん医師』には、ただただ呆れるばかり。》


2015年4月1日訪問医の往診で血圧104/44、脈拍41だったので、メイン

テートは朝だけ4月6日にはさらにシベノールも朝だけにして、夜は飲まない

ようにと訪問医が電話で指示してきた。


訪問クリニックの院長は循環器の医師だったので、院長が訪問医に処方
 薬の服用を半減するよう連絡させた。病院の循環器科『ボンクラ医師』
 には見えないものがクリニック院長には見えていたということか。》


【2015年4月6日 母のメール】

 今日も薬の副作用だと判った、この何ともいえぬダルさ


          ーーーーーーーーーー


2015年4月初旬体重がどんどん増加し始める


2015年4月8日に、メインテート、シベノールを朝、夕服用すると、血圧が
下がり、自宅での血圧測定で脈拍が40台になることがあったので、循環器
科を受診。処方した医師不在で、外来診療の日に再度診察を受けるよう看
護師に言われた。


体重増加はエリキュースのせいではないか。》


【2015年4月8日 8:58 看護師カルテ】

メインテートと、シベノールを朝、夕で内服すると、血圧が下がった感
じと、脈拍が60台になる。」


「上記訴えあり本日受診。
 来院時血圧122/78 P:68
 自宅の血圧計にて脈拍が40台になることがあったとのこと。
 現在は症状なし」

「現在症状なく経過。
 2/23の時点より処方内容変わりなく前回外来時と脈拍、血圧ともに変わ
 りないため、主治医の外来を提案したところそうしたいとのことで本日
 の外来はキャンセルとした。」

「○○医師(循環器医師)外来日までに症状の変化があるようであれば病
 院に連絡し、受診するよう説明した。」

「わかりました。ありがとうございます。」


【2015年4月13日 10:51 看護師カルテ】

「予約外受診
 4/8にメインテート、シベノール内服にて血圧と脈拍が下がるような症
 状にて来院したが、しばらく症状変わりないため、主治医外来日の受診
 をすすめており、本日来院。」

「4/8以降自宅での脈拍は60前後、血圧は100前後で経過している。」

「ふらつきなどの症状なし。」

「BP:120/65 P:67」

 


     ≪≪≪循環器科医師は異変認めず≫≫≫



2015年4月13日予約外で循環器科を訪れ、訪問医の診察で脈拍が40台だっ
たので、訪問医からメインテートとシベノールを減量するよう指示された
と話した。

 


【2015年4月13日 13:47 循環器科医師カルテ】

「血圧が下がってしまうような感じがする。
 かかりつけで見てもらったときに脈拍40台でメインテートを減量するよ
 うに言われた
。」

脈拍40台というのが正確に脈をカウントできていたかどうかが問題脈拍

 60台が続いているのであれば元通りの処方に戻していただいてもよろしい

 のではないでしょうか。」

 




           [2015-04-13循環器医師カルテ]





            [2015-04-13心電図]

 


          ーーーーーーーーーー

 


循環器科医師からは元通りの処方に戻すよう指導された。これが

最後の循環器科診察となった。


循環器科の医師の処方には戻さず以後も訪問医の指示に従った


《医師なら脈拍を正確にカウントできないはずはない。素人でも間違いな
 くカウントできる。この『ボンクラ医師』は何を言ってるのか。》


《脈拍が40台と通常より低くカウントされたら、医師は当然もう一度カウ
 ントし直すから、間違いないはず。》


《母が体調不良を訴え、訪問医がそれをみかねて、処方薬の減薬を指示し
 たと話しても、自らの処方を見直そうともせず、現状維持を求めるとは、
 状況変化に柔軟に対応できない『思考停止状態の愚鈍な医師』。》


処方薬服用による副作用で体調不良を訴えているのに、まったく意に介
 さずといった態度。せっかく診てもらいに来院したのに、むなしく帰宅
 することになった。》


《そもそも自身で脳梗塞の恐れがあると診断して処方したのに、診察を

 続ける意志なし。けじめを付けられない医師。》


既得権の医師免許の上にあぐらをかいて、漫然と惰性で診察する

『おっさん』か。嘆かわしい。》


『昼あんどん医師』相手では埒が明かない。》


《訪問医に丸投げしたので、もう関心がないのか。》


循環器の残りの処方薬の服用を続けた結果、腹水が溜り腹部に圧迫感

 を感じるようになったことが、主治医による腹水穿刺につながったようだ
 やりきれない思いがする。》


          ーーーーーーーーーー


2015年4月16日、介護認定員が来宅し、介護認定を受け『要支援1』(1~2)
と認定された。

 



            [2015-04-16要支援1]


2015年4月19日刻々とお腹が膨らんでくると、母は病気メモに書いてい
る。


【2015年4月22日 訪問医診療レポート】

「循環器の薬を飲んでから調子が悪かったようですね。メインテートを減
 らしても徐脈が変わらないので、シベノールも減らします。」

「ひとまず、発作性心房細動の予防のためにメインテートとシベノールは
 1錠ずつ継続しましょう。」

エリキュースで血痰が出た影響もあるので、呼吸器科医師も中止した方
 が良いと判断するかもしれません。今日の主治医と金曜日の呼吸器科

 医師にも相談して見て下さい。」




         ≪≪≪腹水抜きを検討≫≫≫



【2015年4月22日 母の日記】

 朝外廻りの掃除をする。訪問医が心電図とり。

 午後『○○さん(元師長)父上の車で、母上も乗り、○○先生(主治医)
 の診察』
に入り、心臓の薬三種(メインテート、シベノール、エリキュース)

 中止にする

 



          ーーーーーーーーーー

 



2015年4月22日主治医は、母が腹部が辛いというので、処方した循環器科
医師の承諾を得ないで、メインテート、シベノール、エリキュースすべての

服用中止を指示

 


【2015年4月22日 16:04 主治医カルテ】

「お腹苦しい
 両足も浮腫んだ
 右を下にすると痛い
 体重うなぎ登りで増えている、現在47kg

「腹水++」
「浮腫著明
 腫瘤の顕著な増大はないが腹水貯留あり
 下腹部は腫瘤のためスペースなく上腹部メインにある
『穿刺は肝臓・小腸近く、現時点での量ではリスクの方が恐い』

「腹水貯留傾向あり
 穿刺よりはまずは利尿薬内服で排出期待」

「来週火曜(4/28)眼科後に受診を
 場合によっては入院管理も検討


徐々に増悪してきている旨説明した」

 




          [2015-04-22主治医カルテ]

 

 

腫瘤の顕著な増大はない、と主治医のカルテに書かれている。つまり

   卵巣癌末期ではないということ。》

 

 

《主治医は、循環器科処方の薬3種の服用中止を指示したのに、カルテに
 はその記述がない。》


《他人である元師長が同席していたのに、記載がない》


診察でも、カルテ上も腹水抜きの話はこの日初めて出た。元師長は

 腹水抜きに話を持っていく目的で付き添ったか。》


主治医は現時点の量ではリスクの方が恐いと、腹水を抜くには量が

 少ないことを危惧している。》


《この薬が卵巣がん患者に及ぼす副作用について、肝心の循環器科

『昼あんどん』医師が、正しい情報、認識を持っていたのか疑問が残る。》


《訪問医や産婦人科の主治医が見るに見かねて、循環器科医師の処方薬の
 服用中止を決めたことについて、循環器科の医師はどう考えるのか。そ
 もそも処方する必要がないものを処方したのではないか。》



       ≪≪≪腹水抜き一時保留≫≫≫



2015年4月22日午后、これから1週間様子を見て、来週主治医が今後の

方針を決めることになったと母が話した。


ただ具体的な話をしなかったので、まさか腹水抜きをするかどうかの方針
決定とは思わなかった



この時の母は明るい展望を持ち、期待して待っているといった感じで、ど
こにも不安や心配を窺わせるような兆候は見られなかった


【2015年4月24日 9:50 呼吸器医師カルテ】

「BP109/67 P108 Spo2 96% KT36.6度
 BW42→45.9kg→44.7kg(1/9)→47kg(4/24)

「具合が悪い。内出血や血痰が出る
 心臓の薬が影響?脈が40くらい
 循環器の薬は全部やめることにした腹水があるので、いずれ穿刺

 の予定?。」


          ーーーーーーーーーー


2015年4月24日呼吸器科の医師の指示で、血液検査を受けた


【2015年4月25日 母の病気メモ】

 日毎にお腹が膨らんでいく



      ≫≫≫腹水抜きの注意点≪≪≪



自ら開発した『KM-CARTを使った腹水治療で5年足らずで4000例(2016年

8月まで)』におよぶ実績があり、この分野の第一人者と目されている都内

豊島区の要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐医師による解説記事類

から引用。


『腹水を抜いてただ廃棄』するだけでは、『体力維持に必須のアルブミン

(栄養分)』グロブリン(免疫関連物質)』等のタンパク質も腹水と一緒

に抜き取られてしまうため、『急速に患者の体力が低下』して『全身状態が

悪化』し、さらに腹水が溜まりやすくなるという悪循環を招き、『死期を早める

だけ』なので、腹水を抜いてただ捨ててはいけないというのが現代医療の

常識である。


がん性腹水の中には、『がん細胞や炎症成分』と同時に『血管内の水分

バランスを保つアルブミン『免疫で重要な役割を担うグロブリンなどが

大量に含まれているため、腹水を抜くと『栄養状態だけでなく免疫機能が

急激に低下』し、特に『終末期では死を早める』ことさえあります。


『ドレナージを繰り返す』ことで血漿蛋白濃度が低下して『急速に体力が

低下』全身状態が悪化し、さらに『腹水が溜まりやすくなる』という悪

循環を招く。


腹水が『1~2リットルと少ない状態での腹水穿刺は危険』で、『腹部膨満

感の緩和効果も乏しい』ため、ほとんどの医師は実施をためらう。


こうしたことから、『がん性腹水を抜くと体が弱って死期を早める』とい

われ、腹水の治療は敬遠されるようになりました。


松崎佳祐医師が考案した『KM-CART法』を用いて、抜き取った『腹水を濾

過、濃縮後に点滴で体内に戻せば『全量を抜き取っても患者の体力は

低下せず』『死期を早めることもない』



        ≪≪≪主治医腹水抜き決断≫≫≫



【2015年4月27日 母のメール】

 この関取みたいに大きく膨らんだお腹、『水が溜まってきてる』とか。

 先週(4/22)

 『これから一週間利尿剤を使って引かぬようなら、入院して水を抜く』

 と言う治療に入るかも・・・と。

 明日、先生のご判断で決まると思います。・・・。何しろこの苦しさ、

 辛さ、我慢の限界!

 『どうでもいいから楽にして』

 と云うのが本音の毎日なのです。

 



【2015年4月28日 母の日記】

『予約の○○先生(主治医)、○○さん(元師長)が付いて行って下さる。』
 5月7日に水抜きのために入院と決まる

 


《母は、『腹水をただの水』としか認識していない。》


何が目的で元師長は4月22日に続いて、再び診察に付き添ったのか。》

 


【2015年4月28日 16:54 主治医カルテ】

「やっぱり苦しい
 体重48kg

「腹水++」

腹水穿刺へ、個室希望あり
 GW明けに9A入院で」

【検体検査結果】採取日時:2015-04-24
【免疫血清検査Ⅰ,Ⅱ、核医学検査】

 WBC              H 9700
 HGB                11.9
 PLT                33.9
 GOT(AST)           28
 GPT(ALT)           14
 TP               L 5.9
 ALB              L 3.3
 BUN                16.3
 Creatinlne         0.57
 CRP              H 1.7
 BNP院内          H 155.0
 CA125            H 1762.0
 CA19-9           H 344.3
 CEA              H 6.9

【他病院紹介】 他病院への紹介
 産婦人 → 訪問医療クリニック[紹介]
 紹介年月日:2015-04-28

 



       

           [2015-04-28主治医カルテ]


          ーーーーーーーーーー


《他人である元師長が同席していたのに記載がない》


《元師長が同席していなければ、腹水抜きに進まず、その後の展開は大き
 く異なったものになっていたはず》


腹水抜きについて家族には一切説明なく、同意書も求められなかった。》


腹水量がさほど多くもない(1700ml)のに、なぜ無理して腹水抜きを決
 めたのか。腹水抜きをするレベルの量ではないはず
。》


腹水抜きをしたことが、以後の体調悪化の決定的要因となった。主治医
 による重大な判断ミス
である
。》



       ≪≪≪血液検査結果問題なし≫≫≫



2015年4月28日、母は主治医から

『4/24採血の血液検査は、腫瘍マーカー類は横ばいないしは下がっており、
 血液検査の結果も申し分ない。』


との説明を受けた。

《つまり卵巣癌については少なくとも悪化はしていないという診断。それ
 なのに2015年5月18日退院サマリーの診断では、なぜ一気に卵巣癌末
 期に飛んでしまう
のか。不可解千万。無理して卵巣癌にこじつけている
 だけでは。》


主治医から、お腹を楽にするため腹水を抜くことを勧められ、連休明けの
5月7日に入院して腹水を抜くことに決める

 




          [2015-04-28血液検査結果]





           [2015-04-28腫瘍サイズと腹水量]




            [2015-04-28腫瘍マーカー図]





       

            [2015-04-28腫瘍マーカー値]


《腫瘍サイズと腹水量は主治医のカルテから読み取ったもの。》


2014年6月前から腫瘍マーカーが急上昇しているのは、2014年4月15日
 ら5月17日まで、都内クリニックでマイクロ波による温熱療法を計7回受
 けた影響
と考えられる。》


《温熱療法による体調不良で2014年5月15日に病院の放射線科を受診した
 が、後遺症が心配で一旦保留とした。》


2014年8月12日から9月9日まで計5回、病院で最小限の放射線治療を受け

 たことで、2014年8、9月以降腫瘍マーカーが急降下。》



        ≪≪≪腹水抜き実施へ≫≫≫



【2015年4月28日 診療情報提供書 主治医→訪問医】

腫瘍増大・腹水貯留による腹満感の増悪があり、
 ゴールデンウィーク明けの5/7に婦人科入院のうえ、腹水穿刺の予定と
 させていただきました。」

『今後は腹水穿刺を繰り返す』ことと、利尿剤内服にて腹水のコントロ
 ールを図つていこうと考えております。」

 

            [2015-04-28 診療情報提供書]

 

 


腹水抜きを必要とするするほどの量ではないはず。》


ひとたび廃棄するだけの腹水穿刺を始めると、以後腹水穿刺を繰り返す
 悪循環に陥り
、次第に体力が低下して衰弱が進んでいく可能性が高い。》


《にもかかわらず、主治医はいかなる成算があって、ただ廃棄するだけの
 腹水穿刺の実施を決断したのか
、まったくもって理解不能腹水穿刺に
 ついての十分な知識、情報を持ち合わせていたのか
疑問。無知、未熟さ

 のなせるわざか。》


腹水量が多くもないのに腹水穿刺し、さらに腹水穿刺を繰り返すという
 ことは、緩やかに死に至らしめる計画を立てたということか。

『ジキル博士』は姿を消し、『ハイド氏』に変身の恐ろしい思考。》

 

腹水抜きを始める前からこのような無謀な計画を立てていたとは、まさに

 明確な意志をもって母の体力を弱らせ、死に追いやることを意図していた

 と考えざるをえない。》

 

主治医は腹水抜きについて、母に一体どのように説明し納得させていた

 のか。》

 

これほど重大な事を患者、家族に説明もしないで、腹水抜きするのは
『説明責任と告知義務をないがしろ』にした、極めて非常識、無責任な対
 応
で、『医師としての職業倫理に反する重大な背信行為』ではないか。》


訪問医は主治医から今後は腹水穿刺を繰り返すとの予告を受けてい

 ながら以後亡くなるまで事の重大さについて十分な注意喚起、説明、

 指導もせず、ただ流れに任せていただけ。》

訪問医にも医師としての説明責任、告知義務はあるはず。積極的な説明、
 告知はなかった。》


2015年4月28日病院から戻ってきた母は意気揚揚としていて、これでや
っと楽になれる思っていたようで
放射線治療白内障手術の時とは違っ
『一抹の不安も感じていない様子』だった。


どうやら私のまったくあずかり知らぬところで、減薬と並行して腹水を抜く

話が進められていたようだ。私が知ったのは、5月の連休明けの7日、8日に

腹水抜きを実施する手続きが済んだ後の4月28日午后である。


話を聞かされ、とっさになんとかして止められないかと考えたが、母には
不安な様子がまったく見られず、むしろ腹水抜きに希望を託しているよう

だったので、あきらめるしかなかった。


すでに退職していた、この病院の産婦人科の元師長が、近所に住んでいて、
これまでも肺病や卵巣がんについて母は相談にのってもらっていた。


2015年4月中旬頃から元師長宅で、腹水について相談するなかで、腹水を
抜く方向に話が進んでいった
ようだ。


主治医が腹水抜きを決める前に母は元師長から、腹水抜きのメリットに

ついて既に聞かされていたようで安全で心配はなく、楽になる方法だと

思い込まされていたようだ


元師長は大病院の看護部長まで務めた経歴の持ち主であるからこそ、

母も信頼しきっていたのに。残念。



     ≪≪≪服薬中止で体調上向く≫≫≫



【2015年5月1日 母のメール】

(4月)28日に私が病院へ行ったところ、

『お腹にたまって苦しい水を抜く為に入院せよ。3日からから7日間ぐらい
 の予定』


 と言われ、仕方なくなく、7日に入院することになりました。


          ーーーーーーーーーー


2015年5月1日循環器科の服薬を中止したことで食欲が元に戻る


2015年5月4日頃には体もだいぶ楽になり家事も問題なくこなしていた



      ≪≪≪腹水抜き決断の内幕≫≫≫



主治医が腹水抜き実施を決める際、私に代って初めて元師長が4月22日、
28日と2週続けて病院に付き添い
、主治医に直接要請したようだ。


主治医は当初、『腹水抜きには否定的で、『現時点での(腹水の)量で
は、リスクの方が恐い』
とカルテに書いている。しかし次週の診察では元
師長に押し切られたのか、腹水抜きの実施を決めた



実施するかどうかの結論を、次週に持ち越すことで、主治医は元師長を除
いて、母と二人で決めようとしたのでは。


ところが、元師長は腹水抜きによほど強いこだわりがあったのか、当初付
き添いは初回(4月22日)だけのはず
だったのに、主治医が結論を先延ば
しにすると
次週(4月28日)も付き添いますと母に申し出た。


腹水抜きについて主治医からは私に何の説明もなく、同意書の提出も

求められなかった


入院の際は私が付き添って行ったが、元師長も病院で合流した。都合3度
目で元師長最後の付き添いである。やはり腹水抜きに相当のこだわりがあ
ったようだ。


《母の死の一年後の2016年5月になって、母の日記を読み返すなかで、
 師長が腹水抜きに、主導的に関わっていた
ことを知って驚いた。》



        ≪≪≪腹水抜き初日≫≫≫



2015年5月7日、8日の腹水抜きは主治医の指導のもと、研修医が実施
『研修医は精神疾患を発症』して、抑うつ状態で注意力が減退』した状
態であった。

《2017年8月10日東京新聞記事より》


【2015年5月6日 18:29 主治医カルテ】

「入院後腹水穿刺予定
 1000ml程度目標
 点滴はなしの予定」


          ーーーーーーーーーー


2015年5月7日朝、個室の病室で待機していると、研修医がノックもしない
で、エコー装置を手押ししながら無言で入ってきて、母のベッドを挟んで
向かいに立つなり


『今からここで処置をするんですよ。終わったら呼びますから。』

興奮した口調で怒ったように言うので慌てて退室。どう見ても『正常な
精神状態とは思えない態度、言動』


礼節をわきまえず、挨拶もまともにできないような社会性に欠けた男かと
不快に思った
が、後になって精神疾患を発症して抑うつ状態にあったと知
り納得


このあと主治医も加わって、病室内で腹水抜きを実施

 


【2015年5月7日 11:15 主治医カルテ】

「右季肋部3cm下より腹水穿刺実施 主治医/研修医/他
 キシロカイン局麻下に16Gロングサーフロにて穿刺
 腹水淡黄色」

1000mL目標にドレナージ
 バイタル問題なければ点滴なしで飲水励行を
 1000mLで終了したらセルプロックに提出予定」


【2015年5月7日 11:35 研修医カルテ】

経腹エコーガイド下に左側腹部より腹水穿刺施行」


          ーーーーーーーーーー


【2015年5月7日 13:13 研修医カルテ】

腹水1000ml抜去

「カテ抜去し腹水はセルブロックヘ提出。」


          ーーーーーーーーーー


【2015年5月7日 17:40 看護師カルテ】

「右側腹部に16Gロングサーフロー穿刺し、
 1時間かけて1200ml黄褐色の腹水排液あり。」


          ーーーーーーーーーー

 


【2015年5月7日 20:50 主治医カルテ】

「特に問題なく腹水穿刺終了
 明日も1000mLドレナージしたい

 


      ーーーーーーーーーー



【2015年5月7日 21:47 主治医カルテ】

「穿刺部軽度腫脹あるが明らかな血腫はなし
 皮下に滲出+か」

「腹満わずかだが軽減あるも依然腹満強い
 明日も再度ドレナージ



【2015年5月7日 母の日記】

 夜に○○先生(主治医)30分くらい(病室に)現れる

 

              病院の闇(3)

 


        ≪≪≪腹水抜き2日目≫≫≫



【2015年5月8日 9:00 主治医カルテ】

「昨日の穿刺部より2cm下方より腹水穿刺実施
 主治医/研修医」


「腹水性状淡黄色で変わらず」


1000mL目標にドレナージ
 抜針後はしっかりとガ一ゼで圧迫固定を」

 


          ーーーーーーーーーー

 



【2015年5月8日 9:24 研修医カルテ】

TAUS下に18Gにて腹水穿刺施行 流出良好


1000ml抜去目標


          ーーーーーーーーーー

 


【2015年5月8日 10:16 研修医カルテ】

腹水700mlで流出止まつた
 向きや深さを変えたり、シリンジで陰圧かけるも引けず。」

腹水穿刺終了とした。」

 




            [2015-05-08研修医カルテ]

 


          ーーーーーーーーーー

 


【2015年5月8日 16:37 看護師カルテ】

9:00 腹腔穿刺実施。
 バイタルサイン:オーバービュー参照
 18Gロングサーフローにて右腹部穿刺
 淡黄色腹水流出あり気分不良訴えなし」


9:30 BP90/54まで低下あるが、
 頭部軽度ギャッジアップしたほうが楽とのことで様子みる。」


9:45 腹水流出ストップしたためDr報告(排液700ml)
 BP 99/55 気分不良なし 呼吸苦なし」


10:15 Dr研修医にて刺入部角度変更し、
 シリンジで陰圧かけるが腹水流出なし

 抜針しガーゼ保護、エラテックスにて圧迫固定する。
 7日の穿刺部軽度発赤・腫脹あり。」


「血圧低下なく経過。2日でtotal 1700ml腹水排液しているため飲水励行
 し、血圧変動注意していく。」

 




           [2015-05-08看護師カルテ]

 

          ーーーーーーーーーー



《流出が止まったと看護師から連絡を受けても、現れたのは連絡の30分後
 である。》


7日に1000ml8日に700ml合計1700ml全量抜いた

 


【2015年5月8日 母の日記】

 二日目午前中早くから水抜きにかかるが700ccで出なくなる。
 ○○、○○様、見舞いに来て下さる。

 『一番入ってほしくない路線に入ってしまった』由。

 『22時から45分ぐらい○○先生(主治医)来室。』


 ○○先生(呼吸器医師)も午前中早くから来室して下さる。





     [2015-05-08母の日記]

 


【2015年5月9日 10:29 看護師カルテ】

「独歩にて軽快退院される。」

 



        ≪≪≪腹水抜きの疑問点≫≫≫



要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐医師は記事のなかで、腹水が
 1700ml程度と少ない状態での腹水穿刺は危険で、腹部膨満感の緩和

 効果も乏しく、かえってその後腹水抜きを繰り返すことになって、死期を

 早めることになると述べている。》


精神疾患に伴う抑うつ状態にあって、注意力が減退していた研修医に、
 実際の施行を任せきりにしたため、研修医が700mlで自然流出が止まっ
 た腹水を、主治医に与えられた1000mlの目標目指してさらに引き抜こ

 うとした。》


最初から腹水量がさほど多くないと分かっていながら初日に1000ml

 抜いた後、主治医は『エコーで残りの腹水量の確認もしない』で、翌日

 も漫然と1000ml抜くという極めて『無謀で杜撰な目標設定』をしたため、
『腹水が全量流出』してしまうことになった。》


《本来、腹水を全部抜き取ってはいけないのだから、流出が止まったと分
 かった段階で、まともな医者であればとにかく止めなければならないは
 ず
。》


《流出が止まって『腹部に空洞が無くなっている』のに(腹水穿刺針"18G"
 の)
『向きや深さを変え』たり、シリンジ(注射器の筒)『陰圧をかけて』

 遮二無二に吸引しようとしている。》


《こうした常軌を逸した無謀な行為が、どういう結果を招くかということ
 について
研修医自身はまったく想像力を欠いていたようだ。》


《その結果、主治医が4月22日に危惧していた、腹水穿刺針に近い『肝臓・
 小腸に損傷を与えた』
可能性も否定できない。》


研修医のやったことは、ガキのいたずらレベルで、とてもまともな医療
 行為とはいえまい
精神疾患を患っていたとはいえ、あまりにお粗末で
 ある。》


精神疾患を患っているような研修医を医療行為に従事させるとは、この
 病院の管理体制は一体どうなっているのか
。》


《そもそも腹水を抜かなければならない緊急性、切迫さもない状況下で、
 1700mlと僅かしかない腹水を抜こうしたことが、取り返しのつかない事
 態を招く結果となった。》


主治医による不適切で杜撰な目標設定で、腹水が全量流出してしまった
 上に、研修医が腹水流出後に穿刺針を無造作に出し入れしたことで、

 臓に損傷を与えた可能性が高く、これら二つの重大な事象が重なった
 とで、その後母は急速に衰弱して死亡した。》

 

 

主治医が必要のない腹水穿刺を決断し、不適切な穿刺目標設定をしなけ

 れば研修医も自殺することはなかった母も死ぬことはなかった。》

 

 

腹水抜き全体を監督し、研修医に指示、指導する立場にあった主治医の

 責任は極めて重い。》

 

主治医の背後には影の主役がいて、腹水穿刺に誘導したようだが、当事者

 以外にはその姿は見えない。》

 



          ≪≪≪腹水全量抜き≫≫≫



腹水には『栄養分』『免疫成分』が豊富に含まれており、病人の体から
腹水を大量に抜き取って廃棄すれば、急速に衰弱が進むという記事を、私
は母が亡くなる6日前(2015年6月16日)になって、ネット検索で初めて見
たが当時、時間的、精神的にゆとりがなく、十分に咀嚼、吸収できていな
かった。


予め主治医から、腹水抜きについて詳しい説明を受けていたならと考える
と、まことに『無念極まりない』ものがある。


家族は私であって、元師長は母と親しいとはいえ、しょせん他人。元師長
にどんな思惑があったのか。


腹水抜きのプラス、マイナス面について、元師長や主治医は、母にいかな
る説明をして説得したのか



母はそもそも『腹水とは単にお腹に溜まった水』で、『抜けば楽になる』
程度の認識しか持っていなかった。

 



        ≪≪≪主治医との会話≫≫≫



腹水を抜き終わった夜、9時の消灯時間を過ぎた10時頃に主治医が

病室にあらわれ


『(腹水を全部とるのはまずいと言っていたのに、)結局全部抜くことに
 なってしまいました。』


《5/13 診療レポート》


『一番入ってほしくない路線に入ってしまった。』

《5/8 母の日記、5/10 母のメール》


『これからどんどんイタチごっこになる。』

《5/10 母のメール》


と母に言った。

 


《主治医は腹水を『全部とるのはまずい』と言っておきながら、『結局全部

 抜いてしまった』ことで、今後体にどういう変化が現れ、どのような経過

 を辿っていきそうかについて、まったく説明していない。》


《これで医師としての説明責任、告知義務を果たしたといえるのか。》


主治医の言ったことが、何を意味するのか母は理解しておらず、それ以上

の説明を求めることもなく、45分ほど雑談した。


そもそも、こういった重大な話は、家族同席の場でするものであろう


夜も遅い時間になったので主治医が退室する際に、

『今日は病院に泊まりですか?。いいえ帰ります。』
『では車で帰るのですか?。いいえ電車です。』
『住まいはどちらなんですか?。○○です。』

『○○では生活に不便でしょうに、何でまた○○なんかにお住まいなんで
 すか?。また(研修を受けた)大学病院に呼び戻されるかもしれない

 と思って。』

といった内容の話をしたと、退院後に母から聞いた。


腹水全部抜きについて、母は私に何も話さなかったので、母も事の重大さ
を認識していなかったと思われる



主治医の帰宅を気遣ったのんびりとした会話の内容からは、母が深刻な状
況に直面していて、予断を許さない事態に陥っているといった緊迫感は伝

わってこない

 

 


      ≪≪≪腹水抜き後の体調≫≫≫



【2015年5月9日 母の日記】

 九時三七分帰宅。すぐ二時間も眠る。
 水抜きをした後からずっと膨らんで来るお腹・・・。


【2015年5月9日 母の病気メモ】

 帰宅、前よりもっと膨らんで来るお腹
 むくみが去らない

 

腹水抜きの時の内臓損傷が原因ではないか。》

 

 

          ーーーーーーーーーー

 


2015年5月9日腹水を抜いて、こんどは別のところが痛くなってきて、お
腹が前より膨らんだ
と母が言いだした。これ以降、腹部は徐々に膨らんで
いった。

体重もうなぎ登りとなった。》

 

【2015年5月10日 母のメール】

 今回要するに、先生曰く、

 『入りたくない路線に入って来てしまった。』

 ということで、

 『これからどんどんいたちごっこになる。』

 予定と決定。知っていたけどね、お腹はへっこむどころか反って膨らん
 でくる
・・・感じ
。さりとて取らなきゃ苦しいし・・・と。

 




          [2015-05-10母のメール]

 


【2015年5月11日 母の病気メモ】

 二段に分れた様な感じのお腹



          ≪≪≪結膜下出血≫≫≫



2015年5月13日朝起きたら、両目が充血していたので、病院の眼科を予約
外で受診
結膜下出血と診断

 

【2015年5月13日 訪問医診療レポート】

 5/7より入院して胸水を抜くこととなる。

『全部とるのはまずいと言っていたのに、結局全部抜くことになってしま
 いました。』


 体重は減っていません。
 
むしろ増えています
 ↓
 ↓
 腹水をだいぶ抜きましたので、体力も落ちています。思ったよりたくさ
 ん抜きましたが、今後また貯まってくるとは思います





          [2015-05-13診療レポート]

 


          ーーーーーーーーーー

 


訪問医は腹水を全部抜かれたと聞いて深刻な事態になったと考えたは
 ず
なのに、状況の説明、適切な助言、処置を怠っている。》


《もっとも腹水を全部抜いてしまったら、もう手の施しようがないと考え、
 触らぬ神に祟りなしで、ダンマリを決め込んだのか
。》


《これで医師としての説明責任、告知義務をしっかりと果たしたと言える
 のか。》

 

 

     ≪≪≪体水分率80%に急上昇≫≫≫



2015年5月13日夜、両目の充血と歩調を合わせるようにタニタ体重計の
体水分率
のデータに異変が現れ始め、普段は50%程度なのが、急に80%

あたりまで急上昇

 




           [2015-05-13体水分率]

 


【2015年5月14日 母のメール】

 入院してから、一週間になります。予定通り9日に帰宅しておりました。
 あの夜に先生からのお話では、早い話が

『入って欲しくない路線に入ってきてしまった』由。

 水を抜いても反って膨らんできたお腹あの日の苦しさはなくなった

 ものの、違う苦しさが出て来て、さーてどうしたものか、ですが。

 その上、おまけに昨日は左眼が真っ赤になり手術後どうも薬があわ

 ない様な気がしていましたが又眼科に飛び入り・・・。これは「治る!結膜
 炎」と薬を変えて頂き帰宅。

 

腹水抜きの時の内臓損傷が原因ではないか。》

 

 



          [2015-05-14母のメール]

 


【2015年5月15日 母のメール】

 足が凄く浮腫んで立ち居振る舞いが以前より、もっと「よっこらしょ!・
 ・・」と。何処までこうやって苦しんで生きてるのか・・・。20日の予
 約日まで待てるかどうか・・・?。パンパンに張ったお腹が苦しくこの
 頃は痛みも加わって
・・・。


【2015年5月18日 母のメール】

 この頃とてつもなく体調が悪く7、8、9、と入院して腹水を取りまし
 たが、帰宅する前から、他の按配がもっと悪くなり
20日に予約ですが
 次はどうなりますか・・・?。


 もういい加減止めて欲しい、もうどうでもいいや・・・!一杯頑張った!
 、という気分です。


 足の浮腫みがひどく像(象)の足、よたよたと歩くのも大変です。


 兎も角、刻一刻膨らんでくるお腹が、もう苦しくて早く終りにしたい、
 というのが今の本音!。

 

 

腹水抜きの時の内臓損傷が原因ではないか。》

 

 

              ーーーーーーーーーー



母も私も、残念ながらこの時点でまだ腹水全量抜きが原因で体調が

 悪化したとは気づいていない内臓損傷の可能性も否定できない。》


主治医も訪問医も当然のことながら、状況をよく理解していたはずなの
 に
ちゃんとした説明をしていない。》

 



         ≪≪≪突然の余命宣告≫≫≫



【2015年5月18日 退院サマリー】

 診断:
  (主病名) 卵巣癌末期
  (主病名) 腹水貯留
  (合併症病名)気管支拡張症

 




             [2015-05-18退院サマリー]

 


2015年5月18日退院サマリーで、突如として『卵巣癌末期』と診断。
 なにを根拠に卵巣癌末期と診断したのかお手軽診断というよりは、た
 だの『でっち上げ診断』では。》


医師としての倫理規範に反する悪質な禁じ手である『でっち上げ』だと
 したら、医師生命に関わる重大な背信行為となりうる。嘆かわしい。》


これまで一度たりとも、カルテに末期という記述はない腹水を全量抜
 いてしまったうえに、内臓を損傷した可能性もあることから、死期も近い

 と考え卵巣癌Ⅲ期から末期へ急遽『前倒しで二階級特進としたか。

 なんと『姑息な帳尻合わせ』。》


《退院サマリー医師名には、筆頭医師(医長ではない)の下に当事者の主
 治医と研修医名が記されている。》

 


【2015年5月20日 15:33 主治医カルテ】

「退院後初回
 卵巣腫癌 :adenocarcinoma」


「腹水貯留→5/7-8ドレナージ→セルブロックにて
 adenocarcinoma
 苦しい、どんどんお腹大きくなってきている」

腹満憎悪著明++
 50kg

在宅希望あり、今日は帰宅とするが『今後近いうちに再度腹水穿刺必要

となる可能性高い』。」

苦しくなれば連絡を→そしたら入院穿刺ドレナージ

「厳しい旨、予後が月単位であること、夏はこせない可能性があることは
 説明した」

 

 



       

             [2015-05-20主治医カルテ]

 


          ーーーーーーーーーー

 


訪問医院長が翌月6/18に、

 『今そんなこと(腹水抜き)したら死んでしまうよ。』


 と言っているように、腹水を全部抜き取ってしまった上に再度腹水穿
 刺必要
とは、主治医は母を死なせるつもりか
。なんと恐ろしい。という
 より、何も分かっていないのではないか分かっていないからこそ、こ
 ういう無謀なことができるのでは
。》


【2015年5月20日 18:11 主治医カルテ】

「腹水貯留+++」
「腹満強く入院希望あれば入院でお願いします」

 【他病院紹介】 他病院への紹介
  産婦人 → 訪問診療クリニック[紹介]
  紹介年月日:2015-05-20

 


【2015年5月20日 診療情報提供書 主治医→訪問医】

「2日に分け、計1700mLをドレナージしました。セルブロック標本を作成
 しましたところ、卵巣漿液性腺癌の可能性が最も高い結果でした。」

「5/20に当院婦人科外来を受診されましたが、腹部膨満感は更なる増悪

 傾向を認めてきておりかなり病勢が進行してきている状況です。」

今後月単位での進行が予想されると思われます。」

 

腹部膨満感の憎悪は、腹水全量抜きと、内臓損傷による可能性が

 高いのではないか。》

病勢が進行しているのは、卵巣漿液性腺癌のせいではないはず。それと
 なく卵巣癌に導こうとしている。主治医得意のあいまいな記述で、巧妙
 に真実を隠蔽
。》

 


       ≪≪≪病理組織診断報告書≫≫≫



【2015年5月20日 病理検査レポート(組織診)】
《病理組織診断報告書》

 病理診断: (Ascites, other extractions,)
             Adenocarcinoma, see descritions!

 【所見】
  摘出された検体は腹水セルブロックです。

  組織学的にはクロマチンが増量し腫大した核、明瞭な核小体を有する
  細胞が小型の乳頭状様小集塊又は孤立性に多数認められます。これら
  の細胞は

   CK-AE1/AE3(+), CK-7(+), CK-20(-), PAX-8(+),
   ER(+), PgR(+,rare),WT-1(+,rare), FOXA1(-),
   CDX-2(-), GATA-3(-),TTF-1(+,focal),
   napsin A(+,rare), SP-A(-), CA125(+), P53(+),
   calretinin(-)


  の形態を示しています。低分化の腺癌です。卵巣の漿液腺腫瘍の可能
  性
が示唆されるものの、部分的にTTF-1が陽性を示すため、肺や甲状
  腺の検索が望まれます





        [2015-05-20病理組織診断報告書]

 


          ーーーーーーーーーー

 


《この病理組織診断報告書主治医は、卵巣がん末期と診断できるのか。
 解剖が必要ないと言えるほど『医学的に既に診断がついている』と言
 えるのか。》


【2015年5月20日 母のメール】

 7,8,9と苦しくて腹水を抜く為に入院していました。が、いたちごっ
 この始まり。

 『一番入って欲しくない路線に入ってしまった』と。

 今日の話では今後、月単位で6月か7月で人生の終焉を迎えるようになる
 とか・・。

 元々体が丈夫なので、すんなりとは終わらせてくれない、暫く苦しみそ
 うです。

 

 

        ≪≪≪不可解な余命宣告≫≫≫



2015年5月20日腹水抜き後初めての診察で、主治医は素人にはチンプン
カンプンな専門用語で書かれた、腹水の病理組織診断報告書を淡々と読み
上げた



そのままパソコン画面を見ながら、表情を変えることなく事務的に

『ぶっちゃけて言うと、この夏は越せない、余命は後3カ月です。』

と、いきなり宣告。


余命宣告をするのに、こんな乱暴な言い方あるか。》


余命宣告は当初母一人に行われたが、『びっくりした』母が待合室に出て
きて
『大変なことになった』から『一緒に話を聞いて』と、私を診察室に招
き入れ、再び宣告を受けた



母の驚き方からも自身が余命宣告を受けるような重篤な健康状態にあ
るとは思ってもいなかった
だろうし、主治医からもそうした説明を一度も聞い

ていなかったことが分かる


通常、余命宣告をする時は、家族付き添いで診察を受けるよう、前もって
伝えるのではないか



これまで一度たりとも『余命の話は無く』『ClassⅢのまま推移』して
いたので、のんびり構えていたが、あまりに『突然の余命宣告』に何が起
きたのかよく理解できず、ただ茫然と聞いていただけだった。


2015年4月28日腫瘍マーカーは横這いないしは下がっていて血液検査
結果も問題なしと主治医に診断された
。つまり卵巣癌は少なくとも悪くは
なってない
ということ。


2015年5月7、8両日腹水の全量抜きを経て僅か22日後の5月20日突然
の余命3カ月宣告



主治医の診断内容の落差の激しさに、まったく聞き返す言葉がなかった。


2015年5月20日の余命宣告に先立つ5月18日退院サマリーで、卵巣癌末期
と診断されているようだが、カルテ上に記録されているだけで、患者、家族には

知らされていない。退院サマリーはただの『アリバイ作り』だったのか。


余命宣告の際も、卵巣癌末期で余命3カ月とは言っていない原因が卵巣
癌という言葉もなかった



余命宣告というのは通常、2年、1年、半年と短くなっていくものなのに、
事前に何の予告もなく、いきなり余命3カ月というのは、不都合な事態に
遭遇した主治医が隠蔽を目的に
、思い付きで『出まかせ宣告』した『イン
チキ診断』
ではないか。


いままで親身になって2年間も診察してきたのにあまりにそっけなく、

まるで人が変わったかのように、冷淡な余命宣告となったのは、主治医の

心の内になにか『後ろめたいもの』があったからか。


腹水の病理組織診断報告書を幾度も読み返したが、どこにも余命3カ月と
読み取れるところはなかった。


そもそも余命にかかわることなどまったく書かれていない。はたして腹水
検査から余命の予測が可能なのか。


この時点までの主治医のすべてのカルテからも、余命3カ月宣告の根拠

となるような記載を見つけることはできない


余命3カ月というのは、腹水を全量抜いてしまった時に予想される余命を、
主治医が勝手に余裕を見て多めに見積もったもの
か。


読んで聞かせたところで理解できないような、専門用語が羅列された病理
組織診断報告書をわざわざ読み上げた
のは、もっともらしい理由づけと

して、余命宣告に利用するためだったのか。単なる『目くらまし』か。


ただ余命宣告を受けた後も、余命宣告以上に生きる人は多く、そんなもの
当てにならないと、私は自分に言い聞かせ、まだまだ大丈夫と努めて考え
ていた。



新潟大学名誉教授、故安保徹先生の著書より】

『余命宣告とはそもそも抗がん剤治療に伴うもので、抗がん剤治療も受け
 ていない患者に余命宣告などあり得ないのではないか。』




        ≪≪≪麻薬使用開始≫≫≫



2015年5月20日の時点で、母は掃除も洗濯も自分でやっていた。


【2015年5月23日 訪問医院長診療レポート】

「足の浮腫はすごいです。」


お腹の張りが辛いですね。食事も摂れているので腹水を抜くよりは張り
 薬(フェントステープ)を貼って症状を取るようにしましょう。」


          ーーーーーーーーーー


2015年5月23日には訪問医院長が初めて往診に来て『痛み止め』です

とだけ言ってフェントステープ1mgの処方箋を置いていったが、薬局で購入
する際、これは『麻薬』ですから患者以外は、絶対に手に触れないようにと、

厳重に注意された。


《麻薬を処方するのに、医師は麻薬の処方について何も説明しなくてよい

 のか。》


腹水全量抜きに伴う体調悪化であると、分かっていたはずなのに、

 まったく説明しようとしない。》


2015年5月24日フェントステープで母の体調が一転して良くなる


【2015年5月25日 訪問医院長診療レポート】

「張り薬の効果があって良かったです。お腹の張りは感じなくなっている
 のでこのまま様子を見させてください。あしの浮腫も変わらないような
 ので利尿剤は同じで様子を見させてください。薬の副作用も出ていませ
 んのでこのまま様子を見ます。」



        ≪≪≪訪問看護回数急増≫≫≫



2015年5月23日から、院長が週2回訪れるようになり、2人合わせて週3回
訪問看護
になった。


訪問院長はいよいよ最終段階を迎えたと認識して、訪問看護回数を増やし
始めたようだが、回数を増やした理由について一切説明なし


2015年5月26日、体調絶好調で、楽になる。タニタ体重計の体重と体水分
率図にもはっきりと現れている。

 




           [2015-05-26 体重、体水分率図]

 





          [2015-05-26 体重、体水分率測定表]


2015年4月1日メインテート4月6日シベノールそれぞれ半減した
 が、体重は45kg台から少しづつ増え始めた4月22日エリキュースを
 含めて3薬すべての服用を止め
ても47kg台からさらに増え続けた
。》


2015年5月8日腹水を全部抜き取った後も体重は増け続けて50kg台

 に至った。5月23日フェントステープを貼ったところ、体重は急減を始め

 44kg台で落ち着いた。》


2015年5月13日朝に両目が真っ赤に充血するのと機を同じくして、体水
 分率は50%から急上昇し始めて80%を超えた
5月23日フェントス

 テープを貼ったところ、急減し始め50%あたりで落ち着いた。》


フェントステープを貼ったことで、体水分率は普段の50%くらいまで戻っ
た。同時に体重も劇的に減り本来の体重に戻った




【2015年5月27日 訪問医診療レポート】

フェントステープは貼っています。魔法の薬ですね。」


「お風呂から立ち上がれず這って出たこともありましたが、すっかり元気
 になった
ので、全部片付けました。」


          ーーーーーーーーーー
 

2015年5月27日になって、訪問医から市販の栄養飲料エンシュアの摂取を
勧められたが、専門的、医学的な養生、処置、注意喚起等の療養指導は

なかった


【2015年5月27日 17:00 主治医カルテ】

「フエントス(テープ)始めてから調子良い
 かなり調子良さそう、多弁傾向あり」

「往診Drにてフェントス導入していただいた
 腹満強いが疼痛コントロールは良好に」

今後は在宅中心へ、当院通院も若干困難
 何かあれば当院でサポ―卜とし在宅で加療いただく
 次回眼科後に婦人科も受診を


《何かあれば当院でサポート、と書いているのに死後の解剖は頑なに拒絶
 した。》


          ーーーーーーーーーー


2015年5月27日主治医の最後の診察。あまりいい雰囲気ではなかった。
次回の診察は、できるだけ先に延ばして7月8日で折り合う。ただし主治医
からは4週間後の6月24日に電話で体調を報告するよう求められたが、

その前の6月22日に母は亡くなった


2015年5月30日、訪問医院長から、オプソ(麻薬)の処方を受ける。


【2015年5月30日 訪問医院長診療レポート】

「今日はあんまり調子が良くないですね。苦しい。感激的な薬の効き目が
 ない
ですね。」

「張り薬の量は眠気が強くなり生活に支障をきたす可能性がありますので
 増やしません。レスキューの薬(オプソ)を処方しますので、症状が辛
 い時に服用してみてください。」



        ≪≪≪体調急速に悪化≫≫≫



【2015年6月1日 訪問医院長診療レポート】

「お腹の張りは強くありませんし足の浮腫も改善してきています。腹痛は
 オプソを服用して誤魔化しましょう」


【2015年6月3日 訪問医診療レポート】

「オプソはあまり効果がなかったので、お腹全体の痛みが強くなっている
 ので、フェントス自体を増量することにしましょう。」


          ーーーーーーーーーー


2015年6月3日、訪問医院長から、フェントステープを2mgに増量する処方
を受ける。


2015年6月4日フェントステープ増量の効果はほとんど無く、食欲も無くなる


2015年6月5日呼吸器科の医師の診察を受ける。これが病院での最後の

診察となる。


《診察後、私が病院前の薬局に薬を取りに行っている間、辛いからと母は
 待合室の長椅子で横になって待っていた
。普段はそんな行儀の悪いこと
 を絶対に人前でする人ではない。》


2015年6月6日体調最悪。強い吐き気を感じる。


【2015年6月6日 別の訪問医診療レポート】

「だいぶつらいです。お腹が張って苦しいです。食事は全然です。水も入
 っていきません。」


          ーーーーーーーーーー


2015年6月7日自力で入った最後の風呂。


【2015年6月8日 訪問医院長診療レポート】

お腹が苦しいです。左の脇腹が痛いです。
 吐き気止めを飲むとほとんど入っていかないみたいで2,3日食べていま
 せん。」


          ーーーーーーーーーー


2015年6月9日、自力で立っていることもできなくなった。自力で最後のシ
ャワーを浴びる。紙オムツを使い始める。


この先はもう急坂を転げ落ちるように衰弱が進んでいき、私もわけも分か
らず、ただもう日々の対応にてんてこ舞いするだけとなり、落ち着いて何
も考えることができなくなってしまった。


【2015年6月10日 訪問医診療レポート】

「力が入らないです。後ろから抱え上げないと起き上がれません。(フェ
 ントス)テープを2mgにしてから食事が摂れなくなっています
。」


「食事も水分もほとんど取れなくなってきています。」



       ≪≪≪今月一杯もたない≫≫≫



2015年6月10日訪問医から母が『今月一杯もたない』と告げられたが、
これまた衝撃が大きすぎてただただ呆然と聞いていただけだった。


【2015年6月11日 訪問医院長診療レポート】

「今日は比較的調子がよろしいようなので良かったです。食事に関しては
 ゼリーが食べられているので今後も続けて行きましょう。」


          ーーーーーーーーーー


2015年6月11日からは、週4回の訪問看護になった。
もはや自発的な意志のない、ただの生き物のようになってしまった。


2015年6月12日よく幻影を見るようになる。


【2015年6月13日 訪問医院長診療レポート】

「体調は回復していますね。食事も摂れていますので安心しました。」


【2015年6月15日 訪問医院長診療レポート】

「週2回程度排便があれば心配ないと思います。血圧は安定していますね。
 食事も食べられているので安心しました。」

 

 

         病院の闇(4)

 


        ≪≪≪訪問介護受け始める≫≫≫



2015年6月13日訪問看護と訪問入浴を受け始める


2015年6月15日に介護認定員が来宅して、介護認定を受け『要介護3』
(1~5)と認定された。

 

 




           [2015-06-15要介護3]

 

2015年4月16日『要支援1(1~2)から僅か二月で要介護3(1~5)』へと

4段階も悪化した。もちろん腹水全量抜きと内臓損傷が原因と考えられる。


2015年6月16日ネットで腹水を検索して、腹水には体を維持するのに必須
アミノ酸等の大事な栄養分が大量に含まれていて、血管やリンパ管を通
して体中を循環しており、決して無駄な排水のようなものではないことを
初めて知った



【2015年6月17日 訪問医診療レポート】

要町病院の腹水治療に関しては、現段階では侵襲が大きいのでお勧めし
 ません



「入院加療は、家で過ごしたいというご本人の意向にも反することになっ
 てしまいます。」


「現在はとてもよい状態でコントロール出来ていますので、ベッド上で安
 静に過ごすようにしてください。」


          ーーーーーーーーーー


主治医とは違って、訪問医は腹水抜きを勧めないと、至極まともなこと
 をいっている
腹水穿刺を繰り返すという主治医の考え方は理解不能
 一体全体、何を考えていたのか。》


『腹水全量抜きに伴う重篤化』について、主治医は完全スルーを貫き
問医(および院長)と元師長も事実上スルーした



主治医と元師長は、腹水抜きの当事者だから、スルーした理由も容易に

想像がつく


訪問医(および院長)の場合は『患者斡旋の依存関係に伴う忖度』から、
へたに動けば厄介なことになると考えて事なかれ主義に徹し波風立て
ずに流れに任せて
傍観を決め込んだ
のであろう。


【2015年6月18日 訪問医院長診療レポート】

お腹の張りが強いので足の浮腫も少し悪化しています。痛みのコントロ
 ールは出来ていますのでこのまま様子を見させてください。身の置き所
 がなくて辛そうですね。」


「ゆっくりと休めなくなるようでしたら張り薬を増量しましょう。」


          ーーーーーーーーーー


2015年6月18日訪問医院長から要町病院のKM-CART法で腹水を抜く

ことについて、『今そんなことしたら死んでしまうよ』と言われる。


《つまり、主治医が考えている腹水穿刺の繰り返しは、確実に死に至らし
 める
ものであるということ。主治医は腹水穿刺繰り返しの危険性につい
 て、十分に認識できていない
のではないか。腹水穿刺について主治医は
 再教育を受けるべきである
。》


2015年6月19日、2度目でかつ最後の訪問入浴を受ける。日中眠り続ける。


2015年6月20日、痰を大量に出す。苦しがるのでオプソを飲ませる。


【2015年6月20日 別の訪問医診療レポート】

「一昨日辺りから仰向けで寝るようになりました。この方が熟睡できるよ
 うです。仰向けで寝るようになってから楽になっているようです。食事
 はゼリーやメイバランス、エンシュアなどを組み合わせながらです。」


          ーーーーーーーーーー


2015年6月20日10時、最後の訪問医の診察を受ける。

 



   ≪≪≪卵巣がんⅢ期で死亡→解剖依頼≫≫≫



2015年6月に入って、日々急速に体力を消耗していき、寝たきりの状態が
続いたが、とうとう2015年6月22日朝自宅で帰らぬ人となった余命は主
治医が宣告した3カ月ではなく、たったの1カ月
であった。


腹部は”b”の字のようにへそから下が極端に膨らんだ異様な姿であった。


ClassⅢの卵巣がんによる死と考えるにはあまりに突発的で急激な衰弱
のしかたで、どう考えても不自然で不可解な病状悪化であった。


何かあったら元師長に連絡するようにと、母から日頃言われていたので、
すぐに近所に住む元師長に診てもらい、解剖を主治医にお願いする旨

伝えた。このあと訪問医院長に連絡した。


訪問医院長は死亡診断書を書くにあたり、病名は何ですかと聞いてきた
いくらなんでも1年半も訪問看護をしていて、病名は何ですかはないでし
ょう
。自ら卵巣がん』と書くことに『ためらいと後ろめたさ』を感じ、
少しでも責任を回避したかったのか。


医師は、病名も分からないのに死亡診断書を書けるのか。あるいは病名を
遺族から聞いて、そのまま死亡診断書に書いていいのか



つづいて産婦人科の主治医に連絡したが、席を外しているとのことで、折
り返しの電話をお願いした。


主治医からの電話を受け、かねてから母が主治医と約束していた剖検をお
願いした。


母は早い段階から『今後の医学の進歩に役立ててほしい』と考え、死後
の剖検を主治医に頼み、主治医も快諾していた



主治医は元師長から既に母の死を知らされていて、解剖依頼への対応策

を元師長と事前に話し合っていたようだ

 



        ≪≪≪主治医が解剖を拒絶≫≫≫



私の解剖依頼に、主治医は躊躇なく

『こちらで解剖するための手続きは煩雑で、ものすごく大変ですよ。』


『車の手配もありますし。』


『診察の際に話には出ましたが、正式に約束したわけではありません。』


『医学的には既に診断がついていることなのです。』


『いまさら解剖しても得られるものは何もありません。』


『解剖することに、何の興味も関心もないし、意味もないことです。』

正気か、苦し紛れの言い逃れか。》


と冷淡に言い放ち、いくらお願いしても、取りつく島もない、極めて消極
的かつ否定的な返答しか得られず
やむなく解剖を断念させられた


《この病院での解剖手続きが、いかに煩雑で大変か知らないが、そんなも
 の必要な書類を整えればいいだけのこと。主治医はそんなことも分から
 ないのだろうか。まったくお役所体質丸出しの病院。》


《車の手配は葬儀社に頼めばいいこと。》


話題になったということは、母の解剖希望を当然知っていた百歩ゆず
 って
仮に正式な約束がなくても、解剖することになんの障害もない。》


腹水を検査しただけで、手術も解剖もしていないのに、既に診断はつい
 ていると断言できるのか
卵巣がんが死因ではない』かもしれない
 に。》


《主治医には、なにか『特殊な未知の能力』が備わっているのか、はたま
 た、ただの・・・。》


主治医は2013/6/11のカルテICに

 卵巣がんと診断が確定した訳ではない。手術で摘出したものを病理組
  織診断することで診断となる。』


 と書いている。何言ってるんだろ。》


《母も私も死因の特定が目的ではなく純粋に今後の『医学の進歩に役立
 ててもらう』
目的で、解剖してほしいとお願いしただけなのに、主治医
 はなにを勘違いしたのか。心に何か『やましいもの』でもあったのか》


医学の進歩のためとはいえ、解剖すれば不都合な真実』例えば内臓

 損傷などが出てきてしまうと恐れ、頑なに解剖を拒絶したのか。主治医の
 真意は不可解千万。というか
実は明々白々。只々ヤバイゾというだけ

 のことだろう。》


解剖しても得られるものが何もないのなら、病院ではなぜ手間ひまかけ
 て解剖を行っているのか
主治医は医学教育を受け直したら。》


《とにかく体を張ってでも、『解剖を絶対阻止』するんだという主治医の

 必死の意気込みだけは、十二分に感じ取ることができた。》


腹水抜き前の『ジキル博士』が、腹水抜き後に『ハイド氏』に変身した
 のではないかと思わせるような、主治医の言動には強い不信感を持った。》


母は生前事あるごとに、

『今後の医療の進歩に少しでも役立ててもらうため、主治医に解剖しても
 らう約束をしてあるから、亡くなったら直ぐに主治医に連絡して解剖し
 てもらってね。』



と、それこそちょっと語弊がある言い方ではあるが医学へのささやかな
貢献と考え、人生最後の楽しみのように語っていた
が、主治医の不誠実な
対応で希望を断たれてしまった。何ということだ。



    ≪≪≪解剖拒否した主治医カルテ≫≫≫



この時点で腹水抜きが死因との認識が私にはまったくなく、母の遺言通り
医学の進歩のためとだけ考えていたので、これ以上強く押すことができな
かった



【2015年6月22日 8:58 外来 医事課 カルテ】

ご家族より。今朝、お亡くなりになられたとのこと
 本人と○○先生(主治医)の間で亡くなった際は病理解剖をするといった

 話はなかったでしょうか ?
 Dr主治医 対応


【2015年6月22日 9:26 主治医カルテ】

「6/21夜間より呼吸苦増悪され永眠
 2015/6/22自宅にて永眠されたと連絡あり
 往診Drにて死亡確認していただけたとのこと」


死因は病死で明らか、遺族の方と相談し病理解剖は実施せずとした


          ーーーーーーーーーー


《6/21夜間より呼吸苦増悪というのは、元師長には自宅で説明したが、主
 治医には電話で、ただひたすら解剖のお願いをしただけで、呼吸苦憎悪
 などとは話していない。》


《電話では最初から解剖する、しないのせめぎ合いの中で、呼吸苦憎悪に
 など話が及ばない。主治医は元師長から知らされたことを、私が話した
 と勘違いして書いたのであろう。語るに落ちたか。》


《相談によっては、解剖することもありということか。私は執拗に懇願し
 たけど。》


なんの予告もなく突然余命3カ月と宣告しておきながら、死因は病死

 で明らかで解剖せずとは、どういうことか。》

 

 


      ≪≪≪卵巣がんが死因なのか≫≫≫



既に診断はついていると強調しておきながら、訪問医と同様の『後ろめた
さ』
からか、カルテの最後には単に『病死』とのみ書き、『卵巣がん』と
は書いてない



解剖を必要としないほど、はっきりと診断がついていてカルテには単
に『病死』とだけ書いて、『病名』は書かないものか



遺族の願いを断固『拒絶して』を、『相談して』に変えるとは。循環器科
の医師もそうだけど、何でも『相談して』に置き換えるのが、この病院の
流儀か


《悪い冗談。》


亡くなるまでに行った検査で、診断に利用できるようなものは、腹水抜き
後の病理組織診断報告書だけであるが、これで医学的に診断が確定

したのか。はたして名医なのか、迷医か、はたまた・・・。


【病院のホームページ】には、

『死亡した患者の解剖をできる限り行って、治療内容の検証を行い

 以後の治療に役立てていきたいが、現実には遺族が遺体を傷つけ

 られることに抵抗を感じて、なかなか実施率を上げられない。』

と記されている。


遺族である私は解剖を懇願したのに、いまさら解剖しても得られる

ものは何もありませんと、主治医に拒絶された


病院のホームページの記載によれば、病院側もできる限り解剖したい

 と考えている遺族が解剖を懇願しているのに、主治医が解剖を拒絶

 したことを、病院はどう考えるのか主治医の判断に問題はないのか。》

 

 


      ≪≪≪研修医の過労自殺≫≫≫



2015年7月4日になって、訪問医院長が焼香に来宅1年半に渡って月2回
(約36回ほど)訪問看護を続けたアルバイトの女性訪問医は結局焼香に現
れず


訪問医院長はその場で、

『早く忘れたほうがいいですよ。』

と妙なことを言った


《一体どういうこと。》

《なんで早く忘れる必要があるの。》

《忘れられるわけがない。》


『《早く忘れて、みんな無かったことに。》』

という意図だったのか

《それは無理な注文。》



2015年7月12日腹水抜きを施行した『研修医が過労自殺。もちろんそ
の時点では公表されなかったので、知る由もなかったが、2年後の2017年

8月10日東京新聞等で『労災認定』の報道があり、研修医の自殺の事実

『病状』を知った。


報道では病院名、研修医名共に『なぜか伏せて』あったが、日本産科婦人
科学会雑誌の会員入退会告知ページ
で、研修医の『死亡退会日と過労

自殺した日が一致』することを確認。


【2017年8月10日 東京新聞朝刊】

独立行政法人国立病院機構が運営する東京都内の病院に勤務していた
 三十代半ばだった産婦人科の男性研修医が二年前に自殺したのは、長時
 間労働で精神疾患を発症したのが原因だとして、品川労働基準監督署
(東京)が労災認定していたことが分かった。遺族の弁護士が九日、記者
 会見して明らかにした。認定は七月三十一日付。」


「弁護士によると、男性は二〇一〇年四月に医師免許を取得し、一三年四
 月から、この病院の産婦人科に勤務
一五年四月以降抑うつ状態や

 睡眠不足、注意力の減退などの症状が見られるようになり、精神疾患

 発症同年七月十二日に都内で自殺した。」


「遺族側代理人の弁護士は会見で「病院は男性が長時間労働に従事して
 いたことを認識していたにもかかわらず、十分なサポート体制を取って
 いなかった」と批判。背景に深刻な産婦人科医不足があるとも指摘した。
 病院側は「会見内容を把握しておらず、答えられない」としている。」


【2017年8月9日 BuzzFeedNEWS】

病院の寮の自室はものが散乱した状況だった。冷蔵庫には何も入ってい
 なかった
公共料金の支払いも滞っていた『亡くなる直前の5月、6月
 には道交法違反(信号無視)』
を起こしているという。」


5月には研修医が腹水を全量抜き、6月には母が死亡している。》



      ≪≪≪病院に事故調査依頼≫≫≫



母が亡くなってからの一月余、死因と思い込まされていた『卵巣がん

ついて、頭では分かっていたつもりでも、気持ちの上ではなにか釈然と

せず、違和感を感じていた


5月末までは日常生活をそれほど問題なく送っていたのに、なぜあれほど
急激に体調を崩して亡くなってしまったのか。


日々ぼんやりとあれこれ想いをめぐらしていたが、7月25日になってやっ
と、死因は『卵巣がん』ではなく、『腹水の全量抜き』とするのが、合理
的で辻褄が合うと考えるに至った。



2015年9月28日、病院の医事課員に私がまとめた『病気の経過』を渡して、
調査を依頼。


医事課員は、現在全国病院長会議で、病院の上層部が北海道に出張中なの
で、帰京しだい事故調査委員会を立ち上げて調査すると返答した。


2015年12月15日待てと暮らせど一向に連絡が来ないので電話をしたが
居留守を使い、雲隠れして出ず
。翌日まで何度も電話をして、やっと夕方に

電話を受けた。


私の問い掛けに、

『主治医に問い合わせたところ、治療は適切に行われており、何ら問題は
 無かったということだったので、事故調査委員会は自らの判断で立ち上
 げなかった。』


と返答。


主治医に問い合わせただけで、事故調査は必要ないと最終判断するとは、
 なんといういい加減さ
。》


《ならばなぜすぐにその旨連絡してこないのか2月半もほっておいた理
 由が理解不能
。しかも催促しても、居留守を使って電話にもなかなか出
 ようとしなかった。》


事故調査委員会を立ち上げるといった重大な事項を、一介の医事課員

 が独断で取りやめることができるのか。できるとしたら、実にデタラメで、
 チャランポランな組織ということ
。》


公務員崩れの規律の乱れた組織では、こんなことは日常茶飯事か。》


さらに私が質問を続けようとしても、こちらの話も聞こうとしないで

何やら一方的に大声で喋りまくったあげく、話が終わってもいないのに

『失礼しま~す』と言って一方的に電話を切ってしまった


調査結果を文書で報告するようメールで催促しても、なしのつぶてでうや
むやにされた。


公務員崩れの愚劣な人間の専横が許されるようなこの病院は、まったく

もって組織の体をなしていない


この病院は医師も事務員も、どこまでいい加減な組織なのかと憤慨

つつ、こんな病院を相手にしていても埒が明かないとあきらめ、警察に相談

することにした


2016年1月7日、病院の所管警察署に告訴状を提出したが、解剖をして

いないとの理由で告訴状は受理されなかった


主治医が断固として解剖を拒否しようとした理由が理解できた。刑事

 被告人になるのを恐れたわけか。なんと狡猾な主治医。》


ただ、警察の計らいと力添えで、産婦人科医長と主治医に会って、

説明を聞くことになった

 

 


      ≪≪≪病院(医長)の公式見解≫≫≫



2016年1月21日に、母の治療内容について、産婦人科の医長と主治医から
説明を受けたので内容を紹介する

その場で医長は、


『余命3カ月宣告は、卵巣がんがかなり進行していたから。過去の診察か
 ら総合的に診断した。腹水抜きは関係ない。』



『余命1年、半年を飛ばしての突然の3カ月宣告ではない。2年前の初診時
 からがんはかなり進行していて、余命という表現こそ使わなかったが、
 がんの進行状況を随時説明していた。』



《主治医のカルテでは、初診時からClassⅢのままで、余命3カ月というほ
 どに、がんがかなり進行していたとは一言も書かれてない
。》


《そもそも、なんで『いきなり余命3カ月』になるのか。ヤバイことになったら、

 この病院独自のやり方で、いきない余命3カ月で逃げようとするのか。》


『実際には余命1カ月しかなかったのは、正確に時期を予測することはで
 きないから。』



『2015年4月28日の腫瘍マーカー、血液検査から判断したのではなく、過
 去の診察内容から総合的に判断して、相当程度がんが進行していた。』



腫瘍マーカーや血液検査結果をスルーして総合的に判断とは、なんと
『御都合主義の判断』であることか。》


具体的かつ説得力のある説明をしないで総合的に判断したなどという
『曖昧で抽象的』な表現をするのは『ゴマカシ論法』の典型。》


《そもそも具体的に説明できような、裏付けとなる根拠を欠いているから、
 曖昧な表現に終始する
のだろう。嘆かわしく、愚かしい医長。》


『腹水抜きは、血液検査や点滴と同じでリスクはなく、家族へのリスク説明

 や同意書も必要としない処置です。』


『点滴するのに、いちいち家族に説明して同意書をとりますか。』


『大量の腹水抜きに際し、事前に患者に説明する必要のあるリスク事項は
 無い。点滴と同じレベルである。』



腹水抜きにリスクはないので、リスクの説明はしていない腹水抜きは
 よく行われる処置で、特殊なものではない
。』



だから家族への説明も同意書も省いて腹水を抜いたということらしい。》


『腹水はあちこちに分散して存在しているので、全部を抜き取ることなど
 できません。』


《卓見か、ただの詭弁か。》


『腹水抜きは正常に処置されており、何も問題はなかった。』


『急激に衰弱が進み、全身衰弱死したのは、腹水抜きとは関係なく、末期
 がんの症状である。』



『特異な死因でない通常死では解剖は一般にしない今回の事例でも解剖
 の必要はなかった
。』



『腹水抜きによる衰弱が死因であるということは、解剖からは判断できな
 い。』



医長は偏差値の高い私大の出なのに、この程度の認識しかない。》


医長と医長が統率する産婦人科医局全体の再教育の要なきや。》


精神疾患を発症した研修医が、腹水を全量抜いて廃棄研修医はまもな
 く過労自殺
。それでも腹水抜きに何も問題はなかったと言い張るのか。》

 

素人相手なら適当で曖昧な説明でも、ごまかせると考えているのか。》

 



        ≪≪≪主治医の説明≫≫≫



以上が医長の説明で、主治医は他に、


循環器科の処方薬メインテート、シベノール、エリキュースすべての服用

 中止は、母がお腹が辛いというので止めさせた。』


『緊急に腹水を抜いたのは、腹部が大きくなって苦しそうだったので応じ
 た。』



循環器科の処方薬を2015年4月22日に止めた後、5月4日頃には、かなり
 楽になっていた。急ぐ必要はなかったのではないか。》


『腹水抜きを決めて、連休明けに入院と急いだのは、母が是非にというの
 で応じた。前々から腹水抜きのプラス面の効用は説明していた。』



母に医学的な知識などなく、かりに是非にと言われたからと言って、は
 いそうですか、ではないはず
マイナス面についても十分に納得のいく
 説明が必要なはず
そうすれば、母は断念したはず。》


《前々から腹水抜きのプラス面の効用を説いていたのは、主治医ではなく
 元師長ではないか
主治医はどちらかと言えば、しぶしぶその流れに乗
 せられたのではないか
。とは言っても、最終決定をした責任者が主治医で

 あることに変わりはない。》


『腹水を抜いたのに腹部が更に膨らんだのは、腹水は抜いてもすぐに

 溜まるもので、いたちごっこになる。』


だったら抜いたことに何の意味もなく、いたちごっこを繰り返して、

 急速に寿命を縮めるだけの、極めつけの超愚策ではないか。》

 

 

腹水を抜いた次の日には、もうお腹が膨らんできた腹水抜きは一体

 何だったのか次の日にはお腹が膨らんできたのは、内臓損傷が原因

 ではないか。》



『腹水を全部抜いてしまったと母に言った覚えはない。』


2015-05-13の訪問医の診療レポートに全部抜いてしまったと記録されて
 いる。》


『腹水を抜く前に家族に説明しなかった点については申し訳なかったと思
 っています。』


と説明した。


以上が『病院(産婦人科医長、主治医)の公式見解』である。


最後に医長が、説明に納得がいかないのならカルテを入手して、自身で内
容を確認してみてはどうですか、と勧めたので
2016年2月9日入手した。


以上が母の卵巣がん診察から、死に至るまでの『大まかな流れ』である。




病院とのやり取りはここまで

 

 


          ≪≪≪総括≫≫≫



一言でいえば、ひとえに『病院の選択を誤った』ことが誤算のはじまり


元師長の説明と信頼から母はこの病院で最高の医療を受けていると

信じ込んでいたため、病院を変えるという選択肢はなかった


『愚鈍で無責任な循環器科医師』と、『無謀で不誠実な産婦人科主治医』
とのめぐり合わせの悪さ元師長による腹水治療方針への介入を許した

主治医の無定見


循環器科医師は脳梗塞になると脅して、抗凝固薬等を処方しておきながら
その後まともな診察もしないで訪問医にすべて『丸投げ』するという、

無責任極まりない対応をした。


循環器科医師に体調不良を訴え、訪問医から処方の減薬を指示されたと話
しても、自身の処方の現状維持を求めるような、状況変化に的確に対応で
きない『ボンクラ医師』
にめぐり合った不運。


抜いた腹水はすべて廃棄するという、この病院方式の腹水抜きはすべき

でなかった。腹水は一度抜いても、すぐに溜まって、また抜くという繰り返し

になり、体力を急速に奪って死期を早めてしまう。


2015年4月22日に循環器の処方薬をすべて止めた後、5月4日頃には、体調

もかなり良くなっていたので、慌てずじっくりと様子見をしていれば、腹水

抜きの必要はなくなっていたはず。


さらに言えば循環器の処方薬も、脳梗塞の脅しに屈せず服用しなければ破
局を迎えることはなかった。循環器の医師は診察を訪問医に丸投げするく
らいいい加減
だから、止めてもよかった。というより止めるべきだった。


循環器の医師が、ホルター心電図の結果が『要観察』であったことを、
に知らせなかった
ため、判断しずらかった面はある。医師としての説明責
任と告知義務に反した無責任医師



病院では保険診療点数稼ぎのノルマがあるのか。ノルマ達成のために、無
駄な検査や不要な処方を繰り返すのか。


だとすればノルマの犠牲になって、利用されるだけの無知な患者は哀れで
ある。不要な処方で新たな病気になって、悲しい結末になることもある。


もはや職員でもない産婦人科の元師長が治療方針に介入し、主治医自身

がリスクを危惧していた腹水抜きに話を進めてしまった。


主治医は、腹水量が少ない(最終的に1700ml)と分かっていながら、初日
に1000ml抜いた
後、『エコー装置で確認もせず』翌日も1000mlに抜く

という『杜撰で無謀な目標』を立てて、研修医に実施させたため腹水全量

流出となったうえに、内臓を損傷させてしまったことで、体調が著しく悪化

した


さらに腹水抜きを実施したのが精神疾患を発症していた研修医という、
悪の取り合わせになったことが、母の死を早めることになった



腹水抜きをするなら、要町病院のKM-CART法のように抜き取った腹水を

濾過、濃縮して点滴で戻す方法をとるべきであった。


治療過程で重大な問題が起きると、病院は偽りの説明で隠蔽を図るので、
真相にたどり着くのは簡単でない。


私自身に意欲、根気、時間があり、参照できる記録類も多数残されていた
ので、どうにか真相に迫ることができたが、容易なことではなかった。


病院から紹介される訪問クリニックは、『患者斡旋の依存関係』から、
院の治療内容に対してたとえ疑問を抱いても
『病院への忖度』もあって
必ずしも有効な助言をしてくれるとは限らない


大病院だからと言って、決して安心できるものではない。大病院には医師、
研修医も数多く
個々に見ればそれこそピンキリで、キリに当たることも
当然念頭に置く必要がある



大病院は多くの研修医の実地訓練の場にもなっているので、熟練医師に

よるしっかりした指導、監督がないと思わぬ結果を招くこともある


病院の管理体制がしっかりしていないと、元師長のような部外者によって
治療方針が歪められたり、医師、研修医の健康管理がおろそかになって、
想定外の問題を生じることもある



精神疾患を発症していた研修医に、大事な医療措置をまかせる病院

の管理体制には大いに問題がある。


研修医等の職員の健康管理もまともにできないような病院が、患者の

健康管理に万全を期すことができるのか


最後に呼吸器科や放射線科では、しっかりとした説明に基づき診察、

治療を受けることができたことに感謝する。



かなり長くなりましたが拙文を読んでいただいた方に、多少なりとも

参考になるような情報を提供できたのであれば、まとめ甲斐があった

というものです。

 



      ≪≪≪病院の医療関係者≫≫≫




【都内総合病院産婦人科医師(主治医)】

出身私大とは別の偏差値の高い私大の附属病院で研修を終え、2013年4月
にこの病院に赴任
翌5月に母を診察
し、ClassⅢの卵巣がんと診断2015
年6月22日に母が亡くなるまでの2年余、主治医として診察を続けた



主治医の診察はすごくフレンドリーであったと母は話していた。病院の廊
下で母を見かけると、背後から母の両肩を抱えて驚かせ
、親しく言葉を交
わしたことが少なくとも2回あり、内1回は私も見ている。


主治医は研修医時代、当時まだ現役だった元師長に(たいへん)お世話に
なったと母に話している。


こうした関係から元師長は、主治医に母の腹水抜きを要請しやすかったよ
うだ。


主治医を偏差値の高い私大の出身と思い込まされていたことで、若いけど

優秀な医者であると母は話していた


2017年8月10日研修医の労災認定が報道されると主治医はその月

のうちに研修を受けた大学病院の産科に移動栄転


同時に一時的だったかも知れないが、労働基準監督署の指導を受けてなの
か、産婦人科所属の医師が大幅に入れ替わり、1名を除く他全員が偏差値
の高い私大出身者となり、なぜか研修医は0名となった。


研修医の過労自殺報道を受けての急な移動と推察される。


大学病院の直轄病院なので、自在に医師を移動させることができるようだ。



【同病院産婦人科後期研修医(研修医)】

地方の国立大学を出て、九州の民間病院で初期研修を終えてから、こちら
の病院に移り2013年4月から後期研修中であった。


精神疾患を発症して、抑うつ状態で注意力が減退した状態で、母の腹水を
抜く処置を行ったが、注意不足から全量を抜いて廃棄
した。この際、内臓

に損傷を与えた可能性も否定できない

 

 

2015年5月、6月と二月続けて、道交法違反(信号無視)している。


母の死の20日後の2015年7月12日、職場に姿を現さず失踪、同日午後

都内で自殺。2年後の2017年7月31日に労災認定された。

《2017/8/10 東京新聞朝刊記事》



【同病院循環器科医師】

循環器科で、医長に次ぐナンバー2で、50歳台の都内私大出身の医師

若い医師や研修医を指導する立場にあるベテラン医師であるはずなのに

・・・。



       ≪≪≪病院外の医療関係者≫≫≫



【同病院産婦人科元看護師長(元師長)】


産婦人科の看護師長さらに都内の同系列の大病院の看護部長を務めて
(定年)退職


母が腹水抜きの処置を受けた時は、元師長はこの病院の元職員の位置づけ
であった。


母とは元師長の先々代からの付き合いで、元師長の2人の子供には永年ピ
アノを教えていたので
、実に4世代にわたる長い付き合いとなる。


こと医療に関しては、母は元師長に全幅の信頼を置いていた。持病の肺病
のこともあって、体の具合が良くない時は、しばしば相談にのってもらって

いた。


元師長がまだ現役のころ母に、

『うちの先生方は、みな(偏差値の高い)私大(の附属病院)から来てい
るんですよ。』


と話していたので、母は額面通り受け取って自分を診てくれる医師は主
治医を含め、みな優秀な(偏差値の高い私大出の)先生たちばかりだと

思っていた


だからと思うが、待合室で母が、


『私は今ここで最高の医療を受けていると思うの。ここでダメだったら、
 もう諦めるしかないわね。』



と私に話したことがある。


こうした信頼感から、病院の診療内容に疑問を持つこともなく、素直に

医師の指示に従い、判断を任せきっていた



訪問看護クリニック院長(訪問医院長)】


都内中堅病院の循環器内科に勤務した後、訪問看護クリニックを開院


母は当初、区役所で紹介された別の訪問クリニックを利用するつもりでい
たが
病院の相談室でこちらのクリニックを積極的に勧められたので、訪
問看護をお願いすることにした



病院とは元受け下請けの関係でもあり、病院の処置内容に疑問を持っても、
病院に不利になるようなことには口をつぐもうとしていた



2014年初頭に母の訪問看護をスタート。母が腹水を抜くまでは、アルバイ
ト医師が月2回診察に訪れ
ていたが、腹水を抜いたあと容体が日増しに悪
くなると、アルバイト医師と代わる代わる、院長が頻繁に診察に訪れるよ
うになった



このクリニックの基本費用は、後期高齢者医療保険の1割負担で月1万円
(税別)だったので、月2回、1回当たり20分程度の訪問診療で、10万円の診
療報酬を得ていたことになる。はたしてこれだけの費用に見合うだけの診
療サービスを受けていたのか。特に腹水抜き後の医療処置、助言、指導に

ついて。



訪問看護クリニック医師(訪問医)】


ほかの病院を産休中に、週1回水曜日午前だけアルバイト勤務する女性の
内科医師
2014年初頭から1年半の間、月に2回母の訪問診察を続けた

 

 

        病院の闇(5)

 


          ≪≪≪参照記録≫≫≫



電子カルテ


全600ページ余のうち、眼科検査結果200ページ余を除いた正味400ページ
余が産婦人科を中心にした診療記録。各種検査結果と看護師記入分も含む


循環器内科医師と眼科研修医の間の通信文や、産婦人科主治医と研修医に
よる腹水抜きの過程が、看護師の記述も含め、時間を追って克明に記録さ
れている。


ただ、日時に逆行する形で連続して出力されているので、記録を追いかけ
るのに余計な労力を要した。

 



【訪問医の診療レポート】


原則月2回の訪問看護のたびに母の健康状態について聞き取った内容と、
指導したことが書かれている
。私が母から聞いていなかった事実もあり、

貴重な情報源となった。

 



【母の電子メール】


元来、母は筆まめでよく手紙を書いていたが、電子メールを覚えてからは、
大勢のメル友と盛んにメール交換を始めた。


子供の時からの友人とは、交換日記でもやり取りするように頻繁にメール
交換していた。メール魔かと思うほど、毎日長時間メール書きを行ってい
キー操作も、かなり速かった


おかげで大量のメールが残されており卵巣がんになってからは病気関係
の記述も多く
『ほぼリアルタイムの記録』となるので信頼性も高い

 



【母の日記】


20年以上にわたって毎日のように簡易日記を付けていた。当然、自身の健
康に関する記述もあり、母の闘病記録をまとめるにあたって、有益な情報
を得ることができた。

 



【母の病気メモ】


母が闘病中に体調の変化を、自分で随時メモに書き残したもの。

 

 

詳しくはオンラインストレージDropbox「闘病記」フォルダ内pdfファイルを御覧ください。

 

https://www.dropbox.com/sh/1kr7ag1629iw1m7/AADiUCYwN7we9fmo3vYoXS-Ka?dl=0

 

 

 

東京医療センターの重大医療事故 ★担当医の不可解な処置★

   東京医療センターの重大医療事故
      ★担当医の不可解な処置★

 

独立行政法人国立病院機構東京医療センターの重大医療事故』について大まかな流れを説明します。

 


2013年6月東京医療センター産婦人科主治医が『卵巣癌が最も疑われる』『卵巣癌であればⅢ期以上』であると母を診断したが、予後に不安が残ると分かり手術を断念して、月例診察で経過観察を続けた。

 

2014年4月、5月の都内クリニックでのマイクロ波による温熱療法』後の体調の絶不良から、2014年8月、9月不本意ながら受けた放射線治療食事療法の効果で、2014年秋には呼吸器科医師と産婦人科主治医の両医師から『奇跡が起きた』と言われるほど劇的に体調が持ち直した

 

2015年2月の眼科研修医による白内障診断で、『心房細動の疑い』を指摘され、2月循環器科医師による診察を強要された。

 

循環器科医師が『これは大変だ、ほっておいたら脳梗塞になる』脅して処方した『心房細動治療薬』で、腹水が増大して腹部膨満感が増してきた

 

2015年4月22日産婦人科元看護師長が同行して、産婦人科主治医に『腹水穿刺を打診』したが、『穿刺は肝臓・小腸近く、現時点の量ではリスクの方が恐い』と言って『腹水穿刺には否定的』であった。

 

翌週の4月28日、なぜか再び産婦人科元看護師長が同行して産婦人科主治医に『腹水穿刺を迫り』、主治医は結局押し切られて『腹水穿刺に同意』

 

 

2015年5月7日、8日産婦人科主治医の指導のもと腹水穿刺処置を受けたが、精神疾患を発症して抑うつ状態で注意力が減退していた』産婦人科研修医による『常軌を逸した異常な処置で内臓を損傷』

 

5月8日夜産婦人科主治医が『(腹水を)全部とるのはまずいが、結局全部抜くことになってしまいました』と母に語した内容を、訪問医療の中野なおクリニックの5月13日の往診の際にアルバイト医師に伝えた。

 

5月20日腹水穿刺後はじめての診察で、産婦人科主治医は突如、青天の霹靂の『余命3カ月を宣告』

 

5月23日、中野なおクリニックの院長が、麻薬であることは伏せて単に『痛み止め』ですとだけ言って、point of no return の麻薬』いきなり処方

 

2015年6月22日『内臓損傷が原因』で母は自宅で息を引き取った。かねてより母が産婦人科主治医と話し合っていた解剖を電話でお願いしたところ、『手術をしていない』のに『いまさら解剖しても得られるものは何もありません』強弁し、頑として『解剖を拒絶』

 

精神疾患を発症していた腹水穿刺担当の産婦人科研修医は母の死の20日7月12日に、後を追うように過労自殺

 

 

ここからは2015年1月の眼科診察から6月に内臓損傷で亡くなるまでの半年間の、東京医療センターと訪問医療の中野なおクリニックの『担当医の不可解な処置』について医師ごとに説明します。


眼科   研修医 白内障手術前に心房細動の治療を強要

循環器科 医師 脳梗塞になると脅し心房細動薬服用を強要

産婦人科 主治医 リスクが恐いと認識しつつ腹水穿刺に同意

産婦人科 研修医 抑うつ状態での腹水穿刺で内臓を損傷

産婦人科 元看護師長 意地で主治医に腹水穿刺実施を迫る

中野なおクリニック 院長 内臓損傷と知るも沈黙


★担当医の不可解な処置★の説明は、下記ブログの記述に準拠しています。必要に応じて適宜参照してください。

 

東京医療センターの重大医療事故(1)~(11)

東京医療センターの重大医療事故★問題点整理★(1)~(3)

東京医療センターの重大医療事故の概要

 

 

           ≪≪≪眼科研修医≫≫≫

 

 

2015年1月21日、眼科研修医が白内障と診断し、手術を受けることになった。

 

2月6日、眼科研修医が心電図検査結果を見て、『心房細動の疑いがあるので、心房細動の治療を受けなかったら、白内障の手術は行いません』と告げた。

 

2月9日、眼科研修医から心房細動の診察依頼を受け循環器科医師が、各種検査を経て2月23日メインテート(降圧薬)』『シベノール(抗不整脈薬)』3月9日には『エリキュース(抗凝固薬)』の心房細動治療薬と称する3薬を処方した。

 

心房細動治療の処方を受けたことで、眼科研修医は2月24日に右目、3月3日に左目の白内障手術を行った。

 

まことに不思議なことに、『心房細動の治療を受けなかったら、白内障の手術は行いません』と言っておきながら、2月23日心房細動治療を目的とした『降圧薬と抗不整脈薬』を飲み始めた『翌日』2月24日には、もう右目の白内障手術』を行っている。

 

眼科研修医は『たった一日の服薬』心房細動の治療が行われた、とでも言うつもりなのだろうか。もちろんそんな『バカげたこと』などあるはずがない。『笑止千万』である。

 

母の白内障手術に際して『心房細動の治療は必要なかった』『白状』したも同然である。

 

 

心房細動治療の強要は、ただの『言いがかり』でしかなく、真の目的は循環器科を受診させて、保険診療点数を稼いで診療実績を積み上げることであったろう。これは東京医療センタービジネス本位の診療システムに組み込まれた手順通りの処置か。

 

眼科研修医の『人の弱みに付け込んだ』ヤクザもどきの『言いがかり』がキッカケとなって、循環器科医師の『害にしかならない処方薬』の服用を始めたことが、腹水増大による腹部膨満をもたらした。

 

最後は産婦人科主治医と研修医による緊急性、必要性に欠ける腹水穿刺内臓を損傷して、母は塗炭の苦しみの末に命を落とすことになったという事実を、眼科研修医はどのように受け止めているのだろうか。

 

眼科研修医は、母の死出の旅』の引き金を引いたといえよう。まことにもって『罪づくり』なことをしてくれたものである。

 

 

          ≪≪≪循環器科医師≫≫≫

 

 

東京医科大学卒の50歳代の医師。

 

2015年2月9日、眼科研修医から心房細動の診察依頼を受けた循環器科医師は、当日測定した心電図を診て『これは大変だ、ほっておくわけにはいかない、脳梗塞になる』母を脅した

 

母は『もうそのままでいい』と言ったが、脳梗塞の心配があり、ほっておくわけにはいかない』と言って、心房細動の治療を受けることを強要した。

 

この際『血をサラサラにする薬(エリキュース、抗凝固薬)は他の病気に悪い』とも話している。

 

2月12日、13日『24時間ホルター心電図検査』を受けた。

 

2月23日、検査結果に基づく診断でメインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)』を処方された。

 

『カルテ』を見ると、『24時間ホルター心電図検査』『判読コメント』は、『要観察』となっており『要治療』ではなかった

 

精密検査結果が『要観察』であったのに、なぜ『降圧薬と抗不整脈薬』を処方したのか理解に苦しむ。医師としての適性を欠いた循環器科医師の不見識で不適切な処方には首をかしげざるをえない。

 

循環器科医師がこの日のカルテに記した『血圧126/80、脈拍72』は、文句なしの正常値であった。『降圧薬の必要性がないことなど、この循環器科医師を除けば誰でも容易に理解できることである。常軌を逸した極めて異常な処方と言わざるを得ない。何考えているんだろう。何も考えてなんかいないのだろう。ただ漫然と惰性でやってるだけ

 

 

循環器科医師は精密検査結果に記された『要観察』『判読コメント』を、母に説明しないで『降圧薬を処方している。これは医師に課された『説明責任と告知義務』に明白に違反した行為である。

 

『降圧薬と抗不整脈薬』処方されたことで、2月24日に右目、3月3日に左目の白内障手術を眼科研修医が行った。

 

次回3月9日に診察した循環器科医師のカルテには、『血圧95/47、脈拍63』と記されている。2月23日からメインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)』飲み始めて2週間で『血圧が異常に低く』なっている。

 

少なくとも『降圧薬』の処方が不適切であったことは明白であるのに、循環器科医師は『処方を見直さない』ばかりか、さらに『エリキュース(抗凝固薬)』を追加で処方した。『卵巣癌の疑い』で腹水が溜っていることなどまったくお構いなしである。

 

血圧が異常に低いという事実に目をつむり最初に決めた方針通り遮二無二突き進むことしか頭になかったようだ。この『おとッつぁん』のオツムがまともに機能しているとは到底考えられない。

 

循環器科医師は思考がフリーズしていて、状況の変化に的確に対応することができない、役立たず人間と典型である。嘆かわしい限りだ。

 

循環器科医師による心房細動治療の強要は診察、検査、処方で保険診療点数を稼いで診療実績を積み上げ、さらには『製薬会社と癒着した処方』による裏取引での利益を目的とした『ビジネス本位の医療』であったということであろう。

 

『ビジネス本位の医療』では『過剰な診療』報酬を稼ぐことが最優先され、『患者の健康は二の次、三の次』となるので、『患者はモルモット』のような存在となり、かえって『健康を害する』ことになりかねない。東京医療センターのような『悪徳病院』では、『堕落した不埒な医師』不適切な診断によって『医原病』が起きるゆえんであろう。

 

税金が投入されている国立病院の東京医療センターが、このようなビジネス優先の医療を実践するのは、都民に対する背信行為である。

 

 

3月9日の時点で既に循環器科医師は、心房細動の診察と処方を訪問診療医に『丸投げ』すべく、中野なおクリニック宛の『診療情報提供書』を書き上げているが、『24時間ホルター心電図検査』結果は添付しないで、『自身の不見識な診断内容と処方だけ』を記している。

 

『ほおっておいたら脳梗塞になる』脅して2月23日メインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)』を処方し、3月9日には『エリキュース(抗凝固薬)』処方したのだから、経過観察をしながら処方の適否を検討して『治療方針を適宜見直していく』のが医師としての当然の責務であるはずだ。

 

ところが『エリキュース(抗凝固薬)』を処方した3月9日には既に中野なおクリニックへの診療の『丸投げ』を決めている。あとのことはすべて『訪問医に丸投げ』というのは無責任の極みであり、医師としての責務を放棄したあからさまな背任行為である。

 

3月15日頃から急に左耳が、はれぼったい感じになり、少し聞こえが悪く噛んだ音が、中で響くような感じが続いていると母が訴え、耳鼻咽喉科と歯科口腔外科で診察を受けたが原因不明と診断された。心房細動治療薬の副作用であったと考えられる。

 

3月25日産婦人科主治医の診察で、母は『腹満感の自覚が強い』と話している。

 

 

次回3月30日の診察で、循環器科医師は『通院も大変でしょうから今後は訪問医から同じ薬の処方を受けるように』と言って、3週間前の前回3月9日診察時に作成済み『診療情報提供書』を母に渡した。『24時間ホルター心電図検査』結果は添付されていなかった

 

循環器科医師が心房細動の診療を中野なおクリニックに全面的に引き継ぐつもりならば、引継ぎの手続きとして当然『24時間ホルター心電図検査』結果も渡すべきであろう。

 

実際は、循環器科医師の『不見識な診断と処方内容』のみを、『診療情報提供書』に記して母経由で渡しただけある。

 

『診療情報提供書』の最後に『引き続きのご加療をお願いしたく』と書かれているが、『24時間ホルター心電図検査』結果も渡さないで、中野なおクリニックに『自身の診断と処方を継続するよう一方的に押し付け』ただけで、中野なおクリニックとの間に正式な引継ぎが行われたとは言えない

 

そもそも『引き続きのご加療をお願いしたく』とは、どこまでの加療を意図しているのか意味不明である。単に循環器科医師の処方をそのまま継続してほしいということなのか、それとも中野なおクリニックで独自に診断していいのか、実に『曖昧なお願い』である。

 

中野なおクリニックに循環器科医師の処方をそのまま続けてほしいという意味であるならば、脳梗塞になると脅し』て処方しながら経過観察を一切しないで、相手に同じ処方を続けろと一方的に押し付けたことになり、はなはだもって無責任で身勝手なお願いである。

 

 

中野なおクリニック独自の診察、診断を望むのであれば、当然『24時間ホルター心電図検査』結果も渡す必要があろう曖昧模糊としたお願いをして平然としている循環器科医師の思考回路は常人には把握し難い。ただの夢遊病者か

 

『診療情報提供書』には、『喀血などの際にはエリキュース休薬はやむを得ないと思います』と明記されている。エリキュースは腹水に対しても悪影響を及ぼすとはっきり認識していたはずである。

 

循環器科医師はこれで中野なおクリニックに、『心房細動』治療を引き継ぎ完了と勝手に考えているようだが、『引継ぎの形式、内容』のいずれをとっても、正式な引き継ぎとは到底いえない、実に無責任で不埒極まりない愚劣なやり方であった。

 

循環器科医師は、中野なおクリニックを東京医療センター『下請け』と見下し、自身にとって用済みの案件は訪問医に『一方的に放り投げ』て、『一件落着』と考えていたようだ。

 

そもそも脳梗塞になると脅して、心房細動の治療を始めたばかりの段階で経過観察もしないで、あとのことは訪問医に一方的に押し付けようとする態度は、医師の倫理規範に反する不埒で無責任な行為で、医師としての責務を果たしているとは到底言えまい

 

『通院も大変だろうから』と、こじ付けの理由をつけて訪問医に『丸投げ』して、以後の『責任をまぬがれよう』とする『さもしい魂胆』が見え見えである。

 

東京医療センターには毎月、多い時には毎週のようにタクシーで通っていたが、決して通院が大変なこととは考えていなかった。必要であればいくらでも通院するつもりでいた。

 

 

循環器科医師が3月9日に処方した『エリキュース(抗凝固薬)』の服用で、4月に入ると体重が急速に増加し始め、お腹も徐々に大きくなりだした

 

4月1日循環器科医師から託された『診療情報提供書』を訪問医に手渡した。この日のアルバイト訪問医の診察で『血圧104/44、脈拍41』と、血圧、脈拍ともに異常に低かったので、アルバイト訪問医は帰院後に院長の指示でメインテート(降圧薬)を半減』するように電話してきた。院長は循環器が専門の医師である。

 

4月6日『具合が悪く体がダルイ』と感じたのでアルバイト訪問医に電話で相談したところ、さらに『シベノール(抗不整脈薬)も半減』するよう連絡してきた。体の不調が『心房細動治療薬の副作用』であると母はやっと気づいたようだ。

 

4月13日予約外で循環器科医師の診察を受け、4月1日のアルバイト訪問医の診察で『血圧104/44、脈拍41』だったので、訪問医からメインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)を半減』するよう指示されたと相談した。

 

循環器科医師は、脈拍40台というのが『正確に脈をカウントできていたかどうかが問題』である、脈拍60台が続いているのであれば『元通りの処方に戻していただいてもよろしいのではないでしょうか』と話したが、戻さなかった。

 

この日のカルテでは、『血圧120/65、脈拍67』と正常値を示しているが、これは訪問医の指示で4月1日『降圧薬』を、4月6日には『抗不整脈薬』半減したからである。

 

 

循環器科のこの『とッつぁん』思考回路にはなにか重大な欠陥があるのか、それとも『製薬会社と癒着した処方』強いこだわりがあって変える気がなかったのか、どちらにしても医師としての適性を著しく欠いた不可解な対応であったことは間違いない。

 

『とッつぁん』よ、大丈夫かい、しっかりせいや。もうボケてるのか。

 

循環器科医師に早く『引導を渡さないと』東京医療センター評価をさらに下げることになると思う。

 

 

冥界の使者を想起させるような循環器科医師の不可解で不見識な診断に、さすがに母もこの日で循環器科医師には見切りをつけ、以後の接触を断った。

 

4月18日の母の日記には、『毎日苦しく、辛くなって来る。少しずつだけど本当にそう感じる』と書いている。

 

4月19日の母の病気メモには、『刻々と膨らんで来る感じのお腹』とも書いている。

 

4月22日産婦人科主治医が、お腹が辛いと母がいうので、循環器科医師の承諾を得ないでメインテート(降圧薬)、シベノール(抗不整脈薬)、エリキュース(抗凝固薬)すべての服用中止』を指示した。

 

これでやっと循環器科医師の処方から解放され、5月に入ると体調も少しずつ上向いていった循環器科医師の処方が不適切なばかりか、危険ですらあったことが分かった。

 

惜しむらくは4月1日のアルバイト訪問医の診察の際に、さらにもう一歩踏み込んで循環器科医師の処方すべてを止めるように指示していたならばと思わずにはいられないが、診療における訪問医の位置付けが、明確になっていなかったことが災いしたかもしれない。

 

せっかく体調が上向きだしたのに、このあと4月28日産婦人科主治医の不可解な決断ですべてがご破算になってしまった。

 

 

          ≪≪≪産婦人科主治医≫≫≫

 

 

産婦人科主治医は日大医学部を卒業後、慶応病院での研修を経て、2013年4月東京医療センター産婦人科に赴任、2013年5月10日から主治医として母の診察を担当した。産科婦人科研修医の労災認定報道直後2017年8月『慶応病院婦人科に栄転』している。

 

2013年6月11日産婦人科主治医が『卵巣癌が最も疑われる』『卵巣癌であればⅢ期以上』と母を診断したが、予後に不安が残ると分かり『手術を断念』して、月例診察で『経過観察を続ける』ことにした。

 

産婦人科主治医は当日のインフォームド・コンセントに、『卵巣癌と診断が確定した訳ではない』『卵巣癌の診断は手術で摘出したものを病理組織診断することで診断となる』と記している。

 

2014年4月、5月に都内クリニックでマイクロ波による温熱療法』を受けたが、『逆効果しかなく体調が悪化』したため、不本意ながら8月、9月東京医療センターで受けた放射線治療食事療法の効果で体調が劇的に持ち直した

 

10月22日には産婦人科主治医が『奇跡が起きた』と喜ぶほどの回復ぶりであった。

 

11月26日には産婦人科主治医から『腫瘍(癌)が縮小しており、腫瘍(癌)の心配がなくなってきた』とまで言われた。

 

これでやっと峠を越したと安心したのも束の間、年が明けた2015年1月に眼科研修医に白内障と診断』されてからは、抗し難い勢いで『運命の歯車が逆回転』し始めた。迂闊にも私は5月腹水穿刺するまで気づかなかった

 

 

2015年3月9日循環器科医師が処方した『エリキュース(抗凝固薬)』腹水が徐々に溜まり始め4月に入ると『腹部膨満感に悩む』ようになり、向かいに住む東京医療センター産婦人科の元看護師長を何度も訪ねて相談したところ、腹水抜きを勧められた

 

元看護師長は腹水抜きを勧める際、リスクについては何も言わず『腹水を抜けばお腹が楽になる』メリットだけを説明しており、母は完全に『たぶらかされ』ていた。

 

4月16日『要支援1(1~2)』と認定。

 

4月22日に元看護師長が同伴して、産婦人科主治医に『腹水抜きを打診』したが、主治医は『穿刺は肝臓・小腸近く、現時点の量ではリスクの方が恐い』と話し、『腹水穿刺には否定的』であった。

 

とりあえず循環器科医師が処方した『心房細動治療薬3薬すべてを止める』よう指示したが、不思議なことに母の日記には書いてあってもカルテに記載はない

 

腹水穿刺の判断を先延ばしして、次週の眼科の診察の後、母一人で再度診察を受けることになった。

 

 

4月28日産婦人科元看護師長は、なぜか再び診察に同伴して、産婦人科主治医に『腹水穿刺を迫り』、主治医は結局押し切られて『腹水穿刺に同意』した。

 

産婦人科主治医は、『4月24日に採血の血液検査は、腫瘍マーカー類は横ばいないしは下がっており、血液検査の結果も申し分ない』病状に異変はないと説明した。

 

4月22日、28日ともに元看護師長が診察に同席していたが、カルテに記載はなく、母の日記を読んではじめて知った。元看護師長は黒幕としての自身の介在を隠そうとして、産婦人科主治医に記載しないよう伝えたようだ。

 

初診以来ずっと診察だけだったこともあり、産婦人科主治医の診断内容に特に疑問はなかったが、4月28日に医療処置の段階に移ると、なぜかよこしまな考えに染まって後は一連托生と『とんでもない方向に暴走』し始めた。

 

 

4月28日産婦人科主治医は中野なおクリニック宛の『診療情報提供書』で、5月7日腹水穿刺を予定しており、『今後は腹水穿刺を繰り返す』と記した。

 

ひとたび廃棄するだけの腹水穿刺を始めると体力維持に必須のアルブミン(栄養分)』グロブリン(免疫関連物質)』等のタンパク質も腹水と一緒に抜き取られてしまうため、『急速に体力が低下』して、『全身状態が悪化』し、さらに腹水が溜まりやすくなって、以後腹水穿刺を繰り返す悪循環に陥り『死期を早めるだけ』である。

 

そもそも腹水が『1~2リットルと少ない状態での腹水穿刺は危険』であり、『腹部膨満感の緩和効果も乏しい』ということは医師に限らず、看護士でも理解している基本事項である。

 

4月22日の診察で、産婦人科主治医は『腹水量が少なくリスクが恐い』と、はっきり認識しており、実際5月7日、8日『穿刺の結果は計1700mL』であった。

 

2リットル未満『危険水域にある腹水量』で、腹部膨満感の緩和効果が乏しいにもかかわらず、『今後は腹水穿刺を繰り返す』とは、一体何を企んでいたのか。母の『死期を早めんとする』強固で明確な意志の現れであろう。

 

まともな医師、看護士には理解しがたい『暴挙、暴走』で、医師にあるまじき『悪逆非道な』判断である。

 

4月22日『現時点の量ではリスクの方が恐い』リスクの高さを十分に認識していたにもかかわらず、腹水穿刺について産婦人科主治医からは家族に『リスクの説明はなく』『同意書の提出も求められなかった』

 

 

危険を伴う処置にも関わらず、医師としての『説明責任と告知義務』をまったく果たしていない。極めて異常で無責任な処置であったと言わざるを得ない。『医師の倫理規範に反している』ことは明白である。

 

しかも腹水穿刺をする前4月28日の時点で『今後は腹水穿刺を繰り返す』つもりでいたということは、死に至る階段を一歩ずつ着実に昇らせようとしていたことを意味している。

 

うがった見方をすれば、これは産婦人科主治医と元看護師長が結託して母を死に追いやる策謀であったと言うこともできよう。

 

ただ4月22日の時点までは、産婦人科主治医が策謀を企図する積極的な動機に思い当たる節はない。とすれば黒幕である元看護師長の意志が強く働いていたと考えるのが妥当であろう。

 

 

5月7日、腹水穿刺で入院。産婦人科主治医が研修医に、1000mLの腹水を抜去してセルブロック(細胞診断)に提出するよう指示。

 

5月8日、主治医は4月22日の時点で腹水量が少ないと自覚していながら事前の腹水量確認を怠ってさらに1000mL目標『無謀で杜撰な』腹水抜きを指示。

 

産婦人科研修医は700mLで流出が止まった後も、主治医に指示された1000mL目指して強引に腹水を引き抜こうとして、内臓を損傷してしまった。

 

研修医は1年オーバーの『研修医6年目』で、精神疾患に伴う抑うつ状態にあって、注意力が減退していた』ことが原因で、メインの腹水溜まりの腹水の全量流出と内臓損傷という『重大な医療事故』を起こしてしまった。

 

精神疾患を発症していた研修医に『リスクが高いと事前にはっきり認識していた腹水穿刺を任せた』ことが、内臓損傷の原因である。産婦人科主治医と東京医療センター管理責任は厳しく問われなければならない

 

5月8日夜10時頃産婦人科主治医が病室に現れ、『(腹水を)全部とるのはまずいが、結局全部抜くことになってしまった』『一番入ってほしくない路線に入ってしまった』と母に話した。

 

この言葉から、産婦人科研修医が腹水穿刺で腹水を全部抜き取ったうえに、当初からリスクが恐いと警戒していた最悪ケースの内臓を損傷したことが読み取れる。

 

 

腹水は単に腹部に滞留しているのではなくリンパ管を通して体中を循環している。腹水を全部抜いたということは、体内の貴重な『栄養分や免疫関連物質』をごっそりと抜き去ったことになり、体に甚大な悪影響が及ぼし『体力を急速に消耗』して、『死期を早める』ことになる。

 

腹水は決して無駄で不要な体液ではなく、体にとって必要不可欠なものなので、単に抜き取って廃棄していいものではない。抜き取るのであれば、KM-CARTのように『栄養分と免疫関連物質』『濾過、濃縮して点滴で再び静脈に戻す』必要がある。

 

腹水を全部抜いてしまうことなど、あってはならないことで、正規の医療行為として想定されていないことである。2リットル以下の腹水は抜かないというのは、こうした最悪のケースを避けるためでもある。

 

腹水を全部抜いたうえに、内臓を損傷したということは、体に回復不能で致命的なダメージを与えたということである。

 

こうした現実に直面しても、現状について母にしっかり説明せず、今後どのように対処していくべきかという点についても何も話さなかった産婦人科主治医は『責任感が著しく欠落した手のつけようのない堕落したクズ医師』である。

 

 

腹水を抜いた翌日5月9日に退院したが、こんどは『別のところが痛くなってきて』『お腹が前より膨らんできた』と母が言いだした。これ以降、腹部は徐々に膨らんでいった

 

帰宅時に、たまたま産婦人科元看護師長の義母の往診に来ていた中野なおクリニックの院長に会ったので、体調不良について話している。

 

『腹水を抜けば、一時的なりともお腹が楽になる』はずなのに、『腹水を抜いた翌日には以前にも増して膨らんできた』ということは、間違いなく内臓を損傷したことが原因である。

 

5月13日朝起きたら、『両目が真っ赤に充血』。予約外で眼科を受診、結膜下出血と診断。

 

5月13日夜両目の充血と歩調を合わせるようにタニタ体重計『体水分率データに異変』が現れ始め、普段は50%程度なのが、急に『80%あたりまで急上昇』した。

 

5月18日のカルテ記載の『退院サマリー』では、『卵巣癌末期』と診断されている。なにを根拠に『卵巣癌末期』と診断したのか。

 

母は、手術を受けていないので、『卵巣癌の疑い』のままで、『卵巣癌』とは確定していない。『でっち上げ診断』『カルテの虚偽記載』である。『カルテの虚偽記載は医師法違反』であろう。

 

『診断の捏造』は明らかに『医師の倫理規範に反する悪質、悪辣な禁じ手』であり、産婦人科主治医の『医師生命に関わる重大な背任行為』である。

 

 

5月18日の知人へのメールには、


≪この頃とてつもなく体調が悪く≫

≪帰宅(退院)する前から、他の按配がもっと悪くなり≫

≪足の浮腫みがひどく象の足、よたよたと歩くのも大変≫

≪刻一刻膨らんでくるお腹が、もう苦しくて早く終りにしたい≫


と書き記している。

 

5月20日、腹水穿刺後はじめての診察で、産婦人科主治医は突如、青天の霹靂の『余命3カ月を宣告』

 

余命宣告は当初母一人に行われたが、『びっくりした』母が慌てて待合室に出てきて、『大変なことになった』から『一緒に話を聞いて』と、私を診察室に招き入れ、再び宣告を受けた。

 

通常、余命宣告をする時は、家族付き添いで診察を受けるよう、前もって伝えるはずである。『後ろめたさを強く感じていた』がゆえにか、極めて異質、異例で常軌を逸した産婦人科主治医の対応であった。

 

余命宣告の際、病名も告げずに余命3カ月と言った『卵巣癌の疑い』が原因ではないと分かっていたから、『卵巣癌』という言葉をあえて避けている

 

癌で余命宣告をする場合、医学的見地からいって余命1年、余命半年、余命3カ月と順次宣告期間が短くなっていくものであるが、事前になんの予兆、予告もなく『突発的に余命3カ月、実際は余命1カ月宣告』をしたということは、『卵巣癌の疑いではなく内臓損傷が原因』であると白状したも同然である。誤魔化せるわけないだろう

 

 

産婦人科主治医は、『デタラメな診断』を平気でする『インチキ医師』で、医師の倫理規範を満たさない『極めて悪質、悪辣な医師』である。明らかに『内臓損傷』であるのに、癌で使われる『余命宣告を悪用』した『余命宣告詐欺』ともいうべき邪道の診断であった。まことに下劣な医師である。さっさと『医師免許返上(廃業)』することを強く勧める。

 

5月20日の余命宣告以降の産婦人科主治医は、『ウソ』を随所にまじえて『いい加減な』説明を繰り返した。ウソをウソとも思わない『いびつな神経』の持ち主のようだ。主治医は医師としての矜持を持ち合わせていない、実に『たちの悪い』医師である。

 

『内臓損傷』であるとはっきり認識していながら、『卵巣癌の疑いの如き前提で診察』を続けて、母を『だまそう』とする態度は極めて悪質、卑劣である。

 

 

5月20日産婦人科主治医の『カルテ』には、


≪今後近いうちに再度腹水穿刺必要となる可能性高い≫

≪苦しくなれば連絡を→そしたら入院穿刺ドレナージを≫

≪厳しい旨、予後が月単位であること、夏はこせない可能性がある≫


と記している。『卵巣癌』という病名はどこにも書かれていない

 

5月8日夜には、腹水を全部抜いてしまった産婦人科主治医自身が言っているのに、さらに『近いうちに再度腹水穿刺が必要になる可能性が高く』『苦しくなったら入院穿刺ドレナージを』、と記している。

 

腹水穿刺を繰り返せば『急速に体力が低下』して、『全身状態が悪化』し、『死期を早めるだけ』である。

 

これは明らかに母を『すみやかに葬り去って』『証拠を消し去らんとする明確で強固な意志』のあらわれである。『病死として解剖しないで処理するつもり』でいた。なんと残忍で卑劣な企みであることか。恐ろしい『鬼畜の医師』である。

 

 

5月20日の中野なおクリニックへの『診療情報提供書』で、『腹部膨満感は更なる増悪傾向を認めてきており、かなり病勢が進行してきている』『今後月単位での進行が予想される』と記している。

 

4月28日産婦人科主治医の診察では、『4月24日に採血の血液検査は、腫瘍マーカー類は横ばいないしは下がっており、血液検査の結果も申し分ない』病状に異変はないと説明している。

 

4月28日には『病状に異変はない』としていて、5月7日、8日僅かしかなかった腹水を抜いたばかりなのに、5月20日になると『腹部膨満感は更なる増悪傾向を認めてきており』ということなど、常識的に考えてあり得ないことではないか。『かなり病勢が進行してきている』という病名をはっきり書いてみろよ

 

誰が考えても5月8日『腹水全部抜きと内臓損傷が原因』であると分かる。

 

腹部膨満感の更なる憎悪傾向原因は、『内臓損傷』と分かっているので、あえて『卵巣癌の疑い』が原因とは記していない。

 

産婦人科主治医は腹水穿刺以降、母が亡くなるまで常に『卵巣癌の疑い』という表現は避けている。実際は『内臓損傷であると認識していながら』『卵巣癌の疑いのごとく装って』あえて病名の明示を避けている

 

5月23日20日付け『診療情報提供書』の余命宣告を見て、急遽中野なおクリニックの院長がはじめての往診に現れ『麻薬』とは一言も言わないで、『痛め止め』ですとだけ言って、いきなりpoint of no return の麻薬1mg』の処方箋を置いて行った。私はこの人物が誰なのか分からなかったので名前を確認した。

 

初めて処方する『痛め止めが麻薬』ということは、ただの痛みではなく、重大な損傷が内臓で起きているのを承知で処方したのであろう。『麻薬』を処方する理由説明もしないで、処方箋を書くと『そそくさと引き上げて行った』。医師としての『説明責任、告知義務』を果たしたとは到底言えない。

 

5月27日産婦人科主治医の最後の診察。麻薬の効果で体調は比較的良好であったが、主治医は『体調によっては入院させて、腹水穿刺をするつもりでいた』と母に語った。早く葬り去って、証拠隠滅をしたかったようだ

 

 

6月3日お腹全体の痛みが強くなっているので、麻薬を2mgに増量

6月4日麻薬増量の効果はほとんど無く、食欲も無くなる。

6月6日体調最悪、強い吐き気を感じる。食事ものどを通らず、水もほとんど飲めなくなった。

6月9日、この先はもう急坂を転げ落ちるように衰弱が進んでいった

6月10日、アルバイトの訪問医が往診の帰り際に、母は『今月一杯もたない』と私に告

げたが、ただ呆然として聞いていた

6月13日訪問看護と訪問入浴』を受け始めた。

6月15日『要介護3(1~5)』と認定。4月16日『要支援1(1~2)』から、僅か二月

『要介護3(1~5)』へと『4段階も悪化』した。

 

6月17日、アルバイト訪問医に、要町病院のKM-CART法で腹水を抜くことについて相談したことに対し、翌6月18日に往診に来た中野なおクリニック院長から、『今そんなこと(腹水抜き)したら死んでしまうよ』と言われた。

 

産婦人科主治医が5月20日『余命3カ月宣告』をした日のカルテには、『今後近いうちに再度腹水穿刺必要となる可能性高い』と記されている。

 

これは明らかに母を『すみやかに抹殺』することを企図した言葉であろう。辻浩介主治医は、信じ難いほど悪辣な悪徳医師である。

 

 

6月に入って日々急速に体力を消耗していき、寝たきりの状態が続いたが、とうとう『6月22日朝、自宅で帰らぬ人となった』余命は主治医が宣告した3カ月ではなく、たったの1カ月であった

 

『卵巣癌の疑いのⅢ期での死』と考えるには、あまりに『突発的で急激な衰弱』のしかたで、どう考えても『不自然で不可解な病状悪化』であった。

 

何かあったら元看護師長に連絡するようにと、日頃母から言われていたので、すぐに向かい住む元看護師長に診てもらい、解剖を主治医にお願いすると伝えた。このあと中野なおクリニックの院長に連絡した。

 

中野なおクリニック院長が『死亡診断書』を書いたが、その際1年半も往診をしていたのに『病名は何ですかと聞かれた』のには驚いた。院長は『内臓損傷』と分かっていながら、事情を知らない私に『卵巣癌と言わせて、そのまま記入』した。『死因となる病名も分からないで死亡診断書を書く』ことなどあり得ないであろう。病名が分からなければ、病名確定のための病理解剖を勧めるはず』であろう。

 

この後、産婦人科主治医に電話して、かねてより母が主治医と約束していた剖検をお願いした

 

母は『卵巣癌の疑い』と診断された早い段階から、『今後の医学の進歩に役立ててほしいと考え、死後の剖検』産婦人科主治医に頼み、主治医も快諾していた

 

 

産婦人科主治医は元看護師長から既に母の死を知らされていて『解剖依頼拒否の模擬回答を元看護師長と事前に練っていた』

 

私の解剖依頼に産婦人科主治医は躊躇なく、とうとうと、

 

≪こちらで解剖するための手続きは煩雑で、ものすごく大変ですよ。≫

≪車の手配もありますし。≫

≪診察の際に話には出ましたが、正式に約束したわけではありません。≫

≪医学的には既に診断がついていることなのです。≫

≪いまさら解剖しても得られるものは何もありません。≫

≪解剖することに、何の興味も関心もないし、意味もないことです。≫

 

『冷淡、冷酷に強弁』し、いくらお願いしても『再考の余地なしの一方的な拒絶』にあって、不本意ながら『解剖を断念』させられた。『卑劣で卑怯な野郎の不快極まりない逃げ口上』をたっぷりと聞かされた。『ふざけるな、このバカ野郎』

 

『手術もしてないのに、医学的には既に診断がついている』とはよく言えたものだ。『癌の診断は手術で摘出したものを病理組織診断することで診断がつく』と、話したのはどこのどいつだ、主治医よ。

 

『いまさら解剖しても得られるものは何もありません』とはなんだ。だったら何の目的で解剖が行われているのか『解剖医の道楽』かね。解剖の必要性をまったく理解できていない愚劣な医師であると産婦人科主治医自ら白状している。情けなく、嘆かわしい限りである。

 

これは正規の医学教育を受けたまっとうな医師にはあり得ない『医学の正道を大きく踏み外した暴論』である。どう考えても産婦人科主治医の『精神は腐りきっている』

 

 

遺族が解剖を望み、病名も確定していないのに解剖を拒絶するのは、『医師の倫理規範に反し』『医師としての自覚に欠け』『医師に課された責務を放棄』した医師にあるまじき『愚劣なクズ医師』の所業というほかない。

 

解剖することに、何の興味も関心も意味もないと言っているが、真意は『解剖したら隠していた内臓損傷の事実が明るみに出て』すべてがばれてしまうから恐ろしくてできないということであろう。

 

産婦人科主治医にとって解剖は、パンドラの箱である。だから絶対に開けてはならぬのである。開ければすなわち自身の『医師生命の終わり』を意味する。こんなレベルの医師の医師生命など早く終わった方が世のため、人のためだ

 

2015年6月22日産婦人科主治医のカルテ。


≪2015/6/22自宅にて永眠されたと連絡あり≫

≪往診Drにて死亡確認していただけたとのこと≫

≪死因は病死で明らか、養子の方と相談し病理解剖は実施せずとした≫

 

 

産婦人科主治医はカルテに『死因は病死で明らか』と書いているが、手術も解剖もしていないのに、どうやって病名を確定したのか。病死で明らかと書きながら、『病名が書いてない』。カルテに虚偽記載する主治医は、たちの悪い『稀代の大ウソつき』である。『死因は医療事故による内臓損傷死で明らか』と書くべきであろう。この大バカ者め

 

カルテには、遺族と相談し病理解剖はせずとした、と書いているが、相談なんかではなく私の懇願に対する一方的な拒絶であった産婦人科主治医にとってウソをつくのは息をするようなものであろう。まったく手に負えない野郎だ

 

内臓損傷で亡くなったと分かっていたら、絶対に引き下がることはなかったが、残念ながらこの時点では卵巣癌と思い込まされていたためはね返すことができなかった

 

2014年8月8日放射線科医から産婦人科主治医への他科依頼返信には、『死後剖検のこともある様で、在宅死を希望されつつも、当院での剖検も希望されています』と明記されている。

 

産婦人科主治医は2013年6月11日インフォームド・コンセントに、『卵巣癌と診断が確定した訳ではない』『卵巣癌の診断は手術で摘出したものを病理組織診断することで診断となる』と記している。

 

手術もしていないのに『医学的には既に診断がついていることなのです』『いまさら解剖しても得られるものは何もありません』とは、誠意のかけらもない『インチキ野郎』イカサマ師』本領を余すところなく発揮した、『堕落したクズ医師』の実に『ふざけた言葉』であった。

 

が頼り切っていた産婦人科主治医から返ってきた言葉は、愚か者の身勝手な『たわごと』ばかりでむなしさだけが残った。

 

2015年6月22日に母が亡くなった20日7月12日に、産婦人科研修医が過労自殺していたことを、2年後2017年8月10日『労災認定報道』で初めて知った。

 

労災認定報道直後の8月中に、産婦人科主治医は東京医療センターから系列上位の『慶応病院婦人科に移動、栄進』している。同時にそれまで複数人いた産婦人科『研修医が一時的にゼロ』になった。『医療事故隠蔽が目的』であろう。

 

ほとぼりが冷めたのを見計らうように、現在の産婦人科の医療スタッフは、医師7名に研修医7名で、研修医が半分を占めている。このブログを公開したら、すぐに研修医の人数は減ると思う。姑息なことをする病院だから。

 

 

         ≪≪≪産婦人科吾研修医≫≫≫

 

 

産婦人科研修医は鳥取大学医学部を卒業後、2010年4月から福岡の医療法人の病院で初期研修をスタート、3年経過後(通常は2年で終了)の2013年4月東京医療センターで後期研修に移り、『研修6年目(通常は5年で終了)』であった。

 

2015年4月以降産婦人科研修医は抑うつ状態や睡眠不足、注意力の減退などの症状がみられるようになり、精神疾患を発症』していた。

 

2015年5月7日産婦人科主治医の指導のもと、母の腹水穿刺を実施し、腹水を1000mL抜去して、セルブロック(細胞診断)に提出。

 

5月8日産婦人科主治医が4月22日の診察で『腹水量が少ないと認識』し、5月7日には既に1000mLを抜いていたにもかかわらず、腹水の残量をチェックすることなく『漫然とさらに1000mL目標に腹水抜きを指示』

 

5月8日、看護師カルテには、

 

9:00 腹腔穿刺実施

≪9:45 腹水流出ストップしたためDr報告(排液700ml)≫

≪10:15 Dr研修医にて刺入部角度変更し、

      シリンジで陰圧かけるが腹水流出なし

≪2日でtotal 1700ml腹水排液≫

 

5月8日産婦人科研修医のカルテには、


≪10:16 腹水700mLで流出が止まった≫

≪(穿刺針の)向きや深さを変えたり、シリンジ(注射器の筒)で陰圧かけるも引けず。≫

≪腹水穿刺終了とした。≫

 

と記録されている。

 

腹水穿刺では腹壁と内臓との距離が十分に空いている、安全な穿刺位置をエコー装置で探して、穿刺針を腹腔内の腹水溜まりに刺し込み穿刺針が抜け落ちないように『腹部にテープで固定』する。

 

腹水が抜け切ると、メインの腹水溜まりがあった『腹腔内にスペースがなくなる』ので、腹部にテープで固定された穿刺針は『必然的に内臓に突き刺さる』

 

看護師が産婦人科研修医に腹水流出が止まったと報告した30分後に、やっと研修医が病室に戻って処置を再開している。つまり30分もの間、穿刺針が内臓に突き刺さったまま放置されていてその間にすでに内臓から内容物が漏れ出していたことになる。

 

産婦人科研修医には事態の重大さがまったく理解できていなかったようで、緊張感に欠けた緩慢な対応であった。

 

産婦人科研修医は700mLで流出が止まった時点で、すでに『内臓に突き刺さっていた穿刺針』『向きや深さを変え』、さらに『シリンジ(注射器の筒)で陰圧をかけ』て、主治医に『指示された1000mL目指し』て、『強引に腹水を引き抜こうとした』

 

産婦人科研修医は内臓を突き刺しまくって内臓に多数の穴を開け、図らずも内臓から内容物を引き抜こうとまでした

 

メインの腹水溜まりの腹水が全部抜けただけでも『体調を維持するうえで極めて危機的な状況』であるのに、さらに内臓に繰り返し穴をあけて『内臓を著しく損傷』させている。

 

産婦人科研修医の行為は、『医学の常識ではありえない蛮行』であり、『とてつもないダメージを体に与えた』。主治医が施術の人選を誤ったことは明白である。

 

 

これは明らかに産婦人科研修医が犯した『重大な医療過誤であるが、腹水穿刺を指揮、指導した主治医による『無謀で杜撰な穿刺目標が誘因』したことを考えると、研修医以上に主治医の医療過誤に対する責任は重大である。

 

5月8日夜産婦人科主治医が病室に現れ、『(腹水を)全部とるのはまずいが、結局全部抜くことになってしまった』『一番入ってほしくない路線に入ってしまった』と母に話している。

 

産婦人科主治医は腹水穿刺後の研修医のカルテを見て衝撃を受け『研修医を厳しく叱責』したであろうことは想像に難くないが、そもそも主治医が、『無謀で杜撰な穿刺目標』を与えたことが医療過誤の原因』であることを考えれば、研修医を指揮、指導する立場にあった『主治医の責任こそまず第一に問われなければならない』

 

 

産婦人科研修医による内臓損傷で体調が急速に悪化した母は、2015年6月22日息を引き取った

 

解剖依頼すべく産婦人科主治医に連絡したが、『冷淡で冷酷な拒絶』にあって解剖を断念させられた

 

産婦人科研修医にもすぐに母の死が伝えられたであろう。研修医がひどく落ち込んだであろうことは容易に想像がつく。

 

20日2015年7月12日産婦人科研修医が過労自殺したことを、2年後2017年8月10日に遺族の代理人弁護士が、『記者会見で労災認定を発表』したことではじめて知った。

 

研修医が過労自殺で労災認定された場合、研修医名や病院名が公表されることが多いのに、この産婦人科研修医の場合は両者ともに伏せられた

 

産婦人科研修医の過労自殺が公になると、医療事故の存在を認めることになる、新たな証拠となるのを警戒してのことであろう。

 

私は日本産科婦人科学会雑誌2015年10月号雑報の慶弔欄』で、産婦人科研修医の名前と死亡退会日を確認した。

 

労災認定の記者会見記事には、産婦人科研修医が『2015年5月と6月』に、道路交通法違反(信号無視)』とあるが、これはちょうど5月8日の腹水穿刺での医療過誤と、6月22日の母の死に時期的に符合している。

 

 

産婦人科研修医が2015年4月から精神疾患を発症していたと知りつつ、『現時点の量では腹水量が少なく、リスクの方が恐い』と認識していた危険を伴う腹水穿刺に、2015年5月7日、8日に従事させたことは、『予知できるリスクに対する配慮、対策を著しく欠いた無謀な処置』であり、東京医療センター産婦人科主治医が安全配慮義務に違反』したことは明白で、両者の無為無策の責任はまぬがれない

 

 

        ≪≪≪産婦人科元看護師長≫≫≫

 

 

産婦人科元看護師長は、独立行政法人国立病院機構東京医療センター産婦人科看護師長』国立研究開発法人国立国際医療研究センター看護部長』を経て退職後、母の『卵巣癌の疑い』の治療の相談にのっていた。

 

循環器科医師処方の心房細動治療の『抗凝固薬』2015年3月9日から服用し始めたことで、4月に入ると母は腹部膨満感に悩むようになり、向かいに住む産婦人科元看護師長に相談したところ、腹水を抜くことを勧められた

 

産婦人科元看護師長は、腹水抜きについて、『安全で何も心配することはなく』『お腹が楽になる処置』であると説明して、リスクには触れなかった。そのせいで母は腹水抜きについて『不安のそぶりも見せない』どころか、むしろ『希望を託している』といった様子であった。

 

4月22日産婦人科元看護師長は主治医の診察に同行して、『腹水穿刺を打診』したが、主治医は『穿刺は肝臓・小腸近く、現時点の量ではリスクの方が恐い』と言って、『腹水穿刺には否定的』であった。

 

4月26日産婦人科主治医の診察にも、再び同行して『腹水穿刺を強く迫った』ことで、主治医は押し切られて『腹水穿刺に同意』した。

 

 

産婦人科元看護師長は、その後看護部長まで務めた経歴の持ち主である。看護師トップの看護部長は、医学の素人とは違い医学知識、看護経験ともに豊富で、当然腹水抜きのリスクについても知り抜いていたはずである。

 

『腹水が少なくリスクが大きい』と分かっていながらの、腹水穿刺への異常なこだわりは、不可解で理解不能である。

 

元看護師長は、東京医療センター産婦人科元看護師長としての経歴、立場を利用して、主治医の治療方針を自身が思い描く方向に誘導したようだ。

 

5月7日産婦人科元看護師長は腹水穿刺のための入院にも同行した。3回続けての同行となったが、いずれもカルテに同伴の記載はない

 

5月7日、8日産婦人科主治医の指揮、指導のもと、研修医が腹水穿刺を実施した。研修医は、1年オーバーの研修医6年目で、4月からは精神疾患を発症して、抑うつ状態にあって注意力が減退』していた。

 

5月8日の腹水穿刺で、産婦人科研修医はメインの腹水溜まりの腹水を全量流出させたうえに、内臓を損傷するという『重大な医療事故』を起こした。

 

5月20日の腹水穿刺後はじめての診察で、産婦人科主治医が突発的に晴天の霹靂の『余命3カ月宣告』をした。

 

 

産婦人科元看護師長は、主治医から『医療事故の顛末』『余命は長くても3カ月』と前もって知らされており、自身が腹水穿刺を『強引に押し進めたいきさつ』からも、当然診察に同行して対処すべきであったのに、これ以降一切かかわろうとしなかった

 

『医療事故』が起きて『余命は長くても3カ月』と知ると、あとは東京医療センターの問題として、さっさと表舞台から姿を消して『高みの見物』を決め込んでしまった。産婦人科元看護師長の『無責任さ、卑劣さ』は尋常でない。深い信頼を寄せていた母に対する許しがたい『裏切り』『配信行為』である。

 

産婦人科元看護師長は、主治医の4月22日の判断を覆し、『意地を張って』腹水穿刺させたのだから、内臓損傷という結果に極めて大きな責任を負っているにもかかわらず、その引け際は卑劣極まりないものであった。

 

以後、母が亡くなるまで、自分には関係ないことと言わんばかりに、『素知らぬ顔でしばしば母に接していた』おおむね想定の範囲内の展開で、余裕をもって見ていたのだろう。産婦人科元看護師長の神経の図太さは特筆ものである。

 


母は家が向かいにあることもあって、産婦人科元看護師長の家族とは、元看護師長の養父、養父の養母と血縁のない家系ではあるが古くからの付き合いで、元看護師長の子供2人には長い間ピアノを教えており、実に4世代にわたる因縁浅からぬ関係であった。

 

当初ピアノは姉一人に教えていて、2年ほど後になって弟にも教えることになったが、元看護師長は素知らぬ顔で、相変わらず『月謝は一人分だけ』子供に持たせてきた。

 

太っ腹の母も前代未聞のことでさすがに仰天していたが、そのまま様子を見ていた。

 

数年後に元看護師長の義母が月謝を一人分しか払っていないことに気づき謝りに来た。それ以降は義母が補填して、二人分の月謝を持参するようになった。

 

こうした経緯があったにもかかわらず、元看護師長は平気で借りた『恩を仇で返す』ことをしたようだ。

 

 

母はこと医療に関することでは産婦人科元看護師長に全幅の信頼を置いていたので、元看護師長が『腹水を抜けば楽になり、リスクもない』と言えば、その言葉を疑うことはなかった

 

産婦人科元看護師長は、『うちの先生方はみな慶応(病院)から来ているんですよ』東京医療センターの現役の看護師の頃に母に話していた。

 

この話を聞いた母は東京医療センターの医師は、みな慶応大学医学部を卒業した優秀な医師であると思い込んでいた

 

東京医療センターで診察待ちをしている時に、『私は今、最高の医療を受けていると思うの』『ここでダメだったら、もう諦めるしかないわね』と私に話したことがある。

 

それもあって、眼科研修医、循環器科医師、産婦人科主治医、同研修医はみな慶応大学医学部卒業の優秀な医師であると思い込み、この医師たちの指示に従っていれば安心と考え、疑いを持つことなく素直に従った

 

ところが、これら医師はみな慶応大学医学部卒業ではないことを母の死後、ネット検索で知った。母は産婦人科元看護師長から、とんだ『ガセネタ』を掴まされていた。東京医療センターの医療は、『最高の医療どころか患者の健康への配慮を欠いたビジネス本位の医療でしかなかったというのが実感である。

 

産婦人科元看護師長の最終目的は、腹水穿刺を繰り返すことで母の体力を消耗させて最終的に母の『あまたの記憶』を消し去ることではなかったかと勘ぐりたくなる。『あくどい』ことを考えるものだ。

 

産婦人科元看護師長のような知識、経験が豊富な人から受ける医学上のアドバイス好ましからざるバイアスがかかっていれば、予期せぬ結果をもたらすことになる。

 

 

       ≪≪≪中野なおクリニック院長≫≫≫

 

 

中野なおクリニックとは、2014年1月『訪問診療契約』を結び、母が亡くなるまでの1年半の間、訪問診察を受けた

 

当初母は、区役所で紹介された別の訪問医を考えていたが、東京医療センターの強い勧めで、中野なおクリニックに決めた

 

中野なおクリニックは、『20分ほどの訪問診察が月2回』で、後期高齢者医療保険の1割負担が適用されて月々1万円の支払いだったので、中野なおクリニックの保険診療報酬は月10万円ほどになり、診察内容に比べて随分と高額な報酬を得ていたことになる。

 

中野なおクリニックが母の『卵巣癌の疑い』の診察で、実質的な役割を果たすようになったのは、2015年4月1日循環器科医師が、自身が診断した心房細動の治療を、『通院も大変だろうから、今後は訪問医療クリニックの訪問医から薬を頂きなさい』と言って、『24時間ホルター心電図検査結果』が添付されていない『診療情報提供書』を母に預け、4月1日のアルバイト訪問医の往診時に母が直接手渡してからである。

 

循環器科医師は、『これは大変だ、ほっておいたら脳梗塞になる』と言って、無理やり心房細動の治療薬を服用させておきながら、まったく『経過観察』もしないで『後はよろしく』と言わんばかりに、中野なおクリニックに『一方的に放り投げ』た。実に無責任な『丸投げ』で、医師にあるまじき不埒で無責任な所業であった。

 

 

4月1日、アルバイト訪問医の往診で『血圧104/44、脈拍41』だったので、アルバイト訪問医が帰院後に中野なおクリニック院長の指示でメインテート(降圧薬)を朝だけ』にするよう電話してきた。4月6日になって、体調不良をアルバイト訪問医に電話で相談したところ、さらに『シベノール(抗不整脈薬)も朝だけ』にするよう指示された。

 

循環器科医師から中野なおクリニックへの一方的な診察の受け渡しが、極めて不適切かつ不十分で、正式なものではなかったことは承知しているが、曲がりなりにも形のうえでは心房細動の治療を循環器科医師から受け継がされたことになるので、ここからは中野なおクリニックが『フリーハンド』で心房細動の治療にあたることもできたはずである。

 

中野なおクリニックの院長は循環器が専門であることを考えると、4月1日『血圧104/44、脈拍41』と診察された時点で、循環器科医師の処方に疑問を持ってより積極的で果断な処置をとれたのではないか

 

メインテート(降圧薬)、シベノール(抗不整脈薬)を半分にする』だけでなく、さらに一歩進めて『エリキュース(抗凝固薬)も含めたすべての心房細動治療薬を止める』ことも十分に考えられたはずである。

 

実際、4月22日には専門外の産婦人科主治医が、メインテート(降圧薬)』、『シベノール(抗不整脈薬)』、『エリキュース(抗凝固薬)』すべての服用を止めさせている

 

この点に関し、中野なおクリニックの院長は決断力に欠けていて訪問医療医としての役割を十分に果たさなかったと考えている。

 

 

4月28日産婦人科主治医は中野なおクリニックへの『診療情報提供書』で、5月7日に入院して『腹水穿刺実施を予定』『今後は腹水穿刺を繰り返す』と記している。

 

中野なおクリニックの院長は、腹水穿刺実施前に『今後は腹水穿刺を繰り返す』と伝えられ、何の疑問も持たなかったのだろうか。腹水穿刺を繰り返せば『体力を消耗して、死期を早める』ことくらいは当然理解していたはずである。中野なおクリニックからは母に何の警告も発せられなかった

 

5月7日、8日産婦人科主治医の指揮、指導で研修医が腹水穿刺を実施した際に、メインの腹水溜まりの『腹水を全部抜き取った』うえ、さらに『穿刺針の不適切な操作で重大な内臓損傷』を起こしてしまった。

 

5月9日、腹水を抜いた翌日には、こんどは別のところが痛くなってきて、お腹が前より膨らんできたと母が言いだした。これ以降、腹部は徐々に膨らんでいった。このことは5月13日の往診の際に、アルバイト訪問医に当然話している。

 

5月13日、中野なおクリニックのアルバイト医師に、『(腹水を)全部とるのはまずいと言っていたのに、結局全部抜くことになってしまいました。』と辻浩介主治医が母に話したと伝えた。

 

 

アルバイト医師は内科が専門であるが、腹水を全部抜かれたとなれば、当然のことながら体に重大な悪影響が及び、さらに内臓を損傷した可能性があることも十分に推測できたはずであるのに、何ら警告を発することはなかった

 

腹水全部抜きも内臓損傷も、もちろんアルバイト訪問医の責任ではないが、訪問医として知りえた患者の容体については、当然『説明する責務』があるはずだ。

 

アルバイト訪問医は医師、訪問医としての『説明責任と告知義務』をしっかりと果たしたとは到底言えない

 

訪問診療医の仕事って何ですか。『ただ傍観して看取り』をすればいいんですか。稼いでいる報酬に見合うだけの仕事をしましたか

 

 

5月20日、腹水穿刺後はじめての診察で、産科婦人科主治医は突発的に青天霹靂の『余命3カ月宣告』をした。

 

5月20日の中野なおクリニックへの『診療情報提供書』で、『腹部膨満感は更なる増悪傾向を認めてきており、かなり病勢が進行してきている』『今後月単位での進行が予想される』と記している。

 

これを読んで中野なおクリニック院長は間違いなく『内臓損傷』を確信できたはずである。

 

5月23日20日付け『診療情報提供書』の余命宣告を見て、急遽中野なおクリニック院長がはじめての往診に現れ『麻薬』とは一言も言わないで『痛め止め』ですとだけ言って、point of no return の麻薬1mg』の処方箋を置いて行った。何が原因の症状に対する『痛め止め』なのか、まったく説明しなかった

 

はじめての『痛め止めの処方が麻薬』であるということは、体が極めて危険な状態、つまり『内臓を損傷』しているということであろう。

 

中野なおクリニック院長は『内臓損傷』とは一言も言わず処方箋を書くと『そそくさと引きあげていった』

 

 

これが中野なおクリニックの訪問医療の実態である。決定的に欠けているのは、『症状の本質に関わることについて、コミュニケーションをまったくとらない』『肝心かなめな点について説明不足』患者、家族は状況を把握できない『知らしむべからず』に徹しているようだった。明らかに訪問医として不適格で、母は訪問医の選択を誤った。

 

6月10日、アルバイトの訪問医が、母は『今月一杯もたない』と私に告げた。これは『腹水全部抜きと内臓損傷を前提』とした言葉で、『卵巣癌の疑いのⅢ期』であれば、こういう表現はありえない

 

6月17日、アルバイトの訪問医に、要町病院のKM-CART法で腹水を抜くことについて相談したことに対し、翌6月18日に往診に来た中野なおクリニック院長が、帰り際に『今そんなこと(腹水抜き)したら死んでしまうよ』とだけ言って、『そそくさと引き上げていった』。なぜ今腹水抜きしたら死んでしまうのか、しっかりと説明すべきであろう。毎度のことながら、『納得のいく説明がまったくなされない』

 

中野なおクリニック院長は明らかに『腹水全部抜きと内臓損傷』重篤な状況にあると認識しており、決して『卵巣癌の疑いのⅢ期』が原因とは考えていなかったことが分かる。

 

中野なおクリニックは、『腹水全部抜きと内臓損傷』で体調が極度に悪化しているとはっきり認識していたにもかかわらず、一切説明しようとしなかった。一体なんのための訪問医療なのか。『ただの看取り医』なんですか。気楽な稼業ですね。

 

 

6月22日朝、母は自宅で息を引き取った。すぐに中野なおクリニックの院長に連絡した。

 

中野なおクリニックの院長は『死亡診断書』を書きながら、『病名はなんですか』と聞いてきた。1年半も往診を続けていて、病名が分からないとはどういうことですか。

 

内心では『内臓損傷』と分かっていても、まさかそうも書けないので、『私に卵巣癌と言わせて、そのまま記入した』

 

『死亡診断書』って、そんないい加減なものですか。

 

『死因となる病名も分からないで死亡診断書を書く』ことなどあり得ない。病名が分からなければ、病名確定のための『病理解剖』を勧めるべきであろう。

 

 

6月29日の葬儀のあと、7月4日になって、中野なおクリニックの院長が焼香に来宅。1年半に渡って月2回(計約36回)の訪問診療を続けたアルバイトの訪問医は焼香に現れず。別にかまわないですが。

 

中野なおクリニックの院長は、その場で『早く忘れたほうがいいですよ』と言った。何かを隠したい、消し去りたいとの気持ちがありありと表れた言葉である。

 

親が亡くなったのに、『早く忘れたほうがいい』とは一体どういうことなのか。なんで早く忘れる必要があるのか。自然死でも忘れられるものではないのに、ましてや不可解死であり、のちに医療事故死と分かるような死に方をしているのに、『何をか言わんや』である。

 

『早く忘れたほうがいい』ではなく、『早く忘れて、みんな無かったことにしてほしい』ということであろう。『腹水全部抜きと内臓損傷』が原因で体調が急激に悪化したと分かっていながら状況をまったく説明せず、かと言って『卵巣癌の疑い』での体調悪化とももちろん言わない。

 

 

つまり病状について具体的に何も説明していない。今になって振り返ってみると、一体何しに訪問診察に来ていたのだろうと考えてしまう。母も私も『卵巣癌』と捉えていたが、体調悪化の原因が実はまったくの別物であった。『説明責任と告知義務を果たしていない』ことは明白である。

 

『早く忘れたほうがいい』という言葉こそ、忘れられない。

 

中野なおクリニックは、東京医療センターから末期の患者を紹介してもらっているので、言ってみれば『元請け、下請け』のような関係にあり、元請けの東京医療センターへの忖度のあまり、患者の健康には配慮が欠けていたようだ。

 

東京医療センターに限らず、病院から紹介される訪問医療クリニックは『患者第一にはならない』可能性が高いので敬遠するのが賢明であろう。

 

 

           ≪≪≪まとめ≫≫≫

 

 

眼科   研修医 白内障手術前に心房細動の治療を強要

循環器科 医師 脳梗塞になると脅し心房細動薬服用を強要

産婦人科 主治医 リスクが恐いと認識しつつ腹水穿刺に同意

産婦人科 研修医 抑うつ状態での腹水穿刺で内臓を損傷

産婦人科 元看護師長 意地で主治医に腹水穿刺実施を迫る

中野なおクリニック 院長 内臓損傷と知るも沈黙

 


2015年1月以降に母が診察、治療を受けた、東京医療センターの5人の医師、研修医、元看護士長と、訪問医療の中野なおクリニックの院長の、不可解で理解に苦しむ医療処置について説明してきた。

 

こうして振り返ってみると、よくもまあ『5人も連続』して、母の『卵巣癌の疑い』の治療を妨げるどころか『むしろ悪化させて、最終的に死に至らしめる』ところまで連携できたものだと驚くほかない。

 

問題ある医師、看護士が『5人も連続』して出てくるというのは、常識的に考えても『確率的にもあり得ない』ほどのことで、東京医療センターというところが、よほど『平均以下のレベルの低い迷医』が揃った病院だと、つくづく呆れさせられる。

 

どの病院にも出来の悪い医師、看護士はいるだろうが、医療従事者としての『自覚、能力、判断に問題がある』医師、看護士が、『5人も続けざま』診察、診療に関与するなど、考えられないことである。

 

五つのうちのどれか一つのピースでも欠けていたら母が死ぬことはなかったのではないかと考えてしまう。

 

一連の流れのなかでも最大で決定的なあやまちだったのは、産婦人科主治医が腹水量が少なくリスクの方が怖い、と考えていた腹水穿刺を決断したことである。腹水穿刺さえ思いとどまっていたら、このような重大な結果にはならなかったはずである。

 

東京医療センターというのは、患者にとって全幅の信頼がおける病院ではないようだ。なにせ医師として疑問を持ちたくなるようなレベルの医師が少なからず在籍していて、診察にあたる医師のレベルを予め知ることができないのだから。

 

ほかに選択肢があれば、東京医療センター受診は避けるのが賢明であると実感した。

 

 

眼科研修医から『心房細動』の疑いを指摘され、予め決められていたであろう連携プレーで、循環器医師の『不見識な心房細動診断』に至り、必要ないどころか有害でしかない治療薬を処方されたのは、東京医療センタービジネス本位の診療システムに組み込まれた、シナリオに沿った流れであったのだろう。

 

必要のない検査、診断、処方で保険診療報酬を稼いで、見せかけの診療実績を積み上げるだけの、まさに病院本位で患者の健康への配慮に欠けた悪徳医療の典型である。心房細動治療薬の処方に至っては製薬会社との癒着も疑われる

 

循環器科医師が、『24時間ホルター心電図検査』では『要観察』の結果が出ていたにもかかわらず、『これは大変だ、ほっておいたら脳梗塞になる』と脅して、強引に『心房細動治療薬を処方』しながら、経過観察をしないどころか、十分な医療情報も与えないで『心房細動の治療』を中野なおクリニックに『一方的に押し付けた』行為は、どう考えても正当化できるものではない

 

循環器科医師をまともな医療従事者と考えることは到底できない。精神分析が必要ではないか。何かが狂っているようだ。

 

 

現在の産婦人科の医療スタッフは、医師7名に研修医7名で、研修医が半分を占めている研修医が多い分、未熟な研修医の練習台になる患者も多くなる

 

もちろん医師の指導は受けるにしても、実際の処置は研修医まかせとなりがちで不安が残る。現実に母のケースがその典型例である。

 

研修医の労災認定報道をみると、低賃金で医師に都合よく使いまわされて、長時間労働の果てに精神的、肉体的に疲弊した状態で処置にあたらされていることが多いようだ

 

産婦人科研修医による腹水穿刺は、医学的常識を大きく逸脱した非常識極まりない処置であった。未熟で疲労困憊した研修医が、何かのきっかけで暴走することも想定して、万全の対策を立てておく必要があろう

 

2015年5月に母の腹水穿刺をする前の4月から産婦人科研修医は精神疾患を発症していたと労災認定報道にある。東京医療センター研修医に対する杜撰な業務管理のゆえに『リスクが恐い』産婦人科主治医が難色を示していた母の腹水穿刺を、精神疾患を発症していた研修医が担当することになった

 

所属の医師の健康管理もまともにできないような東京医療センターに、はたして患者の健康管理が遺漏なくできるのであろうか。母の例からしても、はなはだ疑問が残る。

 

 

産婦人科研修医の腹水穿刺による内臓損傷が母の致命傷になったが、そもそも腹水穿刺については、主治医が『リスクが恐いと難色を示していた』にもかかわらず、元看護師長が『意地を張って』半ば強引に腹水穿刺に同意させたであろう経緯からも、主導者は元看護師長で、追従者が主治医となろう。

 

ただ医師として腹水穿刺実施の最終決断をしたのは産婦人科主治医であり、いかに追従しただけとはいえ、その責任は重い。元看護師長は、すでに病院を退職していたとはいえ、経歴を考えれば道義的責任は免れまい

 

 

母は東京医療センターの強い勧めで、中野なおクリニックと訪問診療の契約をしたが、東京医療センターが母の既定の方針に強引に割って入って強く勧めた事実からも中野なおクリニックとは、なにがしかの特殊な関係にあるようだ

 

たとえてみれば『元請け、下請け』のようなもので、下請けの中野なおクリニックからすれば、元請けの東京医療センター『立てつく』ことはご法度であろう。

 

となれば患者の健康管理はとりあえず差し置いて東京医療センター忖度した診療にならざるをえまい

 

 

現実に中野なおクリニックは、母が腹水を全部抜かれて内臓を損傷していたことを十分に認識していながら、そのことには一切触れず、あたかも『卵巣癌の疑い』が進行しているかのごとき前提で対応していた。

 

中野なおクリニックは、『内臓損傷』とも『卵巣癌の疑い』とも説明しないで、淡々と診察を続けていた。医師としての『最低限の基本的なコミュニケーションがまったくできていなかった』

 

『内臓損傷』と説明されても、もはや手の施しようがなかったかもしれないが、『卵巣癌の疑い』で病状が悪化しているのではないと、明確に説明してくれていれば、産科婦人科主治医に『断固として解剖を要求することができた』ことを考えると、まことに残念至極で無念の境地である。

 

中野なおクリニックは、『説明責任も告知義務も果たしておらず』『訪問診療医としての契約上の職務をまっとうしていなかった』ことは明白である。

 

かかりつけの病院から紹介される訪問診療医は極力避けるべきというのが、今回得られた貴重な教訓である。

 

 

詳しくはオンラインストレージDropbox「闘病記」フォルダ内pdfファイルを御覧ください。

https://www.dropbox.com/sh/1kr7ag1629iw1m7/AADiUCYwN7we9fmo3vYoXS-Ka?dl=0

東京医療センターでの母の闘病記


        東京医療センターでの母の闘病記

 


2022年1月から2023年3月「別のブログサービス」東京医療センターでの母の闘病記」を公開しましたが、2023年3月東京医療センターの重大医療事故 ☆概要☆」を公開した直後にブログが消失してしまいましたので、2023年4月から2023年5月に内容を一部改めてはてなブログに再公開しました。

 

はてなブログでの掲載順が、「別のブログサービス」で公開した際の公開順とは異なっていますので、以前の掲載順に並べ直してみます。

 


2022年1月 病院の闇(1)~(5)
2022年5月 弁護士に医療事故調査依頼(1)~(3)
2022年8月 警察に医療事故被害相談(1)~(2)
2022年12月  東京医療センターの重大医療事故(1)~(11)
2023年2月 東京医療センターの重大医療事故 ★問題点整理★(1)~(3)
2023年3月 東京医療センターの重大医療事故 ☆概要☆

 


母の不本意な死が、東京医療センター未熟な産婦人科医師による医療事故が原因であると考えておりましたが、病院、弁護士、警察いづれも医療事故にはあたらずとして、まともに取り合おうとしませんでした。しかたなく私が独自に調査、分析を進めたところ、医療事故で間違いないと確信するに至りましたので、調査、分析結果を上記6本のブログにまとめたしだいです。


多くの方に国立の大病院における医療の現実と、弁護士ならびに警察の杜撰な対応について知っていただきたく、ブログを公開しました。


ブログの量が多くて全体像を掴みづらいので、「☆概要☆」「★問題点整理★」後ろから順に読み進めていただくと、母の医療事故の全体像を把握しやすいと思います。


計6本のブログの内容について簡単に説明します。

 

 

         ≪病院の闇(1)~(5)≫

 


国立病院機構東京医療センター産婦人科2013年6月に母が「卵巣癌の疑い」と診断されてから、2015年6月のちに自殺する未熟な研修医による「腹水抜きに伴う医療事故」で亡くなるまでの2年間の診察、治療内容を順を追って説明しています。

 

核心部となる2015年1月からの「眼科」循環器科産婦人科での診察、治療内容については特に詳しく説明し、各科の処置内容に不可解で理解に苦しむ点があることをカルテ他の資料を元に説明しています。

 

2016年1月に母の治療内容について、産婦人科医長、主治医に面談で問いただした内容についても説明しました。

 

 

    ≪弁護士に医療事故調査依頼(1)~(3)≫

 


病院側の説明に納得できなかったので、2016年3月「医療事故研究会」を通して紹介された弁護士に医療事故調査を依頼しました。

 

依頼した弁護士から2016年12月に調査結果の報告を受けましたが、内容は医学に素人の弁護士が、医学書と首っ引きでまとめただけの稚拙な報告書にすぎませんでした。

 

弁護士による報告書の内容に納得がいかなかったので、専門医による再調査を依頼して、2017年6月に再度報告を受けましたが、やはり記述が曖昧で漠然としており素人の感想文レベルの報告書でしかありませんでした。これは言わば弁護士が法衣を白衣に着替えて書いたにすぎないレベルのものでした。

 

担当弁護士の能力、意識レベルは当然として、弁護士を紹介した医療事故研究会」という組織のあり方そのものにも強い疑問を感じたしだいです。

 

 

     ≪警察に医療事故被害相談(1)~(2)≫

 


病院側の説明がデタラメで到底納得できるものではなかったので、2016年1月碑文谷警察署「告訴状」を持って相談に訪れましたが、解剖所見がないとして受理されませんでした。

 

やむなく弁護士に医療事故調査を依頼しましたが、まともな調査もしないで結論ありきの、通り一遍の感想文風の報告書を掴まされただけでした。

 

この間も私なりに調査、分析を進めていましたので、新たに得られた知見を元に仕切り直しすべく2017年10月「被害届」にして碑文谷警察署に説明に伺いました。

 

前回の刑事は定年退職していたので、別の刑事が応対してくれましたが、驚いたことにはなから威圧的、強圧的な態度で圧倒してきて、まともに対応しようとせず、いかにして私を諦めさせ引き下がらせるかしか念頭にないような有様でした。

 

粘って3時間半ほど説得を試みましたが、梃子でも動かぬ態度に、とりあえず引き下がらざるをえませんでした。

 

2018年1月、担当刑事に新たな資料を持って説明に伺いたいと再び電話したところ、「病院を潰したいのですか」と怒鳴り返され、面会を拒絶されてしまいました。

 

 

 東京医療センターの重大医療事故(1)~(11)≫

 


「病院の闇(1)~(5)」をまとめた後、さらに調査、分析を進め、医療事故についての理解、洞察が深まったので、内容を大幅に更新して京医療センターの重大医療事故(1)~(11)としてまとめ直しました。

 

2015年1月からの「眼科」循環器科産婦人科診察、治療内容が母の医療事故の核心部となるので、この部分を中心にいかに不適切で不可解な診察、治療が行われ、その結果、母を死に至らしめたかをカルテ他の資料に基づいて説明しました。

 

さらに弁護士医療事故について調査依頼した結果が、いかにデタラメで杜撰な報告書であったかについても改めて詳しく説明しました。

 

碑文谷警察署で医療事故の被害相談をした際の、担当刑事とのやり取りについても簡単に説明しています。

 

 

東京医療センターの重大医療事故 ★問題点整理★

                  (1)~(3)≫

 


東京医療センターの重大医療事故(1)~(11)」では説明の分量が多く、全体を読み通すのにかなりの時間と労力を要しますので、医療事故のポイントを要約して、東京医療センターの重大医療事故 ★問題点整理★(1)~(3)」にまとめました。

 

 

    東京医療センターの重大医療事故 ☆概要☆

 


東京医療センターの重大医療事故 ★問題点整理★(1)~(3)」をさらに最小限必要な事項に絞って、東京医療センターの重大医療事故 ☆概要☆」として簡潔にまとめたものです。これを読んでいただければ、容易に医療事故の概要が掴めると思います。

 

 

詳しくはオンラインストレージDropbox「闘病記」フォルダ内pdfファイルを御覧ください。

https://www.dropbox.com/sh/1kr7ag1629iw1m7/AADiUCYwN7we9fmo3vYoXS-Ka?dl=0

 

警察に医療事故被害相談(1)

 

          ーーー病院の闇(1)~(5)ーーー

 

    ーーー弁護士に医療事故調査依頼(1)~(3)を受けてーーー

 

 警察に医療事故被害相談(1)~(2)始

 

 

       ≪≪≪碑文谷警察署に告訴状持参≫≫≫



2015年6月22日、母が自宅で息を引きとった。通院していた東京医療センター産婦人科主治医は死因を卵巣癌としたが、私は納得していたわけではなかった。


一月ほどたった7月末になってやっと、母の直接の死因は卵巣癌ではなく、腹水の全量抜きによる衰弱死であると気づいた。


2015年9月28日、母の『病気の経過』をまとめた資料を東京医療センターに持参して、担当の医事課員に説明したところ、院内に『医療事故調査委員会を立ち上げて調査すると約束した。


2015年12月15日、医事課員から一向に連絡が来ないので電話で問い合わせた。


『主治医に聞いたところ処置内容に問題はなかった』と答えたので、そのまま二月半の間放置していたとの返事にわが耳を疑った。納得がいかないので、一体どういうことかと問い詰めようとしたが、一方的に電話を切られてまった。


まともな組織の対応とは到底考えられないこの無責任さに、怒りがおさまらなかった。こういうやからを世間ではバカヤローと呼ぶのだろう。この超メタボの愚劣な医事課員をこれ以上相手にしても埒が明かないと考え、警察に相談することにした。


一旦は『医療事故調査委員会を立ち上げて調査すると約束しておきながら、態度を一変して放置したということは、この医事課員は当初、医療事故の存在を知らされていなかったのか。


調べてみたら確かに医療事故を起こしていたことが分かり、まともに調査を進めると東京医療センターの病院経営に影響を及ぼしかねないと危惧して放置したのか。


2016年1月7日『被告訴人を東京医療センター産婦人科主治医ほかとする告訴状』をしたため碑文谷警察署に持参したが、解剖所見がないので、証拠が不十分で受理できないと告げられた。


この時点で手元にあった証拠は、訪問診療時に母が訪問医に話した内容を記した、【病院の闇(3)】2015年5月13日の訪問医診療レポートだけで、


『(主治医が腹水を)全部とるのはまずいと言っていたの に、結局全部抜くことになってしまいました。』


と記録されている。


まだカルテも入手しておらず、母のメールや日記類もチェックしていなかったので、如何ともしがたく、引き下がるほかなかった。



     ≪≪≪主治医が解剖を拒絶≫≫≫



2015年6月22日に母が自宅で亡くなってすぐに、死後の解剖について母自らが約束を交わしていた、東京医療センター産婦人科主治医に電話でお願いしたが、主治医は【病院の闇(4)】2015年6月22日に書いたとおり、


『こちらで解剖するための手続きが煩雑で、ものすごく大変ですよ。』

『車の手配もありますし。』

『診察時に解剖の話はしましたが、正式に約束したわけではありません。』

『医学的には既に診断(卵巣癌)がついていることです。』

『いまさら解剖しても、得られるものは何もありません。』

『主治医として解剖することに、何の興味も関心もないし、意味もないことです。』


と言って、私が懇願した解剖を頑なに拒んだ。


近所に住む東京医療センター産婦人科元看護師長に、事前に母の死を伝えてあったので、元看護師長から連絡を受けて、あらかじめ念入りに対応策を練っていた主治医は、なんのためらいも迷いもなく、即座に解剖を拒絶した。あれこれ思案する様子もなく、淀みのない返答であった。


私も、この時点で腹水抜きが死因であるとは考えていなかったので、すでに卵巣がんと診断がついていて、解剖する意味がないと言い張る主治医の頑なな態度に、断念せざるを得なかった。


2年間の主治医による卵巣癌の診察では、2度の腹水検査以外は超音波エコーでの診察のみで、手術はしていない。これで医学的には診断が確定し、解剖したところで得られるものは何もなく、意味もないと断言できるのか。主治医にはよほど特殊な透視能力でも備わっているのか。これぞまさしく名医ならぬ迷医ではないか。


医療事故の当事者として将来、自身と東京医療センターが不利な立場に置かれることを危惧して、解剖を拒絶したのであろう。


主治医の対応は、医療事故の証拠隠滅を意図したもので、医の倫理に反する医師にあるまじき、極めて悪質、非道なものといっても過言ではないだろう。


狡猾で悪辣な主治医の対応で解剖できなかったことが悔やまれてならない。主治医の卑劣で、卑怯なやり口には憤りを禁じ得ない。主治医は良心の呵責に悩むことはないのだろうか。



        ≪≪≪弁護士報告書から引用≫≫≫



【弁護士に医療事故調査依頼(1)】≪≪≪病理解剖≫≫≫で、


『患者は、死後の解剖を希望しており、病院側も了解していた。』


『死後も、遺族から解剖希望がでたものの、死因は病死で明らかと説明し、実施しなかったが、医師には、本人(遺族含む)の求めがあった場合には、病理解剖を実施し、その結果に基づいて死因を説明すべき診療契約に付随する義務を負っていたと解される。』


『病理解剖の実施及び結果報告義務違反として、医師の対応が不適切であったといえる可能性がある。』


と指摘している。


主治医が診療契約に不随する義務に違反したことは明白である。


医事課員といい、産婦人科主治医といい、東京医療センターにはなんとも無責任で狡猾な職員がいるようだ。母が亡くなってはじめて、とんでもない病院にかかっていたと分かったが、もはや取り返しのつかないことであった。



      ≪≪≪弁護士に医療事故調査を依頼≫≫≫



2016年1月21日碑文谷警察署刑事の計らいで、産婦人科医長(科長)と主治医に会い、母に対する医療処置について説明を受けた。


主に医長(科長)が説明したが、母の医療処置に問題となる点は無かったの一点張りで、到底納得できるものではなかった。

【病院の闇(4)】2016年1月21日 参照


2016年2月8日区役所の無料法律相談で、『医療事故研究会』を知る。


2016年2月9日産婦人科医長(科長)から入手を勧められていた、カルテ600頁余を受けとる。


2016年3月4日赤坂一ツ木法律事務所の、医療事故分野の『経験豊かな弁護士と、東京リベルテ法律事務所の『若手女性弁護士』の両者に、赤坂一ツ木法律事務所で母の医療事故について説明。両者は『医療事故研究会』が選任した弁護士である。


2016年3月22日、両弁護士と医療事故調査契約を結ぶ。


2016年12月22日、赤坂一ツ木法律事務所で両弁護士から医療事故調査報告書の説明を受けたが、専門医の意見書をお願いしておいたのに、付いていなかったので、再度専門医の意見書を付けた報告書を出すように依頼した。

【弁護士に医療事故調査依頼(1)】参照


2017年6月29日専門医の意見を両弁護士が聴取してまとめたと称する医療事故調査報告書の説明を、赤坂一ツ木法律事務所で受けたが、専門医の意見書などではなく、単に医学には素人の両弁護士が作文しただけの報告書であった。

【弁護士に医療事故調査依頼(2)】参照


結局1年3ヶ月の時間と少なからぬ費用を無駄に費やしただけの、まったくの骨折り損のくたびれ儲けに終わってしまった。


赤坂一ツ木法律事務所弁護士の、医療分野での『経験豊か』というのは、一体どういった経験のことを言っているのだろう。到底素直に受け取れるものではない。法律の専門家による調査報告とはお世辞にも言えないような、あまりにお粗末な事故調査報告書であった。



    ≪≪≪担当した研修医が自殺≫≫≫



2017年8月9日、母の腹水抜きを担当した東京医療センター産婦人科研修医が、腹水抜きの時点で既に精神疾患を発症していて抑うつ状態にあり、母の死の20日後の2015年7月12日に自殺していたことをマスコミ報道で始めて知った。


【病院の闇(4)】2015年8月10日の報道記事によると、独立行政法人国立病院機構が運営する、都内の総合病院に勤務する産婦人科研修医の過労死》を、品川労働基準監督署が労災認定したとある。


《品川労働基準監督署が管轄する地域は品川区と目黒区で、両区にある国立病院機構の総合病院は目黒区の東京医療センターのみである。》


海軍軍医学校の流れをくむ東京医療センターの、広大な敷地内に点在する職員寮にこの研修医は住んでいて、亡くなる直前の2015年5月と6月には道交法違反(信号無視)を起こしていたと報道にある。


5月8日には研修医が母の腹水を全量抜き取ってしまったうえに、内臓を傷つけた可能性があり、6月22日にはそれらが原因で母が亡くなっている。その20日後の7月12日に研修医が自殺した。母の治療経過と時期的によく符合している。


職員寮の自室はものが散乱した状況で、冷蔵庫には何も入っていなかった。公共料金の支払いも滞っていたと報道にある。


【病院の闇(3)】2015年5月8日研修医が腹水穿刺した後、カルテをチェックした主治医が、研修医の常軌を逸した、無謀な医療処置に気づいて厳しく叱責したであろうことは容易に想像がつく。


さらに6月22日に母が息を引き取ったことを主治医から聞かされた研修医が自責の念に駆られ、これが導火線となって7月12日の自殺に至ったであろうことは想像に難くない。


こうしたことが研修医が亡くなる直前の5月と6月の道交法違反(信号無視)と7月の自殺に結びついていると考える。


日本産科婦人科学会雑誌2015年10月号の敬弔(死亡退会)欄に、研修医が自殺した日付で、研修医の会員退会届が出されていたのを、2018年10月末に確認した。



      ≪≪≪病院名、研修医名をなぜ伏せた≫≫≫



研修医の過労自殺の労災認定が報道されながら、病院名ならびに研修医名が伏せられていたことに違和感を感じたのは私だけではないだろう。


少なくとも研修医の遺族にとっては、病院名を公表して研修医の勤務状況、健康状態に対する病院の管理責任を追及するのが普通である。病院に損害賠償を求め、研修医の無念を少しでも晴らせれば、せめてもの慰めになるであろう。


伏せなければならない理由があり、その点を明確に理解、自覚していたからこそ、研修医遺族の代理人弁護士は労災認定発表で伏せたと考えられる。


報道によって病院名と研修医名が表に出ると、母の医療事故を追及している私を利するばかりか、病院がこうむる社会的な不利益、さらには労災認定結果にも疑義が生ずると考えたか。


過去の他病院での研修医の過労自殺の労災認定では、病院名と研修医名が明らかにされているので、単に過労自殺者を出したというだけなら、病院がこうむる社会的不利益は限定されたものになると考えていいだろう。


労災認定結果に疑義が生ずるかもしれない点についても、2017年9月末に品川労働基準監督署に伺って副署長から話を聞いたところ、自殺した研修医については何も話せないが、一般論として言えば一度認定したものが取り消されることはないとの返答であった。



  ≪≪≪代理人弁護士と医療センターが非公表で合意≫≫≫



代理人弁護士は、労災認定の申請にあたって、東京医療センター産婦人科医局での聞き取り調査の過程で、研修医が母の医療事故に関わっていたことを知らされたであろう。


もし病院名、研修医名を公表すれば、医療事故を追及する私を勢いづかせ、研修医にとっても、東京医療センターにとっても不利になると言われた考えられる。


研修医遺族にとっては、病院名、研修医名が公表されれば、単なる過労自殺では済まなくなり、背後にひそむ研修医による医療事故の存在が明るみに出てしまう可能性があり、研修医に汚名を着せることにもなる。


一方で東京医療センターは、精神疾患を患っていて、抑うつ状態で注意力が減退し、冷静さを欠いていた研修医に、リスクを伴う腹水抜きを任せたことで、腹水を全量抜き取ってしまったうえに、穿刺針で内臓を傷つけた結果、患者である母を死亡させたという事実が明るみに出てしまう。


そうなれば医師の勤務、健康、業務管理を含めた東京医療センターの管理体制全般に、重大な欠陥があったことが露呈することになる。


東京医療センターは、研修医の代理人弁護士に病院名、研修医名の公表が医療事故の存在を明るみに出して、研修医に汚名を着せることになりかねないと伝え、公表を見合わせるよう説得したのであろう。


代理人弁護士、医療センター双方にとって、研修医が関わった母の医療事故の存在が、いかなる形でも表に出ることは好ましくないと考え、最終的に病院名、研修医名を伏せることで、合意したものと推察される。


せっかく代理人弁護士が名前を伏せて発表したのに、私は報道内容とカルテから病院名と研修医名を容易に把握することができた。



≪≪≪常軌を逸した研修医の医療行為≫≫≫



【病院の闇(3)】2015年5月8日のカルテに研修医は、


『腹水700mlで流出止まつた。(穿刺針の)向きや深さを変

えたり、シリンジ(注射器の筒)で陰圧かけるも引けず。』


と書いている。

腹水が抜け切って腹部の空洞が無くなった状態で、精神疾患を発症して、抑うつ状態で注意力が減退し、冷静さを欠いていた研修医が、穿刺針の向きや深さを変え、さらにシリンジ(注射器の筒)で陰圧をかければ、穿刺針が内臓に突き刺さって傷つけた可能性は十分に考えられるはずである。


主治医は研修医のカルテを見て、血の気が引いたに違いない。なんてことをしてくれたんだと、研修医を厳しく叱責したであろうことは想像に難くない。


研修医が精神疾患を発症して、抑うつ状態で注意力が減退し、冷静さを欠いていたことが、常軌を逸した無謀な医療処置に結びついたことに疑いはない。


主治医ならびに産婦人科医局が、精神疾患を発症して、うつ状態で注意力が減退し、冷静さを欠いていた研修医に、内臓損傷のリスクを伴う危険な医療行為を任せたことの責任はきわめて重いと考える。


東京医療センター産婦人科医局において、医師の勤務、健康ならびに業務管理が適切に行われていなかったのは明白であろう。



     ≪≪≪主治医の責任は重大≫≫≫



【病院の闇(2)】2015年4月22日、主治医はカルテに、

『下腹部は腫瘤のためスペースなく上腹部メインにある
《穿刺は肝臓・小腸近く、現時点での量ではリスクの方が恐
 い》

と書いている。つまり、現在の腹水量で腹水穿刺することは、肝臓・小腸を傷つけるリスクがあり怖い、とはっきり認識している。


2015年4月28日、主治医が腹水穿刺を5月7日に実施と決める。


2015年5月7日、主治医が研修医に1000mL目標にドレナージを指示、実施


2015年5月8日、超音波エコーで腹水残量をチェックすることなく、主治医が研修医に漫然とさらに1000mL目標にドレナージを指示したが、700mLで流出が止まった。2日間で合計1700mLドレナージした。


研修医は700mLで流出が止まった後も、遮二無二に(穿刺針の)向きや深さを変えたり、シリンジ(注射器の筒)で陰圧かけて、主治医に指示された1000mLのドレナージを、なんとかして達成しようとした結果、内臓を傷つけてしまったと考えられる。

研修医が医師としての正常な判断能力を、完全に喪失していたのは明白である。

一連の流れを見ても分かるように、そもそも腹水量が少なく内臓を傷つけるリスクの方が怖いと認識していながら、初日の1000mLに続いて、2日目もさらに1000mLの腹水穿刺を研修医に漫然と指示した、主治医の責任は極めて重い。



         ≪≪≪腹水抜きの注意点≫≫≫



【病院の闇(2)】2015年4月25日≫腹水抜きの注意点≪で書いたように、2L以下の腹水量では、通常腹水穿刺することはなく、腹部膨満感の緩和効果も期待できないことは、医師に限らず看護士レベルでも共有されている基本認識であるはずなのに、なぜ腹水穿刺を強行したのか。


さらには、腹水穿刺した腹水をセルブロック検査に使った以外は、すべて廃棄処分していることも理解できない。


都内豊島区要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐医師の考案になるKM-CART法のように、取り出した腹水を濾過、凝縮して点滴で静脈に戻す方法が開発されているのに利用していない。


そもそも1700mL程度の腹水量では、腹水穿刺をしても腹部膨満感の緩和効果が乏しいどころか、内臓を傷つけてしまうリスクがあることを考えれば、やってはいけない治療であった。


主治医が腹水抜きを強行したばかりに、精神疾患を発症していて、うつ状態で注意力が減退し、冷静さを欠いていた研修医が医療事故を起こしたことが、母の死と研修医の自殺につながったことを考えると、主治医の責任は看過できるものではない。


母と親しい間柄の東京医療センター産婦人科元看護師長が、いかなる意図をもってか不可解で強引な介入をしたことで、主治医が治療方針の変更を余儀なくされたことは承知しているが、それでも実施を決断した主治医に最終責任があることは論を待たない。

【病院の闇(2)】2015年4月22日、28日参照。


医療事故に直接かかわったのが研修医であることは間違いないが、精神疾患を発症して、うつ状態で注意力が減退して、冷静さを欠いていた研修医に、リスクを伴う腹水穿刺を指示して実施させた主治医の責任が、研修医の責任をはるかに上回ることは疑いない。



      ≪≪≪碑文谷警察署に被害届持参≫≫≫



2017年10月5日午前9時過ぎ、母の医療事故被害について再度相談したいと碑文谷警察署に電話。前回2016年1月7日に相談した2人の刑事は、定年退職と他部署に移動したとのことで、別の刑事が電話口にでた。


前回2016年の相談では医療事故の根拠となる証拠が、十分に揃っていなかったので一旦は諦めたが、その後カルテを入手して、母の残したメール、日記類も読み込んで、医療事故の証拠となる資料を新たに多数入手したので、これら資料を基に医療事故について説明に伺いたいと電話で伝えた。


さらに都内総合病院産婦人科研修医の過労自殺が、2017年8月9日に労災認定されたと報道されたが、報道内容からこの研修医は母の腹水抜きを実施した研修医で間違いないと考えていることも伝えた。


電話口の刑事は、もう済んだことをなんでまた蒸し返してくるのかといった調子で、まともに私の言い分を聞こうとしなかったが、40分に渡って粘り強く説得して、なんとか面会の約束を取り付けることができた。


刑事がその日の午後1時に碑文谷警察署に来るようにというので、急いで早めの昼食をとり、碑文谷警察署最寄りの東横線都立大学駅に向かった。


東京医療センター産婦人科主治医は、研修医の過労自殺が労災認定されたとの報道直後の、2017年8月に系列の慶応病院婦人科に移動、栄転していたので、『加害者を慶応病院婦人科医師ほかとした被害届』と多数の医療事故の証拠資料を持参した。


前回は『告訴状』を持参して受理されなかったので、今回はより受理されやすい『被害届』の形式とした。


主治医が慶応病院婦人科に移動したのと時を同じくして、東京医療センター産婦人科医局の医師も大幅に入れ替わり、それまで2~3名いた研修医はゼロとなった。


研修医の過労自殺の労災認定が報道されたことで、母の医療事故に飛び火するおそれがあると考え、産婦人科医局医師の大規模移動を行って隠蔽を図ったのではないか。



          ≪≪≪刑事の開口一番≫≫≫



碑文谷署に着いて案内された部屋は、署員の事務室に付設された取調室のようなこじんまりとした部屋であった。部屋には小さめの机と、向かい合って置かれた椅子が2脚、荷物置き用の小椅子1脚があった。

部屋に入るなり、まだ立ったままの状態で、刑事が開口一番きわめて強い口調で、

『死んでしまった人間を、今さらどうしようと言うんです

 か。』

と聞いてきたので、

《研修医は死んだが、腹水抜きを指示、指導した主治医は健在でしょう。》

と応えた。すると刑事が、

『主治医をどうしたいと言うんですか。』

と聞いてきたので、

《医師免許停止というのもあるでしょう。》

と応えた。


いきなりの威圧的な口調に圧倒されて、刑事の言葉の意味をその時は深く考えないで受け答えしたが、後になって考えてみると、実に含みが多く示唆に富む言葉であることが分った。



        ≪≪≪死んでしまった人間≫≫≫



確かに私は2017年8月9日の報道を基に、母の腹水抜きをした研修医が自殺したと午前中の電話で伝えたが、これは私の一方的な申し立てであって、これだけで警察は確定した事実とするわけにはいかないはずである。


警察は、被害者からの被害申告に対して、公平、公正、中立の立場で被害者、加害者どちらにも組せず、ほぼ白紙の状態で双方の申し立て、申し開きを聞き、それらに基づいて捜査して、警察なりの判断を下すというのが一般的な捜査手順であろう。


にもかかわらず、いきなり『死んでしまった人間』と断定しているのは、警察は研修医の自殺を確定した事実としてはっきり認識していたということである。



         ≪≪≪今さらどうしようと≫≫≫



さらに『今さらどうしようと言うんですか』という言葉も、研修医が医療事故を起こしたという前提、認識に立っての言葉である。


通常であれば、医療事故を起こしたと主張する根拠、証拠を私に提示させて、それらを精査したうえで、医療事故を起こしたかどうかを判断するのが一般的であろう。


確かに研修医が医療事故を起こしたと私は申し立てているが、警察としては被害者の一方的な申し立てをもって、確定した事実として扱うことはしないはずである。


ところが、いきなり研修医が医療事故を起こしたという前提に立った話をしている。


くどくどと繰り返すようだが、警察は被害者からの被害申告に対して、公平、公正、中立の立場で被害者、加害者どちらにも組せず、ほぼ白紙の状態で双方の申し立て、申し開きを聞き、それらに基づいて捜査して、警察としての判断を下すというのが一般的な捜査手順であろう。


ところが、この刑事の言葉からは、警察は既に研修医の自殺と、研修医が医療事故を起こしたという事実をはっきり把握していると言っているも同然である。《勢いあまって、語るに落ちたようだ。》


研修医が医療事故を起こしたと分かっていれば、当然指揮系統の上位に位置する主治医の責任も問われるべきなのに、直接の当事者の研修医が自殺してしまったのだから、もうこれで捜査は打ち止めということにしたらしい。まことに不可解である。捜査の常道から逸脱しているのではないか。


主治医が研修医の医療事故に関わっていたと明確に認識していたからこそ、『主治医をどうしたいと言うんですか。』と聞いてきたわけだから、当然主治医についてもその責任を追及すべきであろう。


この後に続く説明で私は《自殺した研修医が》と繰り返し話したが、その都度刑事は『研修医が死んだかどうかは知らない』と言い返す始末。さっき自分で研修医は死んでしまったと言ったじゃないかと言ってやりたかったが、つむじを曲げられては説明を進めにくくなると考え、温情をもって穏便に済ませた。



          ≪≪≪警察は知ってた≫≫≫



ではなぜ警察は研修医の自殺と、研修医が医療事故を起こしたという事実を、私が申し立てをする前から知っていたのかについて考えてみる。


ポイントは研修医の自殺場所である。研修医は東京医療センターの広大な敷地内に点在する職員寮で自殺したと考える。超過勤務の連続で研修医を最悪の事態に追い込んでしまった東京医療センターへの恨みつらみ、当てつけの気持ちもあったろう。


自殺の報を受けて医療センターを管轄する碑文谷警察署員が現場に急行。警察としては自殺を装った他殺も念頭に捜査をすることになる。


職員寮の現場検証は当然のこと、さらに医療センター関係者、特に研修医が所属していた産婦人科医局員への事情聴取は徹底して、厳しく行われたはずである。なにせ理由はともあれ病院の敷地内で研修医が死亡したのだから。


この過程で、研修医の自殺前数か月の勤務形態、医療処置内容等についても執拗に聴取したであろう。


産科婦人科医局員、特に上司に当たる主治医への厳しい事情聴取で、研修医が医療事故を起こしていたという事実も掴んだと考えられる。母に対する研修医の常軌を逸した無謀な医療行為を、主治医は厳しく叱責していたであろうから、医療事故について触れないわけにはいかなかったろう。


ここからが問題で、医療事故の事実を掴んだ段階で、本来であれば医療事故としての立件も視野に捜査することになるはずであるが、当事者である研修医が自殺してしまったことで、警察の捜査はなぜかここでストップしてしまったようだ。


碑文谷警察署と東京医療センターどのような関係にあるのか知らないが、医療事故の存在を黙殺することで合意したのだろう。


碑文谷警察署は加害者である東京医療センターの側に立って、被害者である母の存在を無視したようである。公平、公正、中立であるべき警察は、なんの疑問も感じなかったのだろうか。


東京医療センターにとって幸いなことに、狡猾で悪辣な主治医が母の解剖を必死になって妨害して実施させなかったことで、医療事故の決定的な証拠が残らなかったことも大きい。


被害者遺族である私も、この時点では医療事故として認識しておらず、当然被害申し立てをしていなかった。



          ≪≪≪不思議な霊体験≫≫≫



2015年9月28日東京医療センターで医事課員に対して、母の治療経過をまとめた資料を基に、医療事故について説明し調査を依頼した。


医事課員は、院内に『事故調査委員会』を設置して調査すると明言したので、事故原因究明に向けて光明が見えてきたと思い、安堵の気持ちで帰途についた。


東京医療センターの裏口から職員寮の辺りを通って、裏門の短い階段を下ると、環状7号線のバス停手前まで気持ちのいい長い道が続いている。


この辺りには、目黒区の高級住宅地が広がっており、車道も歩道もゆったりとしていて、人通りも車の通行もほとんどなく、落ち着いた静かな環境のなか、うららかな日和もあって、散歩気分でのんびりと歩きだした。


しばらく歩いたところで、なんだか誰かが死んだみたいだという不思議な感覚にとらわれた。


もちろん、それが誰なのかはその時は分からなかったが、2017年8月9日になって、研修医が過労自殺していたと報道されたことで、あの時の不思議な感覚は研修医のことだったと理解した。


研修医が自殺したのは2015年7月12日なので、自殺して2月半後の9月28日に研修医の霊が、病院の敷地内で私に取りついて、ついてきたのであろう。



          ≪≪≪研修医と私の因縁≫≫≫



なぜ研修医が私のことを知っていたかというと、2015年5月7日に腹水穿刺で母が東京医療センターに入院した際、病室で入院手続きを終えて、個室病室で母に付き添っているところへ、研修医が超音波エコー装置を手押ししながら無断で入って来て、母のベッドを挟んで私の対面に立つなり、

『今からここで処置をするんですよ。終わったら呼びますから。』

と、興奮した口調で怒鳴るようにしゃべった。ビックリして、慌てて廊下に出たが、研修医は一体なんで朝っぱらから初対面の私に、いきなりあれほど興奮してしゃべったのか理解できなかった。社会性が欠如した礼節をわきまえない人間との印象であった。


後の労災認定の報道で、精神疾患を発症した、抑うつ病患者であったと知って納得したしだいである。


この一件で、腹水抜きで医療事故を起こしてしまった相手である、母に付き添っていた私のことを研修医ははっきりと認識していて、私が医療センターの職員寮の辺りを通ったところで、研修医の霊が私を見つけて取りついたのであろう。


研修医もさぞ無念な思いを抱いて死んでいったのであろう。亡くなった後も、主治医の指示、指導には納得、承服できないものがあって、職員寮の辺りをさまよっていたのかもしれない。


主治医と産婦人科医局が研修医の精神疾患に対して、適切な対応をしていれば研修医が最悪の事態を迎えることはなかったのではないか。母についても同様のことが言える。



     ≪≪≪刑事の感情が突然爆発≫≫≫



【弁護士に医療事故調査依頼(1)~(2)】の医療事故調査報告書のコピーを刑事に渡して、母の医療事故を否定したお粗末な報告書を受け取らされたと話したら、刑事はテーブルに置いた報告書のコピーを、平手で力一杯バンバン叩きつけながら、大声を張り上げて、

『あなたの弁護士がこう言っているんじゃないか。』

『そんなに弁護士の言うことが気に入らないなら、』

『自分で弁護士の勉強をして、弁護士になって、』

『自分で調査したらいいじゃないか。』

と、怒鳴り立てた。


弁護士が医療事故を否定した報告書に対して、私がいい加減な報告書を掴まされたと言ったのが、よほど刑事の癇に障ったらしく、突然感情が爆発してしまったようだ。著しく冷静さを欠いた対応であった。


私は穏やかな口調で淡々と説明していたのに、刑事がいきなり興奮して怒り出すとは、感情のコントロールがうまくできないのだろうか。刑事の独り相撲であった。刑事歴20年になるそうだが、未熟さを露呈してしまったようだ。


刑事の強烈な威圧感に完全に気おされてしまった私には、返す言葉がなかった。


刑事にしてみれば、私が依頼した弁護士が医療事故を否定したのであれば、もうそれ以上何を言うことがあるんだ。それで終わりでいいじゃないかと言いたかったのだろう。


弁護士の言うことが常に正しいわけではないことは、刑事なら当然分かっているだろうに。


たかが弁護士の報告書を見せられたくらいで、なんでこれほど激高するのか理解に苦しんだ。



      ≪≪≪刑事はなぜ突然感情爆発したか≫≫≫



医療事故の相談に訪れただけなのに、刑事はなにを勘違いしたのか、ほとんど被疑者取り調べにでもあたっているような威丈高な態度であった。



部屋の扉は開け放たれていて、隣の署員の事務室に声が筒抜けだったので、刑事の上司と思しき人物が入口まで来て、大丈夫かと確認するようにこちらを覗いていた。この後も刑事が何度か大声を張り上げるたびに、入口に人がいるのが見えた。


その場では圧倒されっぱなしで冷静に判断できなかったが、後になって落ち着いて考えてみると、母の医療事故の内容に関して、警察もかなり細部まで把握していたが、最初からなぜか事件化しないと決めていたようだ。


そのため何が何でも事件化を阻止しなければという強い思いが根底にあって、つい暴走してしまったのだろう。


母の医療事故を追及しようとする私を、なんとしても押しとどめようとする気迫を十分に感じ取ることができた。


医療事故の内容について何も知らないで、白紙に近い状態であったなら、たかが弁護士の報告書くらいで、ここまで激高することもなかった思う。


刑事が爆発してくれたおかげで、碑文谷警察署が母の医療事故の存在をはっきりと認識していて、しかも事件化しないと決めていたのであろうということを知ることができた。感謝、感謝。



       ≪≪≪研修医の興奮と刑事の感想≫≫≫



2015年5月7日朝に個室病室で母に付き添って待機しているところに、研修医が無断で病室に入って来て、

『今からここで処置をするんですよ。終わったら呼びますから。』

興奮した口調で怒鳴るようにしゃべったことを刑事に話して、研修医は正常な精神状態ではなかったようだと言ったら、

実に呆れたことに、

『あなたがそんなところ(個室病室)にいたからいけないんだ。』

と返してきた。

個室病室がどういうものなのか、分からないわけないだろうに。何言ってんだと思ったが、刑事はとにかく私が言うことを、ほぼ全否定してくるので、反論しても徒労に帰すだけと思い、軽く受け流して話を進めた。



         ≪≪≪インターネット情報≫≫≫



母の死を医療事故と判断する際に拠り所とした医療情報は、私がネットで調べた記事であると刑事に話したところ、ネット上の記事は信頼できないから受け入れられないと言った。


ネット上にある記事は、確かに玉石混交で無条件に信頼していいものでないことは、もちろん承知しているが、信頼できる記事も多い。これほど容易に多くの情報を入手できるネット上の記事を、一律に信頼できないからと拒絶してくるとは意外であった。


個人のみならず、法人、団体においても、今や医療情報に限らず、各種情報の収集において、ネット利用は必要欠くべからざる手段であるのに、なんと時代遅れの認識であることかと驚きを禁じ得なかった。


時代の流れに逆らって、食わず嫌いを決め込んでいると、《見ざる、聞かざるの、ただのアホざる》に堕してしまうと考えるが、いかがなものか。この際考えを改めてみてはどうか。



          ≪≪≪税金の無駄遣い≫≫≫



午後1時過ぎに説明を始めて、3時前くらいに刑事が、

『もう1時間半もあなたの相手をしている。』

『我々警察は税金で運営されている。』

『あなたがこうして私を拘束していると、あなたは私に税金の無駄遣いをさせている 

 ことになるんですよ。』

と、驚くようなことを口にした。


都民が公務員の執務内容に関して、税金の無駄遣いだと言うのを耳にすることはあるが、まさか逆に公務員である刑事から被害相談に訪れた都民に対して、税金の無駄遣いをさせていると言われようとは、ただただ呆れるばかりである。


さぞや日々、税金の無駄遣いをしては納税者の都民の皆様に申し訳ないと考え、日夜業務に精励されていることでしょう。ご苦労さん。ご奮闘を。



    ≪≪≪内臓を傷つけたら一月も生存できない≫≫≫



【病院の闇(3)】2015年5月8日研修医は腹水を700mL抜いたところで流出が止まったのに、主治医が目標として指示した1000mLを、なんとしても達成しようとして、

『(穿刺針の)向きや深さを変えたり、シリンジ(注射器の筒)で陰圧かけるも引け ず』

と自らの医療処置内容をカルテに記入しているのを根拠に、研修医が穿刺針で内臓を傷つけたことが、腹水全量抜き以上に母の体に大きなダメージを与え、死に至らしめたと刑事に説明した。


刑事は内臓に傷つけたら1ヶ月も生き延びることはできないと言って、内臓に傷つけたという私の主張を全否定した。相当な医学知識を持ち合わせているのか、自信をもって断言した。


どこでそのような医学的判断ができるような知識を身に着けたのだろう。刑事が忌避するネットではないだろう。なにせネット情報は信頼できないそうだから。内臓の傷の程度と、処置内容(麻薬等)によって生存可能な日数も変わってくると思うが。


もっとも私のいうことは、なんでも即座に否定するような人物だから、医学知識以前の反射的な反応だったのだろう。


腹水が抜け切って腹部の空洞が無くなった状態で、精神疾患を発症して、抑うつ状態で注意力が減退し、冷静さを欠いていた研修医が、穿刺針の向きや深さを変えて、シリンジ(注射器の筒)で陰圧をかければ、穿刺針が内臓に突き刺さって傷つける可能性があることくらい、医学の素人でも十分に想像できることではないか。


刑事には常人が普通に持つ想像力が欠落しているのだろうか。あるいは単に見ざる、聞かざる、考えざる》なのか。



        ≪≪≪母が亡くなる前の状況≫≫≫



【病院の闇(2)~(4)】より、2015年4月から6月までの母の病気の経過を簡単にまとめてみた。

4月16日要支援1の認定を受ける。

4月28日、主治医が腫瘍マーカー類は横這いないしは下がっていて血液

     検査の結果も問題ないと話す。ClassⅢのまま

5月 8日、研修医による腹水の全量抜きと、それに伴う内臓損傷

5月13日両目が真っ赤に充血タニタの体重計で体水分率が60%から80% 

   に急上昇。

5月18日退院サマリーで、一気に卵巣癌末期と主治医が記載。

5月20日2年におよぶ卵巣癌の診察で、始めて受けた余命宣告 

   が、なんといきなりの余命1ヶ月宣告。主治医錯乱した

   か。

 

   腹水の全量抜きとそれに伴う内臓損傷で、長くて一月の 

   命と主治医が推定。

 

   卵巣癌にかこつけて、でっち上げた、欺瞞に満ちた余命

   宣告。

 

   治療上の失態を糊塗した、ご都合主義で、辻褄合わせの

   余命宣告。

 

      主治医の良心はいずこにありや。

5月22日風呂で立ち上がれず、這いつくばって風呂から出る。

5月23日フェントステープ(麻薬)処方以降、訪問医の診療回数急増。

6月 3日フェントステープ倍増。以降、体力を急速に消耗。

6月10日今月一杯もたないと、訪問医が告げる。

6月12日、幻影を見るようになる。

6月13日訪問看護と訪問入浴を受け始める。

6月15日要介護3の認定を受ける。

6月22日息を引き取る。


以上のような体調の急激な悪化の原因は、腹水全量抜きと穿刺針による内臓損傷以外には考えられない。亡くなる前の数日間は、具体的には書かないが、ひどく苦しんだことを付け加えておく。


母の苦しむ姿を傍で看ていたからこそ余計に、東京医療センターの不適切な医療処置と偽りに満ちた説明を見逃すことはできない。



         ≪≪≪説明に使った資料類≫≫≫



医療事故被害相談に際して、前もって多数の文書を作成、準備しておいた。説明に使った文書は、ブログ【病院の闇(1)~(5)】を作成する際に、基にした資料と基本的に同じ内容である。


ただブログ上の画像類はブログを書く際に新たに作成したものなので含まれていない。ブログを書く際に、新規に書き加えたものもある。


刑事に渡して説明した文書類は、刑事が下僚に指示していちいちコピーさせていたので、警察署に残されているはずである。


こうした文書類は、基となる資料を数多く渉猟し、検討を重ねてまとめたものなので、私としては十分説得力のあるものに仕上がったと考えている。


ところがいかように説明しようとも、私の説明がほぼすべて否定される有様で、さながら刑事は用意したラバースタンプをひたすら押しまくっていたようなものである。


私の説明を深く考えもせず、始めから徹頭徹尾否定で押し通すつもりで相手をしていたようで、説明を進めるほどに虚しさが募ってくるばかりであった。それでも用意した文書類をできるだけ説明すべく踏ん張った。


【病院の闇(1)~(5)】の内容が、全否定できるほど偏って間違った説明になっているのだろうか。私は決してそうは思わない。刑事の思考に極端なバイアスが掛かっていたと考えるのが妥当であろう。


医療事故の内容を知っていて、受け入れる気がまったくなかったので、私の説明をごくごく事務的に、ほぼ全否定することができたのだと考える。


医療事故の内容を事前に知っていなければ、迷いもなく自信をもって否定し続けることなどできないはずである。


これが公平、公正、中立の立場であるべき警察での医療事故被害相談の実態である。
これじゃ到底被害者は浮かばれない。



           ≪≪≪報告書の作成≫≫≫



私が刑事に説明した内容を、刑事が後で報告書にまとめなければならないと言った。私の相談時間が長引けは長引くほど報告書の作成に時間を要するので、不満げに早く切り上げてくれと言わんばかりの物言いであった。


それもあってか、応対はますますぞんざいになっていったように思う。宮仕えの身であれば、相談内容を報告書に作成するのは当然であろう。相談者が納得することが重要である。


私が決して悪質なクレーマーではないことは、【病院の闇(1)~(5)】を読んでもらえれば分かるはずである。


刑事にしても私を悪質なクレーマーだと思えば、強硬に警告して、必要に応じて警察権を行使したであろう。


強行処置を取らなかったということは、クレーマーではないと認めていて、不本意ながらも私の言い分にも理があると本心では認識していたのではないか。


被害届受理を判断する権限が、刑事個人には与えられていなかったのかもしれない。ただの追い返し屋といったところか。



       警察に医療事故被害相談(2)につづく