tsubuyaki622の日記

母の闘病記

病院の闇_統合版

 

       病院の闇_統合版

 


Amebaでは文字数制限のため『病院の闇』を(1)~(5)に5分割しました。

Hatena移行後もそのまま引き継いでいましたが、Hatenaには文字数制限が

ないようなので、一つにまとめた『病院の闇_統合版』を作成しました。

内容は同じです。

 

 

         病院の闇(1)

 

 

母は病院の産婦人科で、腹水を全量抜かれ、すべて廃棄されたことで、
速に体力を消耗して死に至った
。享年81歳。



2021年6月に7回忌も済み、気持ちの高ぶりも治まって、病院での診療内容
を、『冷静に』振り返ることができるようになった。


そこで私見は極力省いて』『客観的事実』ならびに『合理的推論』
基づき、注釈と解説を添えて『私の体験談』を語ることにした。



      ≪≪≪治療経過概要≫≫≫



2013年6月11日卵巣がんⅢ期と診断されたが、手術、抗がん剤の治療は
受けず診察のみでしばらく様子見。


2014年4月15日から5月17日まで、都内クリニックでマイクロ波による温熱
療法を計7回受けた
ことで体調が悪化



2014年8月12日から9月9日にかけて最小限の放射線照射を5回受けたあと、
体調は急回復した。


2015年1月28日白内障手術の相談をした際、心電図を見た眼科の女性研
修医から、手術の前提として心房細動の治療を受けることを求められた


2015年2月9日循環器科で診察を受けたところ、心電図を見て『ほってお
いたら脳梗塞になる』と脅され
2月23日からメインテートとシベノール
3月9日からは不本意ながら抗凝固薬エリキュースの服用を始めた。


2015年2月24日から3月3日にかけて、右左の白内障手術を受けた。


脳梗塞の恐れがあると言っておきながら抗凝固薬服用後初の診察日であ
る2015年3月30日
には、今後は訪問医から同じ処方と診察を受けるように
と、循環器科の医師が母に告げた。つまり丸投げ


2015年4月に入ると、抗凝固薬のせいでお腹が急速に大きくなりだしたの
で、2015年4月22日に主治医が、循環器科で処方された3薬の服用中止を指
示。


2015年4月28日に、主治医が腹水抜きの入院を決めた


2015年5月7日、8日の両日入院して腹水を抜いた


腹水抜きは、主治医の指導のもと、精神疾患を発症して、抑うつ状態にあ
った研修医
が担当
したが、腹水全量を抜き取って廃棄


2015年5月20日、腹水抜き後初めての診察で、主治医が余命3カ月を宣告
まさに青天の霹靂であった。


卵巣がんはⅢ期のままで、これまで余命の話などまったく無かったのに、
いきなりの宣告で呆然自失状態に陥ってしまった。


2015年6月に入ると急速に体力が衰えていき、とうとう2015年6月22日

帰らぬ人となってしまった


死後すぐに、生前母が主治医と約束していた解剖をお願いしたが、主治医
は頑なに拒絶
した。


母の死の20日2015年7月12日腹水抜きを施行した研修医が過労自殺


2015年9月28日、病院の医事課員に『病気の経過』をまとめた書類を渡し、
医療事故調査を依頼。事故調査委員会を立ち上げて調査すると返答


2015年12月15日一向に返事が来ないので電話で確認すると『主治医が
何も問題はなかったという』
ので、事故調査委員会は立ち上げなかった』
返答。『二月以上もほったらかしにした挙句』のはてに。


2016年1月7日『所管警察署に告訴状を提出』するも、解剖を行っていな
いとの理由で受理されず



2016年1月21日警察のはからい産婦人科医長と主治医から治療内容に
ついて説明を受けた
が、納得できる説明ではなかった


2016年2月9日600頁余のカルテを入手

 

 


            [2015-01診療記録]



          ≪≪≪全体の構成≫≫≫



病院の闇の『核心部』は、2015年4月22日に始まる『腹水抜き』であるの
で、まずは4月22日の腹水抜きから読んでいただきたい


腹水抜きに至るおおもとは、2015年2月9日循環器科医師が標準12誘導心
電図を見て、『ほっておいたら脳梗塞になると脅し』『もうそのままでいい』

と母が言ったのに、抗凝固薬エリキュース等を処方されたことにあると思う。


循環器科を受診するきっかけは、2015年1月28日白内障手術に際しての
標準12誘導心電図で、『心房細動』の恐れがあり、『心房細動の治療を受け
なければ、白内障の手術をしない』
と、眼科の女性研修医に言われたこ
とにある。

2013年5月から2014年末までは、病院の闇に至る導入部であるので、読み
飛ばしてもらってかまわない。



       ≪≪≪卵巣がんⅢ期と診断≫≫≫



母は都内総合病院の呼吸器科に通院して、肺病の診察を長い間受けていた
が、2012年末から頻尿を自覚するようになり、2013年5月10日産婦人科
で診察を受けたところ、6月11日『ClassⅢの卵巣がんと診断された。


放射線科での治療を除いて、産婦人科では腹水を抜くまで治療は受けてお
らずず、『診察と検査のみ』の2年間であった。


【2013年6月11日 9:24 主治医カルテ】

画像上はOvKⅢ期を疑う
 本人に下記の通りIC(Informed Consent)施行
 悪性の可能性が高い旨を告知した。」


インフォームド・コンセント

「精査の結果からは卵巣癌が最も疑われる。」

「下腹部痛も頻尿も卵巣腫瘍が原因ではないかと思われる腹水も貯留して
 おり、腹膜播種も疑われていることから卵巣癌であれば少なくともⅢ期
 以上
ということとなる。」

「画像上は遠隔転移はなさそうである。
 だがこれらはあくまでも推察でしかなく、卵巣癌と診断が確定した訳で
 はない
。」

卵巣癌の診断は手術で摘出したものを病理組織診断することで診断

 となる。」


【2013年6月21日 母のメール】

 主治医の先生が、

「変わりがあったら夜、夜中いつでも入って来なさい、○○さん(母)の
 ことは皆知っていますし何とでも対
 処できます。」

 と言って頂きました。
 お若い先生ですがマトモ!。

《と言っておきながら、亡くなった後に母が主治医と約束していた剖検を
 お願いしたところ、無碍もなく断られた。》



          ≪≪≪細胞診≫≫≫



2013年8月28日産婦人科腹水穿刺し25ml採取


【2013年8月30日 腹水病理検査レポート(細胞診)】

「若干リンパ球優位の著明な炎症性背景に反応性中皮細胞や組織球が多数
 見られます。」

 

「その中に若干の核形不整と明瞭な核小体の見られる異型細胞集塊がごく
 少数見られます。標本上、腺癌の可能性がありますが、異型が著明では
 なく、あまり多くないため
classⅢ
とします。」


【2013年9月12日 16:33 主治医カルテ】

「腹満軽度、著明な増悪なし
 US上も腫瘤増大なし、腹水増多なし」


【2013年11月20日 16:19 主治医カルテ】

「腹満あるも下腹部全体は柔らかい
 腫瘤の可動性良い
 出血は漢方の影響か?多量ではないことから様子をみる」

 

「TA:腹水少量のみ 、腫瘤変わらず、腸嬬動良い」


【2014年1月15日 診療情報提供書 主治医→訪問医】

「骨盤腔MRI検査では多房性充実性の骨盤内腫瘍であり、正常卵巣が同定
 できないことから、また腹水も伴っており、卵巣原発悪性腫瘍の可能性
 を強く疑う結果でした。」

 

「先日腹水試験穿刺を行ったところ、やや黄色の強い漿液性の腹水を認め、
 細胞診結果は疑陽性(腺癌疑い、検鏡では卵巣原発の可能性が高いと思
 われます)でした。」



          ≪≪≪温熱療法≫≫≫



2014年3月4日横浜で、マイクロ波による温熱療法クリニックを受診、診断
(O-リング法)
で、がんではなく真菌が原因と診断される。


【2014年3月12日 15:46 主治医カルテ】

がんでないと断言できる訳ではないが、確定診断は付いていないことは
 間違いない事実である
。」


【2014年3月12日 母の日記】

 主治医の先生が、マイクロ波による温熱療法の先生は、サギ、インチキ
 と言う。


【2014年3月31日 12:12 主治医カルテ】

西洋医学的には真菌感染を強く疑うには採血上は根拠に乏しい


          ーーーーーーーーーー


一月後の2014年4月8日、横浜の温熱療法クリニックで、一転して真菌は

消えたと言われた都内のマイクロ波による温熱療法クリニックへの転院

を勧められ、4月15日に受診、診断(O-リング法)で今度はがんではなく、
結核菌が原因
と言われる。


2014年4月15日から5月17日まで都内の温熱療法クリニックマイクロ波

による温熱療法を都合7回受けたが、受けるたびにお腹が大きくなり体調が

悪くなった


《がんではなく結核菌との診断だったので、温熱療法は必要なかったはず。
 結核菌が温熱療法で消えるはずもない。》


温熱療法の診断(O-リング法)では、真菌が原因と言ったり、はたまた

 結核菌が原因と言って、がんとは関係ないような診断をしたが、それぞれ

 一月後には菌が消えたと診断された


真菌だ、結核菌だと言われて、振り回された挙句に、温熱療法でお腹が
 膨らんできて苦しくなっただけ
。骨折り損のくたびれ儲けでは済まない
 ような、大きなダメージを負ってしまった。》


《主治医がサギだ、インチキだと言ったのも分かる気がする。》


【2014年5月14日 16:33 主治医カルテ】

診察上は腫瘤の顕著な増大はなさそう
 当初よりは大きいが
 腹水増多もなし
 動きも悪くはない」

 

結核(菌)は否定的
腹満感に対してやれることはオピオイド導入か放射線治療
「適応があるかどうか、明日paliativeな放射線治療に関して放射線科医
 師にconsultする」


【2014年5月14日 他科依頼票 主治医→放射線科医師】

「悪性の疑いの状態であり、まだ悪性と確定診断が付いている訳ではござ
 いません
。腹水細胞診も疑陽性の結果でした。」

腫瘍生検は実施しておりませんあくまでも臨床的に悪性の疑いが高い
 という判断です。」


          ーーーーーーーーーー


一月後の2014年5月17日都内温熱療法クリニックで、結核菌は消えた
言われた
温熱療法7回目、逆効果しかなく、これで打ち切る。



          ≪≪≪放射線治療≫≫≫



2014年5月15日苦痛を和らげようと病院の放射線科を受診したが、

放射線照射による副作用に不安を感じ一旦保留した。夏になるといよいよ

苦痛が増してきたため、2014年8月12日から9月9日まで、最小限の放射線

照射を5回受けた


事前に放射線科の医師から、最小限の量の放射線なので、効果はあまり期
待できませんよと言われていたが、とにかくダメモトで受けることにした。


【2014年8月8日 他科依頼返信 放射線科医師→主治医】

死後剖検のこともある様で、在宅死を希望されつつも、当院での剖検も
 希望されています



          ーーーーーーーーーー


2014年8月22日頃からは、辛さも半分くらいになる。9月13日には体調も良
くなる。


【2014年9月17日 15:56 主治医カルテ】

腹部全体大分柔らかくなってきている
 腫瘍縮小あり、TAで分かるレベルの腹水貯留なし」


【2014年9月18日 母のメール】

 全ての検査が合格で腫瘍マーカーも下がっているとか。
 昨日は食べ物を細かく聞かれ、自慢げに本を見て、あらゆる良いとされ
 る食事をしていると話して来ました。


          ーーーーーーーーーー


2014年9月19日呼吸器科医師の診断で、

腹部が小さくなっている。」

と診断された。

 

2014年10月7日腹部が大幅に凹んだ



       ≪≪≪奇跡が起きた≫≫≫



2014年10月17日には、呼吸器科の医師から、

『奇跡が起きましたね』。」
「○○さん(母)、本が書けますね。」

と言われるほどに良くなった。


都内クリニックでのマイクロ波による温熱療法で悪化した体調を、

 病院の放射線治療で直したことになる。》


体調悪化と同時に腫瘍マーカー値も急増したが、放射線治療後に

 急減した。》


まったく無駄な寄り道をしたことになった。》


温熱療法で体調が悪化したことで、辛さを和らげるため、ステロイド
(デカドロン)の服用を増やしたことが、後の白内障につながったようだ

 余計なものを拾いこんでしまった。》


【2014年10月17日 母のメール】

 今回の奇跡も放射線もさることながら、次には何を食べてるか?と呼吸
 器科の医師から詳しく聞かれました。なんせ、卵巣がんのマーカーが半
 分になった
・・・ま、放射線が効いたんだろうとは思うけどね・・・。


【2014年10月22日 16:07 主治医カルテ】

「腹満++も腫瘍増大はない
 腹水少量のみ
 腸管が目立つ
 少し浮腫あり←ステロイド??」


          ーーーーーーーーーー


2014年10月22日産婦人科の主治医からも奇跡が起きたと言われた


【2014年11月26日 16:43 主治医カルテ】

「張ってはいるが腫瘍は縮小あり
 腸管が張っている
 TV:腹水なし腫瘍一部壊死を疑うエコー像あり
 腹満の訴え強いが診察上は腫瘍は縮小しており全体は柔らかい


          ーーーーーーーーーー


2014年11月26日には、産婦人科主治医から、

がんが縮小しており、がんの心配がなくなってきた。」

と言われた。


【2014年12月25日 17:20 主治医カルテ】

「腹満+も腸管ガスメイン
 腫瘍増大は明らかではなし、腹水増多なし」



      ≪≪≪白内障治療≫≫≫



【2015年1月21日 12:07 眼科研修医カルテ】

 【診療予約】
  眼科:全身検査
  予約日時:2015-01-23 09:00
  次回診察前検査:
  患者リストヘのコメント:
  医療従事者へのコメント:○○(眼科研修医)先生からの依頼

  眼科:機能検査
  予約日時:2015-01-28 14:00
  次回診察前検査:
  患者リストヘのコメント:
  医療従事者へのコメント:術前チャートお願いします。
              ○○(眼科研修医)先生からの依頼

 【診療予約】
  眼科:研修医
  予約日時:2015-02-06 13:00


【2015年1月21日 13:29 放射線科医師カルテ】

腫瘍マーカーは減っている
 腹部膨満などの症状が強い。放射性腸炎か。御本人と相談し、ビオフェ
 ルミンを内服することとした。」


【検体検査結果】
 生化学検査,血液検査,腫瘍関連 採取日時:2015-01-09
 WBC           H 129
 HGB             13.2
 PLT             26.2
 GOT(AST)        25
 GPT(ALT)        21
 LDH           H 331
 TP              6.4
 ALB             3.6
 BUN             18.4
 Creatinine      0.53
 BNP院内       H l19.1  
 CA125         H 1513.0 ↓
 CA19-9        H 601.7   ↓
 CEA           H  7.0  ↓


【2015年1月22日 14:27 眼科医師カルテ】

 【検体検査】
  入院
  採取日時:2015-01-23

 【生理検査】
  標準12誘導心電図
  検査日時:2015-01-23

 【細菌検査】
  眼脂(右)
  採取日時:2015-01-23


【2015年1月23日 9:22 標準12誘導心電図検査】



          [2015-01-23標準12誘導心電図]


【2015年1月23日 10:21 呼吸器医師カルテ】

2014/4/18と比較し著変なし(レントゲン写真)。
 右胸水は少し減った印象。」


【2015年1月28日 14:53 放射線科医師カルテ】

「9、10月は調子よかった。マーカーは下がったと言わ
 れるが、おなかは腫れてきた感じがする。
 ビオフェルミン良い気がする。」


【2015年1月28日 15:34 主治医カルテ】

「腹満軽度増大あるものの腫瘍の著明な増大はない
 腹水少量のみ、圧痛なし」


2/24(眼科入院)に病棟に会いに行くことにする


《実際、当日(2/24)病室の廊下で主治医に遭遇した際、『背後から母の
 両肩を抱える』
のを私は見た。》

《親密さのあらわれ》

 




            [2015-01-28主治医カルテ]



         ≪≪≪心房細動の兆候≫≫≫



2015年1月28日、眼科で白内障の手術の相談をした際、術前検査の
『2015-01-23標準12誘導心電図』を見た眼科の女性研修医が、

『心房細動の治療を受けなかったら、白内障の手術は行いません。』

と条件をつけた。


2015-01-23の標準12誘導心電図を見ただけで、白内障の手術に支障を

 きたすほどの心房細動と診断できるのか。》


《心房細動の治療を受けろというのは、保険診療点数稼ぎか。》

 


【2015年1月30日 母のメール】

「今回残ってる大事な右肺下に溜まっていた水(多分之で命がなくなると
 いわれていた)も減って、押し上げられていた肺が伸びて広がり、(どう
 りで呼吸が楽になり昼間は在宅酸素無しで暮らしていられます。)」

「先日もお向かいの○○さん(元師長)『これを取っちゃいたいね』と、

 膨らんだお腹を見ていたけど、どうにもならない!。」



        ≪≪≪脳梗塞の恐れ≫≫≫



【2015年2月6日 13:59 眼科研修医カルテ】

 【診療予約】
  循環器:○○医師(他科依頼・月)
  予約日時:2015-02-09 10:30


【2015年2月9日 10:37 眼科研修医カルテ】

  【他科依頼】
  循環器:○○先生への依頼


【2015年2月9日 10:37 他科依頼票 眼科研修医→循環器科医師】

 [依頼事項] 心電図異常について

 [依頼目的] 上記について御高診お願い申しあげます

 [依頼内容]
 白内障手術前の方です。術前検査で心電図異常(心房粗動と側壁心筋梗
 塞疑い)を指摘
されております。

 2013年の心電図でも側壁心筋梗塞疑いは指摘されていたようで現在胸部
 症状もありません
が、心電図異常について御高診頂けませんでしょうか。

 


【2015年2月9日 10:47 標準12誘導心電図検査結果】



          [2015-02-09標準12誘導心電図]


【2015年2月9日 13:12 循環器科医師カルテ】

 ECG異常:AF

 127/75  P82
 Ⅲ音なし no murmur

「心エコー・ホルター予約」

 【生理検査】
 「標準12誘導心電図
  検査日時 : 2015-02-09」

 【生理検査】
 「24時間ホルター心電図
  検査日時 : 2015-02-12 13:00」

 【生理検査】
 「心臓超音波
  検査日時 : 2015-02-13」

 【診療予約】
  循環器 : 医師
  予約日時 : 2015-02-23



         

            [2015-02-09循環器医師カルテ]

 



【2015年2月9日 15:53 他科依頼返信 循環器医師→眼科研修医】

 [返信内容]
 本日再検したECGは洞調律であったため発作性心房細動と思われます。
 心エコー・ホルター心電図など精査いたしす。

 


          ーーーーーーーーーー
 

 

不本意ながら2015年2月9日に、循環器科で検査、診察を受けたところ、
『2015-02-09標準12誘導心電図』を見て、

『ほって置く訳にはいかない。脳梗塞になる。』

《2015/2/19 母のメール》

と脅された。母が、

『もうそのままでいい』

と言ったのに、

脳梗塞の心配があり、ほって置く訳には行かない』

《2015/3/24 母のメール》

と言われ、心房細動治療薬を処方されることになった。


『2015-02-09の標準12誘導心電図』を見ただけで、脳梗塞の心配』

 あり、『ほって置く訳にいかない』と断言できるのか。2月12日の24時間

 ホルター心電図検査の結果は2月22日に出た。》


『結論ありきの診断』か。》


脳梗塞診断は循環器科医師の保険診療点数稼ぎか。》

 


       ≪≪≪24時間ホルター心電図≫≫≫



2015年2月12日24時間ホルター心電図装置装着。

2015年2月13日、24時間ホルター心電図装置返却。

 

【2015年2月19日 母のメール】

白内障の前検査で今度は心臓が引っかかってしまい、24時間ホルター付
 けに行ったり次の日に取り外し、やエコーなど・・・。」

『ほって置く訳には行かない由、脳梗塞になるって』、それも困るけど、

 『血をサラサラにする薬(エリキュース、抗凝固薬)は他の病気に悪い!』

 と・・・。」

終結果は23日に。24日は予定の(白内障)手術日。」

 


          [2015-02-19母のメール]

 


【2015年2月20日 11:32 呼吸器医師カルテ】

「眼科の術前検査でaf見つかり、精査中
 浮腫は弾性ストッキングも使いつつ、少しいい。
 ラシックスはほぼ毎日服用
 体重が少し増えてきた。41kg→45kg」


【2015年2月20日 母の日記】

「○○先生(呼吸器科医師)の予約外来。サンドを食べて廊下へ出たら、
『○○先生(主治医)に肩をつかまれ又奇遇』。」

《親密さの現れ》



     ≪≪≪24時間ホルター心電図結果≫≫≫



【2015年2月22日 判読レポート

 基本調律
  □洞調律  ■心房細動 □心房粗動 □心室調律
  □ペースメーカリズム  □その他
  心拍数   平均: 91拍/分 最大:158拍/分
       最小: 62拍/分
 心室性期外収縮
  □なし ■散発 □頻発
  □単源性 ■多源性
  ■連発 最大:2連発
 心室頻拍:■なし
 上室性期外収縮:■なし
 上室頻拍:■なし
 房室ブロック:■なし 
 洞房ブロック:■なし
 ポーズ:■なし
 ST変化:■なし


【2015年2月22日 判読コメント

 終日心房細動
 心拍数は最小、平均、最大、62、91、158/分
 夜間は60~80/分、日中は80~120/分で推移しやや頻脈傾向です。
 PVC:246拍/日、多源性、最大2連発(単源性)
 自覚症状の記載はありません。ポーズの出現なし。

 □正常範囲 ■要観察 □要定期観察 □要精査 □要治療 □要再検査

 以上6種類の内の「要観察」と記載


【2015年2月22日 検査レポート(生理検査)

 [超音波所見]

 *検査時Af(HR:100~120台)
 LV wall motion: LV systolic function正常。
 明らかなasynergy(-)
 Wall thickness: W.N.L.
 Chamber size: LA dilatation( 51×38mm )
 明らかな血栓認めません。
 Valves: atherosclerosis of Aov
     mild MR, TR( max PG:37mmHg )
     IVC拡張無く、呼吸性変動も保たれています。
     一〉推定PA圧: 42mmHg
 TMF: 一相性
 IVC: hot dilated

 




        [2015-02-22 24時間ホルター心電図判読]

 




               [2015-02-22 超音波所見]



        ≪≪≪循環器科医師の処方≫≫≫



【2015年2月23日 11:08 循環器科医師カルテ】

「ホルター実施時は終日AF。」

『本人と相談し抗凝固も含め投薬開始する』

 

 (抗凝固のみ眼科手術終了後から。)
 明日眼科手術→手術には支障ないと思われる。」

 【診療予約】
  循環器 : 医師
  予約日時 : 2015-03-09 9:30

 【処方】
  メインテート錠 (0.625mg)  2錠
  シベノール錠100mg     2錠 
  分2 (朝,夕)食後       02-23から14日分

 【生理検査】
  標準12誘導心電図
  次回診察前



 

           [2015-02-23循環器医師カルテ]

 

 

ホルター心電図判読レポートは、脳梗塞を起こすという2015年2月9日
 診断を裏付けるに足るほどのものなのか。》

循環器科医師の言う『相談』は、『脅迫』に近い。》

 


【2015年2月23日 14:40 循環器科医師カルテ】

 [眼科御担当医殿御侍史]

「発作性心房細動のため貴科(眼科)より御依頼いただいた患者です。」

「発作性心房細動に対して投薬治療を開始しておりますが念のため抗凝固
 療法のみ貴科(眼科)治療終了後から開始予定としております
。」

「入院中は可能であれば心電図モニター管理を御願い申し上げます。」


          ーーーーーーーーーー


2015年2月23日、発作性心房細動と診断。判読レポートでは『要観察』
あった。


《24時間ホルター心電図検査では『要観察』であったのに、『抗凝固薬』
 を服用する必要があったのか。》


循環器科医師はなぜホルター心電図の判読レポートで、『要観察』とな
 っていることを、母に知らせなかったのか。医師としての説明責任と告
 知義務に違反していないか。》


《知らせたら、脳梗塞になるという根拠が揺らいで、自身のメンツが保て
 なくなるからか。》


《母も『要観察』であったと知っていたら、安心して、処方薬服用を保留
 することもできただろうに。》


《循環器医師は、脳梗塞になるという自身の最初の診断を何としても押し
 通したかったのか。》


この医師が循環器科の担当になったことが、母の不幸の始まり

 なったと言えそうだ。》


2015年2月23日循環器科の医師からメインテートとシベノール服薬

を指示された。


2015年2月24日右目白内障手術

2015年3月3日左目白内障手術



      ≪≪≪エリキュース追加処方≫≫≫



2015年3月9日循環器科の医師からエリキュース(抗凝固薬)の服薬を指示
された。


【2015年3月9日 9:15 標準12誘導心電図検査結果】



          [2015-03-09標準12誘導心電図]

 

 

【2015年3月9日 10:15 循環器科医師カルテ】

「95/47 P63」

本日よリエリキュース追加。」

 【処方】
  メインテート錠(0.625mg)  2錠
  シベノール錠100mg     2錠
  分2 (朝,夕)食後      03-09から21日分

  エリキュース錠 (2.5mg)   2錠
  分2 (朝,夕)食後      03-09から21日分

 【生理検査】
  標準12誘導心電図
  次回診察前

 


【2015年3月9日 診療情報提供書 循環器科医師→訪問医】

「心エコーでは病的所見なく非弁膜症性心房細動と診断し、ホルターECG
 では終日心房細動であったものの外来受診時は洞調律に復調しておりま
 した。」

担癌患者であり喀血既往もあるためできるだけ洞調律維持を図るためシ
 ベノールを開始
し、『抗凝固療法の導入は慎重に検討』いたしましたが

 『虚血性脳血管障害は回避したいとの御希望』もあり、眼科術後から

 エリキュースを開始しております。」

「喀血などの際にはエリキュース休薬はやむを得ないと思います。」

 


          ーーーーーーーーーー

 


脳梗塞になると脅されれば、誰だって服薬を受け入れざるをえない。母
 が『もう結構です』と言っているのに、なかば脅迫されて服用させられ
 たのが真相。》


《この病院の医師にとって、まずは『そろばん』で、患者の『健康管理は
 二の次』
なのか。》


《この病院には処方箋のノルマがあるのか。処方箋を出すことが医師個人

 の成績評価の対象となるのか。》


          ーーーーーーーーーー


循環器科の医師は、精密検査結果は脇に置いて、眼科研修医からの治療要
請にすなおに応じた。両者共に保険点数稼ぎか。

 


【2015年3月11日 母のメール】

 私は、只でさえ通院もいい加減疲れるのに、(2月)23日もまた増えた
 循環器へ呼び出され、心臓の薬を持たされました。

 『これをほって置く訳には行かない』由。



        ≪≪≪耳の聞こえが悪くなる≫≫≫



2015年3月15日頃から急に左耳が、はれぼったい感じになり、少し聞こえ
が悪く噛んだ音が、中で響くような感じが続いた



【2015年3月24日 母のメール】

 眼科の前検査で心臓が悪いことを発見され、

『もうそのままでいい』

 と、私は言いましたが、

脳梗塞の心配があり、ほって置く訳には行かない』

 とか、またまた行く診察室がふえてしまった・・。

 



           [2015-03-24母のメール]

 



【2015年3月25日 15:29 主治医カルテ】

45-46kgで推移

腹満感の自覚は強い増大は軽度のみ
 癌性腹膜炎を疑う硬結はない


腹水少量のみ

現状変わらず、また1か月後」





           [2015-03-25主治医カルテ]

 


【2015年3月27日 9:45 呼吸器科医師カルテ】

「目の手術無事に終えた。直後はすごく良くなった気がするが、だんだん
 そうでもなくなってきた。」

左耳がおかしい。3月15日から急におかしくなった。耳鼻科にかかりた
 い。動悸もない。」


《左耳の調子が急におかしくなったのも、循環器科で処方されたメインテ
 ート、シベノール、エリキュースの副作用ではないか。他に思い当たる
 ふしなし。》


          ーーーーーーーーーー


2015年3月27日耳鼻咽喉科と歯科口腔外科で診察を受けたが原因不明

と診断された。


【2015年3月27日 他科依頼票 呼吸器科医師→耳鼻咽喉科医師】

3/15頃より、急に左耳が、はればったい感じがあり、少し聞こえが悪く
 噛んだ音が、中に響くような感じが続いている
とのこと。」


【2015年3月27日 他科依頼票 耳鼻咽喉科医師→歯科口腔外科医師】

「耳異音 顎関節症疑い
 耳異音を主訴に当科紹介されました。
 開口時にクリック音を認め、その際の異音を感じているようです。顎関
 節症の所見はありますでしょうか。」


【2015年3月27日 他科依頼票 歯科口腔外科医師→耳鼻咽喉科医師】

「左顎関節部ですが、開閉口運動も良好で、関節雑音の触知ありません。
 顎運動時に音がすると訴えているが、関節雑音を疑う所見がありませし、
 その他顎関節に明らかな異常と考える所見も確認できません。」


【2015年3月27日 他科依頼票 耳鼻咽喉科医師→呼吸器科医師】

耳内所見・聴力からは主訴との因果関係は不明でした。顎関節症に関し
 て当院歯科に見て頂きましたが可能性は低そうです。当科的に積極的に
 治療の対象となる疾患は指摘出来ませんでした
。」

 

 

                      病院の闇(2)

 


      ≪≪≪循環器科医師診療を丸投げ≫≫≫



【2015年3月30日 10:42 循環器科医師カルテ】

「BP(L) 118/67 P60」

かかりつけ訪問診療クリニック(訪問診療)へ診療情報提供書作成し患者
 さんに手渡した
。」

 【処方】
  メインテート錠(0 625mg)  2錠
  シベノール錠100mg     2錠
  分2 (朝,夕)食後      03-30から14日分

  エリキュース錠 (2.5mg)   2錠
  分2 (朝,夕)食後      03-30から14日分

 【他病院紹介 (変更)】 他病院への紹介
  循環器 → 訪問診療クリニック[紹介]
  紹介年月日:2015-03-09

 【管理指導】
  診療情報提供料 I
  指導日時:2015-03-30

 

 

 

          [2015年3月30日循環器科医師カルテ]

 

           [2015-03-30診療情報提供書]

 

 

《訪問医に情報提供すると、提供料が得られるのか。だからこの病院の医
 師は割とまめに訪問医に情報提供しているのか。》


2015年3月9日に診療情報報告書を書いているが、実際には3月30日

 に母に渡し、4月1日の訪問診療日に母が訪問医に手渡した。》


2015年3月9日にエリキュースを処方した時点で、早々と訪問医に丸投げ
 することを決めていて、次の診察日の3月30日に診療情報提供書を母に
 手渡している
。》

 

 

【2015年3月30日 FAX 母→訪問医】

 ○○先生(訪問医) 3/30 ○○(母)
 またまた、お願い事が出来てしまいました。
 今日○○(病院)予約の循環器へまいりました。
 そこで、「通院も大変だろうから、○○先生(訪問医)の方から薬を
 頂きなさい
」と、お手紙を持たされ、
 今日から先二週間分だけを貰って帰宅しました。

 次回四月一日にいらっしゃる時に、その先
 何週間分か間にあう様にお持ち頂けたら
 と思うのですが…。(毎度用を云い付ける様で恐縮…)
 書類は明後日にいらして下さった時にお手渡し
 し様と思っています。取り敢えず薬の名前を
 書いておきます。

 ①エリキュース錠 2.5mg  一回一錠朝夕食後
 ②メインテート錠 0.625mg 同上
 ③シベノール錠  100mg  同上
 でござます。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。





            [2015-03-30母のFAX]

 

 

          ーーーーーーーーーー

 

 

 

2015年3月30日になると、循環器科の医師が、病院に通って来るのも大変
でしょうからと、『今後は訪問医から同じ薬の処方を受けるよう』母に指
示。3月9日のエリキュース処方後初めての診察であったのに。


《不思議なことに、脳梗塞の恐れがある』と脅しておきながら、なぜか
 その後の経過診察を一切行おうとせず、訪問医に丸投げした
。》


《本来、心房細動や脳梗塞の診察は、初診の循環器科医師の責任で行う

 べきことで、訪問医が診察することではない。なぜ『訪問医に丸投げ』
 て、自身で経過診察をしなかったのか理解に苦しむ。なんとも無責任な
 医師
。》


検査も診断もしていないのに、循環器科の医師から突然、診察、処方を
 丸投げされたら、訪問医だって困るだろう
。》


《しかも『24時間ホルター心電図の検査結果を渡さないで、単に『処方
 薬の情報のみを伝えている
訪問医にしてみれば、診察もろくにでき
 ず、単に処方箋を出すだけになってしまう
循環器科医師による『無責
 任で異常な丸投げ行為』
といえよう。》


循環器の医師は診療の丸投げを日常的に行っているのだろうかこんな
 医師にかかったら、患者は不運この上ない
。》

 

検査と処方箋で保険診療点数を稼いだから、もはや用済み、お払い箱と
 いうことか
。》


保険診療点数稼ぎが目的で、『でっち上げ診断』して脳梗塞の恐れがあ
 ると脅したのでは
。》


循環器の服薬を始めてから、徐々にお腹が大きくなりだした


 


          ≪≪≪脈拍低下≫≫≫

 

 


【2015年4月1日 訪問医診療レポート】

循環器でのお手紙を拝見したら、発作性心房細動でしたので、やはり
 凝固療法は可能な範囲で続けた方がよい
でしょう。喀血のリスクはあり
 ますが、脳梗塞のリスクなどのためには続けましょう。」


「血痰や歯茎からの出血などがある場合はすぐに休薬しましょう。」





           [2015-4-1診療レポート]

 


循環器科医師が訪問医に渡した診療情報提供書には、24時間ホルター

 心電図の検査結果はない。だから、訪問医も自身では何も判断できず

 循環器科医師の判断を鵜呑みにするしかない。》


訪問医に診療、処方を丸投げしておきながら、ホルター心電図検査結果
 を渡さない
というのは、いい加減で無責任すぎないか。循環器科

『おっさん医師』には、ただただ呆れるばかり。》


2015年4月1日訪問医の往診で血圧104/44、脈拍41だったので、メイン

テートは朝だけ4月6日にはさらにシベノールも朝だけにして、夜は飲まない

ようにと訪問医が電話で指示してきた。


訪問クリニックの院長は循環器の医師だったので、院長が訪問医に処方
 薬の服用を半減するよう連絡させた。病院の循環器科『ボンクラ医師』
 には見えないものがクリニック院長には見えていたということか。》


【2015年4月6日 母のメール】

 今日も薬の副作用だと判った、この何ともいえぬダルさ


          ーーーーーーーーーー


2015年4月初旬体重がどんどん増加し始める


2015年4月8日に、メインテート、シベノールを朝、夕服用すると、血圧が
下がり、自宅での血圧測定で脈拍が40台になることがあったので、循環器
科を受診。処方した医師不在で、外来診療の日に再度診察を受けるよう看
護師に言われた。


体重増加はエリキュースのせいではないか。》


【2015年4月8日 8:58 看護師カルテ】

メインテートと、シベノールを朝、夕で内服すると、血圧が下がった感
じと、脈拍が60台になる。」


「上記訴えあり本日受診。
 来院時血圧122/78 P:68
 自宅の血圧計にて脈拍が40台になることがあったとのこと。
 現在は症状なし」

「現在症状なく経過。
 2/23の時点より処方内容変わりなく前回外来時と脈拍、血圧ともに変わ
 りないため、主治医の外来を提案したところそうしたいとのことで本日
 の外来はキャンセルとした。」

「○○医師(循環器医師)外来日までに症状の変化があるようであれば病
 院に連絡し、受診するよう説明した。」

「わかりました。ありがとうございます。」


【2015年4月13日 10:51 看護師カルテ】

「予約外受診
 4/8にメインテート、シベノール内服にて血圧と脈拍が下がるような症
 状にて来院したが、しばらく症状変わりないため、主治医外来日の受診
 をすすめており、本日来院。」

「4/8以降自宅での脈拍は60前後、血圧は100前後で経過している。」

「ふらつきなどの症状なし。」

「BP:120/65 P:67」

 


     ≪≪≪循環器科医師は異変認めず≫≫≫



2015年4月13日予約外で循環器科を訪れ、訪問医の診察で脈拍が40台だっ
たので、訪問医からメインテートとシベノールを減量するよう指示された
と話した。

 


【2015年4月13日 13:47 循環器科医師カルテ】

「血圧が下がってしまうような感じがする。
 かかりつけで見てもらったときに脈拍40台でメインテートを減量するよ
 うに言われた
。」

脈拍40台というのが正確に脈をカウントできていたかどうかが問題脈拍

 60台が続いているのであれば元通りの処方に戻していただいてもよろしい

 のではないでしょうか。」

 




           [2015-04-13循環器医師カルテ]





            [2015-04-13心電図]

 


          ーーーーーーーーーー

 


循環器科医師からは元通りの処方に戻すよう指導された。これが

最後の循環器科診察となった。


循環器科の医師の処方には戻さず以後も訪問医の指示に従った


《医師なら脈拍を正確にカウントできないはずはない。素人でも間違いな
 くカウントできる。この『ボンクラ医師』は何を言ってるのか。》


《脈拍が40台と通常より低くカウントされたら、医師は当然もう一度カウ
 ントし直すから、間違いないはず。》


《母が体調不良を訴え、訪問医がそれをみかねて、処方薬の減薬を指示し
 たと話しても、自らの処方を見直そうともせず、現状維持を求めるとは、
 状況変化に柔軟に対応できない『思考停止状態の愚鈍な医師』。》


処方薬服用による副作用で体調不良を訴えているのに、まったく意に介
 さずといった態度。せっかく診てもらいに来院したのに、むなしく帰宅
 することになった。》


《そもそも自身で脳梗塞の恐れがあると診断して処方したのに、診察を

 続ける意志なし。けじめを付けられない医師。》


既得権の医師免許の上にあぐらをかいて、漫然と惰性で診察する

『おっさん』か。嘆かわしい。》


『昼あんどん医師』相手では埒が明かない。》


《訪問医に丸投げしたので、もう関心がないのか。》


循環器の残りの処方薬の服用を続けた結果、腹水が溜り腹部に圧迫感

 を感じるようになったことが、主治医による腹水穿刺につながったようだ
 やりきれない思いがする。》


          ーーーーーーーーーー


2015年4月16日、介護認定員が来宅し、介護認定を受け『要支援1』(1~2)
と認定された。

 



            [2015-04-16要支援1]


2015年4月19日刻々とお腹が膨らんでくると、母は病気メモに書いてい
る。


【2015年4月22日 訪問医診療レポート】

「循環器の薬を飲んでから調子が悪かったようですね。メインテートを減
 らしても徐脈が変わらないので、シベノールも減らします。」

「ひとまず、発作性心房細動の予防のためにメインテートとシベノールは
 1錠ずつ継続しましょう。」

エリキュースで血痰が出た影響もあるので、呼吸器科医師も中止した方
 が良いと判断するかもしれません。今日の主治医と金曜日の呼吸器科

 医師にも相談して見て下さい。」




         ≪≪≪腹水抜きを検討≫≫≫



【2015年4月22日 母の日記】

 朝外廻りの掃除をする。訪問医が心電図とり。

 午後『○○さん(元師長)父上の車で、母上も乗り、○○先生(主治医)
 の診察』
に入り、心臓の薬三種(メインテート、シベノール、エリキュース)

 中止にする

 



          ーーーーーーーーーー

 



2015年4月22日主治医は、母が腹部が辛いというので、処方した循環器科
医師の承諾を得ないで、メインテート、シベノール、エリキュースすべての

服用中止を指示

 


【2015年4月22日 16:04 主治医カルテ】

「お腹苦しい
 両足も浮腫んだ
 右を下にすると痛い
 体重うなぎ登りで増えている、現在47kg

「腹水++」
「浮腫著明
 腫瘤の顕著な増大はないが腹水貯留あり
 下腹部は腫瘤のためスペースなく上腹部メインにある
『穿刺は肝臓・小腸近く、現時点での量ではリスクの方が恐い』

「腹水貯留傾向あり
 穿刺よりはまずは利尿薬内服で排出期待」

「来週火曜(4/28)眼科後に受診を
 場合によっては入院管理も検討


徐々に増悪してきている旨説明した」

 




          [2015-04-22主治医カルテ]

 

 

腫瘤の顕著な増大はない、と主治医のカルテに書かれている。つまり

   卵巣癌末期ではないということ。》

 

 

《主治医は、循環器科処方の薬3種の服用中止を指示したのに、カルテに
 はその記述がない。》


《他人である元師長が同席していたのに、記載がない》


診察でも、カルテ上も腹水抜きの話はこの日初めて出た。元師長は

 腹水抜きに話を持っていく目的で付き添ったか。》


主治医は現時点の量ではリスクの方が恐いと、腹水を抜くには量が

 少ないことを危惧している。》


《この薬が卵巣がん患者に及ぼす副作用について、肝心の循環器科

『昼あんどん』医師が、正しい情報、認識を持っていたのか疑問が残る。》


《訪問医や産婦人科の主治医が見るに見かねて、循環器科医師の処方薬の
 服用中止を決めたことについて、循環器科の医師はどう考えるのか。そ
 もそも処方する必要がないものを処方したのではないか。》



       ≪≪≪腹水抜き一時保留≫≫≫



2015年4月22日午后、これから1週間様子を見て、来週主治医が今後の

方針を決めることになったと母が話した。


ただ具体的な話をしなかったので、まさか腹水抜きをするかどうかの方針
決定とは思わなかった



この時の母は明るい展望を持ち、期待して待っているといった感じで、ど
こにも不安や心配を窺わせるような兆候は見られなかった


【2015年4月24日 9:50 呼吸器医師カルテ】

「BP109/67 P108 Spo2 96% KT36.6度
 BW42→45.9kg→44.7kg(1/9)→47kg(4/24)

「具合が悪い。内出血や血痰が出る
 心臓の薬が影響?脈が40くらい
 循環器の薬は全部やめることにした腹水があるので、いずれ穿刺

 の予定?。」


          ーーーーーーーーーー


2015年4月24日呼吸器科の医師の指示で、血液検査を受けた


【2015年4月25日 母の病気メモ】

 日毎にお腹が膨らんでいく



      ≫≫≫腹水抜きの注意点≪≪≪



自ら開発した『KM-CARTを使った腹水治療で5年足らずで4000例(2016年

8月まで)』におよぶ実績があり、この分野の第一人者と目されている都内

豊島区の要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐医師による解説記事類

から引用。


『腹水を抜いてただ廃棄』するだけでは、『体力維持に必須のアルブミン

(栄養分)』グロブリン(免疫関連物質)』等のタンパク質も腹水と一緒

に抜き取られてしまうため、『急速に患者の体力が低下』して『全身状態が

悪化』し、さらに腹水が溜まりやすくなるという悪循環を招き、『死期を早める

だけ』なので、腹水を抜いてただ捨ててはいけないというのが現代医療の

常識である。


がん性腹水の中には、『がん細胞や炎症成分』と同時に『血管内の水分

バランスを保つアルブミン『免疫で重要な役割を担うグロブリンなどが

大量に含まれているため、腹水を抜くと『栄養状態だけでなく免疫機能が

急激に低下』し、特に『終末期では死を早める』ことさえあります。


『ドレナージを繰り返す』ことで血漿蛋白濃度が低下して『急速に体力が

低下』全身状態が悪化し、さらに『腹水が溜まりやすくなる』という悪

循環を招く。


腹水が『1~2リットルと少ない状態での腹水穿刺は危険』で、『腹部膨満

感の緩和効果も乏しい』ため、ほとんどの医師は実施をためらう。


こうしたことから、『がん性腹水を抜くと体が弱って死期を早める』とい

われ、腹水の治療は敬遠されるようになりました。


松崎佳祐医師が考案した『KM-CART法』を用いて、抜き取った『腹水を濾

過、濃縮後に点滴で体内に戻せば『全量を抜き取っても患者の体力は

低下せず』『死期を早めることもない』



        ≪≪≪主治医腹水抜き決断≫≫≫



【2015年4月27日 母のメール】

 この関取みたいに大きく膨らんだお腹、『水が溜まってきてる』とか。

 先週(4/22)

 『これから一週間利尿剤を使って引かぬようなら、入院して水を抜く』

 と言う治療に入るかも・・・と。

 明日、先生のご判断で決まると思います。・・・。何しろこの苦しさ、

 辛さ、我慢の限界!

 『どうでもいいから楽にして』

 と云うのが本音の毎日なのです。

 



【2015年4月28日 母の日記】

『予約の○○先生(主治医)、○○さん(元師長)が付いて行って下さる。』
 5月7日に水抜きのために入院と決まる

 


《母は、『腹水をただの水』としか認識していない。》


何が目的で元師長は4月22日に続いて、再び診察に付き添ったのか。》

 


【2015年4月28日 16:54 主治医カルテ】

「やっぱり苦しい
 体重48kg

「腹水++」

腹水穿刺へ、個室希望あり
 GW明けに9A入院で」

【検体検査結果】採取日時:2015-04-24
【免疫血清検査Ⅰ,Ⅱ、核医学検査】

 WBC              H 9700
 HGB                11.9
 PLT                33.9
 GOT(AST)           28
 GPT(ALT)           14
 TP               L 5.9
 ALB              L 3.3
 BUN                16.3
 Creatinlne         0.57
 CRP              H 1.7
 BNP院内          H 155.0
 CA125            H 1762.0
 CA19-9           H 344.3
 CEA              H 6.9

【他病院紹介】 他病院への紹介
 産婦人 → 訪問医療クリニック[紹介]
 紹介年月日:2015-04-28

 



       

           [2015-04-28主治医カルテ]


          ーーーーーーーーーー


《他人である元師長が同席していたのに記載がない》


《元師長が同席していなければ、腹水抜きに進まず、その後の展開は大き
 く異なったものになっていたはず》


腹水抜きについて家族には一切説明なく、同意書も求められなかった。》


腹水量がさほど多くもない(1700ml)のに、なぜ無理して腹水抜きを決
 めたのか。腹水抜きをするレベルの量ではないはず
。》


腹水抜きをしたことが、以後の体調悪化の決定的要因となった。主治医
 による重大な判断ミス
である
。》



       ≪≪≪血液検査結果問題なし≫≫≫



2015年4月28日、母は主治医から

『4/24採血の血液検査は、腫瘍マーカー類は横ばいないしは下がっており、
 血液検査の結果も申し分ない。』


との説明を受けた。

《つまり卵巣癌については少なくとも悪化はしていないという診断。それ
 なのに2015年5月18日退院サマリーの診断では、なぜ一気に卵巣癌末
 期に飛んでしまう
のか。不可解千万。無理して卵巣癌にこじつけている
 だけでは。》


主治医から、お腹を楽にするため腹水を抜くことを勧められ、連休明けの
5月7日に入院して腹水を抜くことに決める

 




          [2015-04-28血液検査結果]





           [2015-04-28腫瘍サイズと腹水量]




            [2015-04-28腫瘍マーカー図]





       

            [2015-04-28腫瘍マーカー値]


《腫瘍サイズと腹水量は主治医のカルテから読み取ったもの。》


2014年6月前から腫瘍マーカーが急上昇しているのは、2014年4月15日
 ら5月17日まで、都内クリニックでマイクロ波による温熱療法を計7回受
 けた影響
と考えられる。》


《温熱療法による体調不良で2014年5月15日に病院の放射線科を受診した
 が、後遺症が心配で一旦保留とした。》


2014年8月12日から9月9日まで計5回、病院で最小限の放射線治療を受け

 たことで、2014年8、9月以降腫瘍マーカーが急降下。》



        ≪≪≪腹水抜き実施へ≫≫≫



【2015年4月28日 診療情報提供書 主治医→訪問医】

腫瘍増大・腹水貯留による腹満感の増悪があり、
 ゴールデンウィーク明けの5/7に婦人科入院のうえ、腹水穿刺の予定と
 させていただきました。」

『今後は腹水穿刺を繰り返す』ことと、利尿剤内服にて腹水のコントロ
 ールを図つていこうと考えております。」

 

            [2015-04-28 診療情報提供書]

 

 


腹水抜きを必要とするするほどの量ではないはず。》


ひとたび廃棄するだけの腹水穿刺を始めると、以後腹水穿刺を繰り返す
 悪循環に陥り
、次第に体力が低下して衰弱が進んでいく可能性が高い。》


《にもかかわらず、主治医はいかなる成算があって、ただ廃棄するだけの
 腹水穿刺の実施を決断したのか
、まったくもって理解不能腹水穿刺に
 ついての十分な知識、情報を持ち合わせていたのか
疑問。無知、未熟さ

 のなせるわざか。》


腹水量が多くもないのに腹水穿刺し、さらに腹水穿刺を繰り返すという
 ことは、緩やかに死に至らしめる計画を立てたということか。

『ジキル博士』は姿を消し、『ハイド氏』に変身の恐ろしい思考。》

 

腹水抜きを始める前からこのような無謀な計画を立てていたとは、まさに

 明確な意志をもって母の体力を弱らせ、死に追いやることを意図していた

 と考えざるをえない。》

 

主治医は腹水抜きについて、母に一体どのように説明し納得させていた

 のか。》

 

これほど重大な事を患者、家族に説明もしないで、腹水抜きするのは
『説明責任と告知義務をないがしろ』にした、極めて非常識、無責任な対
 応
で、『医師としての職業倫理に反する重大な背信行為』ではないか。》


訪問医は主治医から今後は腹水穿刺を繰り返すとの予告を受けてい

 ながら以後亡くなるまで事の重大さについて十分な注意喚起、説明、

 指導もせず、ただ流れに任せていただけ。》

訪問医にも医師としての説明責任、告知義務はあるはず。積極的な説明、
 告知はなかった。》


2015年4月28日病院から戻ってきた母は意気揚揚としていて、これでや
っと楽になれる思っていたようで
放射線治療白内障手術の時とは違っ
『一抹の不安も感じていない様子』だった。


どうやら私のまったくあずかり知らぬところで、減薬と並行して腹水を抜く

話が進められていたようだ。私が知ったのは、5月の連休明けの7日、8日に

腹水抜きを実施する手続きが済んだ後の4月28日午后である。


話を聞かされ、とっさになんとかして止められないかと考えたが、母には
不安な様子がまったく見られず、むしろ腹水抜きに希望を託しているよう

だったので、あきらめるしかなかった。


すでに退職していた、この病院の産婦人科の元師長が、近所に住んでいて、
これまでも肺病や卵巣がんについて母は相談にのってもらっていた。


2015年4月中旬頃から元師長宅で、腹水について相談するなかで、腹水を
抜く方向に話が進んでいった
ようだ。


主治医が腹水抜きを決める前に母は元師長から、腹水抜きのメリットに

ついて既に聞かされていたようで安全で心配はなく、楽になる方法だと

思い込まされていたようだ


元師長は大病院の看護部長まで務めた経歴の持ち主であるからこそ、

母も信頼しきっていたのに。残念。



     ≪≪≪服薬中止で体調上向く≫≫≫



【2015年5月1日 母のメール】

(4月)28日に私が病院へ行ったところ、

『お腹にたまって苦しい水を抜く為に入院せよ。3日からから7日間ぐらい
 の予定』


 と言われ、仕方なくなく、7日に入院することになりました。


          ーーーーーーーーーー


2015年5月1日循環器科の服薬を中止したことで食欲が元に戻る


2015年5月4日頃には体もだいぶ楽になり家事も問題なくこなしていた



      ≪≪≪腹水抜き決断の内幕≫≫≫



主治医が腹水抜き実施を決める際、私に代って初めて元師長が4月22日、
28日と2週続けて病院に付き添い
、主治医に直接要請したようだ。


主治医は当初、『腹水抜きには否定的で、『現時点での(腹水の)量で
は、リスクの方が恐い』
とカルテに書いている。しかし次週の診察では元
師長に押し切られたのか、腹水抜きの実施を決めた



実施するかどうかの結論を、次週に持ち越すことで、主治医は元師長を除
いて、母と二人で決めようとしたのでは。


ところが、元師長は腹水抜きによほど強いこだわりがあったのか、当初付
き添いは初回(4月22日)だけのはず
だったのに、主治医が結論を先延ば
しにすると
次週(4月28日)も付き添いますと母に申し出た。


腹水抜きについて主治医からは私に何の説明もなく、同意書の提出も

求められなかった


入院の際は私が付き添って行ったが、元師長も病院で合流した。都合3度
目で元師長最後の付き添いである。やはり腹水抜きに相当のこだわりがあ
ったようだ。


《母の死の一年後の2016年5月になって、母の日記を読み返すなかで、
 師長が腹水抜きに、主導的に関わっていた
ことを知って驚いた。》



        ≪≪≪腹水抜き初日≫≫≫



2015年5月7日、8日の腹水抜きは主治医の指導のもと、研修医が実施
『研修医は精神疾患を発症』して、抑うつ状態で注意力が減退』した状
態であった。

《2017年8月10日東京新聞記事より》


【2015年5月6日 18:29 主治医カルテ】

「入院後腹水穿刺予定
 1000ml程度目標
 点滴はなしの予定」


          ーーーーーーーーーー


2015年5月7日朝、個室の病室で待機していると、研修医がノックもしない
で、エコー装置を手押ししながら無言で入ってきて、母のベッドを挟んで
向かいに立つなり


『今からここで処置をするんですよ。終わったら呼びますから。』

興奮した口調で怒ったように言うので慌てて退室。どう見ても『正常な
精神状態とは思えない態度、言動』


礼節をわきまえず、挨拶もまともにできないような社会性に欠けた男かと
不快に思った
が、後になって精神疾患を発症して抑うつ状態にあったと知
り納得


このあと主治医も加わって、病室内で腹水抜きを実施

 


【2015年5月7日 11:15 主治医カルテ】

「右季肋部3cm下より腹水穿刺実施 主治医/研修医/他
 キシロカイン局麻下に16Gロングサーフロにて穿刺
 腹水淡黄色」

1000mL目標にドレナージ
 バイタル問題なければ点滴なしで飲水励行を
 1000mLで終了したらセルプロックに提出予定」


【2015年5月7日 11:35 研修医カルテ】

経腹エコーガイド下に左側腹部より腹水穿刺施行」


          ーーーーーーーーーー


【2015年5月7日 13:13 研修医カルテ】

腹水1000ml抜去

「カテ抜去し腹水はセルブロックヘ提出。」


          ーーーーーーーーーー


【2015年5月7日 17:40 看護師カルテ】

「右側腹部に16Gロングサーフロー穿刺し、
 1時間かけて1200ml黄褐色の腹水排液あり。」


          ーーーーーーーーーー

 


【2015年5月7日 20:50 主治医カルテ】

「特に問題なく腹水穿刺終了
 明日も1000mLドレナージしたい

 


      ーーーーーーーーーー



【2015年5月7日 21:47 主治医カルテ】

「穿刺部軽度腫脹あるが明らかな血腫はなし
 皮下に滲出+か」

「腹満わずかだが軽減あるも依然腹満強い
 明日も再度ドレナージ



【2015年5月7日 母の日記】

 夜に○○先生(主治医)30分くらい(病室に)現れる

 

              病院の闇(3)

 


        ≪≪≪腹水抜き2日目≫≫≫



【2015年5月8日 9:00 主治医カルテ】

「昨日の穿刺部より2cm下方より腹水穿刺実施
 主治医/研修医」


「腹水性状淡黄色で変わらず」


1000mL目標にドレナージ
 抜針後はしっかりとガ一ゼで圧迫固定を」

 


          ーーーーーーーーーー

 



【2015年5月8日 9:24 研修医カルテ】

TAUS下に18Gにて腹水穿刺施行 流出良好


1000ml抜去目標


          ーーーーーーーーーー

 


【2015年5月8日 10:16 研修医カルテ】

腹水700mlで流出止まつた
 向きや深さを変えたり、シリンジで陰圧かけるも引けず。」

腹水穿刺終了とした。」

 




            [2015-05-08研修医カルテ]

 


          ーーーーーーーーーー

 


【2015年5月8日 16:37 看護師カルテ】

9:00 腹腔穿刺実施。
 バイタルサイン:オーバービュー参照
 18Gロングサーフローにて右腹部穿刺
 淡黄色腹水流出あり気分不良訴えなし」


9:30 BP90/54まで低下あるが、
 頭部軽度ギャッジアップしたほうが楽とのことで様子みる。」


9:45 腹水流出ストップしたためDr報告(排液700ml)
 BP 99/55 気分不良なし 呼吸苦なし」


10:15 Dr研修医にて刺入部角度変更し、
 シリンジで陰圧かけるが腹水流出なし

 抜針しガーゼ保護、エラテックスにて圧迫固定する。
 7日の穿刺部軽度発赤・腫脹あり。」


「血圧低下なく経過。2日でtotal 1700ml腹水排液しているため飲水励行
 し、血圧変動注意していく。」

 




           [2015-05-08看護師カルテ]

 

          ーーーーーーーーーー



《流出が止まったと看護師から連絡を受けても、現れたのは連絡の30分後
 である。》


7日に1000ml8日に700ml合計1700ml全量抜いた

 


【2015年5月8日 母の日記】

 二日目午前中早くから水抜きにかかるが700ccで出なくなる。
 ○○、○○様、見舞いに来て下さる。

 『一番入ってほしくない路線に入ってしまった』由。

 『22時から45分ぐらい○○先生(主治医)来室。』


 ○○先生(呼吸器医師)も午前中早くから来室して下さる。





     [2015-05-08母の日記]

 


【2015年5月9日 10:29 看護師カルテ】

「独歩にて軽快退院される。」

 



        ≪≪≪腹水抜きの疑問点≫≫≫



要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐医師は記事のなかで、腹水が
 1700ml程度と少ない状態での腹水穿刺は危険で、腹部膨満感の緩和

 効果も乏しく、かえってその後腹水抜きを繰り返すことになって、死期を

 早めることになると述べている。》


精神疾患に伴う抑うつ状態にあって、注意力が減退していた研修医に、
 実際の施行を任せきりにしたため、研修医が700mlで自然流出が止まっ
 た腹水を、主治医に与えられた1000mlの目標目指してさらに引き抜こ

 うとした。》


最初から腹水量がさほど多くないと分かっていながら初日に1000ml

 抜いた後、主治医は『エコーで残りの腹水量の確認もしない』で、翌日

 も漫然と1000ml抜くという極めて『無謀で杜撰な目標設定』をしたため、
『腹水が全量流出』してしまうことになった。》


《本来、腹水を全部抜き取ってはいけないのだから、流出が止まったと分
 かった段階で、まともな医者であればとにかく止めなければならないは
 ず
。》


《流出が止まって『腹部に空洞が無くなっている』のに(腹水穿刺針"18G"
 の)
『向きや深さを変え』たり、シリンジ(注射器の筒)『陰圧をかけて』

 遮二無二に吸引しようとしている。》


《こうした常軌を逸した無謀な行為が、どういう結果を招くかということ
 について
研修医自身はまったく想像力を欠いていたようだ。》


《その結果、主治医が4月22日に危惧していた、腹水穿刺針に近い『肝臓・
 小腸に損傷を与えた』
可能性も否定できない。》


研修医のやったことは、ガキのいたずらレベルで、とてもまともな医療
 行為とはいえまい
精神疾患を患っていたとはいえ、あまりにお粗末で
 ある。》


精神疾患を患っているような研修医を医療行為に従事させるとは、この
 病院の管理体制は一体どうなっているのか
。》


《そもそも腹水を抜かなければならない緊急性、切迫さもない状況下で、
 1700mlと僅かしかない腹水を抜こうしたことが、取り返しのつかない事
 態を招く結果となった。》


主治医による不適切で杜撰な目標設定で、腹水が全量流出してしまった
 上に、研修医が腹水流出後に穿刺針を無造作に出し入れしたことで、

 臓に損傷を与えた可能性が高く、これら二つの重大な事象が重なった
 とで、その後母は急速に衰弱して死亡した。》

 

 

主治医が必要のない腹水穿刺を決断し、不適切な穿刺目標設定をしなけ

 れば研修医も自殺することはなかった母も死ぬことはなかった。》

 

 

腹水抜き全体を監督し、研修医に指示、指導する立場にあった主治医の

 責任は極めて重い。》

 

主治医の背後には影の主役がいて、腹水穿刺に誘導したようだが、当事者

 以外にはその姿は見えない。》

 



          ≪≪≪腹水全量抜き≫≫≫



腹水には『栄養分』『免疫成分』が豊富に含まれており、病人の体から
腹水を大量に抜き取って廃棄すれば、急速に衰弱が進むという記事を、私
は母が亡くなる6日前(2015年6月16日)になって、ネット検索で初めて見
たが当時、時間的、精神的にゆとりがなく、十分に咀嚼、吸収できていな
かった。


予め主治医から、腹水抜きについて詳しい説明を受けていたならと考える
と、まことに『無念極まりない』ものがある。


家族は私であって、元師長は母と親しいとはいえ、しょせん他人。元師長
にどんな思惑があったのか。


腹水抜きのプラス、マイナス面について、元師長や主治医は、母にいかな
る説明をして説得したのか



母はそもそも『腹水とは単にお腹に溜まった水』で、『抜けば楽になる』
程度の認識しか持っていなかった。

 



        ≪≪≪主治医との会話≫≫≫



腹水を抜き終わった夜、9時の消灯時間を過ぎた10時頃に主治医が

病室にあらわれ


『(腹水を全部とるのはまずいと言っていたのに、)結局全部抜くことに
 なってしまいました。』


《5/13 診療レポート》


『一番入ってほしくない路線に入ってしまった。』

《5/8 母の日記、5/10 母のメール》


『これからどんどんイタチごっこになる。』

《5/10 母のメール》


と母に言った。

 


《主治医は腹水を『全部とるのはまずい』と言っておきながら、『結局全部

 抜いてしまった』ことで、今後体にどういう変化が現れ、どのような経過

 を辿っていきそうかについて、まったく説明していない。》


《これで医師としての説明責任、告知義務を果たしたといえるのか。》


主治医の言ったことが、何を意味するのか母は理解しておらず、それ以上

の説明を求めることもなく、45分ほど雑談した。


そもそも、こういった重大な話は、家族同席の場でするものであろう


夜も遅い時間になったので主治医が退室する際に、

『今日は病院に泊まりですか?。いいえ帰ります。』
『では車で帰るのですか?。いいえ電車です。』
『住まいはどちらなんですか?。○○です。』

『○○では生活に不便でしょうに、何でまた○○なんかにお住まいなんで
 すか?。また(研修を受けた)大学病院に呼び戻されるかもしれない

 と思って。』

といった内容の話をしたと、退院後に母から聞いた。


腹水全部抜きについて、母は私に何も話さなかったので、母も事の重大さ
を認識していなかったと思われる



主治医の帰宅を気遣ったのんびりとした会話の内容からは、母が深刻な状
況に直面していて、予断を許さない事態に陥っているといった緊迫感は伝

わってこない

 

 


      ≪≪≪腹水抜き後の体調≫≫≫



【2015年5月9日 母の日記】

 九時三七分帰宅。すぐ二時間も眠る。
 水抜きをした後からずっと膨らんで来るお腹・・・。


【2015年5月9日 母の病気メモ】

 帰宅、前よりもっと膨らんで来るお腹
 むくみが去らない

 

腹水抜きの時の内臓損傷が原因ではないか。》

 

 

          ーーーーーーーーーー

 


2015年5月9日腹水を抜いて、こんどは別のところが痛くなってきて、お
腹が前より膨らんだ
と母が言いだした。これ以降、腹部は徐々に膨らんで
いった。

体重もうなぎ登りとなった。》

 

【2015年5月10日 母のメール】

 今回要するに、先生曰く、

 『入りたくない路線に入って来てしまった。』

 ということで、

 『これからどんどんいたちごっこになる。』

 予定と決定。知っていたけどね、お腹はへっこむどころか反って膨らん
 でくる
・・・感じ
。さりとて取らなきゃ苦しいし・・・と。

 




          [2015-05-10母のメール]

 


【2015年5月11日 母の病気メモ】

 二段に分れた様な感じのお腹



          ≪≪≪結膜下出血≫≫≫



2015年5月13日朝起きたら、両目が充血していたので、病院の眼科を予約
外で受診
結膜下出血と診断

 

【2015年5月13日 訪問医診療レポート】

 5/7より入院して胸水を抜くこととなる。

『全部とるのはまずいと言っていたのに、結局全部抜くことになってしま
 いました。』


 体重は減っていません。
 
むしろ増えています
 ↓
 ↓
 腹水をだいぶ抜きましたので、体力も落ちています。思ったよりたくさ
 ん抜きましたが、今後また貯まってくるとは思います





          [2015-05-13診療レポート]

 


          ーーーーーーーーーー

 


訪問医は腹水を全部抜かれたと聞いて深刻な事態になったと考えたは
 ず
なのに、状況の説明、適切な助言、処置を怠っている。》


《もっとも腹水を全部抜いてしまったら、もう手の施しようがないと考え、
 触らぬ神に祟りなしで、ダンマリを決め込んだのか
。》


《これで医師としての説明責任、告知義務をしっかりと果たしたと言える
 のか。》

 

 

     ≪≪≪体水分率80%に急上昇≫≫≫



2015年5月13日夜、両目の充血と歩調を合わせるようにタニタ体重計の
体水分率
のデータに異変が現れ始め、普段は50%程度なのが、急に80%

あたりまで急上昇

 




           [2015-05-13体水分率]

 


【2015年5月14日 母のメール】

 入院してから、一週間になります。予定通り9日に帰宅しておりました。
 あの夜に先生からのお話では、早い話が

『入って欲しくない路線に入ってきてしまった』由。

 水を抜いても反って膨らんできたお腹あの日の苦しさはなくなった

 ものの、違う苦しさが出て来て、さーてどうしたものか、ですが。

 その上、おまけに昨日は左眼が真っ赤になり手術後どうも薬があわ

 ない様な気がしていましたが又眼科に飛び入り・・・。これは「治る!結膜
 炎」と薬を変えて頂き帰宅。

 

腹水抜きの時の内臓損傷が原因ではないか。》

 

 



          [2015-05-14母のメール]

 


【2015年5月15日 母のメール】

 足が凄く浮腫んで立ち居振る舞いが以前より、もっと「よっこらしょ!・
 ・・」と。何処までこうやって苦しんで生きてるのか・・・。20日の予
 約日まで待てるかどうか・・・?。パンパンに張ったお腹が苦しくこの
 頃は痛みも加わって
・・・。


【2015年5月18日 母のメール】

 この頃とてつもなく体調が悪く7、8、9、と入院して腹水を取りまし
 たが、帰宅する前から、他の按配がもっと悪くなり
20日に予約ですが
 次はどうなりますか・・・?。


 もういい加減止めて欲しい、もうどうでもいいや・・・!一杯頑張った!
 、という気分です。


 足の浮腫みがひどく像(象)の足、よたよたと歩くのも大変です。


 兎も角、刻一刻膨らんでくるお腹が、もう苦しくて早く終りにしたい、
 というのが今の本音!。

 

 

腹水抜きの時の内臓損傷が原因ではないか。》

 

 

              ーーーーーーーーーー



母も私も、残念ながらこの時点でまだ腹水全量抜きが原因で体調が

 悪化したとは気づいていない内臓損傷の可能性も否定できない。》


主治医も訪問医も当然のことながら、状況をよく理解していたはずなの
 に
ちゃんとした説明をしていない。》

 



         ≪≪≪突然の余命宣告≫≫≫



【2015年5月18日 退院サマリー】

 診断:
  (主病名) 卵巣癌末期
  (主病名) 腹水貯留
  (合併症病名)気管支拡張症

 




             [2015-05-18退院サマリー]

 


2015年5月18日退院サマリーで、突如として『卵巣癌末期』と診断。
 なにを根拠に卵巣癌末期と診断したのかお手軽診断というよりは、た
 だの『でっち上げ診断』では。》


医師としての倫理規範に反する悪質な禁じ手である『でっち上げ』だと
 したら、医師生命に関わる重大な背信行為となりうる。嘆かわしい。》


これまで一度たりとも、カルテに末期という記述はない腹水を全量抜
 いてしまったうえに、内臓を損傷した可能性もあることから、死期も近い

 と考え卵巣癌Ⅲ期から末期へ急遽『前倒しで二階級特進としたか。

 なんと『姑息な帳尻合わせ』。》


《退院サマリー医師名には、筆頭医師(医長ではない)の下に当事者の主
 治医と研修医名が記されている。》

 


【2015年5月20日 15:33 主治医カルテ】

「退院後初回
 卵巣腫癌 :adenocarcinoma」


「腹水貯留→5/7-8ドレナージ→セルブロックにて
 adenocarcinoma
 苦しい、どんどんお腹大きくなってきている」

腹満憎悪著明++
 50kg

在宅希望あり、今日は帰宅とするが『今後近いうちに再度腹水穿刺必要

となる可能性高い』。」

苦しくなれば連絡を→そしたら入院穿刺ドレナージ

「厳しい旨、予後が月単位であること、夏はこせない可能性があることは
 説明した」

 

 



       

             [2015-05-20主治医カルテ]

 


          ーーーーーーーーーー

 


訪問医院長が翌月6/18に、

 『今そんなこと(腹水抜き)したら死んでしまうよ。』


 と言っているように、腹水を全部抜き取ってしまった上に再度腹水穿
 刺必要
とは、主治医は母を死なせるつもりか
。なんと恐ろしい。という
 より、何も分かっていないのではないか分かっていないからこそ、こ
 ういう無謀なことができるのでは
。》


【2015年5月20日 18:11 主治医カルテ】

「腹水貯留+++」
「腹満強く入院希望あれば入院でお願いします」

 【他病院紹介】 他病院への紹介
  産婦人 → 訪問診療クリニック[紹介]
  紹介年月日:2015-05-20

 


【2015年5月20日 診療情報提供書 主治医→訪問医】

「2日に分け、計1700mLをドレナージしました。セルブロック標本を作成
 しましたところ、卵巣漿液性腺癌の可能性が最も高い結果でした。」

「5/20に当院婦人科外来を受診されましたが、腹部膨満感は更なる増悪

 傾向を認めてきておりかなり病勢が進行してきている状況です。」

今後月単位での進行が予想されると思われます。」

 

腹部膨満感の憎悪は、腹水全量抜きと、内臓損傷による可能性が

 高いのではないか。》

病勢が進行しているのは、卵巣漿液性腺癌のせいではないはず。それと
 なく卵巣癌に導こうとしている。主治医得意のあいまいな記述で、巧妙
 に真実を隠蔽
。》

 


       ≪≪≪病理組織診断報告書≫≫≫



【2015年5月20日 病理検査レポート(組織診)】
《病理組織診断報告書》

 病理診断: (Ascites, other extractions,)
             Adenocarcinoma, see descritions!

 【所見】
  摘出された検体は腹水セルブロックです。

  組織学的にはクロマチンが増量し腫大した核、明瞭な核小体を有する
  細胞が小型の乳頭状様小集塊又は孤立性に多数認められます。これら
  の細胞は

   CK-AE1/AE3(+), CK-7(+), CK-20(-), PAX-8(+),
   ER(+), PgR(+,rare),WT-1(+,rare), FOXA1(-),
   CDX-2(-), GATA-3(-),TTF-1(+,focal),
   napsin A(+,rare), SP-A(-), CA125(+), P53(+),
   calretinin(-)


  の形態を示しています。低分化の腺癌です。卵巣の漿液腺腫瘍の可能
  性
が示唆されるものの、部分的にTTF-1が陽性を示すため、肺や甲状
  腺の検索が望まれます





        [2015-05-20病理組織診断報告書]

 


          ーーーーーーーーーー

 


《この病理組織診断報告書主治医は、卵巣がん末期と診断できるのか。
 解剖が必要ないと言えるほど『医学的に既に診断がついている』と言
 えるのか。》


【2015年5月20日 母のメール】

 7,8,9と苦しくて腹水を抜く為に入院していました。が、いたちごっ
 この始まり。

 『一番入って欲しくない路線に入ってしまった』と。

 今日の話では今後、月単位で6月か7月で人生の終焉を迎えるようになる
 とか・・。

 元々体が丈夫なので、すんなりとは終わらせてくれない、暫く苦しみそ
 うです。

 

 

        ≪≪≪不可解な余命宣告≫≫≫



2015年5月20日腹水抜き後初めての診察で、主治医は素人にはチンプン
カンプンな専門用語で書かれた、腹水の病理組織診断報告書を淡々と読み
上げた



そのままパソコン画面を見ながら、表情を変えることなく事務的に

『ぶっちゃけて言うと、この夏は越せない、余命は後3カ月です。』

と、いきなり宣告。


余命宣告をするのに、こんな乱暴な言い方あるか。》


余命宣告は当初母一人に行われたが、『びっくりした』母が待合室に出て
きて
『大変なことになった』から『一緒に話を聞いて』と、私を診察室に招
き入れ、再び宣告を受けた



母の驚き方からも自身が余命宣告を受けるような重篤な健康状態にあ
るとは思ってもいなかった
だろうし、主治医からもそうした説明を一度も聞い

ていなかったことが分かる


通常、余命宣告をする時は、家族付き添いで診察を受けるよう、前もって
伝えるのではないか



これまで一度たりとも『余命の話は無く』『ClassⅢのまま推移』して
いたので、のんびり構えていたが、あまりに『突然の余命宣告』に何が起
きたのかよく理解できず、ただ茫然と聞いていただけだった。


2015年4月28日腫瘍マーカーは横這いないしは下がっていて血液検査
結果も問題なしと主治医に診断された
。つまり卵巣癌は少なくとも悪くは
なってない
ということ。


2015年5月7、8両日腹水の全量抜きを経て僅か22日後の5月20日突然
の余命3カ月宣告



主治医の診断内容の落差の激しさに、まったく聞き返す言葉がなかった。


2015年5月20日の余命宣告に先立つ5月18日退院サマリーで、卵巣癌末期
と診断されているようだが、カルテ上に記録されているだけで、患者、家族には

知らされていない。退院サマリーはただの『アリバイ作り』だったのか。


余命宣告の際も、卵巣癌末期で余命3カ月とは言っていない原因が卵巣
癌という言葉もなかった



余命宣告というのは通常、2年、1年、半年と短くなっていくものなのに、
事前に何の予告もなく、いきなり余命3カ月というのは、不都合な事態に
遭遇した主治医が隠蔽を目的に
、思い付きで『出まかせ宣告』した『イン
チキ診断』
ではないか。


いままで親身になって2年間も診察してきたのにあまりにそっけなく、

まるで人が変わったかのように、冷淡な余命宣告となったのは、主治医の

心の内になにか『後ろめたいもの』があったからか。


腹水の病理組織診断報告書を幾度も読み返したが、どこにも余命3カ月と
読み取れるところはなかった。


そもそも余命にかかわることなどまったく書かれていない。はたして腹水
検査から余命の予測が可能なのか。


この時点までの主治医のすべてのカルテからも、余命3カ月宣告の根拠

となるような記載を見つけることはできない


余命3カ月というのは、腹水を全量抜いてしまった時に予想される余命を、
主治医が勝手に余裕を見て多めに見積もったもの
か。


読んで聞かせたところで理解できないような、専門用語が羅列された病理
組織診断報告書をわざわざ読み上げた
のは、もっともらしい理由づけと

して、余命宣告に利用するためだったのか。単なる『目くらまし』か。


ただ余命宣告を受けた後も、余命宣告以上に生きる人は多く、そんなもの
当てにならないと、私は自分に言い聞かせ、まだまだ大丈夫と努めて考え
ていた。



新潟大学名誉教授、故安保徹先生の著書より】

『余命宣告とはそもそも抗がん剤治療に伴うもので、抗がん剤治療も受け
 ていない患者に余命宣告などあり得ないのではないか。』




        ≪≪≪麻薬使用開始≫≫≫



2015年5月20日の時点で、母は掃除も洗濯も自分でやっていた。


【2015年5月23日 訪問医院長診療レポート】

「足の浮腫はすごいです。」


お腹の張りが辛いですね。食事も摂れているので腹水を抜くよりは張り
 薬(フェントステープ)を貼って症状を取るようにしましょう。」


          ーーーーーーーーーー


2015年5月23日には訪問医院長が初めて往診に来て『痛み止め』です

とだけ言ってフェントステープ1mgの処方箋を置いていったが、薬局で購入
する際、これは『麻薬』ですから患者以外は、絶対に手に触れないようにと、

厳重に注意された。


《麻薬を処方するのに、医師は麻薬の処方について何も説明しなくてよい

 のか。》


腹水全量抜きに伴う体調悪化であると、分かっていたはずなのに、

 まったく説明しようとしない。》


2015年5月24日フェントステープで母の体調が一転して良くなる


【2015年5月25日 訪問医院長診療レポート】

「張り薬の効果があって良かったです。お腹の張りは感じなくなっている
 のでこのまま様子を見させてください。あしの浮腫も変わらないような
 ので利尿剤は同じで様子を見させてください。薬の副作用も出ていませ
 んのでこのまま様子を見ます。」



        ≪≪≪訪問看護回数急増≫≫≫



2015年5月23日から、院長が週2回訪れるようになり、2人合わせて週3回
訪問看護
になった。


訪問院長はいよいよ最終段階を迎えたと認識して、訪問看護回数を増やし
始めたようだが、回数を増やした理由について一切説明なし


2015年5月26日、体調絶好調で、楽になる。タニタ体重計の体重と体水分
率図にもはっきりと現れている。

 




           [2015-05-26 体重、体水分率図]

 





          [2015-05-26 体重、体水分率測定表]


2015年4月1日メインテート4月6日シベノールそれぞれ半減した
 が、体重は45kg台から少しづつ増え始めた4月22日エリキュースを
 含めて3薬すべての服用を止め
ても47kg台からさらに増え続けた
。》


2015年5月8日腹水を全部抜き取った後も体重は増け続けて50kg台

 に至った。5月23日フェントステープを貼ったところ、体重は急減を始め

 44kg台で落ち着いた。》


2015年5月13日朝に両目が真っ赤に充血するのと機を同じくして、体水
 分率は50%から急上昇し始めて80%を超えた
5月23日フェントス

 テープを貼ったところ、急減し始め50%あたりで落ち着いた。》


フェントステープを貼ったことで、体水分率は普段の50%くらいまで戻っ
た。同時に体重も劇的に減り本来の体重に戻った




【2015年5月27日 訪問医診療レポート】

フェントステープは貼っています。魔法の薬ですね。」


「お風呂から立ち上がれず這って出たこともありましたが、すっかり元気
 になった
ので、全部片付けました。」


          ーーーーーーーーーー
 

2015年5月27日になって、訪問医から市販の栄養飲料エンシュアの摂取を
勧められたが、専門的、医学的な養生、処置、注意喚起等の療養指導は

なかった


【2015年5月27日 17:00 主治医カルテ】

「フエントス(テープ)始めてから調子良い
 かなり調子良さそう、多弁傾向あり」

「往診Drにてフェントス導入していただいた
 腹満強いが疼痛コントロールは良好に」

今後は在宅中心へ、当院通院も若干困難
 何かあれば当院でサポ―卜とし在宅で加療いただく
 次回眼科後に婦人科も受診を


《何かあれば当院でサポート、と書いているのに死後の解剖は頑なに拒絶
 した。》


          ーーーーーーーーーー


2015年5月27日主治医の最後の診察。あまりいい雰囲気ではなかった。
次回の診察は、できるだけ先に延ばして7月8日で折り合う。ただし主治医
からは4週間後の6月24日に電話で体調を報告するよう求められたが、

その前の6月22日に母は亡くなった


2015年5月30日、訪問医院長から、オプソ(麻薬)の処方を受ける。


【2015年5月30日 訪問医院長診療レポート】

「今日はあんまり調子が良くないですね。苦しい。感激的な薬の効き目が
 ない
ですね。」

「張り薬の量は眠気が強くなり生活に支障をきたす可能性がありますので
 増やしません。レスキューの薬(オプソ)を処方しますので、症状が辛
 い時に服用してみてください。」



        ≪≪≪体調急速に悪化≫≫≫



【2015年6月1日 訪問医院長診療レポート】

「お腹の張りは強くありませんし足の浮腫も改善してきています。腹痛は
 オプソを服用して誤魔化しましょう」


【2015年6月3日 訪問医診療レポート】

「オプソはあまり効果がなかったので、お腹全体の痛みが強くなっている
 ので、フェントス自体を増量することにしましょう。」


          ーーーーーーーーーー


2015年6月3日、訪問医院長から、フェントステープを2mgに増量する処方
を受ける。


2015年6月4日フェントステープ増量の効果はほとんど無く、食欲も無くなる


2015年6月5日呼吸器科の医師の診察を受ける。これが病院での最後の

診察となる。


《診察後、私が病院前の薬局に薬を取りに行っている間、辛いからと母は
 待合室の長椅子で横になって待っていた
。普段はそんな行儀の悪いこと
 を絶対に人前でする人ではない。》


2015年6月6日体調最悪。強い吐き気を感じる。


【2015年6月6日 別の訪問医診療レポート】

「だいぶつらいです。お腹が張って苦しいです。食事は全然です。水も入
 っていきません。」


          ーーーーーーーーーー


2015年6月7日自力で入った最後の風呂。


【2015年6月8日 訪問医院長診療レポート】

お腹が苦しいです。左の脇腹が痛いです。
 吐き気止めを飲むとほとんど入っていかないみたいで2,3日食べていま
 せん。」


          ーーーーーーーーーー


2015年6月9日、自力で立っていることもできなくなった。自力で最後のシ
ャワーを浴びる。紙オムツを使い始める。


この先はもう急坂を転げ落ちるように衰弱が進んでいき、私もわけも分か
らず、ただもう日々の対応にてんてこ舞いするだけとなり、落ち着いて何
も考えることができなくなってしまった。


【2015年6月10日 訪問医診療レポート】

「力が入らないです。後ろから抱え上げないと起き上がれません。(フェ
 ントス)テープを2mgにしてから食事が摂れなくなっています
。」


「食事も水分もほとんど取れなくなってきています。」



       ≪≪≪今月一杯もたない≫≫≫



2015年6月10日訪問医から母が『今月一杯もたない』と告げられたが、
これまた衝撃が大きすぎてただただ呆然と聞いていただけだった。


【2015年6月11日 訪問医院長診療レポート】

「今日は比較的調子がよろしいようなので良かったです。食事に関しては
 ゼリーが食べられているので今後も続けて行きましょう。」


          ーーーーーーーーーー


2015年6月11日からは、週4回の訪問看護になった。
もはや自発的な意志のない、ただの生き物のようになってしまった。


2015年6月12日よく幻影を見るようになる。


【2015年6月13日 訪問医院長診療レポート】

「体調は回復していますね。食事も摂れていますので安心しました。」


【2015年6月15日 訪問医院長診療レポート】

「週2回程度排便があれば心配ないと思います。血圧は安定していますね。
 食事も食べられているので安心しました。」

 

 

         病院の闇(4)

 


        ≪≪≪訪問介護受け始める≫≫≫



2015年6月13日訪問看護と訪問入浴を受け始める


2015年6月15日に介護認定員が来宅して、介護認定を受け『要介護3』
(1~5)と認定された。

 

 




           [2015-06-15要介護3]

 

2015年4月16日『要支援1(1~2)から僅か二月で要介護3(1~5)』へと

4段階も悪化した。もちろん腹水全量抜きと内臓損傷が原因と考えられる。


2015年6月16日ネットで腹水を検索して、腹水には体を維持するのに必須
アミノ酸等の大事な栄養分が大量に含まれていて、血管やリンパ管を通
して体中を循環しており、決して無駄な排水のようなものではないことを
初めて知った



【2015年6月17日 訪問医診療レポート】

要町病院の腹水治療に関しては、現段階では侵襲が大きいのでお勧めし
 ません



「入院加療は、家で過ごしたいというご本人の意向にも反することになっ
 てしまいます。」


「現在はとてもよい状態でコントロール出来ていますので、ベッド上で安
 静に過ごすようにしてください。」


          ーーーーーーーーーー


主治医とは違って、訪問医は腹水抜きを勧めないと、至極まともなこと
 をいっている
腹水穿刺を繰り返すという主治医の考え方は理解不能
 一体全体、何を考えていたのか。》


『腹水全量抜きに伴う重篤化』について、主治医は完全スルーを貫き
問医(および院長)と元師長も事実上スルーした



主治医と元師長は、腹水抜きの当事者だから、スルーした理由も容易に

想像がつく


訪問医(および院長)の場合は『患者斡旋の依存関係に伴う忖度』から、
へたに動けば厄介なことになると考えて事なかれ主義に徹し波風立て
ずに流れに任せて
傍観を決め込んだ
のであろう。


【2015年6月18日 訪問医院長診療レポート】

お腹の張りが強いので足の浮腫も少し悪化しています。痛みのコントロ
 ールは出来ていますのでこのまま様子を見させてください。身の置き所
 がなくて辛そうですね。」


「ゆっくりと休めなくなるようでしたら張り薬を増量しましょう。」


          ーーーーーーーーーー


2015年6月18日訪問医院長から要町病院のKM-CART法で腹水を抜く

ことについて、『今そんなことしたら死んでしまうよ』と言われる。


《つまり、主治医が考えている腹水穿刺の繰り返しは、確実に死に至らし
 める
ものであるということ。主治医は腹水穿刺繰り返しの危険性につい
 て、十分に認識できていない
のではないか。腹水穿刺について主治医は
 再教育を受けるべきである
。》


2015年6月19日、2度目でかつ最後の訪問入浴を受ける。日中眠り続ける。


2015年6月20日、痰を大量に出す。苦しがるのでオプソを飲ませる。


【2015年6月20日 別の訪問医診療レポート】

「一昨日辺りから仰向けで寝るようになりました。この方が熟睡できるよ
 うです。仰向けで寝るようになってから楽になっているようです。食事
 はゼリーやメイバランス、エンシュアなどを組み合わせながらです。」


          ーーーーーーーーーー


2015年6月20日10時、最後の訪問医の診察を受ける。

 



   ≪≪≪卵巣がんⅢ期で死亡→解剖依頼≫≫≫



2015年6月に入って、日々急速に体力を消耗していき、寝たきりの状態が
続いたが、とうとう2015年6月22日朝自宅で帰らぬ人となった余命は主
治医が宣告した3カ月ではなく、たったの1カ月
であった。


腹部は”b”の字のようにへそから下が極端に膨らんだ異様な姿であった。


ClassⅢの卵巣がんによる死と考えるにはあまりに突発的で急激な衰弱
のしかたで、どう考えても不自然で不可解な病状悪化であった。


何かあったら元師長に連絡するようにと、母から日頃言われていたので、
すぐに近所に住む元師長に診てもらい、解剖を主治医にお願いする旨

伝えた。このあと訪問医院長に連絡した。


訪問医院長は死亡診断書を書くにあたり、病名は何ですかと聞いてきた
いくらなんでも1年半も訪問看護をしていて、病名は何ですかはないでし
ょう
。自ら卵巣がん』と書くことに『ためらいと後ろめたさ』を感じ、
少しでも責任を回避したかったのか。


医師は、病名も分からないのに死亡診断書を書けるのか。あるいは病名を
遺族から聞いて、そのまま死亡診断書に書いていいのか



つづいて産婦人科の主治医に連絡したが、席を外しているとのことで、折
り返しの電話をお願いした。


主治医からの電話を受け、かねてから母が主治医と約束していた剖検をお
願いした。


母は早い段階から『今後の医学の進歩に役立ててほしい』と考え、死後
の剖検を主治医に頼み、主治医も快諾していた



主治医は元師長から既に母の死を知らされていて、解剖依頼への対応策

を元師長と事前に話し合っていたようだ

 



        ≪≪≪主治医が解剖を拒絶≫≫≫



私の解剖依頼に、主治医は躊躇なく

『こちらで解剖するための手続きは煩雑で、ものすごく大変ですよ。』


『車の手配もありますし。』


『診察の際に話には出ましたが、正式に約束したわけではありません。』


『医学的には既に診断がついていることなのです。』


『いまさら解剖しても得られるものは何もありません。』


『解剖することに、何の興味も関心もないし、意味もないことです。』

正気か、苦し紛れの言い逃れか。》


と冷淡に言い放ち、いくらお願いしても、取りつく島もない、極めて消極
的かつ否定的な返答しか得られず
やむなく解剖を断念させられた


《この病院での解剖手続きが、いかに煩雑で大変か知らないが、そんなも
 の必要な書類を整えればいいだけのこと。主治医はそんなことも分から
 ないのだろうか。まったくお役所体質丸出しの病院。》


《車の手配は葬儀社に頼めばいいこと。》


話題になったということは、母の解剖希望を当然知っていた百歩ゆず
 って
仮に正式な約束がなくても、解剖することになんの障害もない。》


腹水を検査しただけで、手術も解剖もしていないのに、既に診断はつい
 ていると断言できるのか
卵巣がんが死因ではない』かもしれない
 に。》


《主治医には、なにか『特殊な未知の能力』が備わっているのか、はたま
 た、ただの・・・。》


主治医は2013/6/11のカルテICに

 卵巣がんと診断が確定した訳ではない。手術で摘出したものを病理組
  織診断することで診断となる。』


 と書いている。何言ってるんだろ。》


《母も私も死因の特定が目的ではなく純粋に今後の『医学の進歩に役立
 ててもらう』
目的で、解剖してほしいとお願いしただけなのに、主治医
 はなにを勘違いしたのか。心に何か『やましいもの』でもあったのか》


医学の進歩のためとはいえ、解剖すれば不都合な真実』例えば内臓

 損傷などが出てきてしまうと恐れ、頑なに解剖を拒絶したのか。主治医の
 真意は不可解千万。というか
実は明々白々。只々ヤバイゾというだけ

 のことだろう。》


解剖しても得られるものが何もないのなら、病院ではなぜ手間ひまかけ
 て解剖を行っているのか
主治医は医学教育を受け直したら。》


《とにかく体を張ってでも、『解剖を絶対阻止』するんだという主治医の

 必死の意気込みだけは、十二分に感じ取ることができた。》


腹水抜き前の『ジキル博士』が、腹水抜き後に『ハイド氏』に変身した
 のではないかと思わせるような、主治医の言動には強い不信感を持った。》


母は生前事あるごとに、

『今後の医療の進歩に少しでも役立ててもらうため、主治医に解剖しても
 らう約束をしてあるから、亡くなったら直ぐに主治医に連絡して解剖し
 てもらってね。』



と、それこそちょっと語弊がある言い方ではあるが医学へのささやかな
貢献と考え、人生最後の楽しみのように語っていた
が、主治医の不誠実な
対応で希望を断たれてしまった。何ということだ。



    ≪≪≪解剖拒否した主治医カルテ≫≫≫



この時点で腹水抜きが死因との認識が私にはまったくなく、母の遺言通り
医学の進歩のためとだけ考えていたので、これ以上強く押すことができな
かった



【2015年6月22日 8:58 外来 医事課 カルテ】

ご家族より。今朝、お亡くなりになられたとのこと
 本人と○○先生(主治医)の間で亡くなった際は病理解剖をするといった

 話はなかったでしょうか ?
 Dr主治医 対応


【2015年6月22日 9:26 主治医カルテ】

「6/21夜間より呼吸苦増悪され永眠
 2015/6/22自宅にて永眠されたと連絡あり
 往診Drにて死亡確認していただけたとのこと」


死因は病死で明らか、遺族の方と相談し病理解剖は実施せずとした


          ーーーーーーーーーー


《6/21夜間より呼吸苦増悪というのは、元師長には自宅で説明したが、主
 治医には電話で、ただひたすら解剖のお願いをしただけで、呼吸苦憎悪
 などとは話していない。》


《電話では最初から解剖する、しないのせめぎ合いの中で、呼吸苦憎悪に
 など話が及ばない。主治医は元師長から知らされたことを、私が話した
 と勘違いして書いたのであろう。語るに落ちたか。》


《相談によっては、解剖することもありということか。私は執拗に懇願し
 たけど。》


なんの予告もなく突然余命3カ月と宣告しておきながら、死因は病死

 で明らかで解剖せずとは、どういうことか。》

 

 


      ≪≪≪卵巣がんが死因なのか≫≫≫



既に診断はついていると強調しておきながら、訪問医と同様の『後ろめた
さ』
からか、カルテの最後には単に『病死』とのみ書き、『卵巣がん』と
は書いてない



解剖を必要としないほど、はっきりと診断がついていてカルテには単
に『病死』とだけ書いて、『病名』は書かないものか



遺族の願いを断固『拒絶して』を、『相談して』に変えるとは。循環器科
の医師もそうだけど、何でも『相談して』に置き換えるのが、この病院の
流儀か


《悪い冗談。》


亡くなるまでに行った検査で、診断に利用できるようなものは、腹水抜き
後の病理組織診断報告書だけであるが、これで医学的に診断が確定

したのか。はたして名医なのか、迷医か、はたまた・・・。


【病院のホームページ】には、

『死亡した患者の解剖をできる限り行って、治療内容の検証を行い

 以後の治療に役立てていきたいが、現実には遺族が遺体を傷つけ

 られることに抵抗を感じて、なかなか実施率を上げられない。』

と記されている。


遺族である私は解剖を懇願したのに、いまさら解剖しても得られる

ものは何もありませんと、主治医に拒絶された


病院のホームページの記載によれば、病院側もできる限り解剖したい

 と考えている遺族が解剖を懇願しているのに、主治医が解剖を拒絶

 したことを、病院はどう考えるのか主治医の判断に問題はないのか。》

 

 


      ≪≪≪研修医の過労自殺≫≫≫



2015年7月4日になって、訪問医院長が焼香に来宅1年半に渡って月2回
(約36回ほど)訪問看護を続けたアルバイトの女性訪問医は結局焼香に現
れず


訪問医院長はその場で、

『早く忘れたほうがいいですよ。』

と妙なことを言った


《一体どういうこと。》

《なんで早く忘れる必要があるの。》

《忘れられるわけがない。》


『《早く忘れて、みんな無かったことに。》』

という意図だったのか

《それは無理な注文。》



2015年7月12日腹水抜きを施行した『研修医が過労自殺。もちろんそ
の時点では公表されなかったので、知る由もなかったが、2年後の2017年

8月10日東京新聞等で『労災認定』の報道があり、研修医の自殺の事実

『病状』を知った。


報道では病院名、研修医名共に『なぜか伏せて』あったが、日本産科婦人
科学会雑誌の会員入退会告知ページ
で、研修医の『死亡退会日と過労

自殺した日が一致』することを確認。


【2017年8月10日 東京新聞朝刊】

独立行政法人国立病院機構が運営する東京都内の病院に勤務していた
 三十代半ばだった産婦人科の男性研修医が二年前に自殺したのは、長時
 間労働で精神疾患を発症したのが原因だとして、品川労働基準監督署
(東京)が労災認定していたことが分かった。遺族の弁護士が九日、記者
 会見して明らかにした。認定は七月三十一日付。」


「弁護士によると、男性は二〇一〇年四月に医師免許を取得し、一三年四
 月から、この病院の産婦人科に勤務
一五年四月以降抑うつ状態や

 睡眠不足、注意力の減退などの症状が見られるようになり、精神疾患

 発症同年七月十二日に都内で自殺した。」


「遺族側代理人の弁護士は会見で「病院は男性が長時間労働に従事して
 いたことを認識していたにもかかわらず、十分なサポート体制を取って
 いなかった」と批判。背景に深刻な産婦人科医不足があるとも指摘した。
 病院側は「会見内容を把握しておらず、答えられない」としている。」


【2017年8月9日 BuzzFeedNEWS】

病院の寮の自室はものが散乱した状況だった。冷蔵庫には何も入ってい
 なかった
公共料金の支払いも滞っていた『亡くなる直前の5月、6月
 には道交法違反(信号無視)』
を起こしているという。」


5月には研修医が腹水を全量抜き、6月には母が死亡している。》



      ≪≪≪病院に事故調査依頼≫≫≫



母が亡くなってからの一月余、死因と思い込まされていた『卵巣がん

ついて、頭では分かっていたつもりでも、気持ちの上ではなにか釈然と

せず、違和感を感じていた


5月末までは日常生活をそれほど問題なく送っていたのに、なぜあれほど
急激に体調を崩して亡くなってしまったのか。


日々ぼんやりとあれこれ想いをめぐらしていたが、7月25日になってやっ
と、死因は『卵巣がん』ではなく、『腹水の全量抜き』とするのが、合理
的で辻褄が合うと考えるに至った。



2015年9月28日、病院の医事課員に私がまとめた『病気の経過』を渡して、
調査を依頼。


医事課員は、現在全国病院長会議で、病院の上層部が北海道に出張中なの
で、帰京しだい事故調査委員会を立ち上げて調査すると返答した。


2015年12月15日待てと暮らせど一向に連絡が来ないので電話をしたが
居留守を使い、雲隠れして出ず
。翌日まで何度も電話をして、やっと夕方に

電話を受けた。


私の問い掛けに、

『主治医に問い合わせたところ、治療は適切に行われており、何ら問題は
 無かったということだったので、事故調査委員会は自らの判断で立ち上
 げなかった。』


と返答。


主治医に問い合わせただけで、事故調査は必要ないと最終判断するとは、
 なんといういい加減さ
。》


《ならばなぜすぐにその旨連絡してこないのか2月半もほっておいた理
 由が理解不能
。しかも催促しても、居留守を使って電話にもなかなか出
 ようとしなかった。》


事故調査委員会を立ち上げるといった重大な事項を、一介の医事課員

 が独断で取りやめることができるのか。できるとしたら、実にデタラメで、
 チャランポランな組織ということ
。》


公務員崩れの規律の乱れた組織では、こんなことは日常茶飯事か。》


さらに私が質問を続けようとしても、こちらの話も聞こうとしないで

何やら一方的に大声で喋りまくったあげく、話が終わってもいないのに

『失礼しま~す』と言って一方的に電話を切ってしまった


調査結果を文書で報告するようメールで催促しても、なしのつぶてでうや
むやにされた。


公務員崩れの愚劣な人間の専横が許されるようなこの病院は、まったく

もって組織の体をなしていない


この病院は医師も事務員も、どこまでいい加減な組織なのかと憤慨

つつ、こんな病院を相手にしていても埒が明かないとあきらめ、警察に相談

することにした


2016年1月7日、病院の所管警察署に告訴状を提出したが、解剖をして

いないとの理由で告訴状は受理されなかった


主治医が断固として解剖を拒否しようとした理由が理解できた。刑事

 被告人になるのを恐れたわけか。なんと狡猾な主治医。》


ただ、警察の計らいと力添えで、産婦人科医長と主治医に会って、

説明を聞くことになった

 

 


      ≪≪≪病院(医長)の公式見解≫≫≫



2016年1月21日に、母の治療内容について、産婦人科の医長と主治医から
説明を受けたので内容を紹介する

その場で医長は、


『余命3カ月宣告は、卵巣がんがかなり進行していたから。過去の診察か
 ら総合的に診断した。腹水抜きは関係ない。』



『余命1年、半年を飛ばしての突然の3カ月宣告ではない。2年前の初診時
 からがんはかなり進行していて、余命という表現こそ使わなかったが、
 がんの進行状況を随時説明していた。』



《主治医のカルテでは、初診時からClassⅢのままで、余命3カ月というほ
 どに、がんがかなり進行していたとは一言も書かれてない
。》


《そもそも、なんで『いきなり余命3カ月』になるのか。ヤバイことになったら、

 この病院独自のやり方で、いきない余命3カ月で逃げようとするのか。》


『実際には余命1カ月しかなかったのは、正確に時期を予測することはで
 きないから。』



『2015年4月28日の腫瘍マーカー、血液検査から判断したのではなく、過
 去の診察内容から総合的に判断して、相当程度がんが進行していた。』



腫瘍マーカーや血液検査結果をスルーして総合的に判断とは、なんと
『御都合主義の判断』であることか。》


具体的かつ説得力のある説明をしないで総合的に判断したなどという
『曖昧で抽象的』な表現をするのは『ゴマカシ論法』の典型。》


《そもそも具体的に説明できような、裏付けとなる根拠を欠いているから、
 曖昧な表現に終始する
のだろう。嘆かわしく、愚かしい医長。》


『腹水抜きは、血液検査や点滴と同じでリスクはなく、家族へのリスク説明

 や同意書も必要としない処置です。』


『点滴するのに、いちいち家族に説明して同意書をとりますか。』


『大量の腹水抜きに際し、事前に患者に説明する必要のあるリスク事項は
 無い。点滴と同じレベルである。』



腹水抜きにリスクはないので、リスクの説明はしていない腹水抜きは
 よく行われる処置で、特殊なものではない
。』



だから家族への説明も同意書も省いて腹水を抜いたということらしい。》


『腹水はあちこちに分散して存在しているので、全部を抜き取ることなど
 できません。』


《卓見か、ただの詭弁か。》


『腹水抜きは正常に処置されており、何も問題はなかった。』


『急激に衰弱が進み、全身衰弱死したのは、腹水抜きとは関係なく、末期
 がんの症状である。』



『特異な死因でない通常死では解剖は一般にしない今回の事例でも解剖
 の必要はなかった
。』



『腹水抜きによる衰弱が死因であるということは、解剖からは判断できな
 い。』



医長は偏差値の高い私大の出なのに、この程度の認識しかない。》


医長と医長が統率する産婦人科医局全体の再教育の要なきや。》


精神疾患を発症した研修医が、腹水を全量抜いて廃棄研修医はまもな
 く過労自殺
。それでも腹水抜きに何も問題はなかったと言い張るのか。》

 

素人相手なら適当で曖昧な説明でも、ごまかせると考えているのか。》

 



        ≪≪≪主治医の説明≫≫≫



以上が医長の説明で、主治医は他に、


循環器科の処方薬メインテート、シベノール、エリキュースすべての服用

 中止は、母がお腹が辛いというので止めさせた。』


『緊急に腹水を抜いたのは、腹部が大きくなって苦しそうだったので応じ
 た。』



循環器科の処方薬を2015年4月22日に止めた後、5月4日頃には、かなり
 楽になっていた。急ぐ必要はなかったのではないか。》


『腹水抜きを決めて、連休明けに入院と急いだのは、母が是非にというの
 で応じた。前々から腹水抜きのプラス面の効用は説明していた。』



母に医学的な知識などなく、かりに是非にと言われたからと言って、は
 いそうですか、ではないはず
マイナス面についても十分に納得のいく
 説明が必要なはず
そうすれば、母は断念したはず。》


《前々から腹水抜きのプラス面の効用を説いていたのは、主治医ではなく
 元師長ではないか
主治医はどちらかと言えば、しぶしぶその流れに乗
 せられたのではないか
。とは言っても、最終決定をした責任者が主治医で

 あることに変わりはない。》


『腹水を抜いたのに腹部が更に膨らんだのは、腹水は抜いてもすぐに

 溜まるもので、いたちごっこになる。』


だったら抜いたことに何の意味もなく、いたちごっこを繰り返して、

 急速に寿命を縮めるだけの、極めつけの超愚策ではないか。》

 

 

腹水を抜いた次の日には、もうお腹が膨らんできた腹水抜きは一体

 何だったのか次の日にはお腹が膨らんできたのは、内臓損傷が原因

 ではないか。》



『腹水を全部抜いてしまったと母に言った覚えはない。』


2015-05-13の訪問医の診療レポートに全部抜いてしまったと記録されて
 いる。》


『腹水を抜く前に家族に説明しなかった点については申し訳なかったと思
 っています。』


と説明した。


以上が『病院(産婦人科医長、主治医)の公式見解』である。


最後に医長が、説明に納得がいかないのならカルテを入手して、自身で内
容を確認してみてはどうですか、と勧めたので
2016年2月9日入手した。


以上が母の卵巣がん診察から、死に至るまでの『大まかな流れ』である。




病院とのやり取りはここまで

 

 


          ≪≪≪総括≫≫≫



一言でいえば、ひとえに『病院の選択を誤った』ことが誤算のはじまり


元師長の説明と信頼から母はこの病院で最高の医療を受けていると

信じ込んでいたため、病院を変えるという選択肢はなかった


『愚鈍で無責任な循環器科医師』と、『無謀で不誠実な産婦人科主治医』
とのめぐり合わせの悪さ元師長による腹水治療方針への介入を許した

主治医の無定見


循環器科医師は脳梗塞になると脅して、抗凝固薬等を処方しておきながら
その後まともな診察もしないで訪問医にすべて『丸投げ』するという、

無責任極まりない対応をした。


循環器科医師に体調不良を訴え、訪問医から処方の減薬を指示されたと話
しても、自身の処方の現状維持を求めるような、状況変化に的確に対応で
きない『ボンクラ医師』
にめぐり合った不運。


抜いた腹水はすべて廃棄するという、この病院方式の腹水抜きはすべき

でなかった。腹水は一度抜いても、すぐに溜まって、また抜くという繰り返し

になり、体力を急速に奪って死期を早めてしまう。


2015年4月22日に循環器の処方薬をすべて止めた後、5月4日頃には、体調

もかなり良くなっていたので、慌てずじっくりと様子見をしていれば、腹水

抜きの必要はなくなっていたはず。


さらに言えば循環器の処方薬も、脳梗塞の脅しに屈せず服用しなければ破
局を迎えることはなかった。循環器の医師は診察を訪問医に丸投げするく
らいいい加減
だから、止めてもよかった。というより止めるべきだった。


循環器の医師が、ホルター心電図の結果が『要観察』であったことを、
に知らせなかった
ため、判断しずらかった面はある。医師としての説明責
任と告知義務に反した無責任医師



病院では保険診療点数稼ぎのノルマがあるのか。ノルマ達成のために、無
駄な検査や不要な処方を繰り返すのか。


だとすればノルマの犠牲になって、利用されるだけの無知な患者は哀れで
ある。不要な処方で新たな病気になって、悲しい結末になることもある。


もはや職員でもない産婦人科の元師長が治療方針に介入し、主治医自身

がリスクを危惧していた腹水抜きに話を進めてしまった。


主治医は、腹水量が少ない(最終的に1700ml)と分かっていながら、初日
に1000ml抜いた
後、『エコー装置で確認もせず』翌日も1000mlに抜く

という『杜撰で無謀な目標』を立てて、研修医に実施させたため腹水全量

流出となったうえに、内臓を損傷させてしまったことで、体調が著しく悪化

した


さらに腹水抜きを実施したのが精神疾患を発症していた研修医という、
悪の取り合わせになったことが、母の死を早めることになった



腹水抜きをするなら、要町病院のKM-CART法のように抜き取った腹水を

濾過、濃縮して点滴で戻す方法をとるべきであった。


治療過程で重大な問題が起きると、病院は偽りの説明で隠蔽を図るので、
真相にたどり着くのは簡単でない。


私自身に意欲、根気、時間があり、参照できる記録類も多数残されていた
ので、どうにか真相に迫ることができたが、容易なことではなかった。


病院から紹介される訪問クリニックは、『患者斡旋の依存関係』から、
院の治療内容に対してたとえ疑問を抱いても
『病院への忖度』もあって
必ずしも有効な助言をしてくれるとは限らない


大病院だからと言って、決して安心できるものではない。大病院には医師、
研修医も数多く
個々に見ればそれこそピンキリで、キリに当たることも
当然念頭に置く必要がある



大病院は多くの研修医の実地訓練の場にもなっているので、熟練医師に

よるしっかりした指導、監督がないと思わぬ結果を招くこともある


病院の管理体制がしっかりしていないと、元師長のような部外者によって
治療方針が歪められたり、医師、研修医の健康管理がおろそかになって、
想定外の問題を生じることもある



精神疾患を発症していた研修医に、大事な医療措置をまかせる病院

の管理体制には大いに問題がある。


研修医等の職員の健康管理もまともにできないような病院が、患者の

健康管理に万全を期すことができるのか


最後に呼吸器科や放射線科では、しっかりとした説明に基づき診察、

治療を受けることができたことに感謝する。



かなり長くなりましたが拙文を読んでいただいた方に、多少なりとも

参考になるような情報を提供できたのであれば、まとめ甲斐があった

というものです。

 



      ≪≪≪病院の医療関係者≫≫≫




【都内総合病院産婦人科医師(主治医)】

出身私大とは別の偏差値の高い私大の附属病院で研修を終え、2013年4月
にこの病院に赴任
翌5月に母を診察
し、ClassⅢの卵巣がんと診断2015
年6月22日に母が亡くなるまでの2年余、主治医として診察を続けた



主治医の診察はすごくフレンドリーであったと母は話していた。病院の廊
下で母を見かけると、背後から母の両肩を抱えて驚かせ
、親しく言葉を交
わしたことが少なくとも2回あり、内1回は私も見ている。


主治医は研修医時代、当時まだ現役だった元師長に(たいへん)お世話に
なったと母に話している。


こうした関係から元師長は、主治医に母の腹水抜きを要請しやすかったよ
うだ。


主治医を偏差値の高い私大の出身と思い込まされていたことで、若いけど

優秀な医者であると母は話していた


2017年8月10日研修医の労災認定が報道されると主治医はその月

のうちに研修を受けた大学病院の産科に移動栄転


同時に一時的だったかも知れないが、労働基準監督署の指導を受けてなの
か、産婦人科所属の医師が大幅に入れ替わり、1名を除く他全員が偏差値
の高い私大出身者となり、なぜか研修医は0名となった。


研修医の過労自殺報道を受けての急な移動と推察される。


大学病院の直轄病院なので、自在に医師を移動させることができるようだ。



【同病院産婦人科後期研修医(研修医)】

地方の国立大学を出て、九州の民間病院で初期研修を終えてから、こちら
の病院に移り2013年4月から後期研修中であった。


精神疾患を発症して、抑うつ状態で注意力が減退した状態で、母の腹水を
抜く処置を行ったが、注意不足から全量を抜いて廃棄
した。この際、内臓

に損傷を与えた可能性も否定できない

 

 

2015年5月、6月と二月続けて、道交法違反(信号無視)している。


母の死の20日後の2015年7月12日、職場に姿を現さず失踪、同日午後

都内で自殺。2年後の2017年7月31日に労災認定された。

《2017/8/10 東京新聞朝刊記事》



【同病院循環器科医師】

循環器科で、医長に次ぐナンバー2で、50歳台の都内私大出身の医師

若い医師や研修医を指導する立場にあるベテラン医師であるはずなのに

・・・。



       ≪≪≪病院外の医療関係者≫≫≫



【同病院産婦人科元看護師長(元師長)】


産婦人科の看護師長さらに都内の同系列の大病院の看護部長を務めて
(定年)退職


母が腹水抜きの処置を受けた時は、元師長はこの病院の元職員の位置づけ
であった。


母とは元師長の先々代からの付き合いで、元師長の2人の子供には永年ピ
アノを教えていたので
、実に4世代にわたる長い付き合いとなる。


こと医療に関しては、母は元師長に全幅の信頼を置いていた。持病の肺病
のこともあって、体の具合が良くない時は、しばしば相談にのってもらって

いた。


元師長がまだ現役のころ母に、

『うちの先生方は、みな(偏差値の高い)私大(の附属病院)から来てい
るんですよ。』


と話していたので、母は額面通り受け取って自分を診てくれる医師は主
治医を含め、みな優秀な(偏差値の高い私大出の)先生たちばかりだと

思っていた


だからと思うが、待合室で母が、


『私は今ここで最高の医療を受けていると思うの。ここでダメだったら、
 もう諦めるしかないわね。』



と私に話したことがある。


こうした信頼感から、病院の診療内容に疑問を持つこともなく、素直に

医師の指示に従い、判断を任せきっていた



訪問看護クリニック院長(訪問医院長)】


都内中堅病院の循環器内科に勤務した後、訪問看護クリニックを開院


母は当初、区役所で紹介された別の訪問クリニックを利用するつもりでい
たが
病院の相談室でこちらのクリニックを積極的に勧められたので、訪
問看護をお願いすることにした



病院とは元受け下請けの関係でもあり、病院の処置内容に疑問を持っても、
病院に不利になるようなことには口をつぐもうとしていた



2014年初頭に母の訪問看護をスタート。母が腹水を抜くまでは、アルバイ
ト医師が月2回診察に訪れ
ていたが、腹水を抜いたあと容体が日増しに悪
くなると、アルバイト医師と代わる代わる、院長が頻繁に診察に訪れるよ
うになった



このクリニックの基本費用は、後期高齢者医療保険の1割負担で月1万円
(税別)だったので、月2回、1回当たり20分程度の訪問診療で、10万円の診
療報酬を得ていたことになる。はたしてこれだけの費用に見合うだけの診
療サービスを受けていたのか。特に腹水抜き後の医療処置、助言、指導に

ついて。



訪問看護クリニック医師(訪問医)】


ほかの病院を産休中に、週1回水曜日午前だけアルバイト勤務する女性の
内科医師
2014年初頭から1年半の間、月に2回母の訪問診察を続けた

 

 

        病院の闇(5)

 


          ≪≪≪参照記録≫≫≫



電子カルテ


全600ページ余のうち、眼科検査結果200ページ余を除いた正味400ページ
余が産婦人科を中心にした診療記録。各種検査結果と看護師記入分も含む


循環器内科医師と眼科研修医の間の通信文や、産婦人科主治医と研修医に
よる腹水抜きの過程が、看護師の記述も含め、時間を追って克明に記録さ
れている。


ただ、日時に逆行する形で連続して出力されているので、記録を追いかけ
るのに余計な労力を要した。

 



【訪問医の診療レポート】


原則月2回の訪問看護のたびに母の健康状態について聞き取った内容と、
指導したことが書かれている
。私が母から聞いていなかった事実もあり、

貴重な情報源となった。

 



【母の電子メール】


元来、母は筆まめでよく手紙を書いていたが、電子メールを覚えてからは、
大勢のメル友と盛んにメール交換を始めた。


子供の時からの友人とは、交換日記でもやり取りするように頻繁にメール
交換していた。メール魔かと思うほど、毎日長時間メール書きを行ってい
キー操作も、かなり速かった


おかげで大量のメールが残されており卵巣がんになってからは病気関係
の記述も多く
『ほぼリアルタイムの記録』となるので信頼性も高い

 



【母の日記】


20年以上にわたって毎日のように簡易日記を付けていた。当然、自身の健
康に関する記述もあり、母の闘病記録をまとめるにあたって、有益な情報
を得ることができた。

 



【母の病気メモ】


母が闘病中に体調の変化を、自分で随時メモに書き残したもの。

 

 

詳しくはオンラインストレージDropbox「闘病記」フォルダ内pdfファイルを御覧ください。

 

https://www.dropbox.com/sh/1kr7ag1629iw1m7/AADiUCYwN7we9fmo3vYoXS-Ka?dl=0