東京医療センターの重大医療事故(1)~(11)始
≪≪≪母の医療事故の大まかな経過≫≫≫
母は、亡くなる30年以上前から国立東京第二病院、現在の独立行政法人国立病院機構 東京医療センター呼吸器科に通院して、肺病の後遺症の診察と処方を受けていた。
2013年6月に頻尿で東京医療センター産婦人科にて診察を受けたところ、主治医が『卵巣癌の疑い』でclassⅢと診断した。
手術も検討したが肺機能に問題があり、予後に不安が残るということで断念した。
その後は主治医が、2015年5月に腹水穿刺するまでの2年間、定期的に診察しながら経過観察を続けた。
2014年4月から5月にかけて、知人に紹介されたマイクロ波による温熱療法を都内のクリニックで計7回受けたが、かえって体調が悪化してしまった。
苦痛を和らげようと、5月に東京医療センター放射線科での放射線治療を検討したが、副作用を懸念して一旦は断念した。
8月に入ると、いよいよ苦痛が増してきたので、2014年8月から9月にかけてごく弱い放射線照射を計5回受けた。
これが予想外の効果を発揮して、マイクロ波による温熱療法のあと悪化していた腫瘍マーカーが、放射線照射によって急速に改善した。
この頃から健康に配慮した食事療法を取り入れ、しだいに体調も良くなっていった。
2014年10月に入ると、呼吸器科医師、産婦人科主治医ともに奇跡が起きたと喜ぶほどの回復ぶりであった。
2014年11月には、主治医から、『癌(卵巣癌の疑い)が縮小しており、癌(卵巣癌の疑い)の心配がなくなってきた』とまで言われている。
2015年初頭が母の体調のピークであった。
2015年1月21日に医療センター眼科の研修医が白内障と診断し、手術を受けることになった。1月23日測定の心電図検査結果から、『心房細動の治療を受けなかったら、白内障の手術は行いません』と2月6日に告げられた。
2015年2月9日に医療センター循環器科の医師が、2月9日測定の心電図を見て、『脳梗塞の心配があり、ほって置く訳にはいかない』と診断した。
2015年2月12日に受けた『24時間ホルター心電図検査』の結果が、『要観察』であったにもかかわらず、循環器科医師は2月23日にメインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)、3月9日にはエリキュース(抗凝固薬)の心房細動治療薬
3薬を処方。脳梗塞になると脅迫され、仕方なく服用を始めた。
この処方が逆効果となり、せっかく良くなっていた体調も低下の一途をたどりだした。
2015年2月24日に右目、3月3日に左目の白内障手術を受けた。
2月23日にメインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)を飲み始めた翌日の、2月24日にはもう白内障手術をしている。眼科の研修医は、たった1日の心房細動治療薬の服薬で治療を済ませたことにした。
これでは実質的な意味のないまったくの形式的な処置に過ぎず、白内障手術の前提としていた心房細動の治療は、実際のところ必要なかった。
眼科の研修医が余計なことさえ言わなければ、循環器科医師の診察、処方を受けなくて済み、母の運命が暗転することもなかった。
2015年3月30日に循環器科医師は、中野なおクリニックの訪問医に、『24時間ホルター心電図検査』の結果も渡さないで、以後の診察と処方を『丸投げ』した。
2015年4月1日に中野なおクリニックの訪問医の診察で、脈拍
が40台に低下していたので、訪問医院長から訪問医を通して
4月1日にメインテート(降圧薬)、6日にはシベノール(抗不整脈
薬)を半減するよう電話で指示。
訪問医の指示でメインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)を半減したことを、4月13日に循環器科医師に相談したところ、訪問医による脈拍の測定が『正確に脈をカウントできていたかどうかが問題』として、元の処方に戻すよう指示されたが、循環器科医師の指示には従わなかった。
2015年4月、腹部膨満に悩む母が、向かいに住む東京医療センター産婦人科の元看護師長宅を訪れて相談したところ、腹水抜きを勧められた。
2015年4月22日と28日の両日、産婦人科主治医の診察の際に、元看護師長が腹水抜きの直談判。
4月22日の診察では、循環器科医師が処方したメインテート
(降圧薬)、シベノール(抗不整脈薬)、エリキュース(抗凝固薬)
の心房細動治療薬3薬すべての服用を止めるよう主治医が指示。
4月22日の時点では実施に消極的だった主治医であるが、元看護師長に押し切られて、4月28日に腹水穿刺を決断。
4月22日の主治医のカルテより。
『穿刺は肝臓・小腸近く、現時点での量ではリスクの方が怖
い』
2015年5月7日と8日に、主治医の指揮、指導のもと研修医が腹水抜きを実施したが、『精神疾患に伴う抑うつ状態にあって、注意力が減退していた』研修医が、監視を怠ってメインの腹水溜まりの腹水を全量流出させてしまった結果、内臓を損傷するという『重大な医療事故』を起こしてしまった。
研修医のカルテより。
『腹水700mlで流出止まつた』
『(穿刺針の)向きや深さを変えたり、シリンジ(注射器の筒)
で陰圧かけるも引けず』
2015年5月18日、主治医は退院サマリーに『卵巣癌末期』と記載したが、手術は受けておらず、卵巣癌とは診断されていない。医師の禁じ手の『カルテの虚偽記載』である。
2015年5月20日、腹水穿刺後はじめての診察で、主治医が突然『余命3ヶ月宣告』をした。研修医による内臓損傷の事実をひた隠しにして、卵巣腫瘍の悪化を装った悪質、悪辣な『でっち上げ宣告』であった。
主治医の2年間の診察で初めて受けた余命宣告が、『いきなりの余命3ヶ月宣告』(実際は余命1カ月)であった。医学的合理性に欠けた不自然な診断で、余命宣告が卵巣腫瘍ではなく、内臓損傷が原因であることを明確に示している。
研修医が、メインの腹水溜まりの腹水を全量流出させたことによる内臓損傷が直接の死因となって、2015年6月22日に母が死亡。享年81歳。さらに20日後の7月12日には研修医が後を追うように過労自殺した。
母が息を引き取ってすぐ主治医に電話。かねてより母が辻浩介主治医と約束していた死後の解剖をお願いしたところ、驚いたことに主治医からは次のような言葉が返ってきた。
『診察の際に話には出ましたが、正式に約束したわけではあ
りません。』
『医学的には既に診断がついていることなのです。』
『いまさら解剖しても得られるものは何もありません。』
『解剖することに、何の興味も関心もないし、意味もないこ
とです。』
と冷淡、冷酷に言い放ち、いくらお願いしても、取りつく島もない、問答無用の否定的な返答しか得られず、やむなく解剖を断念させられた。
主治医は以前カルテに、『卵巣癌の診断は手術で摘出したものを病理組織診断することで診断となる』と書いている。母は手術を受けていない。『卵巣癌の疑い』の段階で『病名は未確定』なのに、既に診断はついていると言って解剖を拒絶。
2015年9月28日、母の病気の経過をまとめた資料を持って東京医療センターを訪ね、医療事故として調査してほしい旨伝えた。担当の企画課員は、『事故調査委員会を立ち上げて調査する』と応えた。
2015年12月16日、東京医療センターの企画課員に、医療事故調査の進捗状況を問い合わせた。企画課員は、産婦人科の主治医が『処置内容に問題はなかった』と言ったので、そのまま調査もしないで2月半の間放置していたと応えた。
医療事故でなければ事故調査をしたが、医療過誤は認められなかったといって、さっさと連絡してくれば済むことなのに、医療過誤が現実にあったがために対応に苦慮して、ずるずると2月半もの間放置していたようだ。
企画課員が私への連絡をためらって、正当な理由もなく二月半もの間放置したことで、東京医療センターは医療事故の存在を事実上認めたことになる。
2016年1月7日、警視庁碑文谷警察署に告訴状を持参して、母の医療事故について相談したが、解剖所見がないとの理由で受理されなかった。
代替として担当医師による説明の場は設定できるとのことだったのでお願いした。
2016年1月26日、東京医療センター産婦人科の科長と主治医から、母の治療内容について以下の説明を受けた。
『腹水抜きは血液検査や点滴と同じでリスクはなく、家族へ
のリスク説明や同意書も必要としない処置である。』
『点滴するのに、いちいち家族に説明して同意書をとります
か。』
『大量の腹水抜きに際し、事前に患者に説明する必要のある
リスク事項は無く、リスクは点滴と同じレベルである。』
『腹水抜きは正常に処置されており、何も問題はなかっ
た。』
と、科長は臆面もなく世間では通用しないような身勝手な見解を披瀝した。
科長はよくもまあ、いけしゃあしゃあとデタラメな説明ができるものだ。素人相手なら簡単に騙せるとの奢った傲慢な考えが露骨に現れていた。
2016年3月4日、赤坂一ツ木法律事務所の弁護士と、東京リベルテ法律事務所の弁護士に母の医療事故ついて説明し、3月22日に医療事故調査契約を結んだ。両弁護士は『医療事故研究会』が選任した弁護士である。
2016年12月22日に両弁護士から医療事故調査報告書を受けたが、結論ありきの『でっち上げ報告書』で、頼んであった専門医の意見書も付いていなかったので、専門医による再調査を要請。
2017年6月29日、専門医の意見を両弁護士が聴取してまとめたとする報告書を受けたが、専門医ではなく両弁護士が作文しただけの、医学的合理性に欠けるピント外れの詐欺報告書であった。
2017年10月5日、碑文谷警察署に医療事故被害相談に訪れた。担当の刑事に3時間半にわたって母の医療事故内容を説明したが、刑事は初めから迷惑顔で、威圧的、否定的な態度に終始し、被害届の受理を拒否。
2018年1月12日、碑文谷警察署の刑事に新たな資料を用意したので、もう一度説明に伺いたいと電話したが、『病院を潰したいのですか』と言われ面会を拒絶。
母の医療事故をまともに扱ったら、東京医療センターが潰れてしまうと考えていたようだ。医療センターを潰したくないから、医療事故として捜査しないということか。
以上が、母の医療事故の大まかな流れである。
東京医療センター、弁護士事務所、碑文谷警察署のどこに相談しても、医療事故ではないと否定されるばかりでまったく埒が明かないので、結局自分で医療事故であることを証明するしかないと考え、ブログに私なりの調査結果をまとめた。
≪≪≪母の医療事故に関与した医療関係者≫≫≫
東京医療センター各診療科の医師ごとに、母の医療事故に結びついた重大事象について説明する。(かっこ内は現職)
■東京医療センター眼科 研修医(医師)
■東京医療センター循環器科(心臓血管外科) 医師
■東京医療センター産婦人科 主治医(慶応病院婦人科医師)
■東京医療センター産婦人科 元看護師長(退職)
■東京医療センター産婦人科 研修医(故人)
■東京医療センター産婦人科 科長
付随して訪問診療の医師による母の医療事故への対応についても説明する。
■中野なおクリニック 院長 循環器科医師
■中野なおクリニック 医師 内科医師 アルバイト勤務
院長、アルバイト医師は一体となって診察していたので一緒に説明する。
法律事務所と警察署の医療事故についての対応も補足的に説明する。
■赤坂一ツ木法律事務所 弁護士
■東京リベルテ法律事務所 弁護士
『医療事故研究会』が選任した両弁護士は協力して事故報告書をまとめたので一緒に説明する。
■警視庁碑文谷警察署 刑事
≪≪≪各ブログで説明する医療関係者ほか≫≫≫
東京医療センターの重大医療事故(1)
■東京医療センター眼科 研修医
■東京医療センター循環器科 医師
東京医療センターの重大医療事故(2)
■東京医療センター循環器科 医師
東京医療センターの重大医療事故(3)
■東京医療センター産婦人科 主治医
東京医療センターの重大医療事故(4)
■東京医療センター産婦人科 主治医
■東京医療センター産婦人科 元看護師長
東京医療センターの重大医療事故(5)
■東京医療センター産婦人科 主治医
■東京医療センター産婦人科 研修医
■東京医療センター産婦人科 主治医
東京医療センターの重大医療事故(6)
■中野なおクリニック 院長ほか
■東京医療センター産婦人科 主治医
東京医療センターの重大医療事故(7)
■中野なおクリニック 院長ほか
■東京医療センター産婦人科 主治医
東京医療センターの重大医療事故(8)
■東京医療センター産婦人科 主治医
■中野なおクリニック 院長ほか
■東京医療センター産婦人科 科長
東京医療センターの重大医療事故(9)
■東京医療センター 総括
東京医療センターの重大医療事故(10)
■赤坂一ツ木法律事務所 弁護士ほか
東京医療センターの重大医療事故(11)
■警視庁碑文谷警察署 刑事
■■■東京医療センター眼科 研修医■■■
≪≪≪眼科研修医の全診察日≫≫≫
2015年1月21日 白内障手術を2月24日に実施と決める
2015年1月23日 標準12誘導心電図検査
2015年2月 6日 心房細動の治療が白内障手術の前提と告げられる
〈2015年2月23日 メインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)
服用開始〉
2015年2月24日 右目の白内障手術
2015年3月 3日 左目の白内障手術
2015年3月 6日 以後、5月20日まで定期的に眼科検診
〈2015年3月9日 エリキュース(抗凝固薬)服用開始〉
〈2015年5月8日 腹水全量流出に伴う内臓損傷〉
2015年5月13日 両目が真赤に充血、結膜下出血と診断
≪≪≪白内障手術≫≫≫
2015年1月21日、東京医療センター眼科研修医の診察を受け白内障と診断。2月24日に白内障の手術を受けることになった。
2015年1月23日、標準12誘導心電図検査を受ける。
[2015-01-23 標準12誘導心電図]
2015年2月6日、『2015-01-23 標準12誘導心電図』を根拠に、
『心房細動の治療を受けなかったら、白内障の手術は行いま
せん。』
と研修医が告げ、循環器科の医師に診察を依頼した。
白内障手術をするにあたり、心房細動の治療が必須であると、この心電図から判断できるのか疑問である。
〈病院の闇(1)の”心房細動の兆候”で、眼科研修医の診察日を 2015年1月28日と書い
たが、2月6日に訂正する。〉
2015年2月23日、医療センター循環器科の医師が、発作性心房細動の投薬治療を始めた。
メインテート錠(降圧薬) (0.625mg) 2錠
シベノール錠 (抗不整脈薬) 100mg 2錠
分2 (朝,夕)食後
2015年2月24日、右目の白内障手術実施。
2015年3月 3日、左目の白内障手術実施。
≪≪≪心房細動の治療≫≫≫
実に不可解なことに、眼科研修医は、
『心房細動の治療を受けなかったら、白内障の手術をしませ
ん。』
と言っておきながら、2月23日に心房細動の治療薬を飲み始めた翌日、2月24日にはもう白内障の手術をしている。
心房細動の治療薬をたった1日飲んだだけで、心房細動の治療が済んで、すぐに白内障の手術ができる状態になったととでもいうのか。
たった1日の服薬で済むようなものだったら、最初から心房細動の治療など必要なかったはず。
循環器科での診察、検査、服薬などは、白内障の手術にはまったく必要ないものであった。
白内障手術をするにあたって、実質的にほとんどなんの意味もない心房細動の治療を求めている。単に形式的、事務的に処理したというだけ。
眼科研修医が要求する心房細動の治療は、東京医療センターの保険診療点数稼ぎと、診療実績を増やすことを目的に、診療科どうしが連携して無駄な診察、検査、処方を患者に強いるものであろう。
眼科研修医が白内障手術の前提として、心房細動の治療を求めなければ、医療センター循環器科で、『百害あって一利なし』の心房細動治療薬の処方など受けなくて済み、服用に伴う体調悪化を招くこともなかった。
もちろんその後の致命的な腹水穿刺に結びつくこともなかったであろうことを考えると、眼科研修医の事務的、形式的で有害、無意味な治療要求は、実に罪深いものであったといえる。この要求が母の苦痛に満ちた悲劇の始まりとなった。
眼科研修医には、この事実をよく胸に刻んでおいてほしい。
■■■東京医療センター循環器科 医師■■■
東京医科大学卒の50歳代の医師。
医局内の若手医師を指導する立場?のはずだが、実際のところは???。
≪≪≪循環器科医師の全診察日≫≫≫
2015年2月 9日 標準12誘導心電図で、放置すると脳梗塞になると診断
2015年2月12日 24時間ホルター心電図検査
2015年2月23日 本人と相談し抗凝固も含め投薬開始する
メインテート(降圧薬)、シベノール(抗不整脈薬)処方
〈2015年2月24日に右目、3月3日に左目の白内障手術〉
2015年3月 9日 虚血性脳血管障害は回避したいとの御希望?で
エリキュース(抗凝固薬)追加処方
この時点で診察、処方の訪問医への丸投げを決めた
2015年3月30日 無責任にも以後の診察、処方すべてを訪問医に丸投げ
訪問医への情報提供書は3月9日に作成済み
2015年4月13日 体調不良で相談するも処方変更なし。最後の診察。
≪≪≪脳梗塞の恐れ≫≫≫
2015年2月6日に、医療センター眼科の研修医から、
『心房細動の治療を受けなかったら、白内障の手術をしませ
ん。』
と言われ、しかたなく循環器科医師の診察を受けさせられた。
【2015年2月9日 他科依頼票 眼科研修医→循環器科医師】
白内障手術前の方です。術前検査で心電図異常(心房粗動と側壁心筋梗塞疑い)を指摘されております。
2013年の心電図でも側壁心筋梗塞疑いは指摘されていたようで現在胸部症状もありませんが、心電図異常について御高診頂けませんでしょうか。
[2015-02-09 他科依頼票 中村奈津子研修医→坂本宗久医師]
2015年2月9日に標準12誘導心電図をとり、医療センター循環器科の医師の診察を受けた。
[2015-02-09 標準12誘導心電図]
【2015年2月9日 13:12 循環器科 医師カルテ】
ECG(心電図)異常:AF(心房細動)
127/75 P82
Ⅲ音なし no murmur
[2015-02-09 循環器科 医師カルテ]
循環器科医師は、2015-02-09 標準12誘導心電図を見て、
『ほって置く訳にはいかない。脳梗塞になる。』
と脅した。同時に、
『血をサラサラにする薬(エリキュース、抗凝固薬)は他の病
気に悪い』
と循環器科医師は話している。
(2015/2/19 母のメールより)
脳梗塞になると脅された母は、
『もうそのままでいい』
と言ったのに、
『脳梗塞の心配があり、ほって置く訳には行かない』
と言って、心房細動治療薬の服用を強要された。
(2015/3/24 母のメールより)
【2015年2月9日 他科依頼返信 循環器科医師→眼科研修医】
本日再検したECG(心電図)は洞調律であったため発作性心房細動と思われます。心エコー・ホルター心電図など精査いたします。
[2015-02-09 他科依頼返信 医師→研修医]
『2015-02-09標準12誘導心電図』を見ただけで、『脳梗塞になると断言』できるのか。
眼科の研修医から心房細動の診療依頼を受けた時点で既に、循環器科医師は心房細動と決めつけて、脳梗塞になると脅し短絡的、事務的に薬を処方することを決めたようだ。『結論ありきの恣意的な診断』である。
脳梗塞になると脅せば、母が服薬を受け入れざるをえまいと考えたうえでの診断であった。
≪≪≪24時間ホルター心電図検査≫≫≫
2015年2月12日、24時間ホルター心電図装置装着。
2015年2月13日、24時間ホルター心電図装置返却。
【2015年2月19日 母のメール】
「白内障の前検査で今度は心臓が引っかかってしまい、24時間ホルター付
けに行ったり次の日に取り外し、やエコーなど・・・。」
「『ほって置く訳には行かない由、脳梗塞になるって』、それも困るけど、
『血をサラサラにする薬(エリキュース、抗凝固薬)は他の病気に悪い!』
と・・・。」
「最終結果は23日に。24日は予定の(白内障)手術日。」
[2015-02-19 母のメール]
【2015年2月22日 判読レポート】
基本調律
□洞調律 ■心房細動 □心房粗動 □心室調律
□ペースメーカリズム □その他
心拍数 平均: 91拍/分 最大:158拍/分
最小: 62拍/分
心室性期外収縮
□なし ■散発 □頻発
□単源性 ■多源性
■連発 最大:2連発
心室頻拍:■なし
上室性期外収縮:■なし
上室頻拍:■なし
房室ブロック:■なし
洞房ブロック:■なし
ポーズ:■なし
ST変化:■なし
【2015年2月22日 判読コメント】
終日心房細動
心拍数は最小、平均、最大、62、91、158/分
夜間は60~80/分、日中は80~120/分で推移しやや頻脈傾向です。
PVC:246拍/日、多源性、最大2連発(単源性)。
自覚症状の記載はありません。ポーズの出現なし。
□正常範囲 ■要観察 □要定期観察 □要精査 □要治療 □要再検査
以上6種類の内の「要観察」と記載
【2015年2月22日 検査レポート(生理検査)】
[超音波所見]
*検査時Af(心房細動)(HR:100~120台)
LV wall motion: LV systolic function正常。
明らかなasynergy(-)
Wall thickness: W.N.L.
Chamber size: LA dilatation( 51×38mm )
明らかな血栓認めません。
Valves: atherosclerosis of Aov
mild MR, TR( max PG:37mmHg )
IVC拡張無く、呼吸性変動も保たれています。
一〉推定PA圧: 42mmHg
TMF: 一相性
IVC: hot dilated
[2015-02-22 24時間ホルター心電図判読レポート]
[2015-02-22 超音波所見]
≪≪≪循環器科医師、心房細動治療薬を処方≫≫≫
【2015年2月23日 11:08 循環器科 医師カルテ】
「BP(L)126/80 P72 reg」
「ホルター実施時は終日AF(心房細動)。」
『本人と相談し抗凝固も含め投薬開始する』
(抗凝固のみ眼科手術終了後から。)
明日眼科手術→手術には支障ないと思われる。
メインテート錠(降圧薬) (0.625mg) 2錠
シベノール錠 (抗不整脈薬) 100mg 2錠
分2 (朝,夕)食後 02-23から14日分
[2015-02-23 循環器科 医師カルテ]
2015年2月23日、循環器科医師からメインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)の服用を指示された。
『24時間ホルター心電図検査』の『判読コメント』では、『要観察』となっており、『要治療』ではない。要観察であるにもかかわらず、なぜメインテート(降圧薬)とシベノール(抗不整脈薬)の服用を指示したのか。さらに3月9日からはエリキュース(抗凝固薬)も服用予定。
『本人と相談し抗凝固も含め投薬開始する』とあるが、相談ではなく脅しであった。母が『もうそのままでいい』と言ってるのに、脳梗塞になると脅迫して服用を強要。
2015年2月9日の循環器科医師のカルテに記載された『血圧は127/75』、2月23日の『血圧は126/80』で、ともに文句なしの正常値である。メインテート(降圧薬)を処方する必要性など、まったく認められないことは素人でも分かる。坂本宗久医師はなにを考えているのか。思考停止状態なのか、愚鈍なのか、ヤブ医者なのか、はたまたただのバカなのか。
東京医療センターではこの程度の医者でも、循環器科医師として勤まるようだ。お粗末な病院である。
『24時間ホルター心電図検査』結果の『要観察』を母に説明していないし、もちろん検査結果のコピーも渡していない。せっかくの『24時間ホルター心電図検査』の結果について、医師としての説明責任を果たしておらず、告知義務にも違反していたことは明白である。
検査結果が要観察であったと知っていたら、循環器科医師の指示する心房細動の薬など服用しなかったであろう。
循環器科医師が、2015年2月9日に『2015-02-09標準12誘導心電図』を見て、『ほっておいたら脳梗塞になる』と脅した診断を、2015年2月22日の『24時間ホルター心電図検査』の『判読レポート』は本当に裏付けているといえるのか。脳梗塞になるというのは、『口から出た出まかせ』のたぐいだろう。
『24時間ホルター心電図検査』を行う以前に、『2015-02-09標準12誘導心電図』を基に、『ほっておいたら脳梗塞になる』と脅した手前、医師のつまらぬメンツもあってか前言をひるがえすことができずに、強引に最初の診断を押し通したか。
循環器科医師は『24時間ホルター心電図検査』で、『要観察』となっていることを説明しないで、『ほっておいたら脳梗塞になる』と、脅迫に近い形で処方薬の服用を強要している。こんなデタラメな診断が許されていいのか。
眼科の研修医から診療依頼を受けた時点で、ほとんど短絡的、事務的、形式的に心房細動の治療を行うと決めてかかっていたようだ。
もう少し検査結果をよく検討して、冷静沈着に判断をすべきである。ダテで持ってる医師免許じゃないだろうに。
なんとも不運なことに循環器科医師の診察、処方を受けたことが、母の究極の不幸の始まりとなってしまった。
【2015年2月23日 14:40 循環器科 医師カルテ】
[眼科御担当医殿御侍史]
「発作性心房細動のため貴科(眼科)より御依頼いただいた患者です。」
「発作性心房細動に対して投薬治療を開始しておりますが念のため抗凝固
療法のみ貴科(眼科)治療終了後から開始予定としております。」
「入院中は可能であれば心電図モニター管理を御願い申し上げます。」
[2015-02-23 循環器科 医師カルテ]
2015年2月24日右目の白内障手術。
2015年3月 3日左目の白内障手術。
東京医療センターの重大医療事故(2)につづく