東京医療センターの重大医療事故 ★問題点整理★(3)
≪≪≪産婦人科科長の説明≫≫≫
2016年1月21日に、母の治療内容について、東京医療センター産婦人科の科長と主治医から以下の説明を受けた。
この時点で、メインの腹水溜まりの腹水が全量流出したことは認識していたが、残念なことに内臓損傷については気づいていなかったので聞かなかった。もちろん不誠実な科長や主治医が進んで説明することもなかった。
≪余命3カ月宣告は、卵巣癌がかなり進行していたから。
過去の診察から総合的に診断した。腹水抜きは関係ない。≫
≪余命1年、半年を飛ばしての突然の3カ月宣告ではない。
2年前の初診時から癌はかなり進行していて、余命という表現こそ使わなかったが、
癌の進行状況を随時説明していた。≫
母のケースは『卵巣癌の疑い』であって、卵巣癌と最終診断されたわけではないのに、科長は『卵巣癌であると虚偽の説明』をしている。根拠不明の欺瞞に満ちた対応である。
主治医のカルテでは、初診時からの2年間classⅢのままで、余命3カ月というほどに、『卵巣癌の疑い』が悪化していたとは一言も書かれてない。
2014年10月22日には、主治医が母に『奇跡が起きた』というほどに良くなっていた。
亡くなる半年ほど前の2014年11月26日の主治医のカルテには、
≪腫瘍一部壊死を疑うエコー像あり≫
≪診察上は腫瘍は縮小≫
と書いてある。つまり、『卵巣癌の疑い』は悪化どころか、逆に良くなっているということである。
『2年前の初診時から癌はかなり進行していた』とは、呆れた言い分である。その場の思いつきで事実に反するいい加減なことなど言ってないで、しっかりと主治医の診察経過を確認してから話しなさい。
具体的な根拠も挙げずに、総合的に診断とは負い目のある、ずる賢い人間が『言い逃れ』の際によく使う言葉であることをご存じか、科長。
なぜ『卵巣癌の疑い』で受けた初めての余命宣告が『いきなりの余命3カ月』になるのか。医学的合理性を欠いた説明である。科長は気の毒なことに医学的合理性に基づく思考ができないようだ。
≪実際には余命1カ月しかなかったのは、正確に時期を予測することはできないから≫
≪2015年4月28日の腫瘍マーカー、血液検査から判断したのではなく、過去の診察
内容から総合的に判断して、相当程度がんが進行していた。≫
直近に測定した腫瘍マーカーや血液検査結果といった、医学的判断の根拠となる検査データを無視して、過去の診察内容から総合的に判断とは、実に身勝手で恣意的な判断で、決して医学的、科学的な根拠に基づく判断ではない。産婦人科の科長という自身の置かれた立場をよく考えて、無責任で根拠のない説明は止めなさい。
主治医の過去2年間の診察カルテからは、相当程度癌が進行していたという記述は見いだせない。科長は『バカの一つ覚え』で総合的などと言ってないで、カルテに基づいて医学的な根拠を明確にした丁寧な説明をしなさい。
具体的で説得力のある根拠、事実に基づいた説明をしないで、『総合的に判断』したなどという『曖昧で抽象的』な表現は、愚かで未熟な人間がよく使う『ゴマカシ論法』の典型である。
≪腹水抜きは、血液検査や点滴と同じでリスクはなく、家族へのリスク説明や同意書
も必要としない処置です。≫
≪点滴するのに、いちいち家族に説明して同意書をとりますか?≫
≪大量の腹水抜きに際し、事前に患者に説明する必要のあるリスク事項は無い。点滴
と同じレベルである。≫
≪腹水抜きにリスクはないので、リスクの説明はしていない。腹水抜きはよく行われ
る処置で、特殊なものではない。≫
科長が腹水抜きについて、看護師レベル以下の知識、認識しか持ち合わせていないとは意外だ。これでは世間一般の嘲笑の的となって、慶応大学医学部卒の経歴に傷がつくだけだ。
『腹水抜きは、血液検査や点滴と同じでリスクはない』とは驚くような奇説、珍説のバカげた説明である。
2015年4月22日に主治医はカルテに、
≪穿刺は肝臓・小腸近く、現時点での量ではリスクの方が恐い≫
とはっきり書いている。つまり腹水抜きはリスクがあるということである。
『腹水抜きは家族へのリスク説明や同意書を必要としない処置である』と科長は『大見えを切った』が、これは『世紀の大嘘』である。科長には遺族に対して誠実、真摯に説明、説得しようとする姿勢が感じられない。責任ある立場の人間の言うセリフではない。
『大量の腹水抜きに際し、事前に患者に説明する必要のあるリスク事項はない』と科長は言っているが、母の1700mlは大量の腹水ではなく、内臓損傷の恐れのある極めてリスクの高い腹水量である。当然、患者、家族に事前にリスク事項の説明をすべきであった。
『腹水抜きは、血液検査や点滴と同じ』とは、科長『アンタ正気かい』と言いたいね。これが東京医療センター産婦人科科長の言葉とは驚きである。こんな病院には恐ろしくてかかれない。
『腹水抜きはよく行われる処置』とあるが、それは腹水量にもよるだろう。母のように1700mlしかない腹水を抜くことは通常ありえない。ごまかしてけむに巻こうとする姿勢がアリアリで、誠意のかけらもないむなしい言葉のかずかず。
科長の説明を受けて分かったのは、東京医療センター産婦人科では腹水は溜まったら抜けば良い。腹水を抜いても体力が落ちて、体調が悪化することはないのでリスク説明は必要ない。患者の腹水が溜まって腹部膨満感を訴えたら、気にしないでどんどん抜けという方針を取っているということだ。
≪腹水抜きは正常に処置されており、何も問題はなかった。≫
≪急激に衰弱が進み、全身衰弱死したのは、腹水抜きとは関係なく、末期癌の症状
である。≫
急激に衰弱が進み、全身衰弱死する程の『末期癌』であったというなら、科長よ、根拠となるカルテのデータを示しなさい。『事実のすり替え』を図った首謀者が誰かは知らないが、科長と主治医は腹水抜きに伴う『内臓損傷』を、都合よく『卵巣癌末期にすり替え』ている。実に悪意と欺瞞に満ちた説明態度である。
≪特異な死因でない通常死では解剖は一般にしない。今回の事例でも解剖の必要は
なかった。≫
≪腹水抜きによる衰弱が死因であるということは、解剖からは判断できない。≫
腹水穿刺前の4月28日に、主治医が『腫瘍マーカー値も血液検査結果も問題ない』と言っていたのに、5月8日の腹水穿刺後に急激に体調が悪化、衰弱して6月22日に死亡したのがなぜ通常死になるのか。思考回路が正常に機能していないようだ。死因に疑問を持たない、というより持ちたくない、持ったら大変なことになるというだけだろう。
腹水抜きに伴い内臓を損傷しているのだから、解剖すれば内臓損傷は一目瞭然である。主治医にとって『不都合すぎる真実』が白日の下に晒されることになり、東京医療センターの評価は地に落ち、刑事被告人になる可能性も考えると、恐ろしくてとても解剖なんかできなかったということである。主治医は臆病で卑劣きわまりない卑怯者である。
精神疾患を発症してうつ状態にあった研修医が、メインの腹水溜まりの腹水を全量流出させてしまったことで、内臓を損傷。主治医から厳しく𠮟責されたであろう研修医は、耐えられなくなってまもなく過労自殺。それでも腹水穿刺に何も問題はなかったと言い張る気か。
≪≪≪主治医の説明≫≫≫
≪循環器科の処方薬メインテート(降圧薬)、シベノール(抗不整脈薬)、
エリキュース(抗凝固薬)すべての服用中止は、母がお腹が辛いというので止め
させた。≫
≪緊急に腹水を抜いたのは、腹部が大きくなって苦しそうだったので応じた。≫
腹水量(1700ml)が少ないと分かっていながら、腹水を抜いている。2L以下の腹水を抜いても、腹部膨満感の改善は見込めないばかりか、腹水を抜くことで体力を消耗して、死期を早めるだけだから、あえて腹水を抜く意味を見いだせない。実に不可解な処置である。主治医はとんでもなく未熟な医師未満のヤブ医者だ。
≪腹水抜きを決めて、連休明けに入院と急いだのは、母が是非にというので応じた。
前々から腹水抜きのプラス面の効用は説明していた。≫
以前から相談していた産婦人科元看護師長から、腹水抜きは安全でお腹が楽になる処置であると、母は『たぶらかされ』ていたようだ。
母とは4世代にわたる長い付き合いになる、向かいに住む元看護師長による『たぶらかし』は、『人倫にもとる』許し難い行為である。恐ろしい『死神』、『疫病神』に取りつかれたようだ。
まともな医師であれば、腹水抜きのリスクをしっかりと説明して思いとどまらせるものだ。
少ない腹水量での腹水抜きにメリットなど何もないはず。リスク説明もしないで、腹水を抜けば楽になるとプラス面の効用ばかり説明したのであれば、完璧に医師失格である。
主治医は、腹水を抜くと体力が低下して、全身状態が悪化し、死期を早めることになるという、基本的な事柄を理解していなかった。実質的に医師にあらざる人物による医療行為であったも同然である。
腹水を抜いたあと患者の体調がどうなるかも認識することなく、腹水穿刺をするなど到底まともな医療行為とは言えない、愚挙、暴挙である。
主治医は、母と研修医を死に追いやった『死神』、『疫病神』といえよう。
≪腹水を抜いたのに腹部が更に膨らんだのは、腹水は抜いてもすぐに溜まるもので、
いたちごっこになる。≫
だったら抜いたことに何の意味もなく、いたちごっこを繰り返して、急速に寿命を縮めるだけの、極めつけの超愚策ではないか。治療に名を借りた無謀、不適切な処置で『未必の故意』による腹水穿刺であった。
『腹水は抜いてもすぐに溜まり、いたちごっこになる』というのは、内臓損傷の事実を覆い隠すためのきわめて悪質な詭弁である。虚偽の説明をして、ごまかそうとする態度は、医師にあるまじき振る舞いで、医師の倫理規範に反する到底容認できない卑劣な態度である。
≪腹水を全部抜いてしまったと母に言った覚えはない。≫
主治医は嘘をつくことになんの抵抗も感じないようだ。医師である前に、一人の人間としての信用、信頼性に大きな疑問符がつく。
≪腹水を抜く前に家族に説明しなかった点については申し訳なかったと思っています≫
今さらそんなこと言われても、死者は蘇らない。東京医療センターでは腹水抜きに際して、事前に患者、家族にメリット、デメリット両面についての説明をして同意書を取らないようだ。東京医療センターは、同意書等の処置前手続きを取らないで、勝手に処置をするとんでもなくいい加減でデタラメな病院である。
≪≪≪弁護士に医療事故調査依頼≫≫≫
東京医療センターに医療事故被害を訴えても、医療事故の存在を認めようとしないので、弁護士に相談して法的措置をとることを考えた。
2016年2月8日、区役所の無料法律相談で、母の医療事故被害について相談した。
無料法律相談の受付で非正規雇用の係員から、医療事故でしたらこんなのもありますよと言って、『医療事故研究会』のパンフレットを渡された。
2016年2月23日、『医療事故研究会』の受付の当番弁護士に電話で相談内容を伝えた。
2016年3月4日、『医療事故研究会』が選任した赤坂一ツ木法律事務所の弁護士と東京リベルテ法律事務所の弁護士に母の医療事故の経過をまとめた資料を渡して相談した。
2016年3月21日、両弁護士と医療事故調査契約を結んだ。
≪≪≪医療事故調査報告書≫≫≫
2016年12月22日、契約から9カ月後に『医療事故調査報告書』の説明を受けた。
報告書の内容を一言でいうと、中途半端な医学知識しかない素人の作文でしかなく、専門医の意見書を付けるよう念を押しておいたのに付いていなかった。
両弁護士ともに専門的な助言、協力を受けられる医師との繋がりがなく、訴訟に持ち込むにしても、専門医の協力が得られそうにないので、最初から医療事故ではなかったとの前提で報告書をまとめている。
≪≪≪医療事故の再調査を要請≫≫≫
2016年12月22日に説明を受けた『医療事故調査報告書』は、医学知識が乏しい弁護士が医学書を見ながらまとめた、まったくの的外れの報告書で、専門医の意見書も付けられていなかったので、専門医の意見書を付けた報告書を再度出すよう要請した。
2017年6月29日、専門医から聴取した意見をもとに、両弁護士がまとめたと称する『医療事故調査報告書』の説明を受けた。
報告書は両弁護士が医師を装って作文した稚拙な内容で、予想していたとはいえ、まったくの期待外れの落胆、鬱憤ものであった。
専門医であれば具体的な事象、根拠をあげ、治療主体と治療内容の事実関係を明確にして、客観的な視点から治療の適否を判断するものであるが、両弁護士がまとめた報告書は、具体的な根拠を示さず、治療主体が誰であるかも曖昧で漠然とした感想文調の説明で、一読して医学の素人による作文であると判断できるしろものであった。
≪≪≪医療事故研究会≫≫≫
初回の『医療事故調査報告書』の作成に9カ月かかり、さらに専門医の意見を基にまとめたと称する2度目の報告書にも6カ月を要し、都合1年3カ月もの時間を費やして、少なからぬ調査費用をかけたのに、時間と費用にまったく見合わない、詐欺同然の報告書を掴まされた。
両弁護士は、呆れるばかりの『イカサマ弁護士』である。両者による『医療事故調査報告書』はなんの足しにもならない駄文で、内容には愕然とさせられた。
『医療事故研究会』を信頼して依頼した『医療事故調査』の結果が、悪質な詐欺まがいの報告書でしかなかったのは、第一義的には両弁護士の自覚、見識、能力の問題であることは確かだが、両弁護士を選任、紹介した『医療事故研究会』にも一定の責任があると考える。
赤坂一ツ木法律事務所の弁護士は、1988年の『医療事故研究会』発足当初からのいわば設立メンバーで、しかも『医療事故研究会』の事務局長を2009年から2014年までの5年間務めている。設立メンバーでかつ、医療事故調査を依頼した2016年まじかの5年間事務局長を務めていた人物による、詐欺まがいのデタラメな医療事故調査報告書を見れば、他の『医療事故研究会』メンバーについても、後は推して知るべしとなろう。
『医療事故研究会』は、当該分野の医療に関する専門知識を持ち合わせているかどうかも不明確な弁護士を、調査依頼案件に順繰りに割り振っているだけではないだろうか。だとしたら、当然『医療事故研究会』の利用は見合わせるのが無難であろう。
≪≪≪碑文谷警察署に医療事故被害相談≫≫≫
弁護士がダメなら、もう一度警察に相談するしかないと考え、新たな資料を加えた医療事故説明書類を作成。
2017年10月5日午前9時過ぎに、新たに用意した母の医療事故の証拠書類で医療事故の被害相談をすべく、前回2016年1月7日に相談した碑文谷警察署の担当刑事に電話したところ、定年退職したとのことで代わりに別の刑事が担当として電話に出た。
担当刑事は、はなから迷惑そうな様子、態度で、会って話を聞こうともしなかったが、私もここで引いたら終わりと思い、40分ほどかけて粘り強く説得してなんとか面会の約束を取り付けた。
指定された10月5日午后1時に碑文谷警察署に伺った。案内された部屋は、署員の事務室に付設された取調室のような少し圧迫感のあるこじんまりした部屋であった。
部屋に入るなり、まだ立ったままの状態で担当刑事は開口一番、
≪死んでしまった人間を、今さらどうしようと言うんですか。≫
と大声で聞いてきたので、
自殺した研修医を指揮、指導した主治医がいるでしょうと答えると、
≪主治医をどうしたいというんですか。≫
と聞いてきたので、医師免許(業務)停止があるでしょうと答えた。
担当刑事が研修医は死んだという前提で聞いてきたのは、警察として研修医の自殺を把握していたということになる。
さらに、『今さらどうしようと言うんですか』という言葉は、研修医が医療事故を起こしたという前提で、死んでしまった研修医に今さらどんな処罰を望んでいるのかということであろう。
つまり担当刑事は、自殺した研修医が医療事故を起こしたと認めたことになる。ごっつぁんです。
≪≪≪弁護士の報告書に突然激高≫≫≫
弁護士から受け取った『医療事故調査報告書』のコピーを担当刑事に渡したところ、担当刑事はテーブルに置いた報告書のコピーを、平手で力一杯バンバン叩きつけながら、大声を張り上げて、
≪あなたの弁護士がこう言っているんじゃないか。≫
≪そんなに弁護士の言うことが気に入らないなら、≫
≪自分で弁護士の勉強をして、弁護士になって、≫
≪自分で調査したらいいじゃないか。≫
と、がなり立てた。
私が弁護士の報告書は医療事故を否定した、結論ありきの詐欺報告書であると話したのが、よほど癇に障ったらしく、担当刑事は突然烈火のごとく怒りだした。決して感情爆発するようなシチュエーションではなかったのに、突然の噴火大爆発であった。
部屋の扉は開け放たれていたので、担当刑事の上司と思しき人物が何事が起きたのかと、こちらの様子を見に入口までやって来て覗き込んだ。
担当刑事の感情が大爆発したということは、医療事故の存在を警察として認識していたということである。医療事故の存在を警察が認識していなかったのなら、担当刑事の感情が大爆発することもない。『あ、そー』と軽く受け流しておけば済むことである。ごっつぁんです。
医療事故の被害相談に訪れただけなのに、まるで被疑者取り調べでもしているかのような、威圧的で居丈高な態度には正直閉口した。なに勘違いしてるんだ、このバカ。驕るな。
担当刑事による一連の言動は、警察権力を笠に着たパワハラそのもので、相手が被害相談に訪れた一都民であることを考えると、著しく常軌を逸したあからさまな強迫行為であった。
≪≪≪専門医10人の証言が必要≫≫≫
担当刑事にどう説明しても納得を得られない、というより納得する気など、はなから毛頭ないと分かったので、どうしたら被害届を受け取ってもらえるのか試しに尋ねてみたところ、
≪相談者である私がまず、確かに医療事故であると、裁判で証言してもらえそうな
専門医10人を探しだす。≫
≪次に10人の専門医の元に私自身が出向いて個々に面談し、間違いなく裁判で証言
してもらえるか確認する。電話ではだめ、面談が条件。≫
≪10人の専門医の確約が取れた後に、担当刑事がもう一度、医師一人一人に直接
面談して再確認する。≫
と『和尚』は得意満面に『空念仏』を唱えた。
ひどく現実離れした『バカのたわ言』のようなことを、よくもまあいけしゃあしゃあと話せるものだと関心させられた。何様になったつもりなんだ。私は真剣に医療事故被害の相談をしているのに、担当刑事はまるで『言葉遊び』でもするかのように、ばかばかしいことを、屁でもするように平然としゃべっている。実に扱いにくい刑事である。要するにかなりの『つむじ曲がり』。
これ以上相談を続けても展望が得られそうにないので、引き上げることにした。
碑文谷警察署を出たのは午后5時10分前だった。午後1時から正味3時間半の長丁場であったが、残念ながら被害届を出すという所期の目的を達することはできなかった。
ただ担当刑事が実質的に医療事故の存在を認める言辞で応対してくれたことは、想定外の得難い副産物であった。ごっつぁんです。
≪≪≪碑文谷警察署に電話で相談≫≫≫
2018年1月12日、碑文谷警察署の担当刑事に電話で、腹水抜きの経験豊富な要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐医師の記事を入手したので、医療事故被害相談にもう一度伺いたいと話した。
担当刑事は予想した通り、10人の専門医が揃ったのかと聞くので、並みの10人の専門医など遠く及ばないような、実績豊富な医師の記事で説明したいと話したが、ネット記事など信頼できないと言い、あくまで10人という『専門医の頭数を揃える』ことにこだわる硬直した姿勢を崩さなかった。
≪≪≪病院を潰したいのですか≫≫≫
前回2017年10月5日と異なり、今回はどう説得しようにも、頑として動こうとしない。私の執拗な食い下がりに業を煮やしたのか、
≪金が目的ですか。≫
≪病院を潰したいのですか。≫
と、怒鳴り返してきた。
担当刑事は、明らかに東京医療センターで医療事故があったという前提に立って話をしている。実に正直な刑事であるが、正直なだけではだめで、誠実さが伴っていることが重要である。
担当刑事の言葉からは、身を挺してでも東京医療センターを守るんだという気迫だけは十分に感じ取ることができた。なぜそうまでして、東京医療センターの防波堤になろうとするのかが理解できない。裏に何かあるのか。
精神疾患を発症して、うつ状態にあった研修医による、あまりに初歩的で稚拙な医療過誤が表沙汰になれば、東京医療センターの存続にかかわる重大な問題につながりかねないと、担当刑事は真剣に考えていたようだ。
≪≪≪碑文谷警察署は医療事故を把握していた≫≫≫
2017年10月5日に碑文谷警察署に被害届を出した際の、
≪死んでしまった人間を、今さらどうしようと言うんですか。≫
という担当刑事の言葉。
さらに弁護士の『医療事故調査報告書』は詐欺報告書だと言ったら、
≪あなたの弁護士がこう言っているんじゃないか。≫
≪そんなに弁護士の言うことが気に入らないなら、≫
≪自分で弁護士の勉強をして、弁護士になって、≫
≪自分で調査したらいいじゃないか。≫
とがなり立てた。なにがなんでも医療事故の存在を認めないという気迫の籠った迫真の感情大爆発であった。
2018年1月12日にもう一度被害相談に伺いたいと電話した時の、
≪金が目的ですか。≫
≪病院を潰したいのですか。≫
と怒鳴り返した担当刑事の言葉。
担当刑事はかなり荒っぽくてちょっと扱いにくいが、根は正直とみえて率直に思いの丈を吐き出してくれるので、突っ込みどころの多い言辞を得ることができた。ごっつぁんです。
研修医の自殺捜査で、碑文谷警察署は精神疾患を患っていた研修医が、母の医療事故に深く関わっていたことを知り、事の重大さを認識していたが、当事者である研修医が自殺してしまったので、指揮、指導した主治医の責任も含め、医療事故の存在そのものをうやむやにして捜査を終えたようだ。『これにて一件落着のお手軽捜査』であった。
医療事故の事実を把握しながら、捜査に着手しなかったのであれば、その態様は職務怠慢、放棄以外のなにものでもなく、看過できるものではない。
病院が潰れるかもしれないと担当刑事が真剣に心配する程の医療事故の存在を知りながら、警察が握りつぶして捜査しなかったのは、都民に対する重大な背信行為ではないか。
個人の被害者の存在には目をつむり、加害者である東京医療センターのような大病院が起こした医療事故には、見て見ぬふりをする大甘な警察の対応には疑問を禁じえない。
担当刑事の言動から、碑文谷警察署は東京医療センターと癒着、結託して医療事故の隠蔽を図ったと推察できる。碑文谷警察署は医療事故を隠蔽することに、一体どんなメリットがあるのか。まさか捜査しなくて済んで楽ができるなどといった馬鹿げた理由ではないだろう。
これが警察の医療事故捜査の実態と知り、残念かつ無念で深い落胆の思いを禁じ得なかった。
碑文谷警察署は東京医療センターの番犬役を担っているのか。ワン。
詳しくはオンラインストレージDropboxの「闘病記」フォルダ内pdfファイルを御覧ください。
https://www.dropbox.com/sh/1kr7ag1629iw1m7/AADiUCYwN7we9fmo3vYoXS-Ka?dl=0
東京医療センターの重大医療事故 ★問題点整理★ 完